配管の漏水調査を行う方法を徹底解説 | 業者に依頼すべきポイント

2023/10/17

2024/09/13

この記事では、水漏れが発生しやすい配管回りで漏水調査の方法を解説しています。

漏水の見つけ方は、目視で確認できるものから素人確認が難しいものまでさまざまですが、水漏れの可能性を感じたら、まずは自分自身で行える漏水調査をしてみましょう。

業者に依頼すべきポイントも記載しているので、状況に応じた判断にお役立てください。

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家庭でできる!水漏れの有無をチェックする方法

水道メーターの値を確認

家庭で水漏れの有無をチェックすることは、建物の安全性と日常生活を保つために重要な作業です。

水漏れのサインを見逃さず、対処が後手に回らないように、簡単にできるチェック方法を実行してみてください。

 

水道料金が急に高額になっていないか

家庭の水道料金が高額になる原因の一つとして、水漏れが考えられます。

水漏れは、無駄な水道料金だけでなく、その後の修理費用も増加させる可能性があるため、著しく水道料金が高騰している場合は、早急に漏水調査をを行いましょう。

 

水道メーターの値を確認

水道メーターを見て、水を一切使っていない状態で針が動いていないか確認します。

水を使用していないにもかかわらず針が動いている場合は、水漏れの可能性が高いです。

 

水道メーターからの漏水の見つけ方のチェック手順

水道メーターからの漏水の見つけ方の手順は以下の通りです。

  1. 水道メーターの値を確認
  2. 家の中のすべての蛇口、シャワー、洗濯機などの蛇口を閉じる
  3. 水道メーターで、水使用量が変化していないかを確認

一定の時間(30分程度)後に再び水道メーターを確認し、水使用量が変化していないかを確認します。

先述したとおり、水道メーターの針が動いていたり、デジタル表示が変わっていたりする場合は、漏水の兆候です。

 

配管につながる水回りの漏水調査の調べ方

配管につながる水回りの漏水調査の調べ方

常に水が流れる配管が設置されている水まわりは、当然のことながら水漏れが起こりやすいポイントです。

自分でも確認しやすい漏水調査方法を、設備ごとに確認してください。

 

トイレの漏水調査

配管と関連性の強いトイレの漏水調査は、以下の3箇所をチェックします。

  1. トイレタンク
  2. 水道管
  3. 便器と床の間

 

便器内で水が流れ続ける時はトイレタンクを確認

水を流したあとも、そのままちょろちょろと水が流れている音がするようであれば、トイレタンクからの水漏れを疑ってください。

・フラッパーを確認

トイレタンク内のフラッパー(水を流すための蓋のような部品)が正しく閉まっているかを確認します。

フラッパーが完全に閉じていない場合、水が絶えず流れ続ける可能性があります。

 ・フロートボールを確認

フロートボールは、水槽内の水位を制御するための部品です。

フロートボールが正しい位置に調整されていれば、適切な水位で水が止まるようになっているので、その位置を確認しましょう。

 

水道管からの水漏れはパッキンの劣化

水道管の接続部分から、水漏れしていないかを確認します。

経年劣化しやすいパッキンから、水漏れが発生する可能性が大きいです。

 

便器と床の間からの水漏れを確認

便器と、設置面の床の間から水が染み出てくることもあります。

これは、実際に便器と床の設置面から水漏れが起こっているわけではなく、トイレタンクや水道管の水漏れが便器をつたって、床との間に現れているのです。

早急に、上記2ヵ所の水漏れを確認してください。

 

キッチン&洗面所の漏水調査

日常生活で使用頻度が高いキッチンや洗面所も、その頻度に比例して水漏れが起こりやすい場所です。

構造やチェックすべき箇所は同じです。それぞれ、以下の箇所を確認してください。

  1. 蛇口
  2. シャワーホース
  3. 給水管

 

蛇口の吐水口やハンドルの接続部分からの水漏れ

キッチンや洗面所の漏水調査で見つかりやすいのが、蛇口の吐水口、もしくはハンドル部分からの水漏れです。

使う頻度の高さに応じて、内部のパッキンの消耗が早いことが考えられます。

 

シャワーホース部分も必ず確認

キッチンや洗面所の蛇口がシャワーホース型の場合は、シャワーホース部分も確認が必要です。

普段は収納されている箇所であることから、水漏れに気付きにくいことが注意点です。水道管自体からの水漏れと勘違いしやすいので、その点も含んでおきましょう。

 

水道管から水漏れが発生していないかを確認

水道管の漏水調査は、シンク下の収納扉を開けると確認できます。

収納場所も兼ねていることが多いこともあり、普段目には留まりづらいところですが、パッキンの経年劣化による漏水のケースが多い箇所です。

気付くタイミングが遅くなると、床板の腐食を進行させてしまうため、月に1度などのこまめな確認が必須です。

 

お風呂の漏水調査

お風呂の漏水調査も、やはり蛇口まわりから漏水が発見されることが多いです。

お風呂を使用する前の乾いた状態であれば一目で目視が可能ですので、漏水の見つけ方としては比較的簡単です。

  1. 蛇口まわり
  2. シャワーヘッド
  3. シャワーホース

 

蛇口と壁の接続部分や吐水口から水が漏れていないか確認

使用頻度の高い蛇口まわりは、水漏れが起こりやすい箇所です。

きちんと蛇口が閉まっているにも関わらず、壁が湿っていたり、吐水口から水がしたたっていたりする場合は、明らかな水漏れのサインです。

 

