トイレつまり解消におすすめの薬剤を紹介！手軽な市販薬から業務用も

この記事では、トイレつまりの解消に役立つおすすめの薬剤を紹介します。トイレつまりが起きた場合、早急に対処することがトラブル拡大を防ぐためにも大切です。

その際、手元につまり解消効果のある薬剤があれば迅速に対応できて便利です。薬剤ごとの異なる特徴を把握して、効率のよいつまり解消を試みましょう。

原因別の有効な薬剤や使用の注意点もまとめたため、トイレつまり時の参考にしてください。

トイレつまり解消におすすめの薬剤5選

トイレつまりの解消におすすめできる薬剤を5種類紹介します。つまり解消用の薬剤は数多く販売されていますが、成分や原因別の効き目などはそれぞれで異なります。

各薬剤の特徴と正しい使用方法を覚えて、効果的なトイレつまり解消作業にしてください。

サンポール

サンポールは、黄ばみや汚れ、臭いの除去などに利用できる清掃用の酸性洗剤です。

汚れ落としを目的に使われることが多いサンポールですが、便器に蓄積した尿石の除去にも効果的であり、トイレつまり解消にも有効です。

サンポールの使用方法は以下の通りです。

サンポールの濃度が薄まらないよう、作業前に便器の水量を調整しておくことが重要です。

デオライト

デオライトは、尿石を素早く溶かしてくれる尿石除去剤です。トイレットペーパーや排泄物がつまる原因にもなる尿石を溶かしてくれるため、発生中のつまり解消にも効果的です。

デオライトの使用方法は以下の通りです。

デオライトの標準的な使用量が250mlのため、尿石除去の効果を高めるためにも量は守りましょう。効果が薄まらないように、便器内の水量を調整することも重要です。

ピーピースルーK

ピーピースルーKとは、排水管のつまり解消に効果的な洗浄剤です。

ピーピースルーにもいくつか種類がありますが、中でも医薬用外劇物に指定されているピーピースルーKがトイレつまりには特に有効とされています。

ピーピースルーKの使用方法は以下の通りです。

医薬用外劇物に指定される薬剤のため、皮膚や目に付着しないようあらかじめ保護しておく、空間を十分に換気するなど万全の体制を整えておきましょう。

トイレハイター

トイレハイターは、便器の底に付着した汚れを落とせる強力な発泡洗浄剤です。水溶性の物質を溶かす効果もあるため、トイレつまりにも効果的な薬剤といえます。

トイレハイターの使用方法は以下の通りです。

トイレハイターは強力な塩素系薬剤のため、肌や衣服、周囲に飛び散らないよう注意して使いましょう。

また、長時間放置すると便器や配管を傷つける恐れもあるため、放置する時間は最長でも1時間程度にしてください。

食器用の中性洗剤

具体的な製品名ではありませんが、トイレつまりには食器用の中性洗剤も効果的です。

中性洗剤はトイレットペーパーや排泄物など、水溶性の物質を分解する成分を含んでいるため、つまりの原因次第では解消につながります。

食器用の中性洗剤の使用方法は以下の通りです。

トイレ用の薬剤・洗剤がなければ、この方法で一度試してみてください。

つまりの原因ごとにどんな薬剤を使うべき？

つまり解消に使える薬剤にもさまざまな種類があるため、原因に応じてどの薬剤を使うのが効果的であるかを理解しておけば対処もしやすくなります。

つまりの原因ごとに使うべき薬剤の成分等をそれぞれ紹介します。

トイレットペーパー等の軽度なつまり

つまりの原因としても特に多いのが、トイレットペーパーや排泄物などが流れない軽度なつまりです。

この場合は、水溶性の物質を溶かす効果のあるトイレハイターや中性洗剤を使用することでつまり解消が期待できます。

ラバーカップやワイヤーブラシがあれば、薬剤と併用することでさらにつまりを除去しやすくなります。手元に道具がある方は薬剤と一緒に使ってみましょう。

水が逆流する重度のつまり

排水を試みても水が逆流してしまうほどの重度なつまりの場合は、強アルカリ性の強力な薬剤を使うのが有効です。

流れ切らないほど大量につまったトイレットペーパーや排泄物、その他吐瀉物や髪の毛などタンパク質の成分を含むものにも効果があります。

前述したおすすめ薬剤の中ではピーピースルーKが強アルカリ性の洗剤であるため使用してみましょう。非常に強い成分のため、必ず換気や肌の保護は徹底した上で作業してください。

