水漏れによる漏水調査の方法は?調査依頼をする場合はどこに相談?
本記事では漏水調査の方法や、調査依頼をする際の基準、漏水の可能性がある際の相談先などについて解説しています。
住宅やマンションなどの水回りのどこかで水漏れが発生している場合は、早急に漏水調査が必要です。
水漏れの可能性がある場合や、水道局などからの指摘があった際の漏水調査時にも役立つ情報です。
専門家に相談する前に、自身で漏水しているかどうかを判断する方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
水漏れによる漏水調査とは?
漏水調査とは水漏れが発生している可能性がある住宅や宅地、公道などに対し、以下のような点を調査することをいいます。
- 水漏れが発生しているかどうかの確認
- どの場所から水が漏れているかの特定
水道検針員が2ヶ月に一度の検針に訪れた際に水道使用量の大幅な増量などがあると、口頭もしくは検針票などで水漏れの可能性が伝えられます。
しかし水道使用量が増えたというだけでは、実際に使って増えたのかどこかで水が漏れているのかは特定できないのです。
なぜ水道使用量が増えてしまったのかわからない場合は調査が必要です。
水漏れは蛇口など目で見てわかる個所だけでなく、床下やキッチン下、給水管部分などで発生することもあります。
まずは本当に水漏れが発生しているのかを確認し、水漏れを起こしている場所を突き止めてもらう調査が「漏水調査」なのです。
普段の生活では気づけないようなわずかな水漏れを専門の機材や経験、技術を用いて見つけてもらい、最終的には修理まで行ってもらうのが目的となります。
なお、天井からの雨漏りによる漏水調査とは、調査方法や相談先が異なるため注意が必要です。
漏水調査はどのようなタイミングで依頼されることが多い?
漏水調査は以下のようなタイミングで依頼されるケースが多いです。
- デジタル式の水道メーターで漏水マークやパイロットランプが点灯している
- 水道料金が急に高くなった
- いつも通りに使っているのに水道使用量が増えている
- 水道検針で漏水の可能性を指摘された
- 水回りのどこかから「シュー」という音がする
- 雨の日でもないのに庭先の土がいつも湿っている
- 2階浴室の下に当たる天井部分に水がしみ出している
- 家の中の湿度が高く床下に水が溜まっていた
- 水回りから汚水のにおいがする
- なんとなく水漏れが起きている気がするので確認したい
意外に多いのは、水道検針員からの指摘や通知によって漏水の可能性を知るケースです。
とくにデジタル式の水道メーターを設置している住宅などでは、液晶部分に漏水マークが表示されるようになっているため発見されやすくなっています。
わずかな水漏れでもひと月そのままにしておくと、1,000円~2,000円ほど料金に差が出てきてしまいます。
少しでもおかしいなと感じることがあれば、水漏れの有無だけでも確認してみると安心です。
ただし排水管の故障による漏水の場合、水道メーターには反映されず、漏水の発覚が遅れてしまうこともあります。
室内の湿気など以上や変化を感じたときは、専門家に相談するのがベストでしょう。
水漏れが発生するとどのような問題が起こるのか
水漏れが発生すると、住宅や生活にさまざまな被害を及ぼす可能性があります。
- 水道料金がかさむ
- 天井や床、壁などの損傷につながる(クロスのふくらみや歪み、変色、カビ)
- アパートやマンションは階下への被害も発生(損賠賠償のリスクも)
- 庭先の漏水の場合は草木の腐食や庭崩れの原因になる
このような問題を発生させないためにも、水漏れの可能性がある場合は速やかに漏水調査と修繕が必要なのです。
水漏れを起こす可能性がある個所や主な原因は?
住宅内での水漏れと聞くとキッチンや洗面台、トイレや浴室のシャワーや混合水栓など、主に水まわりで起こるものを想像するかたが多いでしょう。
しかし住宅ではさまざまな場所から水漏れを起こす可能性があるため注意が必要です。
思わぬところから水が漏れていることもあるのです。
- キッチン周り(蛇口、排水口の下、シンク下の排水管)
- 洗面所回り(水栓まわり、排水管、洗面台の下)
- 浴室(シャワーヘッド、混合水栓、浴槽や浴室の排水口や排水管)
- トイレ(給水管、タンク、便器周辺、手洗い吐水口)
- 洗濯機(水栓回り、排水ホース周辺)
- 給湯器(本体や給水管など)
- 庭の散水栓周辺や立水洗、地中に埋まっている給水管
- 床下や壁の中を通る給水管や排水管
水が通る場所であれば、見えるところ隠れているところ問わず、漏水の可能性があります。
漏水を疑う場合はまずは目視で確認できるところからチェックし、わからない場合は漏水調査を行うような流れがよいでしょう。
水漏れ調査や漏水調査は自分でもできる?
