お湯を使ったキッチンつまり解消法!温度や作業手順・注意点
本記事では、キッチンの排水口つまりを安全に解消するための、正しいお湯の使い方をご紹介します。
多くの方が「キッチンの排水口つまりは熱いお湯を流せば解決する」と考えがちですが、熱湯の使用は排水管を傷める原因となるため危険です。
適切な温度設定と正しい手順を知ることで、排水管を傷めることなく、油汚れやつまりを効果的に解消できる方法を解説していきます。
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この記事の目次
お湯を使ったキッチンのつまり解消法は2通り
お湯を使ってキッチンのつまりを解消するにはは、大きく分けて2つのアプローチ方法があります。
キッチンの排水口つまりを解消するお湯を使った方法には、シンクためタイプは、シンクに40~50度のお湯を8割程度まで溜めてから、一気に流す方法です。
解放時に強い水圧が生まれ、油汚れを効果的に押し流すことができます。この方法は、排水が完全につまっていない軽度の排水口・排水管つまりに特に効果があります。
バケツなどを使ってお湯を注ぎ入れるタイプは、お湯をバケツに用意し、排水口に直接流し込む方法です。じわじわと油を溶かしながら流すため、固着した油汚れに効果的です。
流れが悪い時やつまりかけているとき、においが気になるときなど、つまり予防に優れた効果を発揮します。
お湯を使ってキッチンのつまりを解消させる際は、つまりの程度に応じてやり方を選ぶとよいでしょう。
お湯をシンクに溜めて一気に排水する方法
キッチンの排水口つまりを解消する効果的な方法として、お湯を使った方法があります。この方法は、油汚れが原因の軽度なつまりにも効果を発揮します。
準備するもの
- 40~50度のお湯
- キッチン排水口の栓(タオルも可)
- ゴム手袋
作業手順
- 排水口のカバーやゴミ受け、排水トラップを取り外します
- 排水口用の栓やタオルなどで排水口をしっかり塞ぎます
- シンクの8割程度までお湯を溜めます
- 栓を一気に抜いて勢いよく排水します
効果を高めるポイント
- お湯の温度は40~50度が最適です
- 栓を抜くときは一気に行い、水圧をかけることで効果が高まります
- 1回で解消されない場合は2~3回繰り返すことで効果が出てくることもあります
この方法は、勢いよくお湯が排水される際の水圧を利用して汚れを押し流す方法です。水よりもお湯の方が効果的ですが、ぬるま湯でも問題ありません。
注意点
60度を超えるような熱湯は絶対に使用しないでください。排水管が変形する恐れがあります。
またお湯の中に手を入れる際は火傷しないよう、ゴム手袋などを使いましょう。
なお、排水口の栓にビニール袋を代用するのはおすすめできません。排水時、誤って排水口に流してしまうことがあり、かえってつまらせてしまう恐れがあるためです。
排水口の栓は100均などでも購入できますので、代用は避けるようにしましょう。
お湯を少しずつキッチン排水口へ流しいれる方法
お湯を一気に流さずに、少しずつ流し込む方法もあります。
この方法は排水管全体に汚れが堆積している時など、流れがいまいちよくないと感じるようなつまりに適しています。
準備するもの
- 50度程度のお湯(バケツに用意)
- ゴム手袋
- バケツまたは大きめの容器
作業手順
- 排水口のカバー・ゴミ受け・トラップを取り外します
- バケツにお湯を用意します(50度程度)
- お湯を少しずつ、ゆっくりと流し入れます
- 水の流れが改善されるまで繰り返します
効果を高めるポイント
- お湯はぬるめよりは温度が高めの方が汚れが緩みやすいです
- じわじわと油を溶かすイメージで、ゆっくりと流し入れます
- 10~20分経っても改善が見られない場合は、他の方法を検討します
この方法はお湯の温度によって排水管内に堆積している汚れを緩め溶かすことで、つまりを解消させるものです。
注意点
沸騰したお湯や熱湯は絶対に使用しないでください。排水管が変形する恐れがあります。
