すっぽん(ラバーカップ)でのトイレつまり解消法!使い方と注意点

2024/02/27

2024/09/13

本記事ではトイレつまり解消に効果的なすっぽんについてわかりやすく紹介しています。

すっぽんの概要や特徴、選び方や実際の使い方まですべて詳しく解説。すっぽんを使う際の注意点についてもお伝えしていますので、トイレつまり解消にすっぽんを使用する際は、ぜひ参考にしてください。

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すっぽん(ラバーカップ)が効果的なトイレつまりの原因

すっぽん(ラバーカップ)が効果的なトイレつまりの原因

すっぽんはその構造上、強い水圧をかけてトイレつまりの原因となっている異物を吸い出せます。

すっぽんを効果的に利用できるトイレのつまりの原因は主に以下の通りです。

  • 排泄物
  • トイレットペーパー
  • 水溶性のトイレクリーナー

このように水溶性でほぐれやすいものがトイレのつまりの原因となっている場合はすっぽんでのつまり解消が期待できます。

一方で不溶性の異物や、大きな異物がつまっている場合にはすっぽんの利用はおすすめしません。これらの原因に対して無理にすっぽんを使用すると便器を傷つけてしまったり、異物を奥深くに押し込んでさらに解消が困難となる恐れもあります。すっぽんを使うかどうかは、つまりの原因に応じて慎重に判断してください。

トイレつまり解消ですっぽん(ラバーカップ)を使う前の準備

トイレつまり解消ですっぽん(ラバーカップ)を使う前の準備

すっぽんでトイレつまりを解消する場合は、事前の準備が欠かせません。

以下項目についてあらかじめ確認しておき、すっぽんを万全の体制で使えるようにしておきましょう。

  • 便器や周辺の床・壁をビニール等で養生する
  • 止水栓を閉める
  • 温水洗浄便座の電源プラグを抜く
  • 便器内の水を汲み出す

すっぽん利用時は水が跳ねやすいため、衛生面や温水洗浄便座等の電子機器に配慮しなければなりません。また、水がまったく排水されないほどの深刻なトイレつまり時に誤ってレバーを引いて水を流してしまうと漏水の恐れもあるため、止水栓を閉めることも重要です。便器内の水が多すぎる場合は、すっぽん先端のカップが水に浸かる程度の水量にまで汲み出して調整しましょう。

トイレつまり時のすっぽん(ラバーカップ)の使い方

トイレつまり時のラバーカップの使い方

トイレつまり時のすっぽんの使い方を順序ごとに紹介します。基本的な使い方は以下の手順で完結しますが、どの手順も決して焦らず冷静に実施しましょう。

前述の通り、すっぽんが十分に効果を発揮するよう便器内に多少の水を入れて水位を上げてから作業してください。

1.排水口にすっぽんを押し付ける

まず、排水口全体が塞がるようにすっぽんを被せたら、そのまま静かにすっぽんを押し付けます。この時、力任せに強く押し付ける必要はありません

十分な水位があれば軽く押し付けるだけですっぽんは密着します。静かに軽い力を加えつつ、もう押し込めないという所まで進めていくのがコツです。

2.力を入れて引き抜く

押す時は軽くでよいですが、すっぽんが密着していれば引き抜く時には力が必要です。異物をまとめて吸い出すという気持ちで引き抜きましょう。

この時、引き抜くのに力は入れても動作自体は大きくせず、なるべく水が飛び散らないよう心がけましょう。

3.つまりの原因が取れるまで数回繰り返す

すっぽんを引き抜いてもつまりの原因が取れていなければ、取れるまで1と2の手順を数回繰り返します。1度だけで諦めず、何度も繰り返すことで奥で引っ掛かった異物の絡まりが徐々に解き始める場合があります。

つまりの原因が無事に取れたようであれば、手順4へ進んでください。

4.水を流してつまりが解消されたことを確認する

すっぽんで異物が取れたら、水を流してつまりが解消されたかを確認します。この時にいきなり水洗レバーを引いて勢いよく水を流してしまうと、まだつまりが解消されていなかった場合便器から水が溢れる恐れがあります。

そのため、バケツ等で少しずつ水を流して便器内の水位が上昇せず流れているかを見てください。スムーズに流れていることを確認できたら、最後に水洗レバーを引いて水を流して応急処置は完了です。

