トイレつまりの直し方12選!解消法と水道修理業者を呼ぶべきケース
この記事では、トイレつまりのさまざまな直し方についてまとめています。トイレつまりはいつ急に発生するか分かりません。配管の劣化や水の勢いが弱い、異物を誤って流してしまったなど、さまざまな要因で引き起こされます。
トラブル時も冷静に対処できるよう代表的な直し方を12通り紹介するため、記事を参考にトイレつまり修理を実践してみてください。注意点や業者に依頼すべきケースについてもあわせて解説します。
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この記事の目次
自分で直せるトイレつまりの原因
自分で直せるトイレつまりのケースは以下の2つです。
- 水に溶けるものがつまっている場合
- 尿石によるつまり
水に溶けるものとは、主にトイレットペーパーや排泄物のことです。水に溶けるものがトイレつまりの原因となっている場合、固まっている部分を物理的にほぐすと、解消できることもあります。
また尿石によるつまりの場合は尿石除去剤と呼ばれる、酸性洗剤を使って溶かしていきます。刺激が強い洗剤なので、取り扱いには注意が必要です。手袋とマスク、保護ゴーグルを装着してから行いましょう。
なお、塩素系の洗剤が合わさると、有毒なガスを発生させるため、絶対に混ぜないでください。自分で直せるのは軽度のつまりの場合です。排水溝の奥の方でつまっている場合や、対処しても解消しないときは、業者に依頼しましょう。
トイレつまりの直し方12選
軽度のつまりで水に溶けるものが原因の場合、道具を使って解消できることもあります。ここでは12の解消方法を紹介します。
①お湯を使った直し方
水溶性の物質がつまりの原因であれば時間経過で徐々に溶けますが、お湯を使うことでさらにほぐしやすくできます。特にトイレットペーパーはお湯でほぐしやすく、これにより一気につまりを解消できるケースもあるためおすすめです。
お湯を使ったトイレつまりの直し方は以下の通りです。
- 便器の封水を汲み出して水位を調整する
- 40℃〜60℃に調節したお湯を、高い位置からバケツでゆっくりと便器に注ぐ
- 30分程度放置してつまりをほぐす
- つまりが解消されたか、水を流して確認する
つまりによって水位が上がっている場合、通常時の水位になるまで汲み出して調整しておきましょう。用意するお湯は、便器の半分程度の水位が満たされる量が目安です。
陶器製の便器は熱湯で破損する恐れもあるため、必ず40℃~60℃に調節したお湯を使用してください。
②ラバーカップ(すっぽん)を使った直し方
ラバーカップとは、トイレや排水管のつまりを取り除くための専用器具です。排水管に圧力をかけることで、つまりに刺激を与えて、解消させる仕組みです。
使用方法は以下のとおりです。
- 排水口の水量を半分程度まで減らす
- ラバーカップのゴム部分を排水口に当てて押し込む
- ラバーカップを勢いよく引き抜く
- 2と3を繰り返す
- つまりがほぐれたら、バケツの水をゆっくりと注ぎ込む
つまりが取れたら、バケツに水を入れて、ゆっくりと流し込んでください。スムーズに流れれば、つまりは解消されています。
③中性洗剤を使った直し方
水溶性の物質が原因のつまりであれば、中性洗剤の使用も効果的です。食器用洗剤などは中性のため、トイレつまり用の洗剤を所持していない場合でも気軽に実践できる方になります。
中性洗剤を使ったトイレつまりの直し方は以下の通りです。
- 便器内の水位が高い場合は、通常時の水位まで汲み出して調整する
- 中性洗剤を100ml、直接便器に流し入れる
- 40℃〜60℃に調節したお湯を流し入れて、30分程度放置する
- つまりが解消されたか、水を流して確認する
中性洗剤を使うことでお湯だけでは溶かしきれない物質も溶かしやすくなり、つまり解消が期待できます。この方法でもお湯を使いますが、便器を壊さないためにも必ずぬるま湯に温度調節したものを用意してください。
➃針金ハンガーを使った直し方
針金ハンガーがあれば、加工することでトイレつまり解消の道具にできます。針金ハンガーの加工方法は以下の通りです。
- ハンガー先端の二股部分をどちらもペンチでカットする
