シャワーの止水栓はどこ?ないときの探し方・水圧を上げる方法を解説
本記事では、シャワーの止水栓の場所をはじめ、探し方のポイントや見つからない場合の対処法を整理しています。
止水栓の場所がわからないままだと、急な水漏れトラブルや水圧調整が必要なときに対応できず、焦ってしまうこともあるでしょう。
記事を読むことで、自宅の止水栓がどこにあるのかをスムーズに判断でき、水圧調整や応急的な止水が安全に行えるようになります。
シャワーの水が止まらない・弱い・位置がわからないといった不安を解消したい方は、ぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
シャワーの止水栓はどこ?よくある設置場所は3か所
自宅のシャワーに止水栓がないと感じていても、実は見つけにくい場所に隠されているだけかもしれません。一般的にシャワーの止水栓が設置されている場所は、大きく分けて以下の3か所です。
①風呂場の蛇口周辺
最も一般的な設置場所が、シャワーと蛇口がついている混合水栓の周辺です。壁付けタイプの混合水栓の場合、蛇口本体の左右両側に給水管が接続されており、その接続部分に止水栓が付いています。
マイナスドライバーで回せる溝がついた金属製のネジのような形状をしているため、比較的見つけやすいでしょう。止水栓は給湯用(温水)と給水用(冷水)の2つがあり、右側が給湯、左側が給水が標準です。
蛇口周辺を探す際は、配管が壁から出ている部分をよく観察してみてください。
②洗面台下の配管部分
洗面台下の収納スペース内に、シャワーと洗面台の給水をまとめて管理する止水栓が設置されているケースも多いです。収納扉を開けると、配管が2本並んでいて、それぞれにハンドルやマイナスドライバーで回せるねじ状の部品がついていることがあります。
洗面台下は収納スペースになっていることが多く、物を取り出さないと見えないこともあるでしょう。ハンドル式なら手で回すことができますが、ドライバー式の場合はマイナスドライバーが必要です。
③浴槽エプロン内部
浴槽の側面を覆っているエプロン(カバー)を外した内部に、止水栓が隠れている場合もあります。据え置き型の浴槽や、リフォームで後付けした浴室に多い設置方法です。
エプロンは通常、下部のネジや固定具を外すことで取り外せる構造になっています。
エプロン内部には浴槽の配管や排水トラップなどがあり、その配管の接続部分に止水栓が設置されていることがあるでしょう。
ただし、エプロン内部は狭くて暗いため、スマートフォンのライトや懐中電灯で照らしながら慎重に確認してください。
【メーカー別】シャワー止水栓の設置場所
シャワーの止水栓は、メーカーや製品の型式によっても設置場所が異なることがあります。ここでは主要メーカー別に、止水栓の場所と特徴を詳しく解説していきます。
KVKシャワー止水栓の設置場所
KVKの止水栓は、他メーカーと比べても位置がわかりにくいことが多く、迷う方が多いメーカーです。
最も多いのは、蛇口本体と壁をつないでいる「偏心管」の内部に小さな止水バルブが組み込まれているタイプです。見た目には止水栓が存在しないように見えるため、迷いやすい傾向があります。
偏心管キャップを外すと、マイナスドライバーまたは六角レンチで回せる止水バルブが現れるケースが一般的です。
また、KVKの一部モデルは混合水栓内部に止水機能が一体化しているため、蛇口そのものを分解しないと見つからない場合もあります。
型番によって構造が大きく変わるため、KVK製品の止水栓を探す際は、まず取扱説明書を確認するのが確実です。
または、KVKの公式サイトで型番を検索すると、図解付きの説明書をダウンロードできます。
TOTOシャワー止水栓の設置場所
TOTOの場合は、止水栓の位置が比較的わかりやすい構造になっています。
サーモスタット混合栓であれば、本体の左右に調整バルブが付いていることが多いでしょう。
シングルレバー混合栓の場合は、蛇口本体ではなく壁側の配管接続部に止水栓が配置されていることが一般的です。
また、壁付けタイプと台付けタイプでは止水栓の位置が異なり、台付けタイプでは洗面台下の配管側に止水栓が移されているモデルもあります。
まずは蛇口まわりと配管周辺を優先的に確認すると見つけやすくなります。
タカラスタンダードシャワー止水栓の設置場所
タカラスタンダードのユニットバスでは、止水栓が浴室パネル内部または洗面台側の配管スペースに設置されていることが多いです。
点検口内にバルブが見えるタイプと、洗面台下に配置されているタイプの2種類があります。
設備パネルのデザインによる場合もあるため、浴室・洗面台の両方を確認しましょう。
シャワー止水栓が見つからないときの確認ポイント
シャワーの止水栓が蛇口まわりに見当たらない場合は、水栓本体から離れた場所に設置されていることがあります。
まずは次の4か所を順番に確認してみましょう。
- 浴槽エプロンの点検口
- 洗面台下の配管スペース
- 脱衣所側の壁にある点検口
- 床下点検口
ユニットバスでは、浴槽前面カバーの内部に配管スペースがあり、その中に止水栓が隠れているケースが非常に多く見られます。