少しずつ流しても水位が上がってきてしまう場合は、専門家につまり解消作業の依頼をおすすめします。
お湯が効果的なのは軽度のキッチンつまり
お湯を使ったキッチンのつまり取りは、あらゆる方法に有効というわけではありません。
どのようなつまりの程度に適しているのかについて解説します。
お湯で解消できる軽度なつまり
お湯によるキッチンのつまり解消法は、主に油脂類が原因の軽度なつまりに効果を発揮します。
具体的には、排水の流れが遅くなった程度の状態や、油が排水管内に薄く付着している場合が該当します。
食器洗いの際に水が少しずつ溜まってくる、排水時にゴボゴボと音がする、わずかな生活臭が気になるといった症状がある場合は、お湯による解消が期待できます。
お湯だけでは解消できない症状
排水管が完全につまってしまった状態では、お湯だけでの解消は困難です。
特に、固形物が排水管のどこかにつまっている場合や、長期間にわたって油や食材カスが蓄積して固着している場合は、お湯を流すだけでは解消しません。
また、排水マスに問題がある場合や、配管自体が破損している可能性もあり、このような状況ではお湯での対処は逆効果になる可能性があります。
完全につまっている状態であれば、早めに専門家に相談することをおすすめします。
業者に依頼すべき症状の見分け方
以下のような症状が見られる場合は、お湯での対処を避け、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。
- 排水口から悪臭が漂う
- 水を流すと床下から異音がする
- シンク下の収納部分に水漏れの跡がある
- 排水口から汚水が逆流する
- 複数の排水口が同時につまる
このような症状は、配管に深刻な問題が発生している可能性があります。
お湯を使った対処を行うと、かえって症状を悪化させる恐れがあります。
つまりの程度を確認する方法
キッチンのつまりの程度は、水の流れ方で判断できます。
水の流れが遅くなった程度の状態や、排水時にゴボゴボと音がする場合は軽度なつまりと考えられます。
まずは排水口のフタを外して、排水トラップに明らかな異物がつまっていないか確認しましょう。
完全に水が流れない、または逆流するような症状がある場合は、重度のつまりとして専門家に相談すべき状態です。
より効果的なキッチンつまり解消方法
お湯を流すのも効果的ですが、ほかのアイテムと組み合わせることにより相乗効果を高めることもできます。
お湯+重曹
40~50度のお湯に重曹を溶かして使用することで、重曹の油汚れを分解する効果が高まります。
排水口に重曹を振りかけ、その上から適温のお湯を流し込むことで、油汚れを効果的に溶かすことができます。
定期的なメンテナンスとして週1回程度行うことで、つまり予防にも効果的です。
お湯+クエン酸
40~50度のお湯にクエン酸を溶かして使用することで、油汚れやヌメリの除去効果を高めることができます。
クエン酸大さじ2を40度のお湯1カップに溶かし、排水口にゆっくりと流し込みます。
活臭のある悪臭への対処に効果的で、10分ほど放置した後、さらにお湯を流すことで、油汚れやヌメリを効果的に除去できます。
お湯+ラバーカップとの併用
お湯とラバーカップを組み合わせることで、つまりの解消効果を高めることができます。
まずシンクに15cmほどのお湯を溜め、ラバーカップを排水口に密着させます。ゆっくりと押し込んだ後、一気に引き抜く動作を繰り返すことで、お湯の温度で柔らかくなった油汚れを効果的に取り除くことができます。
ただし、固形物がつまっているときや排水管が蛇腹状のときはラバーカップの使用は厳禁です。
お湯でキッチンつまりを解消する際の注意点
お湯を使ったキッチンのつまり解消法は、とても手軽に行える方法です。しかしいくつか注意しなければならない点もあります。
熱湯を使うのは厳禁
キッチンの排水管には塩化ビニル樹脂製のパイプが使用されており、60度以上の熱湯を流すと変形や破損の原因となります。
