浴槽の水漏れ原因と対処法|箇所別の修理方法・費用相場を解説

2026/06/27

2026/06/27

本記事では、浴槽の水漏れ原因と対処法を解説します。

浴槽から水が減っている・濡れた形跡があるといった異変を感じたとき、放置すれば床下への浸水・建物の腐食・カビの発生など深刻なトラブルに発展するおそれがあります。集合住宅では階下住人への漏水被害が発生し、損害賠償問題になるケースもあるため、早めの確認と対処が大切です。

結論は以下の通りです。

  • 【まず確認】水位の下がり方で原因箇所を絞り込む
  • 【補助確認】スポンジ法は目安として使う
  • 【主な原因】排水栓・ひび割れ・パッキン・シーリング劣化
  • 【DIY可能】ゴム栓交換・清掃・軽微なシーリング補修
  • 【業者依頼】大きなひび割れ・配管・循環口・原因不明の場合
  • 【費用目安】ゴム栓交換は数百円〜、補修・交換は数万〜数十万円

本記事を読めば、浴槽の水漏れ原因を切り分け、適切な応急処置・修理方法を選びやすくなります。原因が特定できない場合や、浴槽裏側・配管・循環口が疑われる場合は、無理に分解せず専門業者へ相談しましょう。


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浴槽の水漏れ箇所を特定する方法

水漏れの修理を始める前に、どこから水が漏れている可能性が高いかを切り分けることが重要です。原因箇所を間違えると、修理しても水漏れは止まりません。

水位で確認する方法

まずは浴槽に水をため、栓を閉めた状態で数時間放置し、水位の変化を確認します。浴槽の水位がどこで止まるかによって、原因をある程度絞り込めます。

水位・症状 疑われる原因箇所
水位が排水口付近まで下がる 排水栓・ゴム栓・排水口まわりの密閉不良
水位が循環口付近で止まる 循環口パッキン・追い焚き配管・給湯器接続部の不具合
一定の水位で止まらず少しずつ減り続ける 浴槽本体のひび割れ・穴・排水まわりの不具合
水位は変わらないが、浴槽まわりの床が濡れる シーリング材の劣化・浴槽外側の配管・床下まわりの不具合
お湯を張るときや追い焚き時だけ漏れる 給湯器・給湯配管・循環口・接続部の不具合

水位の変化を確認するときは、浴槽外へ水が流れないように注意し、床や階下への漏水リスクがある場合はすぐに使用を中止してください。

スポンジで確認する方法(補助的な確認)

浴槽に水をためてスポンジなど軽いものを浮かせると、水の流れによって排水口や漏れが疑われる方向へ動く場合があります。

ただし、スポンジの動きは浴槽内の水流・浴槽の形状・風・置き方などにも影響されます。スポンジの動きだけで水漏れ箇所を確定するのは避け、あくまで補助的な確認方法として考えましょう。

スポンジの動き 疑われる原因箇所
排水口に向かって動く 排水栓・ゴム栓・排水口まわりの密閉不良
循環口付近に流れる 循環口パッキン・追い焚き配管まわりの不具合
浴槽内の特定箇所に流れが集まる 浴槽本体のひび割れ・穴の可能性

スポンジで目安を確認したあとは、必ず水位の変化や濡れている場所もあわせて確認してください。原因が特定できない場合は、無理に自己判断せず水道修理業者や浴室設備の専門業者への点検依頼を検討しましょう。

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浴槽の水漏れ|箇所別の原因と対処法

水漏れ箇所がある程度わかったら、原因に合わせた対処法を選びます。主な発生箇所は5つに分類できます。

①排水口・排水栓(ゴム栓)の劣化

浴槽の水が減る原因として多いのが、排水栓やゴム栓の劣化です。ゴム製の栓は経年劣化によりひび割れ・変形・硬化が進み、排水口との間に隙間ができて水がじわじわ漏れることがあります。

排水栓の種類 特徴 DIY難易度
チェーン付きゴム栓 シンプルな構造。劣化やサイズ違いで水が抜けることがある ★☆☆(簡単)
ワンプッシュ式 ボタン操作タイプ。内部部品の不具合で閉まりが悪くなることがある ★★★(難しい)
引き棒・レバー式 レバーや引き棒で排水栓を開閉するタイプ ★★☆(中程度)

チェーン付きゴム栓は、サイズが合えばホームセンターや通販で購入して自分で交換できます。ワンプッシュ式や引き棒・レバー式は内部構造が複雑なため、部品の破損や調整不良が疑われる場合は業者やメーカーへの相談が確実です。

