バリウムがトイレに流れないときはブラシやお湯で流す!対処法を解説

2025/07/06

2025/07/06

本記事では、バリウムがトイレに流れないときの、家庭でできる対処法と注意点をわかりやすく解説します。健康診断などの検査後、バリウムが便器内で固まり、流れなくなってしまうケースがあります。トイレのつまりに発展しないか心配になってしまう方も多いでしょう。

本記事を読むことで、落ち着いて対処でき、余計なトラブルを防げます。原因がわかると再発防止にもつながるため、ぜひ参考にしてください。

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バリウムがトイレに流れないときの対処法

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バリウムがつまってしまった場合、焦らず段階的に対処していくことが大切です。力任せに水を流すと逆流や水があふれる原因にもなりかねません。以下の方法を順番に試してみましょう。

トイレブラシや古歯ブラシでこする

最初に試したいのは、バリウムを便器から直接こすり落とす方法です。固まって便器の内側にこびりついている場合は、トイレブラシや古い歯ブラシを使って優しくこすりましょう。

  1. トイレブラシ、または使い古した歯ブラシを用意する
  2. バリウムが固まっている部分を、やさしく円を描くようにブラシでこする
  3. 一通りこすり終えたら、水を流して状態を確認する
  4. 汚れが残った場合は、同じ手順をもう一度繰り返す

バリウムが硬くなりすぎていなければ、これだけで十分流れることがあります。力任せにこすると陶器に傷がつく恐れがあるため、こするというより“なぞる”感覚で行うのがポイントです。

40℃程度のお湯で柔らかくする

バリウムがトイレに流れないときは、固まった成分をやわらかくすることが重要です。そのためには、40℃前後のぬるま湯を使うのが安全かつ効果的です。バリウムは少し温めることで柔らかくなり、流れやすくなります

  1. 洗面器またはやかんなどで、40℃前後のぬるま湯を用意する
  2. バリウムの塊がある場所を目がけて、ゆっくりとお湯を注ぐ
  3. お湯が便器に溜まった状態で、10〜15分ほどそのまま放置する
  4. 柔らかくなったかを目視またはブラシを使って確認する
  5. 状態に応じて水を流すか、ブラシなどでこする

熱湯は便器を傷める可能性があるため、40℃前後のぬるま湯をゆっくり注ぎましょう。作業中は床が濡れないように新聞紙などで周囲を保護しておくと安心です。

割り箸などで取り除く

割り箸や使い捨て手袋を使って、物理的に取り出すのも一つの方法です。バリウムの塊を割り箸や手袋で取り除くだけで、水がスムーズに流れるようになることがあります。

  1. 割り箸や使い捨ての手袋を用意する
  2. 割り箸で塊をつかむ、または手袋をした手でつまんで持ち上げる
  3. 押し込まないようにバリウムの塊を外へ優しく取り出す
  4. 回収したものはビニール袋に入れ、衛生的に処分する
  5. 取り除いた後は、水を流して流れが正常かを確認する

割り箸は細くて扱いやすい反面、力を入れすぎると折れるおそれがあります

力を入れすぎず、ゆっくりと持ち上げるようにすると良いでしょう。

酸性洗剤で溶かす

どうしても落ちない場合は、バリウムの成分に反応する酸性のトイレ用洗剤を使って溶かす方法もあります。バリウムはアルカリ性の性質を持つため、酸性洗剤を使用することで中和が起き、分解しやすくなります。

ただし、陶器の便器がダメージを受けるリスクもあるため、使い方は必ず製品のラベルに記載された方法に従いましょう。できるだけ最終手段として行うのがおすすめです。

  1. 市販の酸性トイレ用洗剤(尿石除去用など)を用意する
  2. ゴム手袋を着用し、換気扇を回すか窓を開けて換気する
  3. バリウムの塊に洗剤をかけ、5〜30分程度放置する(製品によって異なる)
  4. 時間が経ったら、ブラシでやさしくこする
  5. 水を流して、バリウムが溶けたかを確認する

酸性洗剤は成分が強いため、使う際は必ずゴム手袋を着用し、換気を行ってください。使用後は十分に水を流して残留成分を取り除くことが大切です。

奥に残ったバリウムにはラバーカップを使用する

見た目には流れていても、便器の奥や配管内にバリウムがつまっていることがあります。この場合は、ラバーカップ(スッポン)を使い、空気圧で押し流す方法が効果的です。バリウムは重くて粘着性があるため、洗剤よりもラバーカップの方が有効な場合もあります。

  1. 便器の形状に合うラバーカップ(スッポン)を準備する
  2. カップ部分が排水口をしっかり覆うようにセットする
  3. ゆっくりとカップを押し込み、密着させる
  4. 一気にカップを引き上げ、数回この動作を繰り返す
  5. つまりが動いたようであれば、水を流してみる

ラバーカップを強く動かしすぎると水がはねるので注意が必要です。改善が見られない場合は、無理せず業者に相談しましょう

バリウムがトイレに流れない主な原因

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バリウムが流れない原因は、意外にもシンプルです。バリウムそのものの性質や、トイレの構造が影響していることがほとんどです。ここでは主な原因を解説し、再発防止のヒントにつなげていきましょう。

バリウムは固まりやすい性質をもっている

バリウムは、体内に長くとどまると空気や水分と反応し、固まりやすくなる性質があります。これは造影剤としての特性によるもので、排出されるころには粘土のように硬くなっていることもあります。

そのため、検査後はバリウムをなるべく早く排出することが大切です。例えば、朝に検査を受けたあと下剤を飲まずに外出し、長時間排出しないでいると、体内でバリウムが固まってしまいます。いざ排出したときには、トイレで流れにくくなっている可能性が高いのです。

