排水管の臭い取り対策9選!台所やトイレなど場所別の原因も解説
この記事では、排水管から発生する悪臭の原因と、その対策について詳しく解説します。台所やお風呂、トイレなど、水廻りの臭いは快適な生活に影響を及ぼすため、早めの対応が大切です。
記事を読むことで、悪臭の仕組みや正しい対処法がわかります。場所ごとの原因や、自分でできる対策を把握しておけば、急な悪臭にも冷静に対応することが可能です。排水管の臭いにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
【場所別】排水管から下水の臭いが上がってくる原因
排水管から下水のような臭いが上がってくるのは、場所によって原因が異なります。臭いの発生源を正しく見極めることが、効果的な対策につながります。
以下の表で、場所ごとの主な原因を確認してみましょう。
場所 | 主な原因 | 補足ポイント |
---|---|---|
台所 | ・油や食べかすの蓄積 ・排水トラップのつまりやズレ |
油分が多くぬめりが発生しやすい |
お風呂 | ・髪の毛や石鹸カスのつまり ・排水フタやゴム部品のカビ |
湿気が多く雑菌やカビが繁殖しやすい |
トイレ | ・封水切れ ・便器奥の汚れ |
封水が蒸発すると下水臭が直接逆流する |
洗面所 | ・化粧品や整髪料などの油分つまり ・封水の蒸発 |
排水口の奥に汚れがたまりやすく見落としがち |
洗濯機置き場 | ・排水ホースのゆるみ ・排水口に封水がないタイプである |
臭気止めキャップが未設置だと臭いが上がりやすい |
マンション全般 |
・通気が不十分 |
特に中層階で起こりやすく、管理会社への相談も有効 |
このように、同じ「下水臭」でも、場所によって原因がまったく異なる場合があります。
原因を正確に把握できれば、間違った対策で時間を無駄にすることも防げます。
排水管の臭い取り対策9選|台所・トイレ・お風呂など場所別の方法
ここからは、台所・お風呂・トイレなど、場所ごとに今すぐできる臭い取りの方法を紹介します。場所と原因に合わせて、適切な対策を取りましょう。
【台所】重曹+クエン酸で排水口を発泡洗浄する
重曹とクエン酸を使えば、手軽で環境にもやさしい臭い対策ができます。家庭用の掃除にもよく使われる成分なので、刺激の強い洗剤を避けたい方にもおすすめです。
■掃除の目安:週1回
- 排水口のゴミ受けを外して汚れを軽く取り除く
- 重曹を大さじ3杯ほど排水口にふりかける
- クエン酸(またはお酢)を大さじ2〜3杯注ぐ
- シュワシュワと泡立ったら10〜15分放置する
- 40〜50℃のお湯をゆっくり流して仕上げる
泡の力で汚れやぬめりを分解し、排水管からの不快な臭いをやさしく取り除けます。定期的に行えば、臭いの予防に効果的です。
ただし、塩素系洗剤と併用すると有毒ガスが発生するため、絶対に一緒に使わないでください。
【台所】60℃のお湯を流して油汚れを溶かす
お湯を使った洗浄は、排水管の油汚れによる臭いを防ぐシンプルで効果的な方法です。冷たい水では固まりやすい油汚れも、60℃程度のお湯ならスムーズに溶けて流れます。
■掃除の目安:週1回
- お湯を沸かし、60℃程度まで冷ます
- 排水口に500mlずつ、ゆっくり注ぐ(数回に分ける)
- 最後に水を流して排水管を保護する
熱すぎるお湯は排水管を傷める恐れがあるため、温度管理には注意が必要です。週に1〜2回のケアでも、臭い予防に十分効果があります。
排水管が樹油製の場合は、50〜60℃を超えないよう特に気をつけましょう。
【台所】排水トラップを分解して汚れを取り除く
排水トラップは、悪臭や虫の侵入を防ぐために欠かせない部分です。しかし、内部に汚れやぬめりがたまりやすく、かえって臭いの原因となることもあります。
定期的に分解して掃除することで、台所の嫌な臭いを根本から解消できます。
