トイレの止水栓は壁や床にある!見つけ方や緊急時の閉め方も解説
本記事では、トイレの止水栓の正確な位置の見つけ方と、緊急時の対処方法について詳しく解説します。
止水栓は、トイレのタイプによって設置場所が異なるため、急なトラブルの際は慌ててしまいなかなか見つけられないこともあります。
この記事を読めば、お使いのトイレの止水栓の位置をすぐに特定でき、水漏れなどの緊急時にも落ち着いて対処できるようになるはずです。
止水栓のタイプとあわせて、閉め方も解説していますのでぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
タンク式トイレの止水栓の位置
タンク式トイレの止水栓は、主に3つの場所に設置されています。
トイレの形状や設置状況によって位置が異なるため、順番に確認していきましょう。
トイレタンクの裏側の壁
最も一般的な設置場所が、トイレタンクの後ろ側の壁面です。壁から出ている給水管に沿って目で追っていくと、シルバーや銅色の金属製のハンドルやレバーを見つけることができます。
多くの場合、床から50〜100センチメートルの高さに設置されており、手を伸ばせば簡単に操作できる位置にあります。
トイレの床付近
床からトイレタンクへと配管が伸びているタイプでは、床面のすぐ近くに止水栓が取り付けられています。通常は床から10センチメートルほどの高さにあり、便器の横や後ろ側の床面から突き出た給水管に接続されています。
カバーやパネルで隠れている場合もあるため、注意深く確認する必要があります。
タンクから出ている給水管の接続部分付近
給水管がタンクに接続される付近にも止水栓が設置されているケースがあります。
タンク下部の給水管との接続箇所を確認すると、配管の途中に止水栓を見つけることができるはずです。
この位置の場合、タンクと給水管をつなぐフレキシブル管の途中に取り付けられていることが多いのが特徴です。
タンクレストイレの止水栓の位置
タンクレストイレの止水栓は、デザイン性を重視した構造のため、一般的なタンク式トイレと比べて見つけにくい特徴があります。
主な設置場所は、便器後方の壁に設けられたパネルの内側か、便器本体のカバー内部です。便器の背面や床に給水管が通っている場合は、その付近に止水栓が設置されていることもあります。
TOTOやINAXなどの大手メーカーの公式サイトでは、トイレのタイプに合わせて止水栓の設置場所がイラスト入りで紹介されています。
見つからない場合は、まず取扱説明書やメーカーのウェブサイトで位置を確認するのがおすすめです。
温水便座付きトイレの注意点
温水便座(ウォシュレット)付きトイレの場合、通常のトイレタンク用とは別に温水便座専用の止水栓が設置されているため、注意が必要です。
タンク用の止水栓は便器後方の壁や床に、温水便座用は給水管の分岐部分に取り付けられていることが一般的です。
水漏れなどのトラブル時には、両方の止水栓を確認し、問題のある箇所に応じて適切な止水栓を閉める必要があります。
また、温水便座の修理や点検を行う際は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてから止水栓を操作しましょう。漏電や感電の危険を防ぐための重要な安全対策です。
トイレの止水栓の見つけ方・確認方法
トイレの止水栓の場所がよくわからない、うまく探せないときの見つけ方や確認方法は以下のとおりです。
目視で確認する
トイレの止水栓を見つけるには、まず給水管の流れに沿って目視で確認することから始めましょう。
給水管は通常、壁や床から出ており、シルバーや銅色の金属製のパイプとして確認できます。この配管に接続された金属製のハンドルやレバー状の部品が止水栓です。
タンク式トイレの場合は便器後方の壁や床付近を、タンクレストイレの場合は便器本体のカバーパネルの内側も確認が必要です。
また、ウォシュレット付きの場合は、便座への給水管の分岐部分も忘れずにチェックしましょう。
取扱説明書で調べる
トイレの取扱説明書には、止水栓の位置や操作方法が図解入りで詳しく記載されています。
特にタンクレストイレやデザイン性の高い最新型のトイレは、止水栓が目立たないよう工夫されているため、取扱説明書での確認が確実です。
説明書をなくしてしまった場合でも、メーカー名と製品型番がわかれば、各メーカーのウェブサイトから電子版の取扱説明書をダウンロードできます。
製品型番は便器の内側や裏側に記載されていることが多いので、スマートフォンで撮影して確認するのが便利です。
メーカーに問い合わせてみる
目視での確認や取扱説明書を見ても止水栓の位置が分からない場合は、トイレメーカーのお客様相談窓口に問い合わせることをおすすめします。
製品の型番を伝えれば、専門スタッフが止水栓の正確な位置や操作方法を案内してくれます。多くのメーカーは平日の日中だけでなく、土日祝日や夜間の緊急対応窓口も設けています。
メーカーによってはビデオ通話での案内サービスも提供しており、スマートフォンのカメラを通して止水栓の位置を直接指示してもらえます。
水漏れなど緊急時の対応方法についても、詳しいアドバイスを受けられるでしょう。
トイレの止水栓の種類と形状
実はトイレの止水栓にも、いくつか種類や形状があります。止水栓を開閉する場合には、種類やタイプを把握しておいた方がスムーズです。
