台所水栓の交換 / 兵庫県川辺郡猪名川町

キッチン

+ 写真をタップで拡大

作業日2026.08.27 作業時間30分 作業エリア兵庫県川辺郡猪名川町

今回のポイント

ご相談内容
長年使用した台所のシングルレバー混合栓の劣化。吐水口には後付けの浄水カートリッジが装着され、本体の首まわりに負担がかかっている状態でした。
原因
設置から年数が経過し、内部カートリッジやパッキンが摩耗していたこと。加えて吐水口先端に重量物を装着し続けたことが本体への負荷になっていました。
対応
止水後に既設水栓を撤去し、取り付け面を清掃したうえで新しいシングルレバー混合栓に交換。通水して動作と接続部の水漏れがないことを確認しました。

キッチンの蛇口は、家の中でもっとも開け閉めの回数が多い設備です。レバーが重くなってきた、止めたあとに水が垂れる、根元がじわりとにじむ——そうした違和感は、内部の部品が寿命に近づいているサインであることが少なくありません。この事例では、兵庫県川辺郡猪名川町のお宅で長くお使いだった台所水栓を、後付けの浄水カートリッジごと見直して新しい混合栓に交換した流れをご紹介します。

ご相談の内容

キッチンの蛇口の調子が悪くなってきたため、思い切って新しいものに替えたいというご依頼でした。長年お使いになってきた台所用のシングルレバー混合栓で、吐水口には後付けタイプの浄水カートリッジが取り付けられている状態です。

台所の水栓は、家じゅうの水まわりの中でもっとも開け閉めの回数が多い設備です。一般的な家庭では1日に数十回レバーを動かすことになるため、内部の部品は他の水栓よりも早く傷んでいきます。「まだ使えるけれど、そろそろ気になる」という段階でご相談いただけたケースでした。

現地で確認したこと

本体の劣化が進んでいた

水栓本体を見せていただくと、根元やレバーの付け根に細かなくすみと水垢の固着があり、設置からかなりの年数が経っていることがうかがえました。台所の混合栓の交換の目安はおおむね10年前後で、この時期を過ぎるとレバーが重くなる、止めたあとにポタポタと垂れる、根元がじわりとにじむ、といった症状が出はじめます。

こうした症状の多くは、内部のカートリッジ(湯と水を混ぜて量を調整する心臓部)やパッキンの摩耗が原因です。部品だけの交換で直る場合もありますが、年数が経った機種は交換部品の供給が終わっていることが多く、直したそばから別の箇所が傷むことも珍しくありません。

後付けの浄水カートリッジも負担になっていた

吐水口には、市販の後付け浄水カートリッジが装着されていました。手軽に浄水が使える便利な製品ですが、吐水口の先端に数百グラムの重さが常にぶら下がることになるため、水栓本体の首や根元には少しずつ負担がかかります。また、カートリッジの内部が目詰まりしてくると水の出が弱くなり、「水圧が落ちた」と感じる原因にもなります。

実施した作業

お客さまとご相談のうえ、部分的な部品交換ではなく水栓本体の交換をご提案し、ご了承いただきました。

止水から取り外しまで

まずシンク下の止水栓を閉め、給水・給湯の両方が止まったことを確認します。残った水を抜いたうえで給水管を外し、シンク下から水栓を固定しているナットを緩めて既設の水栓を撤去しました。長年の使用で固着していたため、シンクの天板を傷めないよう養生したうえで慎重に取り外しています。

新しい水栓の取り付け

取り付け面の水垢と古いシール材をきれいに落としてから、新しいシングルレバー混合栓を据え付けました。ガタつきが出ないように水平を見ながら本体を固定し、給水・給湯のホースを接続。接続部にはシールテープを適切な巻き数で施工し、締めすぎによる樹脂部品の割れが起きないようトルクを見ながら締め込んでいます。

通水確認

止水栓を少しずつ開けて通水し、レバーの動きに引っかかりがないか、水とお湯が正しく切り替わるか、吐水と止水がしっかり効くかを確認しました。あわせてシンク下に手を入れ、接続部からのにじみが出ていないことを目視と手触りの両方でチェックしています。ここまでの作業時間は30分ほどでした。

作業後の状態

吐水口はすっきりとしたストレート形状になり、後付けカートリッジの重さから解放されました。レバーは軽い力で動くようになり、止水時のポタつきもありません。水の勢いも本来の状態に戻り、洗い物のたびに感じていた小さなストレスが解消しました。

同じトラブルを防ぐために

台所の水栓を長持ちさせるうえで、特別な手入れはほとんど必要ありません。意識していただきたいのは次の点です。

ひとつは、レバーを勢いよく閉めないこと。バタンと止める操作を繰り返すと、配管内に急な圧力変化(ウォーターハンマー)が起き、内部のパッキンを傷める原因になります。もうひとつは、吐水口の先に重量物を長期間ぶら下げたままにしないこと。浄水器を使いたい場合は、はじめから浄水機能が内蔵された水栓を選ぶほうが本体への負担がありません。

そのうえで、レバーが重い・止めても水が垂れる・根元がにじむ、のいずれかが出てきたら交換を検討する時期です。にじみを放置するとシンク下の収納や床材が傷み、修理の範囲が水栓だけでは済まなくなります。気になる段階でご相談いただければ、短時間の作業で収まることがほとんどです。