すっぽん(ラバーカップ)利用時の注意点

すっぽん(ラバーカップ)利用時の注意点

すっぽんを利用する時は、以下の注意点を覚えておいてください。効率よくトイレつまりを解消するため、そして修理時にトイレを傷つけないためにも大切な要素です。

無理に強く押し付けない

すっぽんを排水口に押し付ける際は、無理に力強く押し付けないよう気をつけましょう。経年劣化している便器の場合、すっぽんを押し付けるだけでも破損する恐れがあります。静かに押して引き抜く時は強く、このコツを意識して扱うようにしましょう。

固形物や膨張するものが原因のつまりには使わない

すっぽんは固形物(スマホ、おもちゃ、歯ブラシなど)や膨張するもの(おむつ、生理用品など)が原因のつまりには使用しないでください。これらの物質は、排水管内でひっかかったり水分を吸って膨張したりするため、すっぽんでは引き抜くことができません。無理に操作するとつまりの原因が排水管の奥へと進んでしまい、かえってつまりを悪化させる可能性があります。

トイレつまりに効果的なすっぽん(ラバーカップ)とは

トイレつまりの解消にとても効果的なすっぽん。意外とよくわからないという人も多いのではないでしょうか。ここではすっぽんの正式名称や種類、購入先について紹介していきます。

すっぽんの正式名称

すっぽん(スッポン)の正式名称は「ラバーカップ」または「ラバープランジャー」といいます。英語圏では「Plunger」と呼ばれることが多いようです。ゴム製のカップ部分と、それを持つための柄で構成されています。カップ部分を排水口に密着させ、柄を上下に動かすことで、詰まりを吸い出す仕組みになっています。日本では「すっぽん」という愛称で親しまれていますが、これは形状が亀に似ていることに由来しています。

すっぽんの種類

すっぽん(ラバーカップ)には、トイレの形状に合わせて主に3つの種類があります。

種類 特徴
和式用 カップの底が平らで、和式トイレや一般的な排水口に適している
洋式用 カップの底に突起があり、洋式トイレの排水口にフィットする
節水型用 カップにツバがついており、節水型トイレの複雑な形状の排水口に密着する

上記のほかにも、異なるタイプの便器でも使える共用タイプ汎用性タイプなどもあります。

すっぽんを購入できる場所

すっぽん(ラバーカップ)は、いろいろな場所で購入することができます。以下に主な購入場所をまとめました。

購入場所 特徴
ホームセンター 種類が豊富で、店員に相談しながら選べる
100円ショップ 手頃な価格だが、種類は限られている
インターネット通販 自宅にいながら購入できるが、実物を見られない
スーパーマーケット 日用品コーナーや生活雑貨コーナーに置いていることが多い

ホームセンターでは、トイレの形状にあわせたさまざまなタイプのすっぽんを取り扱っています。わからないことがあれば店員に相談するのがおすすめです。100円ショップでも手頃な価格で購入できますが、種類は限られています。インターネット通販は自宅にいながら購入できる便利さがありますが、実物を見られないのがデメリットです。

トイレつまり解消用のすっぽん(ラバーカップ)の選び方

すっぽん(ラバーカップ)を使ってトイレのつまりを解消する際、自宅のトイレに合ったタイプを選ぶことが重要です。ここでは、トイレのタイプに合わせたすっぽんの選び方について説明します。

トイレのタイプに合うすっぽんを選ぶ

自宅のトイレが和式か洋式かによって、使用するすっぽんのタイプが異なります。和式トイレには、カップの底が平らなタイプが適しています。一方、洋式トイレには、カップの底に突起があるタイプが適しています。

この突起部分が、洋式トイレの排水口の形状にフィットすることで、より効果的につまりを吸い出すことができます。また、節水型トイレの場合は、排水口の形状が複雑なため、カップにツバがついたタイプを選ぶのがおすすめです。このツバがあることで、排水口により密着し、つまりを効率的に取り除くことができます。

排水口のサイズに合うすっぽんを選ぶ

排水口のサイズに合ったすっぽんを選ぶことも大切です。すっぽんのカップ部分が排水口より小さすぎると、隙間ができてしまい、十分な吸引力が得られません。逆に大きすぎると、排水口に密着できず、効果的につまりを取り除くことができません。

排水口のサイズを測り、サイズに合うすっぽんを選ぶようにしましょう。一般的な排水口のサイズは、和式トイレで10~15cm、洋式トイレで8~12cmほどです。メーカーによってサイズが微妙に異なる場合があるので、実際に計測するかメーカーの説明書などでサイズを確認してから購入するのがよいでしょう。