②排水口まわりのパッキン・部品の劣化

排水口と浴槽本体の接続部には、水漏れを防ぐためのパッキンや排水金具が使われています。使用年数が長くなると、ゴム部品の硬化・変形・劣化により水漏れが起きることがあります。

ただし、排水口まわりのパッキンは浴槽の構造によって交換難易度が大きく異なります。浴槽裏側の作業や排水金具の分解が必要な場合は、DIYでの交換はおすすめできません。

自分で確認できる範囲は以下の通りです。

  1. 浴槽内の水を抜く
  2. 排水口カバー・ヘアキャッチャー・排水栓を外せる範囲で取り外す
  3. 髪の毛・ぬめり・ゴミを取り除く
  4. ゴム栓や見える範囲のパッキンにひび割れ・変形がないか確認する
  5. 取扱説明書に従い、同じ品番・サイズの交換部品がある場合のみ交換する
  6. 水をためて、水位が下がらないか確認する

排水金具を無理に外すと、かえって漏水が悪化するおそれがあります。部品の種類がわからない場合や、浴槽裏側・床下側で漏れている可能性がある場合は、業者へ点検を依頼してください。

③浴槽本体のひび割れ・穴

FRP(ガラス繊維強化プラスチック)や人工大理石製の浴槽は、経年劣化・強い衝撃・重いものの落下などにより、ひび割れや穴が生じることがあります。

ひび割れの状態によって対処法は異なります。

ひび割れの状態 推奨される対処法
表面の細かいひび(ヘアクラック) 補修剤・防水テープで応急処置できる場合がある
水が漏れるひび割れ・深い割れ 業者によるFRP補修・ライニング・塗装補修を検討する
貫通したひび割れ・穴 業者による補修または浴槽交換を検討する
広範囲の割れ・老朽化が著しい 浴槽本体または浴室全体の交換を検討する

小さなひび割れへの応急処置として、市販の防水補修テープや補修剤を使える場合があります。ただし、これは一時的な処置です。水が漏れるほどのひび割れや貫通した穴は、浴槽内部や床下へ水が回るおそれがあるため、早めに業者へ相談しましょう。

④給湯器・循環口(追い焚き配管まわり)の水漏れ

追い焚き機能がある浴槽には、給湯器と浴槽をつなぐ循環口があります。循環口のパッキンや追い焚き配管、給湯器接続部が劣化すると、浴槽の水が減ったり、浴槽外へ水が漏れたりすることがあります。

水位が循環口付近で止まる場合や、追い焚き中だけ水漏れする場合は、循環口や給湯器まわりの不具合が疑われます。

給湯器・配管関連の水漏れは構造が複雑で、誤った対処をすると漏水が拡大するリスクがあります。自己修理は避け、給湯器メーカー・水道修理業者・浴室設備の専門業者へ相談してください。

⑤シーリング材(床・壁との継ぎ目)の劣化

浴槽と壁・床の境目には、防水のためシーリング材(コーキング)が施されている場合があります。年数が経つと、劣化・収縮・剥がれにより隙間ができ、そこから水が入り込むことがあります。

シーリング材の補修はDIYできる場合もありますが、防水に関わる作業です。施工が不十分だと、浴槽裏側や床下への漏水を悪化させるおそれがあります。

軽微な隙間であれば、以下の手順で補修できる場合があります。

  1. 古いシーリング材をカッターで丁寧に除去する
  2. 接合部の汚れ・カビを落として十分に乾燥させる
  3. マスキングテープで養生する
  4. 浴室用の防カビタイプのシーリング材を充填する
  5. ヘラで均一にならしてマスキングテープを剥がす
  6. 製品表示に従い、完全に硬化するまで水をかけない

浴槽と壁・床の大きな隙間、ユニットバスの重要な継ぎ目、下階への漏水が疑われる場合は、DIYではなく専門業者へ依頼しましょう。

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浴槽の水漏れ修理費用の相場

修理費用は水漏れの原因箇所と破損の程度によって大きく異なります。業者に依頼する前に、目安を把握しておきましょう。

修理内容 費用の目安 DIY可否
ゴム栓(チェーン付き)の交換 約500〜1,500円(部品代のみ)
排水栓交換(ワンプッシュ式・業者) 1万〜3万円前後
排水口まわりのパッキン・部品交換 部品代:数百〜数千円/業者依頼:1万〜2万円前後
シーリング補修 1,000〜5,000円前後(DIY)/1万〜3万円前後(業者)
配管・循環口の修理 1万〜5万円前後 ×
浴槽ひび割れ補修(FRP補修・ライニングなど) 5万〜20万円前後 ×
浴槽本体の交換 20万〜80万円以上 ×
ユニットバス全体の交換 50万〜150万円前後 ×

