トイレタンクの汚れを撃退!プロが教える効果的な掃除方法とは
本記事では、トイレタンクの掃除方法について詳しく解説しています。
タンクのフタを開けることなく気軽にできる方法と、内部までしっかり洗う2種類の方法をご紹介。ほかにも、汚れが引き起こす影響や目安にしたい掃除頻度、掃除するうえでの注意点についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
- 今週の
No.1 おすすめ優良業者!! -
水廻り修理サポートセンター
【水道局指定工事店だから安心!】トイレの水漏れ・つまりなど水トラブルに最短30分で駆けつけます。もちろん〈出張費用・見積もり費用無料!〉大阪をはじめ関東/東海/近畿など幅広いエリアに対応。お困りの際はお気軽にご相談下さい!
この記事の目次
トイレタンクを開けずに掃除する方法
ここからは、トイレタンクの掃除方法について紹介します。まずはタンクを開けずに掃除する方法です。重いタンクのふたを開けずにすむため、手軽にできます。
トイレタンク洗浄剤を使った掃除手順
トイレタンク洗浄剤とは、トイレタンク内の汚れ、特にカビや水アカを落とすために作られた洗剤のことです。ドラッグストアやネットショッピングで購入できます。
一般的なトイレタンク洗浄剤を使った掃除手順は、以下のとおりです。
- ゴム手袋をはめて手を保護する
- 手洗い用排水口へ洗浄剤を注ぎ込む
- 数時間放置する
- 水を流す
商品によっては放置時間が異なる場合もあるので、必ず添付の取扱説明書を読んでからご使用ください。また、手洗い用排水口がない場合は、タンクを少しずらして洗浄剤を注いでください。
なお、酸性洗剤や塩素系洗剤は、タンク内にある部品を傷める可能性があるので、使用しないようにしましょう。多くのトイレメーカーでは、これらの洗剤の使用を推奨していません。
重曹を使ったつけ置き洗いの方法
重曹は自然派洗剤として、洗濯やハウスクリーニングでもよく使われます。消臭効果や防汚効果がある、アルカリ性の性質を持った洗剤です。ドラッグストアやスーパー、100均などでも気軽に購入できます。
重曹を使った掃除手順は、以下のとおりです。
- ゴム手袋をはめて手を保護する
- 手洗い用排水口に、1カップの重曹を入れる
- 6時間ほど放置する
- 水を流す
重曹を使った掃除方法は、長時間水を流せないので、外出前や就寝前に行うのがおすすめです。手洗い用排水口がない場合は、タンクのフタを取り外してから、重曹を入れるとよいでしょう。
トイレタンクを開けて掃除する方法
トイレタンクを開けて掃除すれば、しっかりと汚れを落とせます。
掃除前の準備
まず、掃除に必要なものを準備します。用意するものは、以下のとおりです。
- ゴム手袋
- 中性洗剤
- 柄の長いブラシ
- 乾いた布
- マイナスドライバー
- 古い歯ブラシ
- クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1杯を溶かしたもの)
タンクを掃除する際には、漏水を防ぐために、水の供給を止める必要があります。そのため、止水栓の位置を確認しておきましょう。
1.トイレの止水栓を締める
トイレの止水栓は、水の供給を調節する水洗金具のことです。
止水栓の締め方は、種類によって異なりますが、一般的には時計回りに回すと閉まります。
- ハンドルタイプ:ハンドルを時計回りに回して締めます。
- ネジ式:マイナスドライバーなどでネジを時計回りに回して締めます。
このとき、強く力を入れすぎると、管が破損する恐れもあります。固くて開けられない場合は、業者に依頼するとよいでしょう。
止水栓を締めたらレバーで水を流し、排水させます。
2. トイレタンクのフタを取り外す
トイレタンクのフタは重量があるので、持ち上げる際は落とさないように注意してください。垂直に持ち上げるのがコツです。
手洗金具とボールタップの間でつながっているじゃばら管を外し、フタを持ち上げて取り外します。じゃばら管についているナットは、左に回して外してください。
なお、トイレタンクのフタを持ち上げるだけで、取り外せることもあります。機種によって外し方は異なるので、取扱説明書を参考にすると良いでしょう。
3. タンク内とフタを掃除する
タンク内は、水アカやカビなどが付着していることがあります。中性洗剤を付けたスポンジで、タンク内全体を丁寧にこすり洗いします。特に、パイプや継ぎ目などの細かい部分には、歯ブラシを使うと効果的です。
頑固な水アカには、クエン酸水が有効です。クエン酸水を水アカに吹きかけ、しばらく放置してからブラシでこすり落としましょう。
タンクのフタ(中フタを含む)には、中性洗剤が効果的です。取り外したフタを裏返しにして、中性洗剤を含ませたスポンジでこすります。汚れが落ちたら、水でしっかりと洗い流し、乾かします。
4. 部品を戻して止水栓を開ける
タンクがキレイになったら、取り外していた部品を元に戻しましょう。元通りにしたら、止水栓を開けて水の供給を再開させます。止水栓は、ハンドルやネジを左に回せば開きます。
次にレバーで水を流して、問題なく流れるかどうかを確認しましょう。
なお、タンクの外側やレバーは、柔らかい布を使って汚れを拭き取るとよいでしょう。その際にもクエン酸水が効果的です。
トイレタンクの汚れが引き起こす問題
トイレタンクの汚れを放置すると、さまざまな問題を引き起こします。具体例を見てみましょう。
カビの発生と健康への影響