- カットした針金先端を、数字の「9」の形に調整する
9の形に整えるのは、つまりの原因となっている物質を掻き出しやすくするためです。加工した針金は、以下の手順で使用してください。
- 先端部分を排水口に入れてゆっくりと奥へ進める
- つまりの原因にあたったら、先端を動かしてつまりの原因を掻き出す
ハンガーはいきなり奥まで差し込むのではなく、ゆっくりと押し進めてつまりの場所を探るように使用してください。奥へ差し込み過ぎるとハンガー自身がつまる恐れがあり、便器や排水管を傷つける原因にもなりかねないため気をつけましょう。
⑤ビニール袋を使った直し方
ビニール袋を利用すれば、便器内に水圧を加えてのつまり除去が実施できます。手前はもちろん、奥深くのつまり解消にも効果的な方法なため、余ったレジ袋等があれば実践してみてください。
ビニール袋を使ったトイレつまりの直し方は以下の通りです。
- ゴム手袋を装着した手をグーの形にして、ビニール袋を上から被せる
- 排水口部分に手を入れて、そのまま水中で押す・引く動作を繰り返す
- 数回繰り返した後、つまりが解消されたか水を流して確認する
押し引きの動作を繰り返しているとビニール袋が外れる恐れもあるため、手首部分に輪ゴムを巻くなど固定しておきましょう。使い終わったビニール袋は決してそのままトイレに流さず、周囲を汚さないよう配慮した上でゴミ袋に入れて処分してください。
⑥食品用ラップを使った直し方
食品用ラップも、トイレつまり解消の道具になります。ラバーカップのように水圧を加えることが可能で、トイレットペーパーなどのつまりをほぐせます。
食品用ラップを使ったトイレつまりの直し方は以下の通りです。
- フタと便座を上げた状態で、便器にラップを隙間なく巻きつける
- レバーを引いて水を流すとラップの中央が膨らむため、手でゆっくりと押す・離す動作を繰り返す
- つまりが解消されたか、水を流して確認する
効果的な圧力を加えるために、ラップは便器に隙間なくピンと張って巻きつけるのが重要です。強度も考慮して、便器に巻きつける際は10周程度を目安に覆いましょう。
手で押す時は穴を開けてしまわないよう、爪を立てず指の腹で押すことを心がけてください。
⑦ペットボトルを使った直し方
円筒型のペットボトルを使ってトイレつまりを解消する方法です。ペットボトルの下から5cm のところをカットし、上部を使います。
使い方は以下の通りです。
- キャップの部分を持ち、排水口に当てる
- ペットボトルを上下に動かし、つまりが取れるまで繰り返す
- つまりがほぐれたら、バケツの水をゆっくりと注ぎ込む
ペットボトルをラバーカップの代わりとして使用します。何度か繰り返してコポコポと水の流れる音がしたら、つまりは解消されています。
⑧重曹・クエン酸を使った直し方
重曹とクエン酸を反応させると炭酸ガスが発生しますが、これはトイレつまり解消にも効果的です。どちらも清掃用のものは100円ショップ等で手軽に入手できるため、一度試してみましょう。
重曹・クエン酸を使ったトイレつまりの直し方は以下の通りです。
- 重曹50ml、その後クエン酸を100ml順番に便器に入れる
- 炭酸ガスの発生を確認したら、45℃程度のぬるま湯を入れる
- トイレの蓋を閉めて1時間程度放置する
- つまりが解消されたか、水を流して確認する
入れるぬるま湯の量は、便器の半分程度が浸かるように調整してください。炭酸ガスを発生させたらトイレの蓋を閉めるだけでなく、空間内も換気してガスを多量に吸い込まない環境を作りましょう。
⑨サンポールを使った直し方
黄ばみや汚れ・臭い除去など、トイレ用洗剤として有名なサンポールもトイレつまり解消には有効な道具です。トイレットペーパーなどがつまりやすくなる原因のひとつ「尿石」のこびりつきを除去できます。
サンポールを使ったトイレつまりの直し方は以下の通りです。
- 便器内の水位が高い場合は、通常時の水位まで汲み出して調整する
- サンポールを50ml〜100ml、排水口部分に回しかける
- トイレ用ブラシを使ってこすり洗いして、1時間程度そのまま放置する
- つまりが解消されたか、水を流して確認する
サンポールは強力な酸性洗剤のため、皮膚に付着すると腫れやかぶれといった症状が起こる場合もあります。目に入ると失明する恐れもあるため、便器に流し入れる際はゆっくりと慎重に実施してください。
