薬品を使ったトイレつまり解消法!おすすめの薬品や使い方、注意点など

2023/06/24

2023/08/04

プロの水道修理業者では、トイレつまりの解消法の一つとして薬剤を使用してつまりを分解させることがあります。

 

ただしこのようなプロ仕様の薬剤は、一般市民では使用することができない場合も多いです。

 

今回は、一般の人でも購入・使用が可能な、市販のトイレつまりに効果的な薬品や洗浄剤を紹介します。

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薬品によるトイレつまり解消が有効なケース

薬品を使用したトイレつまり解消法

薬品を紹介する前に、まずは薬品によってトイレつまりが解消できるケースについて解説します。

  • 尿石詰まりによる男子小便器のつまり
  • 排泄物によるトイレつまり
  • トイレットペーパーなどをつまらせてしまったケース
  • 掃除で使用した排水を流してつまらせてしまった(毛髪つまり)

 

薬剤が使用できるのは、尿石詰まりのほか、水に溶けるような本来トイレに流しても問題がないものがつまったケースに限られます。

薬剤を使用して分解・溶解することにより、つまりが解消できるのです。

薬品によっては髪の毛などのたんぱく質も分解できるため、掃除の際の排水つまりなどにも効果を発揮できる場合もあります。

 

一方、スマートフォンやおもちゃ、ハンカチなどの布類、おむつや生理用品のような水に溶けないものなどを流してしまった場合は、薬品を使用してもつまりを解消できません。このような固形物をつまらせてしまった場合は、水道修理業者に相談しましょう。

 

トイレつまりにおすすめの薬品は?

 トイレつまりにおすすめの薬品は?

トイレつまりの解消に使用する薬品は、つまりの原因によって大きく異なります。

 

尿石汚れが原因のトイレつまりにおすすめの薬品

アルカリ性の性質を持つ尿石汚れには、酸性洗剤が効果的です。

市販品であれば以下のような薬品がおすすめです。

購入はホームセンターやネット通販などがおすすめ。業務用サイズのものが多いですが、比較的手ごろな料金で購入できます。

 

アックススパーク(アックスブレーン)

アックススパークは、劇薬非使用で安全性の高い酸性洗剤です。小便器内や配管内に付着した尿石の塊をごっそり除去します。

原液を投入した後、1時間から一晩放置するだけでOK。頑固な黄ばみ汚れもきれいに落とせるアイテムです。

成分:氷酢酸、クエン酸、過ギ酸、過水3%、精製水
使用量目安:1本

 

デオライトL(和協産業)

デオライトLは、高い洗浄力を持ちながらも医薬用外劇物に指定されることがない、安全で環境にも配慮した洗浄剤です。

尿石を素早く溶解除去してくれるため、小便器の尿石つまりの解消や黄ばみ、消臭において効果的。

成分:成分有機酸、塩酸(8.5%)、腐食抑制剤、キレート剤、着色剤
使用量目安:約250g/1回

 

トイレ尿石除去剤(モノタロウ)

モノタロウのトイレ尿石除去剤は、刺激臭がなく便器もいためないため、使いやすい酸性液状の洗浄剤です。

男子用小便器及び配管にこびりついた尿石を、分解除去する効果が期待できます。

成分:有機酸、塩酸(8.5%)、腐食抑制剤、キレート剤、着色剤
使用量目安:約300~500g/1回

 

商品を選ぶ際は「酸性」の液性(塩酸成分も可)で、用途に「尿石除去」や「つまり解消」とあるものが適しています。

なお、プロの場合「デオライト(劇物)」などを使用することがありますが、こちらは取り扱いに免許が必要な薬剤となります。

 

洋式トイレの排泄物やトイレットペーパーによるつまりにおすすめの薬品

トイレットペーパーや排泄物は、塩素系(アルカリ性)の薬品が効果的です。

ただし「トイレつまり解消」に特化した製品はほとんど市販されていないのが現状です。「トイレつまりには効果がありません」や「大便器トイレの使用には適していません」と注意書きされている商品も多いので、購入の際は確認するようにしましょう。

 

排水管洗浄剤 ジョーカルLPS

排水管洗浄剤ジョーカルLPSは日滌化学から販売されている、液体のアルカリ性の洗浄剤です。

髪の毛やトイレットペーパーなど、トイレの配管内につまっているものを溶かして分解する力があります。

水につかっている状態でも効果を発揮するため、便器内の水を汲み出さずそのまま使用可能です。

成分:アルカリ洗浄剤
使用量目安:300mL/1回

 

パイプクリーナーL(ニイタカ)

パイプクリーナーLは配管のつまり解消や、洗浄、除菌や消臭に効果的な塩素系(アルカリ性)の洗浄剤です。

原液のままトイレに流し込んだ後、30~60分ほど放置して使用します。とろみのあるジェル状の液体のため、汚れに密着しやすくつまりの原因まで届きやすいのが特徴です。

成分:次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウム(4.5%)、界面活性剤
使用量目安:300mL/1回