配管の汚れ・尿石

配管の汚れや尿石によって、トイレットペーパーや排泄物が引っかかりつまりが発生する可能性も高いです。

こびりつく汚れに効果的なのが、サンポールやデオライトなどの酸性の薬剤になります。

薬剤使用後にトイレブラシを使って汚れを落とせば、トイレつまりを解消できます。

原因不明の場合は水道修理業者に依頼するのがおすすめ

つまりの原因が分からない場合は、どの薬剤を使うべきかも分からず自己解決に時間がかかってしまいます。

この状態では闇雲に色々な薬剤を試すのも危険なため、つまりを早く解消するためにも水道修理業者を呼ぶのがおすすめです。

原因が分からないつまり、便器の取り外しが必要な深刻なつまりも業者であれば対応可能です。現場到着までの目安時間やサービス料金等を比較して、最適な業者を選択しましょう。

費用の安いおすすめ業者については、こちらの記事も参考にしてください。

薬剤がなければ重曹・クエン酸もトイレつまり解消におすすめ

手元に薬剤がない場合、掃除用に重曹とクエン酸を所持していればつまり解消に役立てられます。重曹とクエン酸を混ぜることで発生する炭酸ガスに、水溶性の軽度なつまりを溶かす・ほぐす効果があります。

作業時は、以下の手順で進めてください。

陶器製の便器は熱湯で割れる恐れがあるため、45℃程度に温度調節したぬるま湯を使うのが重要です。作業中は換気をして、炭酸ガスを吸い込みすぎないようにしましょう。

トイレつまり解消に薬剤を使う際の注意点

トイレつまり解消に効果的な薬剤ですが、いくつかの注意点を踏まえた上で使用しなければなりません。

注意点を守らなければつまりを解消できない、また自身や周囲の体調に悪影響を及ぼす恐れもあります。

以下の点は最低限把握しておき、適切かつ安全に薬剤を使用してください。

酸性洗剤と塩素系洗剤は混合させない

つまりを解消できる薬剤にはさまざまな種類がありますが、酸性洗剤と塩素系洗剤を混合させるのはNGです。これら2つを混ぜ合わせると、人体にとって有害な気体である塩素ガスが発生します。

塩素ガスは人体に部位・器官に対して強い腐食性を持っており、吸い込むことで体調不良や肺気腫を引き起こします。許容濃度を超えると死に至る恐れもあるため、非常に危険な有毒ガスです。

薬剤利用時は各製品の性質を正しく把握しておき、それぞれが混ざらないように細心の注意を払って作業してください。

十分に換気してから使用する

薬剤には臭いがきついもの、過剰に吸い込みすぎると体調不良を起こす成分が入っているものもあります。そのため、作業を実施するときは十分に空間を換気してください。

空気の流れが悪い状態で作業するとあっという間に薬剤の臭いや成分が充満します。

窓付きのトイレは窓を開ける、窓がない場合は換気扇を回したりドアを開けておくなど対処して、薬剤の成分を吸い込みすぎないようにしましょう。

肌や目を保護して使用する

薬剤をつまり解消に用いるときは、肌や目を保護してから作業を進めてください。薬剤が肌に付着すると、肌荒れやアレルギー反応などを引き起こす恐れがあります。

肌が弱い方は特に影響を受けやすく、皮膚炎などの発症リスクも高まります。

また、入れた薬剤が便器で跳ねて目にかかってしまうと、失明の可能性もあるため大変危険です。

製品を持つ手はゴム手袋で保護する、顔に当たらないようマスク・ゴーグルで対処するなど、できる限りの対策は施しましょう。

製品記載の用法を遵守する

薬剤利用時は、各製品に記載の用法を遵守してください。

多量に使えばつまり解消の効果も大きいのではと考える方がいるかもしれませんが、濃度が高すぎて便器が壊れたり、人体にとって悪影響が及ぶリスクも高まります。

記載された量や使い方を必ず守って、安全な利用を心がけましょう。

不溶性の異物には効果がない

薬剤は水溶性のつまりを溶かす・ほぐす効果があるのみで、不溶性の異物を除去できるわけではありません。スマートフォンなど不溶性の大きな異物を落とした場合は、他の方法で解消を試みてください。

その際、排水口部分に異物が目視できればラバーカップや素手で取り出せますが、難しい場合は無理に作業を進めず水道修理業者に依頼しましょう。

自力解決が困難なトイレつまりでも的確かつ安全に対処してもらうには、水道局指定工事店に認定された優良業者を選ぶのが重要です。

おすすめの優良業者は、以下の記事でも紹介しています。

薬剤で解消しないトイレつまりは「水廻り修理サポートセンター」まで！

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