⑩ワイヤーブラシを使った直し方
ワイヤーブラシとは、その名の通りワイヤーの先にブラシがついており、トイレや排水管のつまりの除去を目的とした清掃道具のことです。
使い方は以下の通りです。
- 便器の奥にワイヤーブラシを差し込む
- つまりに当たったらハンドルを回す
- つまりがほぐれたら、バケツの水をゆっくりと注ぎ込む
つまりに直接当てることで、塊をほぐしていきます。あまり長いと使いづらいので長くても5m 程度がおすすめです。
⑪真空式パイプクリーナーを使った直し方
真空式パイプクリーナーとは、排水管内を真空にして、つまりを取り除く掃除道具のことです。つまりをとる仕組みは、ラバーカップと同じ原理です。
使用方法は以下のとおり。
- 排水口の水量を半分程度まで減らす
- ハンドルを押したまま、ゴム部分を排水口に押し付ける
- ハンドルを引く
- 2と3を繰り返す
一度押し付けただけでは、つまりは取れないので、何度も繰り返すことが大切です。
⑫高圧洗浄機を使った直し方
水の勢いでさまざまな汚れを落とせる高圧洗浄機は、トイレつまり除去にも利用できます。高圧洗浄機を使ったトイレつまりの直し方は以下の通りです。
- 高圧洗浄機のホースを排水口に当てる
- 弱い水圧で水を噴射しはじめて、徐々に水圧を強めていく
- つまりが解消されたか、水を流して確認する
高圧洗浄機は水の勢いが強いため、便器や周囲をビニールテープ等で養生しておかなければ汚れた水が飛び散ります。ビニール袋には高圧洗浄機のホースが入る程度の小さな穴を開けて、それを便器本体に被せるようにすれば飛び散りのリスクを大きく低減できます。
周囲への対策はもちろん、自身もゴム手袋やマスク等の飛び散り対策を施した上で作業を進めてください。
トイレつまりを自分で直す際の注意点
トイレつまりを直す際の注意点を紹介します。
温水洗浄便座の電源プラグは抜いて養生して作業する
温水洗浄便座の場合、事前に必ず電源プラグを抜いて、水に濡れないよう養生してから作業を進めてください。トイレつまり時の作業中は水が飛び散るケースも多いため、つながれているプラグや機器本体に水がかかって故障の原因になります。
ビニールを被せて水に当たらないようにするなど、しっかりと対策した上で作業しましょう。水の飛び散りを予防するのはもちろん、濡れた手でプラグや機器本体を触るのもNGです。
洗剤や薬剤使用の際は換気する
洗剤や薬剤でトイレつまり解消を試みる際は、必ず換気をしてから作業を進めてください。これら製品の中には臭いが強いもの、吸い込みすぎると体調不良を起こすものがあります。
洗剤や薬剤でのトイレつまり解消は、製品を入れた後にしばらく放置するケースが多く、換気しなければ空間内に広がってしまいます。その状態で放置しておくのはよろしくないため、窓付きのトイレは窓を開ける、換気扇が付いている場合は換気扇を回すなどの対策をとりましょう。
洗剤・薬剤を同時に使用しない
洗剤や薬剤は、複数の製品を同時に使用することを絶対に避けてください。酸性系と塩素系の製品を同時に使用すると、反応によって塩素ガスが発生します。
この塩素ガスは腐食性が強く人体にとっても非常に有害で、少し吸い込むだけでも体調不良、吸い込みすぎると肺気腫を起こして死に至る恐れもあります。トイレつまりが中々解消されないからと、色々な洗剤・薬剤を試す場合は必ず成分を確認の上1つずつ利用することを心がけて、同時に使わないよう徹底してください。
熱湯は使わない
熱いお湯で一度につまりを流したいと考える方もいるかもしれませんが、熱湯は使わないようにしましょう。
理由は以下の2つです。
- 配管が損傷する恐れがある
- 急激な温度変化により、便器が割れる恐れがある
配管は高温に耐えられる造りではないので、熱湯を使用すると変形や亀裂が起こる可能性もあります。もし変形や亀裂が起こった場合、配管の寿命が短くなるだけでなく、さらにつまりが悪化したり漏水したりすることも。
また、便器は陶器で作られています。急激な温度変化に弱い素材なので、熱湯を直接注ぐと便器に強いストレスがかかり、ひび割れを引き起こすことも。熱湯を便器にかけると破損につながるため、お湯を使う場合は40度〜60度程度のぬるま湯にしましょう。