単純に水が漏れているかどうかであれば、ご自身でも確認が可能です。
まずは自分で漏水しているかどうかを確認したうえで、専門家に相談すればよりスムーズに相談も進みます。
自宅に取り付けられている水道メーターを確認すれば、漏水しているかどうかある程度判断が可能です。
メーターの種類によって確認方法が多少異なります。大まかな確認方法は、以下のような流れです。
- 室内外の水道の蛇口をすべて閉める(止水栓を閉めるのでもOK)
- 建物の外に設置されている水道メーターを確認する
ちなみに、屋外に取り付けられている水道メーターの種類によって、多少確認方法が異なります。
- 水道メーターボックスに入っている水道メーター:ボックスのふたを開けてメーターを確認。パイロットと呼ばれる金属の円盤状の部品が回転していれば漏水の可能性あり。
- デジタル表示の水道メーター(隔測表示器):漏水ランプの点灯に加え、パイロットランプや数値が動いている場合は漏水の可能性あり。(漏水ランプのみの場合は漏水とは限らない)
水を止めているのにパイロットが動作していれば、漏水の可能性大です。
漏水の心当たりがない場合は、本格的な漏水調査を行うことをおすすめします。
専門家ではどのような漏水調査を行うの?
自力で調査を行ってわかるのは、「漏水の可能性があるかどうか」までです。
詳しい漏水箇所や被害の程度などは、専門家に漏水調査を依頼し、より詳しく漏水箇所について調べてもらう必要があります。
漏水調査は、施設の規模や漏水の程度、ヒアリングなどに基づいて行われます。
戸別音聴調査
「音聴棒」と呼ばれる金属の棒を漏水の可能性がある個所の配管などに当て、音の変化で漏水の可能性を判断する調査方法です。
特殊な機材などを使用せず調査が行えますが、実際に人の耳で聞いて判断する必要があるため、調査員の経験や知識を必要とします。
周囲で工事中が行われているなど騒音がある場所では音が聞き取りにくく判断できないことも。
このような場合には、ほかの調査方法と組み合わせて調査が行われることもあります。
8,000円~15,000円程度と比較的安価な費用で依頼できる方法ですが、特定が難しい場合は機械やガスを使用した調査方法に移行する場合もあるため確認が必要です。
漏水探知機(探査機)調査
漏水調査専用の探知機を使い、漏水時の変化による音を増幅させて探知する方法です。
耳で直接音を聞く「音聴調査」とことなり、目視で異常が検知できるため、漏水の特定率や制度が高くなるといったメリットがあります。
漏水探知機にもさまざまなメーカーや商品があり、それぞれ特徴に違いがあります。
「電子音聴器」「漏水探知機」「漏水探索機」など名称は異なりますが、基本的な用途は同じです。
費用感としては戸別音聴調査よりも少し高くなるか、同等程度です。
トレーサーガス式漏水調査(透過式漏水検査工法)
トレーサーガス式漏水調査は、ヘリウムガスを水道管内にを充満させ、漏れたガスを検知器で検知することで漏水個所を特定する調査方法です。
音の変化などが表れにくい、わずかに水がしみ出すような漏水のケースでも検知しやすいのが特徴。
使用しているガスは粒子が非常に細かくて空気よりも軽いため、コンクリートや壁などを隔てている個所でも検知できるといったメリットがあります。
排水管や給水管が入り組んでいて見えにくい、マンションなどでの漏水調査などで用いられることが多い調査方法です。
専用機器やガスを使用する関係上、漏水調査の中では費用が高めです。
戸建て住宅で20,000円~30,000円、マンションなど規模が大きくなると数十万円単位になることもあります。
管内カメラ
管内カメラと呼ばれる道具を使って、配管の内部から漏水調査を行う方法もあります。
壁の内側や床下など、外側から配管の様子が見えない場所や狭くては入れない箇所の漏水調査に適した調査方法です。
排水管など漏水音が出にくい箇所の漏水調査にも最適。費用は60,000円~100,000円ほどが相場となります。
漏水の可能性があるときはどこに相談すればいい?
私有地や宅地などの漏水調査は、自治体では対応してもらうことができません。
各自治体では住宅などの漏水調査は、自治体からの認可を受けた「水道局指定工事店」などに依頼するようアナウンスしています。
水道局指定工事店とは、水道法に基づき自治体の水道局などが「給水・排水装置の工事を適切に行うことができる」と指定した事業者のことです。
指定業者に依頼すれば、いざ修繕が必要になった場合にもそのまま同じ業者に修理依頼が可能です。
非指定業者・無資格者でも漏水調査自体は行えますが、破損した給水管を交換するような修理は行えません。
非指定業者で修繕作業ができるのは、「パッキンの交換」や「蛇口本体の交換」などの設備の修理・修繕などに限定されます。
非指定業者や無資格者が排水設備の新設、増設、撤去、構造変更等の工事を行うことは違法です。
住宅内の蛇口のパッキンなどの交換は対応してもらえますが、地中の給水管などの交換や修理などは対応できません。
漏水箇所が特定できたあともスムーズに修理が依頼できるよう、漏水調査は「水道局指定工事店」に依頼することをおすすめします。
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各種漏水調査はもちろんのこと、蛇口やパッキンの交換だけでなく各種給水管等の交換や修繕にも対応可能。
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