トイレタンクのレバー付け根から漏水する原因は?パッキン交換方法や修理方法を解説
本記事ではトイレのタンクレバーの付け根あたりから漏水する場合の原因と、修理方法を解説しています。
原因の一つとなるパッキンの交換手順などもわかりやすくお伝えしていますので、自力での交換や修理も可能です。
むずかしい場合の水道修理業者利用時の費用目安についてもお伝えしていますので、あわせて参考にしてください。
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この記事の目次
トイレタンクのレバーハンドル付け根から漏水する2つの原因
トイレタンクについているレバーハンドルの付け根やその周辺から、水がしみ出したりぽたぽたと漏水したりしてしまうことがあります。
レバーハンドル周辺から漏水してしまう場合、以下の2つの問題が同時に起こることで発生することが多いです。
- タンク内パーツの水位調整機能の不具合
- レバーハンドルのパッキンの劣化
どちらかか片方のみの不具合では、レバー周辺から漏水することはありません。
トイレタンクのレバーハンドルの付け根部分から漏水する場合は、レバーのパッキンの劣化とタンク内のパーツの不具合の両方が発生していることを意味しています。
漏水がみられる場合は、タンク内のパーツとレバーハンドルのパッキンの両方の修理や交換が必要です。
タンク内パーツの水位調整機能の仕組み
通常、タンク内にたまる水の高さは、レバーハンドルよりも低い位置で止まるようになっています。
タンク内で水位調節機能を担っているのは、ボールタップや浮き球とよばれるパーツです。
これらのパーツのいずれかに不具合があると、正しい位置で水が止まらず、通常よりも水位が上がってしまうことがあるのです。
オーバーフロー管というパーツが余分な水を便器内へと排出してくれるため、タンクの上から水があふれてしまうことはありません。
しかし通常より水位が高くなってしまうことで、タンクのレバーハンドルの隙間から漏水してしまうのです。
レバーハンドルのパッキンの劣化
万が一水位に問題があったとしても、タンクレバーハンドルのパッキンに問題がなければ、漏水は発生しません。
しかしタンクレバーハンドル周辺から漏水するということは、漏水を防ぐためのパッキンにも問題があるということになります。
トイレタンクレバーハンドルの隙間から漏水が起こる場合、その多くは使われているパッキンの劣化によるものです。
トイレのパッキンの寿命は7年~10年、長くもった場合でも15年ほどで経年劣化し、正しく機能できなくなってしまいます。
耐用年数を越え、劣化してしまったパッキンは交換する必要があります。
トイレのレバーハンドルから漏水した時の確認フロー
トイレのレバーハンドルの付け根から漏水してしまう場合は、問題があるパーツを特定し交換する必要があります。
それぞれ市販されているパーツの価格は以下が目安となりますので、自力で交換できれば費用を安く抑えることも可能です。
- ボールタップ:2,000円~8,000円
- 浮き球:700円~3,000円
- パッキン:100円~700円
ここでは原因個所を突き止めるフローと、チェックポイントについて解説します。
水位が上がっているかオーバーフロー管で確認
トイレタンク内の水位の高さは、オーバーフロー管と呼ばれるパーツで確認できます。
オーバーフロー管はタンク内に過剰に給水された水を、便器内へと排水する役割をもつパーツです。
トイレタンクのふたを開け、オーバーフロー管を基準にタンク内の水位を確認してみてください。
水位がオーバーフロー管の上から2~3cmほど下にある「W.L(ウォーターラインマーク)」と書かれたラインであれば正常、そのラインよりも水位が上なら高くなっていることが判断できます。
タンク内の水位が正常な場合、そもそも漏水ではなく「結露」による水滴の可能性もあります。
少量の場合は問題ありませんが、あまりにも結露が多い場合はトイレタンクのパッキン等の錆びつきや故障の原因となる場合もあります。
このような場合は漏水が発生するタイミングや量を確認し、不明な場合は専門業者に相談してみることをおすすめします。
ボールタップの水位調節位置が適切か確認
ボールタップの付け根部分には、タンク内に溜める水の高さを調節するための「調節リング」があります。
漏水する前にこの辺りを掃除などで触ってしまった可能性がある場合には、正しい水位に調整してあげることで問題が解決する場合もあります。
調節リングがある場合は、ロックを外して左方向へと回すことで水位を下げることができます。
調節リングを回しても水位が高くなってしまう場合は、ボールタップや浮き球に問題がある可能性が高くなります。
※水位調節リングのないタイプのトイレもあります。
浮き球または支持棒の故障をチェック
浮き球とは、タンク内にある丸いボール状のパーツです。
浮き球は支持棒というパーツでボールタップと連動しており、水位の上昇とともに浮き球も上へと上がることで給水をストップさせる仕組みになっています。
この浮き球が壊れていたり支持棒が折れていたりすると、正しい水位をボールタップへ伝えることができず、通常よりも多く給水してしまうことになります。
故障していると見た目でも判断できますので、割れやへこみなどがみられたときはボールタップまたは浮き球・支持棒の交換を行いましょう。
※浮き球がないタイプのトイレもあります。
ボールタップの故障の有無をチェック
ボールタップ本体が故障すると、正しく給水できずに水位が上がってしまいます。
ボールタップに不具合があるかは、ボールタップとつながっている「浮き球」というパーツを持ち上げることで確認できます。