また、脱衣所の壁に小さな扉が付いている場合は、そこが点検口になっていて、給水・給湯バルブへアクセスできることがあります。
床下点検口の場合は、止水栓位置が低いことが多いため、足場に気を付けながら探してください。
賃貸マンションの場合は、玄関横や廊下にあるパイプスペース(PS)内に止水バルブがまとめられていることが一般的です。水道メーターや配管が並んだ縦長の収納扉が目印です。
ただし、パイプスペースは共有部分にあたるため、必ず管理会社に確認することをおすすめします。
どこまで回す?シャワー止水栓の回し方と調整方法
シャワーの止水栓の場所が特定できたら、次は実際に操作方法を理解しましょう。
止水栓はシャワーの水圧を細かく調整する役割も持っており、「どこまで回す」のが正しいのかを知っておくことが大切です。
止水栓の基本的な回し方
止水栓は「右に回すと閉まる」「左に回すと開く」という仕組みです。手で回せるタイプもありますが、多くの場合はマイナスドライバーや六角レンチを使用する必要があります。
工具を差し込む部分がねじ状になっているため、しっかり押し込みながらゆっくり回すと空回りを防げます。
一気に大きく回すと水量が急に変化し、配管やシャワーホースへ負担がかかることがあるため、1/4回転ずつ段階的に調整しながら水の出方を確認しましょう。
シャワーの水圧を上げるときの調整方法
シャワーの水圧を上げたい場合は、止水栓を少しだけ左回しにして開度を広げます。
水圧調整は一度で決めようとせず、「少し回す→水を出して確認する→必要に応じて再調整する」という流れで段階的に行いましょう。
このとき、止水栓を全開にしすぎないことが大変重要です。
勢いよく開くと水圧が過剰になり、混合水栓やシャワーホースに負担がかかったり、ヘッドから水が噴き出したりする恐れがあります。
シャワー止水栓を回す際の注意点
止水栓の調整は、誤った扱いで破損や水漏れにつながることがあり、慎重な操作が必要です。安全に扱うために、以下のポイントを意識して作業してください。
- 固着している場合は無理に回さない
- 固着時は潤滑剤を使ってから再調整する
- 水圧を上げたいときでも一気に全開にせず、少しずつ調整する
- 「どちらに・どれくらい回したか」を記録しておく
固着した止水栓を強い力で回すと、止水栓本体や内部部品、配管を損傷する可能性があります。
まずは潤滑剤を使用して緩め、再度回してみましょう。それでも動かない場合は作業を中断し、専門業者に相談してください。
また、止水栓を調整する際は、元の位置から何回転させたかを記録しておくことをおすすめします。再調整の際や、業者に相談するときなどに役立ちます。
シャワー止水栓のよくあるトラブル対処法
止水栓を操作していると、思わぬトラブルに遭遇することがあります。ここでは代表的なトラブルとその対処法を解説していきます。
止水栓を調整しても水圧が変わらない
止水栓を開いても水圧が上がらない場合は、止水栓以外に原因がある可能性が高いです。
まずはシャワーヘッドやホースのフィルターに汚れが詰まっていないか確認してください。
フィルターが目詰まりしていると止水栓を開いても水量が増えないため、掃除だけで改善するケースもあります。
改善しない場合は、建物全体の減圧弁の設定や給湯器の水圧設定の影響などが考えられます。これらは技術的な調整が必要なため、専門業者に相談しましょう。
止水栓から水漏れが発生した
止水栓付近から水漏れする場合は、パッキンや内部カートリッジの劣化が疑われます。
応急処置として止水栓を少し閉めて様子を見る方法がありますが、圧力がかかり続けると悪化する恐れがあります。
水漏れが続く場合は、止水栓・パッキン・配管のいずれかを交換する必要があるため、自己判断による分解は避けることが重要です。
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シャワーの止水栓が見つからないときは水道修理業者に相談
止水栓の位置を調べても見つからない、固くて回せない、水圧調整をしても改善しない場合は、無理に触り続けると水漏れや部品破損につながるおそれがあります。
トラブルが大きくなる前に、早めに専門の水道修理業者へ相談することが安心です。
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止水栓の調整や交換はもちろん、水漏れ調査・配管や混合水栓のトラブルにも幅広く対応可能です。
24時間365日受付しているため、夜間や早朝の急なトラブルでも相談できます。
見積もりは無料ですので、無理に作業して悪化させてしまう前に、まずは気軽にお問い合わせください。
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シャワーの止水栓に関するよくある質問
- 止水栓の位置が住宅によって違うのはなぜ?
- KVK製の止水栓が特に探しにくいのはなぜ?
- 水圧を上げてもすぐ元に戻るのはなぜ?
- 止水栓の水漏れは放置しても大丈夫?
- 止水栓を触るべき状況と、触らずに相談すべき状況の線引きは?