粘着性が高く便器内に付着しやすい

バリウムは液体の状態でもとろみがあり、便器の内側や排水口付近に張りつきやすい性質があります。そのため、水を流しても完全に流れず、残ったバリウムが時間とともに固まってしまうことがあります。

特に、節水型トイレのように水量が少ないタイプでは、一度の洗浄で落としきれないことが多く、付着したまま残りがちです。放置すると、つまりの原因となってしまいます。

水に溶けにくく比重が重いため沈殿しやすい

バリウムは化学的に水に溶けにくい性質を持ち、さらに比重が重いため、便器の底に沈んでしまうことがあります。これもトイレで流れにくくなる大きな原因の一つです。

通常の排泄物やトイレットペーパーと異なり、水に浮かず沈むため、排水の勢いが弱いとそのまま底にとどまりやすいのが特徴です。その結果、便器の奥や配管内で塊となり、排水をせき止めてしまうことがあります。

節水型トイレでは水圧が足りず流れにくい

近年普及している節水トイレは、少ない水量で洗浄する設計になっており、環境にも家計にもやさしい仕様です。しかしその反面、流す力が弱くなっているため、バリウムのような重く固まりやすい物質の排水には不向きです。

特に「小」の水量設定で使用した場合、排水が不完全になりやすく、途中でつまるリスクが高まります。節水トイレを使用する際は、「大」モードで流すなどの工夫が必要です。

バリウムを自分で対処する際の注意点

バリウムを自分で対処する際の注意点

自力でバリウムのつまりに対処する場合、正しい方法で行わないと便器や配管を傷めてしまうことがあります。ここからは、作業時に気をつけたいポイントについて解説します。

熱湯を使用しない

便器に熱湯を注ぐのはNGです。理由は、陶器製の便器が急激な温度変化によってひび割れる可能性があるからです。実際に「バリウムを溶かそうとしてやかんの熱湯を流したら便器にヒビが入った」というトラブルは珍しくありません。

内部構造も熱に弱いため、ぬるま湯を選ぶことで器具を傷めずに安全に作業できます。使うなら40℃前後のぬるま湯がベストです。手で触れて「少し温かい」と感じる程度のお湯で十分に効果が得られます。

節水トイレの場合でも、40℃程度のお湯なら安全に使用できます。

バリウムを放置するのは基本的にNG

バリウムが便器内に残ったまま時間が経つと、さらに硬くなり、つまりが悪化する恐れがあります。また、時間とともにアンモニア臭の発生や雑菌の繁殖など、衛生面でも問題が出てきます。

「少しだけだから」「そのうち流れるだろう」と放置せず、見つけた時点で対応することが大切です。特に水位が通常よりも高い場合や、流した水が引かない場合は要注意です。早めの対処で被害の拡大を防げます。

クエン酸や重曹では効果が薄い

家庭でよく使われるクエン酸や重曹は、安全性が高く便利な掃除アイテムですが、バリウムの除去にはあまり効果がありません。洗浄力がやや弱く、バリウムのように固くなった物質を分解する力は不十分です。

また、酸性洗剤と塩素系洗剤を一緒に使うと、有害なガスが発生する危険もあります。思わぬ化学反応を防ぐためにも、洗剤は単体で使用し、必ず製品ごとの使用説明をよく確認しましょう。

バリウムをトイレに残さない予防法|外出先での対策にも

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バリウムがトイレに残らないようにするには、排出のタイミングや排水方法にちょっとした工夫が必要です。ここでは、検査当日の予防策をいくつかご紹介します。

使用前にトイレットペーパーを敷いておく

トイレを使用する前に、バリウムが便器に直接触れないよう、水たまりの上にトイレットペーパーを敷いておくと効果的です。特に節水型や公衆トイレでは、壁に付着したまま固まりやすいため、予防として非常に有効です。

下剤を飲んで早めに排出する

バリウムは体内に長く留めておくと硬くなって排出しにくくなります。医師の指示で下剤が処方された場合は、なるべく早めに飲んで排出を促しましょう。

また、排出が遅れると腸閉塞のリスクもあるため、健康面から見ても早期の排便が推奨されます。トイレに流れやすいうちに排出できれば、便器内に残るリスクも下がります。

水を多めに飲む

検査後は水分補給をしっかり行うことが大切です。1〜2リットル程度を数回に分けて飲むことで排泄物がやわらかくなり、バリウムが体外に出やすくなります。下剤と併用することで、つまり予防にも効果的です。

自宅では使い捨てトイレを利用する

どうしてもつまりが心配な方には、使い捨てトイレの利用もひとつの選択肢です。ビニール袋と吸水パッドで構成されており、そのまま捨てられて清掃の手間も不要です。ドラッグストアやネット通販でも手に入るため、備えておくといいでしょう。

バリウムが流れないときは「水廻り修理サポートセンター」に相談しよう!

トイレの水が止まらないときは「水廻り修理サポートセンター」へ相談!

自分で対処してもバリウムが流れない、または作業が不安な場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。放置するとつまりがひどくなり、修理費用が高くなることもあります。

水廻り修理サポートセンター」なら、節水型トイレやバリウムつまりなどの特殊なケースにも対応できます。全国対応で、最短30分で駆けつけるため、緊急時も安心です。

見積もりは無料で、作業前に丁寧な説明があるのもポイントです。自力での解決が難しいと感じたら、無理せずプロに任せましょう。

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トイレにバリウムが流れないときのよくある質問  

バリウム便がトイレに流れない時はどうすればいいですか?
バリウムがトイレで流れない場合は放置してもいいですか?
パイプユニッシュでバリウムが流れないのはなぜですか?