トイレつまり解消後のすっぽん(ラバーカップ)メンテナンス方法

トイレつまり解消後のすっぽん(ラバーカップ)メンテナンス方法

便器に入れて使用するもののため、一度でも使えば当然すっぽんは汚れてしまいます。使い終わった後そのまま放置するとすっぽん自体や置き場に雑菌が繁殖するため、必ずメンテナンスを実施してください。メンテナンスを行う際は、必ずゴム手袋を着用の上で衛生的な掃除を心がけましょう。

すっぽんのメンテナンスは以下の手順で進めてください。

  1. ツバ付きのタイプであれば、ツバを引き出す
  2. すっぽんの内側・外側ともに流水でしっかりと洗い流す
  3. 目立つ汚れはスポンジを使って擦り洗いする
  4. 洗い終わったすっぽんは日当たりの良い場所で天日干しする

すっぽんはゴム製でちょっとした汚れであれば付きにくいため、水洗いでも十分汚れを落とせます。目立つ汚れが付着していた場合のみ、すっぽんを傷つけないよう柔らかいスポンジで擦り洗いしましょう。洗い残した雑菌を天日干しで殺菌して、乾けばメンテナンス完了です。

すっぽん(ラバーカップ)でもトイレつまりが解消しない場合

すっぽんでもトイレつまりを解消できなければ、以下の方法もトイレつまり解消に効果があります。

  • 手で直接つまりを取り除く
  • ワイヤーブラシを利用する
  • 重曹とクエン酸を使う

トイレつまりを急ぎ解消したい場合には、実践してみてください。

手で直接つまりを取り除く

もっとも手軽な応急処置方法が、手で直接つまりを取り除く方法です。すっぽんよりも自由に動かせるため、細かな異物も掴んで除去しやすいです。作業時はゴム手袋を装着して、衛生面に配慮した状態で取り掛かりましょう。

ワイヤーブラシを利用する

ワイヤーブラシの使い方

トイレつまりは奥深くにある異物が原因で起こるケースもあるため、ワイヤーブラシを使って掃除するのもよいでしょう。

ワイヤーブラシは排水管の奥まで柔軟に入り込んで、つまった異物を削り取れる道具です。トイレットペーパーなど水溶性の柔らかい異物が奥でつまっている場合、ワイヤーブラシは効果的です。

重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸の使い方

トイレットペーパーのつまりが中々取れない場合は、重曹とクエン酸を使うことで除去できる場合もあります。これは、重曹とクエン酸を混ぜることで発生する炭酸ガスがトイレットペーパーを溶かす効果があるからです。

重曹を大さじ1杯に対してクエン酸を大さじ2杯便器に入れてしゅわしゅわと炭酸ガスが発生してきたら、500ml程度のぬるま湯を流し入れて1時間ほど放置しておきましょう。しばらくするとトイレットペーパーが溶けており、つまりが解消されます。

重曹もクエン酸も、掃除用のものは100円ショップで手軽に入手可能です。クエン酸がなければお酢でも代用できるため、一度試してみることをおすすめします。

解決できなければ水道修理業者に依頼する

自身の応急処置でも解決しない、そもそも原因が分からず手のつけようがないといった場合には、水道修理業者に修理を依頼しましょう。トイレのトラブルでも特に多いのがトイレつまりであるため、十分なノウハウを持っている水道修理業者であれば迅速かつ的確に修理を進めてくれます。

すっぽんなどの修理に必要な道具を自身で揃える必要もないため、無駄な労力もかかりません。業者に依頼する場合は費用面はもちろん、サービス内容や対応についても評判がよいところを選ぶのがコツです。

地方の水道局から一定水準の技術力を認められている、水道局指定工事店であればサービスもよく料金も相場に見合っているためおすすめです。また、急なトイレつまりでも修理してくれる24時間対応の業者も数多くあるため、いくつか候補を押さえておくとよいでしょう。

後悔しない業者選びにするためにも、以下の記事をぜひ参考にしてください。
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すっぽんで直せないトイレつまりは「水廻り修理サポートセンター」が解決

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トイレつまりやすっぽんのよくある質問

すっぽんでの押し引きは何回程度繰り返すとよい?
すっぽんをうまく使うコツは?
トイレのつまりは修理しなくても自然に治る?
トイレつまり解消にすっぽん(ラバーカップ)を使う際の注意点はありますか?
すっぽん(ラバーカップ)でトイレつまりが解消できない場合はどうすればいいですか?