■掃除の目安:月1~2回
- シンク下のU字管の下にバケツを置く
- 止水栓を閉め、ナットを手やレンチでゆるめてトラップを外す
- ブラシやスポンジで内部の汚れを洗浄する
- 元に戻して、水漏れがないか確認する
トラップ内には水がたまっているため、バケツとゴム手袋を事前に準備してください。部品の劣化や破損が心配な場合は、無理せず業者に依頼するのが安心です。
【お風呂】排水口から髪の毛や石鹸カスを取り除く
お風呂の排水口は、髪の毛や石鹸カスがたまりやすく、ぬめりや悪臭の原因になりがちです。
特にヘアキャッチャーや排水カップの内側は見落とされやすいため、定期的な清掃が重要です。
■掃除の目安:週1回
- ヘアキャッチャーを取り外して髪の毛を除去する
- 排水カップを取り出して中をチェックする
- 汚れていれば、歯ブラシやスポンジで内側のぬめりをこすり落とす
- お風呂用洗剤または中性洗剤で全体を洗い、水でしっかり流す
カビやぬめりがひどい場合は、ゴム手袋を着用し、換気を行いながら作業しましょう。週に1回程度の掃除でも、排水管の臭い発生を効果的に防げます。
【お風呂】排水フタ・ゴム部品のカビをこすり落とす
お風呂の排水廻りには、排水フタやゴムパッキンなど取り外し可能な部品がいくつかあり、湿気や皮脂汚れによってカビや雑菌が繁殖しやすくなります。
見落としがちなこれらの部品も、臭いの原因になることがあります。
■掃除の目安:週1回
- フタやゴムパーツを取り外す
- 古歯ブラシやスポンジで黒カビをこすり取る
- 頑固な場合はカビ取り剤を使い、10分ほど置く
- 洗い流した後は水分を拭き取り、しっかり乾燥させてから戻す
カビ取り剤を使用する際は、必ず換気を行い、ゴム手袋やマスクの着用も忘れずに行いましょう。
月1回丁寧に掃除することで、カビ臭やぬめりの再発防止にも効果的です。
【トイレ】封水が切れていないか確認し、水を足す
便器の底に常にたまっている水(封水)は、下水の臭いが室内に上がってくるのを防ぐ重要な役割を果たしています。
しかし、長期間使用していないと自然に蒸発してしまい、悪臭の原因になることがあります。
■掃除の目安:月1回以上(未使用時)
- 便器内の水位が通常より低くないか確認する
- 水が少なければ、バケツ1〜2杯分の水をゆっくり注ぎ足す
- 注水後、水位がしっかり保たれているか再度チェックする
予備トイレや空き部屋のトイレでは、月に1回程度水を流すだけでも、下水臭の逆流を防げます。
封水が乾いている状態を放置すると、臭いだけでなく害虫の侵入リスクも高まるため、定期的な確認が大切です。
【トイレ】便器の排水口廻りをブラシで掃除する
便器の奥にあるS字カーブの排水路には、水流だけでは落ちにくい汚れがたまりやすく、悪臭の原因になります。
特に見えにくい奥の部分は汚れが残りやすいため、意識的なケアが必要です。
■掃除の目安:週1~2回
- トイレ用ブラシに洗剤をつける
- フチ裏から排水口の奥まで丁寧にこすり洗いする
- 泡が見える程度に洗剤を追加し、数分置いてから水を流す
このひと手間で、便器周辺の臭いが大きく軽減されます。ブラシが届きにくい部分に無理に力を入れると、陶器を傷つける恐れがあるため注意しましょう。
定期的な奥の掃除が、清潔で臭いのないトイレ環境を保つポイントです。
【洗面所】排水口の汚れを歯ブラシなどでこすり落とす
洗面台の排水口は、歯磨き粉・整髪料・化粧品などに含まれる油分や成分が固まり、ぬめりや臭いの原因になりやすい場所です。
定期的に汚れを落として、清潔な状態を保ちましょう。
■掃除の目安:週1回
- 排水口のフタ・ゴミ受けを外す
- 歯ブラシや細めのブラシで側面・奥をこすり洗いする
- 最後にぬるま湯でしっかり洗い流す
臭いが強いときは、台所の対策で紹介した「重曹+クエン酸(お酢)」の泡で分解洗浄する方法も効果的です。