 

薬品を使用したトイレつまり解消法

薬品を使用したトイレつまり解消法

薬品を使用したトイレつまり解消の準備と、作業手順について解説します。

事前準備

  1. トイレつまりの原因を突き止める
  2. 止水栓を閉め漏水を予防する
  3. 床に新聞紙やビニールなどを敷いて養生する
  4. 温水便座の電源プラグを抜いておく
  5. 換気扇を回し(または窓や戸を開ける)換気を行う

用意するもの

  • 薬品
  • ゴム手袋
  • バケツに汲んだぬるま湯(40℃~50℃)

塩素系(アルカリ性)の薬品は、目に入ると失明してしまうリスクがあります。もし心配であれば、目を保護するための眼鏡やゴーグルなども用意しましょう。

トイレつまり解消手順

  1. あらかじめ便器内の水を汲み出しておきます
  2. 便器奥・排水口あたりへ薬品を投入します
  3. 製品に記載されている時間に従って放置します
  4. バケツにぬるま湯を汲み、高い位置からゆっくりと流しいれます
  5. そのまま1時間ほど放置します

 

上記の作業を行った後、水位が正常な高さになっているか確認してください。水位が上がっていない場合は「小」を回して水位の変化を確認します。

最後にトイレットペーパーを丸めたものを便器へ入れ、水栓レバーの「大」を回して水を流せば完了です。

水位が上がってしまう場合は、つまりが抜けていないサインとなりますので、ほかの解消法を行いましょう。

 

薬品を使ってトイレつまりを解消させる際の注意点

トイレつまりを解消させる効果がある薬品は、通常の洗剤と比べると刺激が強く取り扱いにも注意が必要です。

使用の際は、以下の点を意識しながら、安全に使用しましょう。

  • 異なる性質の薬品と混ぜて使わない(有毒ガスが発生するため)
  • 目に入らないよう注意(入った場合は流水洗浄→眼科医を受診)
  • しっかりと換気を行って作業をする(刺激臭などにより気分が悪くなることがあります)
  • 指定時間より長く放置しすぎない(便器の変質や変色・故障の原因)

誤った使い方は、健康被害やトイレの故障などにつながります。

薬品パッケージなどを確認し、適切な方法でトイレつまりを解消させましょう。

 

薬品以外の方法ではラバーカップがおすすめ

薬品以外の方法ではラバーカップがおすすめ

薬品を使ってみても、つまりが解消されないことも多いでしょう。

自力でできるトイレ解消法としては、ラバーカップを使用した方法がおすすめです。

ラバーカップはホームセンターやスーパー、ドラッグストアや100円ショップなどでも、安く手軽に購入できます。

 

ラバーカップの使い方

  • 便器奥にたまっている水を汲み出す
  • ラバーカップを便器奥の排水口に垂直にあてる
  • ゆっくりと押し込みカップ内の空気を抜いて真空にする
  • 真空状態になっているのを確認したらいっきに引き上げる
  • 押し込んで引き抜く動作を何度か繰り返す

何度か繰り返し行うと、つまりが便器内に引き上がってきます。再度つまってしまうのを防ぐため、大きなものは救い上げてゴミとして処分しましょう。

つまりが抜けたかは、水位の変化を見て判断します。

判断がむずかしい場合は、バケツに水を汲み高い位置から流しいれるようにしてチェックしましょう。

水位が上がってこないようであれば、つまりは抜けています。

トイレットペーパーを丸めたもののを便器に入れ、水栓レバーを「大」の方に回して水を流せば完了です。

 

薬品を使っても解決できないなら水道修理業者に相談

薬品を使っても解決できないなら水道修理業者に相談

水道修理業者では、一般の人が購入できないような洗浄力や分解力の高い薬品を使ってつまりを解消することが可能です。

もし薬品での解消がむずかしいと判断した場合には、ローポンプなどより強力な手段でトイレつまりをとり除いてくれるでしょう。

 

プロの経験と知識があれば、つまりの原因や程度に合わせて最適な方法でトイレつまりを解消できます。

夜間や早朝でもすぐに駆けつけてくれる水道業者などもあるので、急なトイレトラブルの際も安心です。

余計な時間や費用をかけることなく、短時間で問題解決することもできますので、ぜひ気軽に相談してみることをおすすめします。

 

トイレつまり解消は水廻り修理サポートセンターへお任せください

水廻り修理サポートセンターでは、トイレつまりの原因や程度に合わせて適切な方法で対象が可能です。

トイレつまりの原因や程度に適した薬剤や解消法で、トイレつまりの問題を解決します。

早朝や深夜の対応も可能、追加費用の心配もなくご相談いただけます。

お見積りや相談は無料ですので、いつでも遠慮なくご相談ください。

 

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