持ち上げた状態でも給水が止まらないようであれば、ボールタップの故障が考えられます。
ボールタップが故障した場合、パーツのみを修理するのは難しいので、ボールタップごと交換が必要です。
ちなみにボールタップの中には、浮き球がついていないタイプのものもあります。
浮き球・支持棒の交換
ボールタップに異常がなく、浮き球や支持棒のみ故障している場合には、部分的に交換すればOKです。
ボールタップ全体を交換するよりも費用を安く抑えられます。浮き球はメーカーによって使用しているものが異なります。用意する際はトイレのメーカーや型式を確認して購入しましょう。
- マイナスドライバーなどでトイレの止水栓を閉める
- 漏水防止のため温水便座のコンセントを外す
- トイレタンクのふたをはずす
- レバーハンドルを回してタンク内の水を抜く
- 支持棒の根元部分のナットを緩める
- 浮き球を取り外す
- 新しい浮き球を取り付ける
- ナットを締める
これで浮き球の交換は完了です。
タンクのふたを戻して止水栓を開けてタンクに水をため、浮き球が浮いてくるか確認しましょう。
問題ないことを確認したら、タンクのふたを戻して修理完了です。
ボールタップの交換方法
ボールタップに不具合がある場合は、交換修理が必要です。
下記の手順に沿って交換作業を行いましょう。
- マイナスドライバーなどでトイレの止水栓を閉める
- 漏水防止のため温水便座のコンセントを外す
- トイレタンクのふたをはずす
- レバーハンドルを回してタンク内の水を抜く
- モンキーレンチで給水管ナットとボールタップ固定ナットを緩める
- ボールタップを取り外す
- 新しいボールタップに交換する
- 固定ナットを取り付ける
- 給水管ナットのパッキンを交換する
- 給水ナットを取り付ける
- モンキーレンチで給水ナットとボールタップ固定ナットを締め込む
修理に当たり給水管ナットに使用されているパッキンは、新しいものに交換するのがベストです。
交換後は、タンクを元に戻し止水栓を開いてレバーをまわし、適切な量の水が溜まるか確認しましょう。
オーバーフロー管の正常水位まで水が溜まるようであれば問題ありません。トイレタンクのふたを元に戻しましょう。
タンクレバーハンドルのパッキンの交換方法
水位調節機能パーツの交換や修理が完了しても、トイレタンクのレバーハンドルのパッキンが劣化したままでは問題は完全には解決しません。
あわせてトイレタンクのレバハンドルーのパッキンも新しいものに交換しておきましょう。
パッキンの種類などは各トイレメーカーのサイトなどで確認できますが、不安な場合は取り外したパッキンを持参してホームセンターで見てもらうとよいでしょう。
タンク内のパーツ修理でタンク内の水を抜いた際、あわせて作業を行うとスムーズです。
- レバーハンドルにつながっているチェーンを外す
- モンキーレンチを使いレバーハンドルを固定しているナットを外す
- レバーハンドルを引き抜く
- 内側にパッキンがついているので取り除く
- レバーハンドルを差し戻し新しいパッキンを取り付ける
- ナットを締め戻す
- チェーンを元通りに取り付けて完了
レバーハンドルにつながっているチェーンは持ち上げるだけで簡単に取り外せます。
作業完了後は止水栓を開きタンクに水が正常に溜まることを確認してタンクのふたを閉めましょう。
不安なときは水道修理業者に修理依頼を
ボールタップの交換やタンクのレバーハンドルのパッキン交換は、トイレ漏水修理のなかでも比較的簡単な方法です。
部品等も近くのホームセンターやネットで簡単に購入できるものばかりなので、モンキーレンチやマイナスドライバーなどの工具があれば、自力で好感することは可能です。
とはいえ、DIYなどに慣れていない方や古い住居などの場合、修理の際に壊してしまうのではないかと不安に思われる方もいるでしょう。
また一部ボールタップの形状が異なるタイプのトイレなどもあり、交換作業などが容易ではないケースもあります。
このような場合は、無理をせずに水道修理業者に依頼することをおすすめします。
水道修理業者に相談すれば、どのパーツに不具合があるのかもすぐにチェックしてもらえますし、交換作業などもその場で対応できることがほとんどですので安心して任せられます。
相談の際は、トイレのメーカーや型式などを伝えておくとスムーズです。
トイレタンクのレバーハンドルまわりからの修理費用相場
水道修理業者にトイレタンク関連の修理を依頼した場合の、修理費用相場は以下のとおりです。
漏水修理内容 | 修理費用相場 |
---|---|
パッキン交換・調整作業 | 5,000円~15,000円 |
トイレタンク内部品交換 | 8,000円〜15,000円 |
別途出張費のほか、交換した部品の材料代がかかります。
ボールタップ全体とパッキンの交換だと、修理費も含めて15,000円~25,000円程度のラインで見ておくとよいでしょう。
費用面で心配な点がある場合は、1社に絞って依頼せず、何社か同時に見積もり依頼をするのがおすすめです。
レバーハンドルからの漏水は緊急性があまり高くないので、費用面や技術面でしっかりと信頼できる業者選びをしましょう。
トイレタンクのレバーの修理は水廻り修理サポートセンターへご相談ください
「水廻り修理サポートセンター」ではトイレの水漏れ修理をはじめ、各種トイレのパーツの交換や修理作業にも対応しています。
レバーハンドルのパッキンのみの交換でも受け付けておりますので、遠慮なくご相談ください。
漏水箇所がはっきりしない場合には、どの場所から漏れているのか調査のうえ、必要に応じた修理を行います。
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