掃除の際は、ぬめりやカビが付着していることもあるため、ゴム手袋の着用と換気を忘れずに行いましょう。週1回の習慣で、臭いの発生をしっかり防げます。
【洗濯機置き場】排水口に臭気止めキャップを取り付ける
洗濯機の排水口は封水のないタイプも多く、そこから下水臭が上がってくることがあります。
市販の「臭気止めキャップ」を使えば、排水口に差し込むだけで臭いの逆流を防げる手軽な対策になります。
■掃除の目安:設置後は半年〜1年ごとに確認
- 排水ホースを一度外し、排水口の状態を確認する
- ホースの径に合ったサイズの臭気止めキャップを用意する
- キャップを差し込み、密着させる
- ホースを再接続してしっかり固定する
虫の侵入やカビ臭の予防にもなり、集合住宅や長期不在が多い家庭にも効果的です。
臭気止めキャップのサイズや形状を誤ると水漏れの原因になるため、必ず適合製品を選びましょう。
マンション・アパートでの排水管の臭いの原因と対処法
集合住宅で排水管の臭いが気になる場合、戸建てとは異なり、建物全体の構造や共用配管の仕組みが関係しているケースが多く見られます。主に、以下のような原因が考えられます。
- 通気管が設置されておらず、排水時に気圧差が生じて下水臭が逆流する
- 共用配管を通じて、他の住戸から臭いが自室へ流れ込んでくる
- 長期間使っていない箇所の封水が蒸発し、臭気を遮る水がなくなっている
これらは個人の掃除や対策だけでは解決しづらいため、複数の部屋で同じような症状がある場合は、早めに管理会社や管理組合に相談することが大切です。
また、「自室だけが臭う」「掃除をしても改善しない」といったケースでは、排水トラップの劣化やパイプのつまりなど、自室の設備不良が原因となっている可能性があります。このような場合は、水道修理の専門業者への相談を検討しましょう。
放置すると臭いが悪化するだけでなく、衛生面や住環境への悪影響も懸念されます。気になったタイミングで早めに対応することが、快適な暮らしを守るポイントです。
排水管の臭い対策をプロに依頼する費用の目安
排水管の臭いがなかなか取れない場合は、プロの水道修理業者に依頼するのが安心です。市販の洗剤では届かない排水管の奥や、構造的な不具合にも対応してもらえます。
修理業者に依頼する際の費用の目安は、以下の通りです。
作業内容 | 費用の目安 |
---|---|
現地調査・点検 | 3,000円前後 |
高圧洗浄や薬剤洗浄 | 8,000〜15,000円程度 |
部品交換・排水トラップ修理 | 10,000円〜 |
症状や施工内容によって費用は変動するため、事前に見積もりを取ることが大切です。
中には、現地調査や点検を無料で行ってくれる業者もあります。複数社に相談して、比較検討するのがおすすめです。
排水管の臭いが気になるときはプロを頼る選択肢も
「原因がわからない」「掃除をしてもすぐに臭いが戻ってくる」「排水トラップや排水管が破損している可能性がある」このようなケースでは、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
排水管の臭いトラブルでお困りの方には、「水廻り修理サポートセンター」の利用が安心です。水道局指定工事店として、あらゆる水廻りトラブルに対応しており、排水管の悪臭やつまりにも、原因に応じて適切・迅速に修理を行います。
見積もり・出張費などの諸経費は無料です。修理は24時間受付のため、費用や時間に不安がある方も気軽にご相談いただけます。排水管の臭い以外でも、水廻りのトラブルがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
排水管の臭いに関するよくある質問
- 排水管から悪臭がする原因は何ですか?
- 排水管の臭いを消す方法はありますか?
- 下水の臭いが上がってくるときの対策はありますか?