業者に修理を依頼すべきトイレつまりのケース
状況によっては、業者に修理を依頼したほうがよいケースもあります。業者に依頼する判断目安を以下で紹介します。
水に溶けないものがトイレつまりの原因の場合
スマートフォンや子どもおもちゃなど、水に溶けないものがトイレつまりの原因の場合は業者に対処してもらうことをおすすめします。目に見える箇所でつまっている場合は除去できる可能性もありますが、奥深くまで異物が入り込んだ場合の自力解決は困難です。
無理に奥深くの異物を除去しようとすると、便器や排水管を傷つけて状況が悪化する恐れもあるため、業者を呼んで適切に対処してもらいましょう。業者が来るまでの間はトイレを利用せず、つまりを深刻化させないよう注意してください。
すぐに修理したい場合
一刻も早く修理したい場合は、業者に依頼しましょう。業者はトイレつまりのような問題を日常的に扱っており、知識や経験が豊富なだけでなく、一般の家庭にはない専門的な道具を使用します。そのため、迅速かつ確実な修理対応が可能です。
また、多くの専門業者は24時間365日体制で対応しています。そのため、早朝や深夜にトイレつまりが起きた場合でも、すぐに修理できます。
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自分で解消法を試しても直らない場合
自力での解消法を試しても直らない場合は、無理に作業を進めずに業者を呼ぶのが望ましいです。道具を使う解消法は、何度も試していると便器や排水管を傷つけてしまい、便器の破損や漏水といった二次被害を起こすリスクもあります。
とはいえ、解消できない状態でトイレを使用するのもつまりを悪化させる一方のためおすすめできません。トイレを元通りの快適な状態で利用するためにも、業者を呼んで早急に対処してもらいましょう。
トイレつまりの原因がわからない場合
トイレつまりの原因が分からない場合は、専門業者に修理を依頼しましょう。目で見てわかる表面的な問題から、見えない部分の複雑な配管のトラブルまで、トイレつまりの原因はさまざまです。原因が分からないまま自分で修理しても、その場しのぎの対応となってしまうため、再発する可能性が高いでしょう。
業者に依頼すれば問題の根本的な原因を素早く特定し、適切な対処を施してくれます。そのため将来的なトラブルの予防にも繋がるというわけです。またこれまでの経験から、同様のトラブルを避けるためのアドバイスをしてくれることもあります。長期的に見るとコストの節約になるとも考えられます。
重度のトイレつまりが起きている場合
自力での対処が難しい重度のトイレつまりが起きている場合は、専門業者に修理を依頼しましょう。
重度のつまりとは以下のような状況を指します。
- トイレの水が全く流れない
- 水があふれ出る
- 排水口から悪臭がする
上記の状態になると、素人が直すのは困難です。下手に修理をしようとすると、帰ってトラブルを悪化させてしまう恐れがあります。
業者はトイレ修理のプロです。高圧ジェット洗浄や専門的なツールを使って、複雑なつまりを迅速かつ確実に修理してくれます。重度のトイレつまりが起きている場合は、さらなる被害を防ぐためにも、専門業者に依頼しましょう。
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つまりの症状が軽度で水に溶けるものや尿石が原因の場合、自力で直せることがあります。しかし修理が難しいと感じた場合は、専門の業者へ依頼するのがおすすめです。
トイレつまりでお困りの際は、水廻り修理サポートセンターまでご連絡ください。24時間365日体制で、いつでも受付をしております。自治体認定の水道局指定工事店なので、非認定業者にはできない複雑な工事にも対応可能。
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トイレつまりの直し方に関するよくある質問
- 自身でできるトイレつまりの直し方は何がベストですか?
- トイレつまり時、放置するという直し方はよくないですか?
- どの直し方でもトイレつまりを解消できません。どうすればよいですか?