排水管つまりの原因は油も多い!つまりの除去方法や予防法を紹介

2025/08/05

2025/08/05

この記事では、排水管つまりの原因として多い「油」について紹介します。水まわり設備の排水管はさまざまな理由でつまりを起こしますが、油が原因でつまるケースも多いです

キッチンに限らず油は流れるため、日々注意して使用しなければなりません。記事を読むことで、油がつまりを引き起こす原因から詳しい除去方法、つまらせない予防法まで把握できます。排水管のつまりにお困りの方は、トラブル解消時の参考にしてください。

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排水管つまりの主な原因のひとつが油

排水管つまりの主な原因のひとつが油

排水管は日々の利用で汚れが蓄積して、つまりトラブルに発展します。つまりを引き起こす汚れの中でもとくに多い原因が「油」です。

油が排水管につまりやすいのは、以下の性質を持っているからです。

  • 粘度が高く水に混ざりにくい
  • 温度が冷えると固まる

排水管をゆっくり伝って流れる油は、上記の性質のため少しずつ排水管に蓄積します。この油にさまざまなゴミが付着することで、水の流れが阻害されてつまりを発生させます。

つまりを起こさないためにも、油を利用する際はなるべく排水管に流さないことが重要です。

油つまりの兆候と初期症状

油つまりの兆候と初期症状

排水管が油つまりを起こす兆候と初期症状には、主に以下のものが挙げられます。

  • 排水の流れが悪くなる
  • ヌメリや異臭がする
  • ゴボゴボという音が聞こえる

それぞれの兆候・初期症状について解説します。

排水の流れが悪くなる

排水されるまでに時間がかかる、排水口部分まで水が溢れているなど、排水の流れが悪い場合はつまりの初期症状です。油つまりは水を流すだけで解消するケースがほとんどないため、原因の油を除去しなければ排水の流れは改善されません。

そのまま使用すると症状が悪化して完全につまり、水まわり設備が利用不可になるおそれがあります。

ヌメリや異臭がする

排水管に油がこびりつくと、ヌメリやその他汚れの蓄積による異臭が起こりやすいです。ヌメリの確認は目視や手が届く箇所しかできませんが、触ってみて明らかにヌメリがある時は油がつまっている証拠といえます。

また、油が原因で排水管つまりが起きていると、排水トラップにも異常が起きており異臭がただようケースが多いです。

ゴボゴボという音が聞こえる

排水管に油やゴミが蓄積すると、ゴボゴボと音が聞こえる場合があります。この音は内部の水や空気がスムーズに排出されず、一気に押し出されることで発生するものです。

水まわりを使っていてこの異音が聞こえた場合は、何かの原因で排水管がつまりかけている兆候です。

排水管つまりを引き起こす油の種類

排水管つまりを引き起こす油の種類

排水管つまりを引き起こす油の固まりは、その原因となるものが流れることで発生します。排水管を流れるケースが多い、以下の2種類の油には注意しましょう。

料理油

揚げ物や炒め物など、料理で使った油は排水管つまりを引き起こしやすいです。キッチンの排水管はつまりトラブルが多い箇所ですが、料理油が原因によるものがほとんどです。

とくにお肉を焼いた時に出る脂やバターなど、動物性の油は固まりやすいため注意しなければなりません。そのまま流すのはもちろんNGですが、新聞紙等で吸い取って少し残ったものを流す行為もつまりの原因になります。

フライパンや鍋に入っている油は新聞紙等ですべて吸い取る、または凝固剤などで除去してから洗ってください。

食べ残しや食器の油分

料理油だけではなく、食べ残しや使用後の食器に含まれる油分も排水管つまりの大きな原因です。油は冷えると固まる性質を持つため、わずかな油分でも排水管の側面にこびりつくと固まるので注意が必要です。

食べ残しを捨てる場合、排水口のゴミ受けでは油分を受けきれず、水とともに排水管に流れて蓄積します。食べ残しは事前にゴミ袋に入れる、食器の油分はキッチンペーパー等で拭き取ってから洗うなど、油を蓄積させない工夫が求められます。

油による排水管のつまりを除去する方法

油による排水管のつまりを除去する方法

油による排水管つまりを除去するには、主に以下のような方法があります。

  • 熱湯を流す
  • 重曹とクエン酸を使用する
  • 薬剤を利用する
  • 高圧洗浄機を利用する

また、除去にあたっては以下の点にも注意してください。

  • 必ず換気をしてから作業を進める
  • 自力で除去できる汚れ・つまりは限界がある
  • 重度のつまりは業者依頼も検討する

体調にも気を配りつつ、無理して作業を続けないことが大切です。各方法の詳細について解説します。

熱湯を流す

油分の蓄積は、熱湯で流すのが手軽かつ効果的です。たとえばキッチンの排水管の場合は、排水口に栓をした状態でシンクに熱湯を溜めておき、栓を引き抜いて勢いよく流すことで油汚れを除去できます。

お湯さえ用意できれば簡単に実践できる方法のため、油汚れが目立つ排水管には一番に試してみましょう。ただし、60℃以上の熱湯を排水管に流してしまうと、熱膨張によって変形するおそれがあります。

