排水管からトントンと音がする!音の原因やとるべき対処法を解説

2025/08/05

2025/08/05

この記事では、排水管から異音がする問題についてまとめています。水まわりを利用していると、時折排水管からトントンと異音がする場合があります。このような異音は、何かしらのトラブルが起きているサインです。

記事を読むことで、音の原因からトラブルの種類、対処法などが把握できます。その他異音が聞こえた場合に見るべきポイントや、放置のリスクも紹介するため、排水管からの異音にお悩みの方は参考にしてください。

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排水管の「トントン」「カンカン」の異音はトラブルのサイン

排水管の「トントン」「カンカン」の異音はトラブルのサイン

水まわりを使っている時に、排水管から「トントン」「カンカン」と異音が聞こえてきた経験はないでしょうか。普段は聞こえないのにある日突然聞こえるようになった、このような場合は排水管に何らかのトラブルが起きているサインです。

トラブルの詳細や深刻度は原因を調査しなければ分かりませんが、そのまま放置していると大きな問題にも発展しかねません。異音が聞こえた場合は水道利用を注意して、原因の特定や対処を進めるようにしましょう。

排水管からトントンと音がする主な原因

排水管からトントンと音がする主な原因

排水管からトントンと音が聞こえる場合の、主な原因は以下の通りです。

  • 排水管のゆがみや膨張
  • 排水管のつまり
  • ヒビや接合部の隙間からの水漏れ

このように、排水管に物理的な異常が起きることで異音は発生します。それぞれの原因について、詳しく解説します。

排水管のゆがみや膨張

多くの排水管で使われている塩化ビニルは熱に弱く、高温になると変形する可能性があります。そのため、排水管に60℃以上の熱湯をかけると、ゆがむ・熱膨張するなどの現象が起こります。

この現象で排水管が変形する時、トントン・カンカンといった異音が聞こえるのです。排水管の変形が繰り返されると破損・接合部のゆるみなどが生じて、水漏れトラブルの原因にもなります。

排水管のつまり

排水管の内部でつまりが起きていると、水や空気の流れが妨げられて正常に排出されず、溜まった水・空気が勢いよく動くことでトントンと異音が発生します。水まわり設備によっても異なりますが、主なつまりの原因は以下の通りです。

  • 調理油や食べ残し
  • ゴミや異物
  • 皮脂や石鹸カス

とくにキッチンの場合、調理油や食べ残しが流されることで油分が排水管にこびりつき、それが蓄積することでつまりを起こすケースが多いです。

排水口付近で起きているつまりはすぐに対処できますが、目視できない奥深くで起きたつまりは自身での解決も難しくなります。

ヒビや接合部の隙間からの水漏れ

排水管にヒビが入っていたり、接合部からの隙間で水漏れが発生していると、水や空気の流れが乱れて異音が発生します。ヒビや隙間から水漏れすると、トントンの他にも「シュー」といった水が漏れ出る音が聞こえてくる可能性があります。

接合部に隙間ができる原因がパッキン劣化の場合は自身で交換も可能ですが、ヒビが入っている場合は業者に依頼して排水管を新しく交換しましょう。

「ドン」などの強い音はウォーターハンマー現象の可能性も

「ドン」などの強い音はウォーターハンマー現象の可能性も

トントン・カンカンの他にも「ドン」という強い衝撃音が排水管から聞こえることがあります。この場合、ウォーターハンマー(水撃)現象が起きている可能性が高いです。

ウォーターハンマーとは、水道管内で水圧が急激に変動した際に、水の塊が文字通りハンマーのように水道管を強く打ち付けることで衝撃音がなる現象です。

主に以下のようなケースでウォーターハンマー現象は発生します。

  • 蛇口を急に閉めて水を止めた
  • 集合住宅で近隣の居住数が増えて、水道の利用頻度が高くなった
  • 設置された水撃防止装置が劣化している

とくに、蛇口を急に閉めることでウォーターハンマー現象を引き起こすケースが多いです。頻発すると排水管の破損や漏水につながるため、異常を感じたら業者、集合住宅の場合は管理会社に相談しましょう。

排水管からトントン音が聞こえた時にとるべき対処法

排水管からトントン音が聞こえた時にとるべき対処法

排水管からトントンと音が聞こえた場合は、目に見えないトラブルの進行を食い止めるためにも、以下のような対処法をとりましょう。

  • つまりが確認できる場合は除去する
  • お湯を流すのを控える
  • 止水栓を少し閉める
  • 業者に調査してもらう

それぞれの詳細を解説します。

つまりが確認できる場合は除去する

排水管内部でつまりが起きていると、水の流れが阻害され空気が逆流することで異音が発生します。排水口を覗いてつまりが確認できる場合、水の流れを元に戻すためにもつまりを除去しなければなりません。

状況や場所に応じて最適な対処法も異なりますが、排水管のつまりは主に以下の方法で除去できます。

  • パイプユニッシュなどの薬剤を利用する
  • クエン酸と重曹を利用する
  • ラバーカップを使用する

つまりの原因が目視できない場合は、業者に頼んで排水管の奥まで確認してもらいましょう。

お湯を流すのを控える

排水管の異音は、熱膨張による排水管の変形でも引き起こされます。排水管の変形は接合部に隙間を作り水漏れを引き起こす原因にもなるため、なるべく水まわりでお湯を流すことは控えましょう。