主なトイレの止水栓の種類は以下の通りです。
外ネジのマイナスタイプ
トイレの止水栓で最も一般的なのが、外ネジのマイナスタイプです。
配管から突き出た部分に溝があり、マイナスドライバーを使って開閉する仕組みになっています。内ネジタイプと比べて操作がしやすく、多くのトイレで採用されているのが特徴です。
開閉する際は、溝に合ったサイズのマイナスドライバーを使用することが重要。時計回りに回すと止水、反時計回りで開栓できます。
なお、サイズの合わないドライバーを使用すると溝が変形してしまう可能性があるため、水栓専用のドライバーを使用することをおすすめします。
内ネジのマイナスタイプ
内ネジのマイナスタイプは、止水栓部分が配管の中にくぼんで設置されているタイプです。
外ネジタイプと同様にマイナスドライバーで開閉しますが、ネジの溝が内側にあるため操作がやや難しいのが特徴です。
溝が見えにくく、通常のマイナスドライバーでは作業がしづらい場合は、水栓専用ドライバーの使用がおすすめです。無理な力を加えると溝が変形してしまう可能性があるため、慎重に作業を行う必要があります。
ハンドルタイプ
ハンドルタイプの止水栓は、蛇口のような円形や十字型のハンドルを回して開閉する仕組みになっています。
工具が不要で手動で簡単に操作できるため、高齢者や工具の扱いに不慣れな方でも安心して使用できます。
最近の住宅では、デザイン性と使いやすさを考慮してこのタイプを採用するケースも増えています。
ただし、ハンドルが緩んでいると水漏れの原因となることがあるため、定期的な点検と適度な締め具合の確認が必要です。
緊急時のトイレの止水栓の閉め方
トイレで水漏れが発生しているなど、緊急性が高い場合、すぐにでも止水栓を閉める必要があります。
トイレの止水栓の閉め方と注意点を解説します。
止水栓を閉める基本的な手順
- 温水便座など電気製品の電源プラグを抜く
- 床が濡れないよう養生する
- 止水栓を時計回りにゆっくりと回す
トイレの止水栓を閉める際は、まず電気製品の電源プラグを抜き、床にビニールシートを敷いて養生します。次に、マイナスドライバーをねじ部分に差し込み、止水栓を時計回りにゆっくりと回して止水します。
なお、ハンドルタイプの止水栓の場合は、工具不要で手動操作が可能です。通常90度回転させることで開閉できます。
止水栓を操作する際の基本的な方向は、どのタイプにおいても以下の通りです。
- 閉める(止水): 時計回り(右回り)
- 開ける(通水): 反時計回り(左回り)
注意すべきポイントと安全対策
止水栓を操作する際は、必要以上の力を加えずゆっくりと開閉することが重要です。無理な力で回すと、止水栓が破損したり、配管に負担がかかったりする可能性があります。
また、水漏れの状況によっては床が滑りやすくなっているため、作業時の転倒に注意が必要です。工具を使用する場合は、サイズの合ったものを選び、滑り止め付きの手袋を着用しましょう。
作業中に異常を感じた場合は、すぐに作業を中止して専門家に相談することをおすすめします。
トイレの止水栓がどうしても見つからない場合の対処法
トイレの止水栓がどうしても見つからない場合は、応急処置的に水を止めるか専門家に相談するなどの対処が必要です。
- ひとまず代替の止水方法を検討する
- 専門家に相談する
ひとまず代替の止水方法を検討する
水漏れなどでお困りの際は、トイレに水が流れ込まないよう代替方法で止水する方法があります。
水道メーター付近の元栓を閉める
トイレの止水栓がどうしても見つからない場合は、水の元栓を閉めてしまいましょう。
水道メーターは一戸建ての場合、玄関や門扉付近の地面に埋め込まれたボックス内にあります。マンションの場合は玄関横のパイプスペースに設置されていることが多く、ボタンやコインで開けられる扉の中にあります。
元栓のハンドルを時計回りにゆっくり回すことで水を止められますが、建物全体の水が止まってしまうため、一時的な応急処置として考えましょう。
トイレタンクのボールタップを手で持ち上げて固定する
トイレタンクのフタを外し、タンク内にある浮き球(ボールタップ)を手で持ち上げて水が止まるか確認します。
水が止まる場合は、ビニールひもなどで浮き球をその位置に固定することで応急処置になります。
この方法なら他の水道は使用できるため、修理業者が到着するまでの一時的な対応として有効です。
専門家に相談する
止水栓が見つからない場合は、無理に探し続けず、専門家への相談を検討することをおすすめします。
まずは水道局指定の修理業者に連絡することをおすすめします。
指定業者は豊富な経験と専門知識を持っており、トイレの型番や設置状況から止水栓の位置を特定できます。緊急時には24時間対応のサービスも利用可能です。
修理業者を選ぶ際は、料金が極端に安い業者や過度な割引をうたう業者は避け、実績とアフターフォローの充実した業者を選びましょう。
見積もりは無料で行っている業者が多いため、まずは気軽に相談することをおすすめします。
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トイレの止水栓に関するよくある質問
- トイレ止水栓と元栓の違いはありますか?
- トイレの止水栓が固くて閉まりません。
- トイレの止水栓が閉まらない場合、プロに依頼するメリットはどんなことでしょうか。