変形により接合部から水漏れする、排水管が破損するなどのリスクもあるため、50℃〜60℃程度に調節したお湯を使用してください。

重曹とクエン酸を使用する

酸性の油汚れは、アルカリ性の重曹を使うことで分解されます。これにクエン酸を加えると、反応によって泡が発生して、汚れが浮いて落としやすくなります。

どちらも掃除用として手軽に入手でき、人体にとっても無害なため、自身でつまり除去を行う場合は試してみましょう。重曹とクエン酸の使い方は、以下の手順を参考にしてください。

  1. 大さじ2杯程度の重曹を、排水口全体に振りかける
  2. 大さじ1杯程度のクエン酸を溶かしたお湯(約200ml)を排水口に流す
  3. 泡の発生を確認したら、10分〜20分程度放置する
  4. 放置した後、排水口にお湯を流して汚れを落とす

重曹とクエン酸の利用は、油が付着しやすいキッチンの排水管でとくに効果的です。しばらく放置するだけで汚れを落とせるため、忙しい方にもおすすめです。

薬剤を利用する

排水管つまりには、薬剤を利用するのも効果的です。パイプユニッシュなど、排水管の洗浄剤として有名な薬剤が数多く販売されているため、排水管のメンテナンス用にも1本持っておくとよいでしょう。

薬剤の例として、パイプユニッシュの利用手順を紹介します。

  1. 排水口やその周辺にパイプユニッシュをかけて、15分〜30分程度放置する
  2. 放置後、十分な量の水で全体を洗い流す

パイプユニッシュのジェル性の液体が、排水管をゆっくりと伝いながらこびりついた油汚れを除去します。使う量については、パイプユニッシュPROの場合容器を約20回押して出る量がつまり解消の目安です。

各製品の用量を守りつつ、周囲を換気するなど万全の体制を整えてから作業を進めてください。

高圧洗浄機を利用する

高圧洗浄機を使用すると、強い水流で排水管にこびりついた油を削ぎ落とせます。家庭用の高圧洗浄機を持っている方は、試してみるとよいでしょう。

排水管はもちろん、排水口周辺やゴミ受け、取り外したトラップなどに付いたヌメリを落とすのにも効果的です。高圧洗浄機の利用は周囲に水が飛び散るため、床・壁の養生や肌の保護は徹底してください。

高圧洗浄機を使った排水管掃除は、業務用の高性能な機器を使用できる水道修理業者に依頼するのもおすすめです。排水管つまりの高圧洗浄については、こちらの記事でも紹介しています。

排水管に油をつまらせない予防法

排水管に油をつまらせない予防法

排水管への油の蓄積を抑えてつまらせないために、以下の予防法を意識してください。

  • 少量でも油は流さない
  • ゴミ受けやネットを排水口に設置する
  • 定期的に掃除する
  • こまめにお湯を流す

それぞれの予防法について紹介します。

少量でも油は流さない

たとえ少量でも、油は排水口に流さないよう心がけましょう。油は粘土が高いため、湾曲する排水管の側面にこびりついてゆっくりと流れていきます。

途中で蓄積された汚れがあると引っ掛かり、また排水管が冷えている状態では流れの途中で固まってしまいます。とくにキッチンでは料理油を捨てたり油分のついた食器を洗うなど、少量でも毎日の積み重ねで重大なつまりを招くケースは十分にあるのです。

料理油は新聞紙やキッチンペーパー・凝固剤を使って処分する、使用後の食器も事前に油分を拭き取るなどの工夫が必要です。

ゴミ受けやネットを排水口に設置する

排水口部分にゴミ受けやネットを設置して、油分を含む汚れ等が流れないよう配慮することも大切です。わずかな汚れでも、油分が含まれていると少しずつ排水管の側面には蓄積します。

ゴミ受けやネットを設置しておけば、排水管へ付着する量も抑えられるため、つまりが発生するリスクを軽減できます。キッチンや浴槽・洗面所など、目に見えるほどのゴミが流れやすい場所には設置しておきましょう。

定期的に掃除する

定期的に掃除をして、排水管の油汚れを除去することも大切です。日々の利用で蓄積する油汚れも、早い段階で掃除ができれば除去しやすいです。

手の届く排水口部分はブラシで磨く、排水管の奥は薬剤等を使って洗浄するなど習慣付けましょう。よく使うキッチンの場合は1週間に1回、浴槽や洗面所は1ヶ月に1〜2回を目安に掃除をおすすめします。

こまめにお湯を流す

お湯を流すことで、排水管にこびりつく油を溶かせます。こまめにお湯を流しておけば、長期間の放置で油が固まる事態を防いで、排水管つまりを予防可能です。

キッチンを掃除するタイミングで、シンクにお湯を張って排水口に一気に流す習慣をつけておくと効果的です。お湯は排水管が損傷しないよう、50℃〜60℃に調節してから流してください。

排水管の油つまりは早めの対処と予防が大切

排水管の油つまりは早めの対処と予防が大切

排水管の油つまりは気がついた時点で早めに対処する、そして日頃からの予防が大切です。もし排水管の油つまりが起きて、自身での対応が難しいと感じたら、すぐに水道修理業者を呼んで解決してもらいましょう。

排水管にこびりつくしつこい油汚れは「水廻り修理サポートセンター」が対応可能です。水道局指定工事店として、高い技術力で迅速かつ丁寧に排水管を清掃します。

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排水管つまりに関するよくある質問

排水管に残った油はすぐに固まりますか?
排水管を掃除する頻度の目安を教えてください
排水管つまりを放置するとどんなリスクがありますか?