特に、熱湯を流した際に「ボコッ」という音が聞こえる場合は、排水管にダメージを与えている証拠です。
また、熱湯で一時的に溶けたとしても、冷めると再び固まって、かえって頑固なつまりの原因となることがあります。
つまり解消には40℃程度の適温のお湯を使用し、それ以上の温度の場合は必ず冷ましてから使用しましょう。
ゴミ受けとワントラップ(排水トラップ)を外して作業をする
お湯を使う前に、必ずゴミ受けとワントラップを取り外します。ワントラップは反時計回りに回すと簡単に外せます。
外さずに作業をした場合、十分な水圧や水流が生まれず効果が半減してしまうのです。
また取り外したワントラップとゴミ受けは、作業後に正しく取り付けることも大切です。緩みやズレがあると新たなつまりの原因となります。
避けるべき併用方法がある
お湯と複数の洗剤を組み合わせる際は、特に注意が必要です。
クエン酸などの酸性洗剤と塩素系洗剤を同時に使用すると、有毒な塩素ガスが発生する危険があります。
また、複数の洗剤を混ぜて使うことも避けるべきです。それぞれの洗剤には相性があり、異なる性質の洗剤を組み合わせると予期せぬ化学反応を起こす可能性があります。
お湯での掃除を行う場合は、一つの洗剤のみを使用し、完全に流してから別の洗剤を使用するようにしましょう。
完全につまっているときは避ける
排水管が完全につまっている状態では、お湯による解消は避けるべきです。
完全につまりの場合、排水管内に頑固に固着した油や食材カスが原因となっていることが多く、お湯を流しても簡単には溶けません。
このような状態でお湯を使用すると、つまりがさらに悪化したり、排水管内の圧力が上がって接続部分に負担がかかったりする可能性があります。
水がまったく流れない、または逆流するような症状がある場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
お湯でキッチンつまりが解消しない場合は業者へ相談
お湯での解消を試みても改善が見られない場合は、専門業者への相談をおすすめします。
とくに水がまったく流れない完全なつまり、長期間の油汚れの蓄積、排水口からの悪臭、複数の排水口が同時につまるなどの症状がある場合は、早めの対応が必要です。
キッチンがつまったままの状態でいると、水が流れていかないだけでなく、排水管の継ぎ目からの漏水トラブルへと発展する危険性もあるのです。
■水道修理業者のキッチンつまり解消作業の相場
修理内容 | 修理費用相場 |
---|---|
薬剤使用 | 5,000円~8,000円 |
真空ポンプ使用 | 8,000円~10,000円 |
高圧洗浄機使用 | 25,000円~35,000円 |
トーラー使用 | 15,000円~20,000円 |
排水ホース取り外し作業を伴う作業 | 8,000円~10,000円 |
排水ホース交換(材料費込み) | 12,000円~15,000円 |
排水口交換 | 12,000円~15,000円 |
排水ます交換 | 30,000円~45,000円 |
業者による解消作業の基本料金は5,000~6,000円程度からで、使用する機材や作業内容によって料金が変わります。
高圧洗浄機を使用する場合は25,000円~35,000円、トーラー(業者用ワイヤーブラシ)を使用する場合は15,000円~20,000円程度が目安です。
なお、排水管に重大な問題がある可能性もあるため、完全なつまりの場合は自己解決を試みず、すぐに専門家に相談しましょう。
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お湯を使ったキッチンのつまりに関するよくある質問
- キッチンのつまりにお湯を使うのはなぜ効果があるのですか?
- お湯を使ってつまりを解消する際の適切な温度は何度ですか?
- お湯だけでは解消できないつまりとはどんな状態ですか?
- キッチンのつまり解消にお湯を使う際の注意点は何ですか?