業者によって費用が大きく異なるため、必ず複数の業者から見積もりを取り、内訳を比較してから依頼しましょう。また、出張費・点検費・部品代・追加作業費が別途かかる業者もあるため、事前確認が必要です。

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業者に依頼すべきケースと業者の選び方

以下のケースは自己修理を試みず、速やかに業者へ依頼することをおすすめします。

  • 浴槽のひび割れが大きい・貫通している
  • 浴槽の水が減り続け、原因が特定できない
  • 給湯器・循環口・追い焚き配管が原因として疑われる
  • 浴槽裏側・床下・壁内で水漏れしている可能性がある
  • 集合住宅で階下への漏水リスクがある
  • DIYで対処したが水漏れが止まらない
  • 浴槽の使用年数が15年以上で広範囲に劣化がある

信頼できる業者の選び方

悪質業者によるトラブルを防ぐために、以下のポイントを確認してから依頼してください。

確認ポイント 理由
作業内容に合った業者か 給水管・給湯管は水道修理業者、浴槽本体の補修はメーカーや浴槽補修業者、浴室交換はリフォーム業者が適している場合がある
水道局指定工事店・排水設備指定工事店か確認する 給水管や排水設備の工事が伴う場合は、自治体の指定業者への依頼が必要になることがある
作業前に見積もりを提示するか 追加費用のトラブルを防ぐために、作業前の金額確認が重要
複数社から見積もりを取っているか 相見積もりで適正価格かどうかを判断できる
料金の内訳が明示されているか 出張費・点検費・材料費・工賃が不明な業者は要注意
保証やアフター対応があるか 再発時の対応や補修後の保証内容を確認できる

水道局指定工事店は、主に給水装置工事に関する指定制度です。浴槽のFRP補修やユニットバス交換まで対応できるとは限らないため、水漏れの原因に合った業者を選ぶことが大切です。

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浴槽の水漏れを予防するポイント

日常的なケアで水漏れの発生リスクを抑えられます。定期的な点検と正しい使い方が長持ちのカギです。

  • 蛇口・栓を強く閉めすぎない
  • 排水口・排水栓は定期的に清掃し、ひび割れや変形がないか確認する
  • 浴槽と壁・床の継ぎ目やシーリングの剥がれを年に1回程度チェックする
  • 浴槽の底や壁面に重いものを落とさないよう注意する
  • 追い焚き中やお湯張り中だけ水漏れしないか確認する
  • 使用年数が10年を超えたら、劣化や部品交換の必要性を意識する

小さな異変に早く気づくほど修理費用を抑えやすくなります。日頃の掃除のついでに目視確認する習慣をつけるだけでも、深刻なトラブルを未然に防ぎやすくなります。

まとめ

浴槽の水漏れは放置すると、建物へのダメージや階下への漏水被害につながるおそれがあります。まずは水位の変化を確認し、原因箇所を切り分けたうえで、症状に合った対処法を選ぶことが重要です。

水漏れの原因箇所 対処法 DIY可否
ゴム栓(排水栓)の劣化 新しいゴム栓に交換する
排水口まわりのパッキン・部品劣化 清掃・部品確認・同じ部品への交換。分解が必要なら業者へ相談
浴槽のひび割れ・穴 応急処置:補修剤/本修理:FRP補修・ライニング・浴槽交換 応急のみ△
給湯器・循環口・追い焚き配管の不具合 業者による点検・配管補修・部品交換 ×
シーリングの劣化 軽微なら打ち替え。防水に不安がある場合は業者へ相談
  • 【漏れ箇所の確認】まず浴槽の水位がどこまで下がるかを確認する
  • 【補助的な確認】スポンジを浮かせる方法は目安として使い、確定判断にはしない
  • 【DIYで対応しやすい】ゴム栓交換・排水栓まわりの清掃・軽微なシーリング補修
  • 【業者に任せるべき】浴槽のひび割れ・循環口・配管・浴槽裏側・原因不明の場合
  • 【業者選びのポイント】作業内容に合った業者を選び、作業前見積もりと相見積もりで比較する

原因が特定できない・DIYでは解決できないと判断した場合は、水道修理業者や浴室設備の専門業者へ相談してください。水廻り修理サポートセンターでは、作業前に必ず見積もりをご提示し、内容にご納得いただいてから施工します。

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よくある質問

浴槽の水漏れを放置するとどうなりますか?
浴槽のゴム栓を交換してもまだ水が減るのはなぜですか?
浴槽のひび割れを補修剤で自分で直しても大丈夫ですか?
お風呂の水漏れ修理はどのくらいの時間がかかりますか?
浴槽の水漏れ修理は火災保険が使えますか?