普段浴槽で利用する程度の温度であれば排水管に深刻なダメージを与えることはないですが、キッチン等で調理に使う60℃以上のお湯は熱膨張を引き起こしやすいです。

排水管にこびりついた油汚れを落とす場合、熱湯を流すのが効果的とされていますが、温度の高すぎるものは排水管にとって逆効果です。流す場合は50℃〜60℃程度に温度を下げるなど、排水管にダメージを与えない工夫をしてください。

止水栓を少し閉める

流れる水の勢いが強いと、流れが止まった時の急激な水圧変化でウォーターハンマー現象が起こりやすいです。そのため、水道の止水栓を少し閉めて水の供給量を減らすことで、排水管内の圧力変化を緩やかにできます。

ただし、止水栓を閉めた分蛇口からの水量も減って、通常よりも水の出が悪くなる点には注意しましょう。日々の使い方を意識できるのであれば、蛇口の開閉をゆっくりにするだけでも効果はあります。

業者に調査してもらう

異音の問題を解消するには、水道修理業者に調査を依頼するのがもっともおすすめの方法です。水まわりに精通する業者は、排水管の異音トラブルについても原因や対策を熟知しており、的確な対処法で問題を解決してくれます。

奥深くで発生したつまりや排水管の破損など、自力では対処できない部分も業者であれば対応可能です。早急に業者へ依頼するとトラブルの拡大も防げるため、少しでも不安があればまずは相談してみましょう。

業者選びにお悩みの方は、おすすめ業者をまとめたこちらの記事も参考にしてください。

「ゴボゴボ」という異音が聞こえる場合

「ゴボゴボ」という異音が聞こえる場合

「ゴボゴボ」という重たい異音が聞こえる場合は、トントン・カンカンなどの音とは別の異常が起きているケースがあります。

以下の点に注意して、排水管の状況確認などを進めてください。

排水トラップに異常がないか確認する

排水管の途中に設置されている排水トラップは、下水からの悪臭や害虫の侵入を防ぐ役割を持ちます。この排水トラップが正しく接続されていない、破損しているなどの異常を起こしていると、排水管内に空気が入り込みやすくなりゴボゴボという音がなりやすくなります。

排水トラップの異常は悪臭・害虫の発生だけでなく、水漏れなどの被害にもつながるため要注意です。キッチンの排水トラップの場合、排水口の蓋やゴミ受けを取り外すことで水が溜まっているかを確認でき、シンク下を開けると管自体も目視できます。

集合住宅では他の部屋が原因のケースも

集合住宅の場合、他の部屋が原因のケースもあるので要注意です。集合住宅では各部屋の排水管と公共下水道の間に排水幹管が通っていますが、大量の水が流されると排水幹管内の空気が押し上げられて、排水管からゴボゴボと異音が発生します。

他の部屋の水の使用が抑えられると音は解消されますが、頻繁に音が鳴る場合は建物自体が問題の場合もあるため、管理会社に一度相談してみましょう。

雨量の増加による異音にも注意する

ゴボゴボという異音は、ゲリラ豪雨・台風等で発生した大雨で引き起こされるケースも多いです。一度に大量の水が下水道に流れ込むと、容量を超過して水が流れにくくなります。

この時、下水道内の空気が押し上げられることで、ゴボゴボと異音が発生するのです。異音自体は、雨が止んでしばらくすると解消されます。

この現象はとくに低地で起こりやすいため、雨天時は留意しておきましょう。

排水管の異音を放置するリスク

排水管の異音を放置するリスク

排水管の異音は何らかのトラブルが起きているサインのため、放置しているとさまざまなリスクが懸念されます。

以下のような症状を引き起こしかねないため、事態が悪くなる前に対処を進めてください。

排水管の流れの悪化

排水管の異音の原因がつまりの場合、放置していると水の流れが悪くなります。水の流れが悪化するとつまりも解消されにくく、新たなゴミなどが蓄積することでつまりはさらに深刻化します。

つまりは悪臭・害虫のリスクを高めるだけでなく、排水管や水まわり設備の故障も招くため、排水管の流れが悪くなる前に対処することが重要です。

排水管の破損

つまりやウォーターハンマー現象が原因で起こる異音は、排水管に負担がかかっているサインです。負担がかかり続けると変形やヒビ割れが起こり、やがては破損して水漏れなどの二次被害を引き起こすおそれがあります。

排水管の破損は自力で修理できず、業者による大掛かりな工事が必要です。

多大なコストがかかるだけでなく、一時的に水まわりを使えないことで日常生活にも支障が出るため、早めに対処しなければなりません。

汚水の逆流

つまりや下水道に流れる水量の超過による異音を放置していると、汚水の逆流にもつながります。汚水の逆流は水まわりを一時的に使えなくするだけでなく、床や壁にまで浸水して腐食の原因にもなります。

悪臭・害虫が漂う不衛生な環境を作り出してしまうため、異音が聞こえたら逆流が起きる前に対処しましょう。

排水管の異音が気になるときは水道修理業者にも相談!

排水管の異音が気になるときは水道修理業者にも相談!

排水管の異音が気になるときは、水道修理業者に相談して問題解決を目指すのもおすすめです。依頼先の業者に悩む場合は、水道局指定工事店の「水廻り修理サポートセンター」におまかせください。

経験豊富なプロのスタッフが、排水管の異音の原因を迅速に特定、的確な対処でトラブルを解消します。現地への出張費や見積もり費は無料、早朝深夜のトラブルでも24時間365日対応可能です。

排水管だけでなく、その他水まわりに関するご相談もお気軽にお待ちしています。

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排水管の異音に関するよくある質問

「トントン」「カンカン」という排水管の異音はすぐに対処すべきですか?
排水管の異音を予防する方法はありますか?
排水管の異音を無視するのは危険ですか?