トイレタンクは、常に湿気が多く、温度も一定に保たれているため、カビが繁殖しやすい環境です。タンク内に汚れが付着していると、それがカビのエサとなり、繁殖しやすくなります。
カビは、胞子を空気中にまき散らします。この胞子を吸い込むと、さまざまな健康被害を引き起こす可能性があります。たとえばアレルギーの原因となる、鼻炎、結膜炎、皮膚炎などを引き起こすことも。
また、アレルギー性気管支炎やぜんそくなどの、呼吸器疾患を悪化させる可能性があります。特に、免疫力が低下している人や、アレルギー体質の人、高齢者などは、カビによる健康被害を受けやすくなります。
トイレの悪臭
トイレタンクの汚れは、悪臭原因の一つとなり得ます。
上記で解説したとおり、トイレはカビが繁殖しやすい環境です。このカビが、悪臭原因となる物質を発生させてしまいます。
また、カビだけでなく、さまざまな種類の菌も繁殖しやすく、これらが悪臭の原因となります。市販の消臭剤や芳香剤で、ある程度の悪臭は抑えられますが、根本的な解決にはなりません。
便器の黒ずみ
トイレタンクの汚れが原因で、便器の黒ずみが発生することもあります。これは、タンク内の汚れが便器に流れ込むためです。
毎日便器の掃除をしているにもかかわらず、黒いにじみが落ちない場合は、トイレタンクの汚れが関係している可能性があります。タンクから汚れた水が流れ込むことで、掃除後も再び便器が黒ずんでしまうのです。
トイレタンクを掃除する頻度とサイン
トイレタンクの掃除頻度と、掃除すべきサインについて解説します。
トイレタンク掃除は月1回を目安に
トイレタンクは、一般的には月1回程度の掃除がおすすめです。ただし、利用回数や汚れのレベルによっては、掃除の頻度が前後することもあります。
たとえば、定期的にトイレタンク洗浄剤を使用していたり、普段からトイレの使用頻度が少なかったりする場合は、月1回の掃除で十分でしょう。しかし家族が多ったり、来客が多かったりする場合は、汚れがつきやすいため、月に2〜3回掃除が必要となることも。
定期的にタンク内を確認し、汚れの程度を把握するのがおすすめです。月1回の掃除を目安にしつつ、タンクの状態に合わせて掃除の頻度を調整しましょう。
トイレタンクを掃除すべきサイン
トイレタンクの掃除が必要なサインを、普段から意識しておくと、より清潔なトイレ環境を保てます。以下に、掃除すべきサインをいくつかご紹介します。
- 水ににごりがある
- 悪臭がする
- 掃除しても便器が黒ずむ
- タンクから異音がする
これらの症状が見られた場合は、トイレタンクが汚れている可能性があります。この状態を放置するとさらに頑固な汚れへと発展するため、早めの対処が必要です。
賃貸住宅のトイレタンクの掃除方法については、こちらもご覧ください。
トイレタンク掃除の注意点
トイレタンク掃除は決して難しくありませんが、いくつかの注意点があります。ここでは掃除するうえで気をつけたいことについて紹介します。
塩素系漂白剤・酸性洗剤を使わない
トイレタンクの中に黒カビが発生している場合、塩素系漂白剤を使って除去したくなるかもしれません。塩素系漂白剤は、カビや菌に対して強力な除菌効果がありますが、トイレタンクでの使用は基本的にNGです。
トイレタンク内には、ゴムやプラスチックなどの樹脂製部品が多く使用されています。塩素系漂白剤は、これらの素材を傷つけ、変色させたり、ひび割れを起こしたりする可能性もあるのです。
素材が傷むと、水漏れや止水不良などのトラブルにつながりやすくなります。結果として、タンクの寿命を縮めてしまう可能性があります。
固いブラシやサンドペーパーは使わない
トイレタンクの掃除において、固いブラシやサンドペーパーの使用は避けましょう。
トイレタンクの多くは、陶器や樹脂から作られています。固いブラシやサンドペーパーでゴシゴシこすると、これらの素材に傷がつき、ひび割れや変色を引き起こす可能性があります。
タンクに傷がつくと、そこから水が漏れたり、部品が破損したりする原因になります。
熱湯を使わない
トイレタンクに熱湯を使うのはNGです。「熱湯消毒がカビに効果的」と思うかもしれませんが、多くのトイレタンクは陶器や樹脂でできており、熱湯に耐えられるように作られていません。
熱湯を入れると、急激な温度変化によりヒビが入ったり、割れたりする可能性があります。また、タンク内の部品はプラスチック製のものも多く、熱湯により変形したり破損したりします。
タンクにヒビが入ると、そこから水が漏れてしまい、床がぬれたり下の階に水が漏れたりする原因になることも。
このようなトラブルにより、トイレが正常に機能しなくなる可能性があるので、熱湯をトイレタンクにかけることは避けましょう。
トイレのお困りごとは水廻り修理サポートセンターへおまかせ!
トイレタンクの掃除では、止水栓を開閉する必要があります。止水栓の場所がわからなかったり、回し方がわからなかったりする場合は、水廻り修理サポートセンターにおまかせください。
自治体認定の「水道局指定工事店」のため、安心してご利用いただけます。年中無休で24時間対応できますので、お気軽にご連絡ください。
>>水廻り修理サポートセンターへの無料見積もりや相談はコチラ
>>>トイレつまり・漏水など緊急対応が必要なときはお電話でご相談ください。
トイレタンクの掃除に関するよくある質問
- そもそもトイレタンク掃除は、本当に必要ですか?面倒なのでやりたくありません。
- トイレタンク掃除用の洗浄剤の選び方がわかりません。
- トイレタンクのカビや汚れを防ぐために、普段からできることはなんですか?