天井内給水管の一部引き換え / 埼玉県幸手市
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今回のポイント
- ご相談内容
- 天井内の給水管について、一部の引き換えをご希望でした。
- 原因
- 鋼管が内側から腐食して管厚が失われ、複数箇所に穴が開いて漏水していました。
- 対応
- 漏水部へ補修バンドを取り付けて応急で止めたうえで、腐食した区間を撤去し、塩ビ管と継手で引き換えました。
天井の内側を走る給水管は、漏れはじめても下に落ちてくるまで気づけません。鋼管は内側から錆びていくため、外から見えるようになったときには穴が開く寸前です。今回は埼玉県幸手市で、腐食して漏水していた天井内の給水管を一部引き換えた事例です。
ご相談内容
埼玉県幸手市のお客さまより、天井内を走る給水管についてご相談をいただきました。腐食した部分を引き換えてほしいとのご要望です。
現地で確認したこと
天井の内側、コンクリートの梁に沿って給水管が横引きされていました。材質は鋼管です。表面の亜鉛めっきはほとんど失われ、所々が茶色く膨らんでいます。
膨らんだ部分をよく見ると、めっきが剥がれた中心に小さな穴が開き、そこから水がにじみ出ていました。別の箇所では管の下側がえぐれるように欠損し、同じく水が滴っています。分岐している部分も、継手のまわりがオレンジ色に錆びて膨らんでいました。保温材は水を含んで崩れ、黄色い繊維が垂れ下がっています。
鋼管は内側から減っていく
給水の鋼管は、内側を流れる水で少しずつ腐食が進みます。錆びた鉄は体積が増えるため、管の内側にはコブのような塊ができ、断面が狭くなって水の出が悪くなります。同時に管の厚みは失われていきます。
外から見て錆が浮いてきた時点では、内側の減りはそれ以上に進んでいます。一か所を塞いでも、同じ時期に入れた管全体が同じだけ薄くなっているため、しばらくすると別の場所から漏れはじめます。これが「直しても次から次に漏れる」と言われる理由です。
実際の作業内容
まず漏水していた箇所に補修バンドを取り付け、ゴムスリーブで管を締め付けて水を止めました。引き換え作業の間も建物の給水を止めずに済ませるための応急処置です。
そのうえで、腐食していた区間の鋼管を切断して撤去しました。切断面を見ると、管の内側には錆のコブが厚く付着し、本来の断面がかなり狭くなっていました。
撤去した区間は、塩ビ管と継手で引き換えています。既存の鋼管との接合には専用の継手を使い、分岐の部分もあわせて作り直しました。接合部を締め込んだあと、保温材を巻いて仕上げています。
作業後の確認
通水して、各所の蛇口から正常に水が出ること、新しくした区間と既存管との接合部から漏れがないこと、引き換えなかった区間にも新たなにじみが出ていないことを確認しました。作業時間は1日です。
古い鋼管の建物で起きること
給水に鋼管が使われている建物では、ある時期を境に漏水のご相談が立て続けに入るようになります。配管が同じ時期に施工されている以上、傷み方も揃うためです。
次のような変化が出ていたら、配管の寿命が近づいているサインです。
- 蛇口から出る水の勢いが以前より弱くなった
- 朝いちばんに出る水が赤茶色をしている
- 天井や壁に、原因のわからないしみが出てきた
- 使っていないのに水道メーターがわずかに回る
応急処置でどこまで持つか
漏水部に取り付ける補修バンドは、ゴムのスリーブで管を締め付けて水を止める部材です。その場で確実に止まるため、引き換え工事までの時間を確保する手段としては有効です。
ただし、止めているのは穴が開いた一点だけで、管そのものが薄くなっている事実は変わりません。バンドの締め付けで隣が割れることもあります。応急処置はあくまで時間稼ぎとお考えください。
どこまでを引き換えるか
全区間をまとめて引き換えれば確実ですが、建物の規模によっては断水の範囲も費用も大きくなります。今回のように、腐食が進んだ区間に絞って引き換え、残りは点検しながら計画的に進める方法もあります。現地の状態と建物の使われ方を踏まえてご提案します。
同じようなご相談をお考えの方へ
配管の傷みは、表に出てきたときにはすでに内部で進んでいることがほとんどです。一か所を直しても、同じ時期に施工された周囲の配管が同じだけ年数を重ねています。現地を見たうえで、どこまでを今やるべきか、どこからは様子を見てよいかをご説明します。水廻り修理サポートセンターまでお気軽にどうぞ。