シャワーヘッドの水漏れも要注意

お風呂場の水漏れで最も多く、そして気付きにくいのがシャワーヘッドからの水漏れです。

蛇口からの給水を止めてしまえば、一見シャワーヘッドからは水が流れてこないため、意図的に確認しないと気づけない漏水ポイントです。

シャワーヘッド、シャワーホースの高さを蛇口より下げた状態で、ポタポタと水漏れするかどうかで確認ができます。

 

洗濯機の漏水調査

洗濯機まわりの漏水調査方法は、給水ホースとその接続部分の確認が重要です。

洗濯時や乾燥時に洗濯機が揺れ動くことで、給水ホースや接続箇所に負荷がかかっているのです。

パッキンの劣化も同時進行しているので、洗濯機を使用している時にこまめに漏水チェックを行う習慣をつけましょう。

 

屋外の漏水調査

屋内で発生するイメージのある漏水ですが、屋外でも充分起こります。

屋外だからこそ対処が遅くなり、大量の水漏れを見逃してしまう場合もありえます。

水道管から水漏れが起きている場合、家の壁から水がシミのように漏れ出すことがあります。

この場合は、住宅の構造部分に影響している可能性があるため、早急にプロの漏水調査を依頼したほうが得策です。

 

業者に漏水調査・修理を依頼したほうがいい場合

業者に漏水調査・修理を依頼したほうがいい場合

自分でもできる漏水調査方法を説明しましたが、やはり専門家に見てもらうべきタイミングを見極めることが重要です。

水漏れ量が多い場合や原因不明の場合などは、対応が後手に回ることのないように、早めの相談を検討しましょう。

 

浸水・水溜りなど水漏れ量が多い場合

大量の水漏れは水道料金の急上昇を引き起こすだけでなく、床、壁、天井などの建材に損傷を与えることで建物への負荷もかかります。

建物内部に水の浸透を引き起こし、電気配線にも危険を及ぼす可能性がありますので、早急に業者に相談すべきです。

 

漏水の原因が特定できない場合

上記のような漏水調査では原因が特定できない場合は、事態を悪化させる前に業者に相談しましょう。

漏水の原因を特定するためには、配管システムやトイレのメカニズムに関する専門的な知識が必要な場合があります。

早期に正確に特定することで、修理費用の節約にもつながります。

 

漏水調査機器の購入はは高額の出費に

目視や聴覚だけでの漏水調査だけでなく、より正確な結果がわかる「音聴棒」「電子音聴器」などの漏水調査機器も、購入は可能です。

しかし、業者に漏水調査を頼む相場以上の金額がかかる機材が一般的なので、自身で行う手間や出費を考慮すると、業者に相談したほうが良いケースもあるでしょう。

 

漏水調査を業者に依頼する場合の費用相場

漏水調査を業者に依頼する場合の費用相場

漏水調査を業者に依頼する時の費用相場は、以下を参考にしてください。

専門機器を使用するため、迅速かつ正確な調査結果が叶います。

漏水の原因がわからなかった場合は無料になるケースもありますので、事前に詳細を確認すると良いでしょう。

漏水調査方法 費用の相場
音聴法 8,000円~16,000円
漏水探知法 12,000円~18,000円
ガス探知法 20,000円~30,000円

 

水漏れ修理の費用相場

水漏れを確認した場合の、修理費用の相場を記載します。

漏水調査で水漏れを発見、もしくは疑わしい兆候があった場合は、早めに水漏れ修理を検討しましょう。

 

水漏れ箇所ごとの修理費用相場

漏水調査を行う箇所に準じて、水漏れの修理費用の相場を記載します。

水漏れの箇所は多岐に渡りますので、状況に応じてご参照ください。

水漏れ箇所 修理費用相場
蛇口まわり 10,000円~30,000円
キッチンシンク下 10,000円~30,000円
洗面台下 10,000円~30,000円
トイレ 5,000円~50,000円
浴室 10,000円~60,000円
給湯器 5,000円~18,000円

 

水漏れ修理内容ごとの費用相場

水漏れの、修理内容ごとに費用相場を記載します。

修理工程が複雑になるにつれて、比例して料金もアップする傾向にありますので、重度にならないうちに、早めに対応するほうが得策です。

業者によって、お得なキャンペーンなどが適用する場合がありますので、見積り時に確認してください。

水漏れ修理内容 修理費用相場
パッキン交換・調整作業 5,000円~15,000円
蛇口交換 20,000円~40,000円
トイレタンク内部品交換 8,000円〜15,000円
トイレタンクの脱着・部品交換 15,000円〜30,000円
ウォシュレット修理・部品交換 15,000円〜25,000円
洋式便器交換 25,000円~50,000円
給湯器交換 100,000円~250,000円

 

水道修理業者の諸経費相場

修理代金に加えて、各種経費がかかる場合があります。

出張費や見積もり費用は、修理代金に含んだ価格を提示している業者もあるので、業者選びの参考にしてください。

不明瞭な上乗せ料金がないかどうかも、その時に確認すると良いでしょう。

諸経費 料金相場
基本料金 2,000円~4,000円
出張費 無料~4,000円
見積もり費用 無料~3,000円
時間外料金 3,000円~10,000円
作業料金 2,000円〜5,000円
処分費
※部品交換の場合
3,000円〜10,000円

 

水漏れ箇所確認が難しい漏水調査は「水廻り修理サポートセンター」にお任せ

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漏水の見つけ方には、ご紹介した通り、ご家庭で、かつ自力でできる漏水調査方法があります。

しかし、漏水箇所がわからない場合などは、漏水調査や水漏れ修理を迅速に行ってくれる水道修理業者に依頼することがおすすめです。

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