2ハンドル混合水栓から水漏れ!トラブル原因や修理方法をまとめて解説

2025/06/05

2025/06/09

この記事では、2ハンドル混合水栓で水漏れが起きた場合の対処法や注意点についてまとめています。浴室やキッチンなどで広く採用されている水栓ですが、しばらく使用を続けているとさまざまな原因で水漏れを引き起こす場合があります。

記事を読むことで原因ごとの対処法が分かるため、トラブル時でも冷静な対処が可能です。かかる費用の目安や業者に依頼すべきケースなども解説するので、修理時の参考にしてください。

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2ハンドル混合水栓の水漏れ発見時の応急処置

2ハンドル混合水栓の水漏れ発見時の応急処置

2ハンドル混合水栓で水漏れを発見した場合は、はじめに自分でできる応急処置を実施してください。応急処置を実施することで、被害の拡大を防いだりその後の修理をスムーズに進められます。

実施すべき応急処置は、主に以下の2つです。

  • 浴室・キッチンなど対象箇所の止水栓を閉める
  • 水漏れ箇所を特定する

水漏れを確認したら、まずは冷静に応急処置を行いましょう。それぞれの詳細を解説します。

浴室・キッチンなど対象箇所の止水栓を閉める

まずは、浴室・キッチンなど蛇口の水漏れが起きた対象箇所の止水栓を閉めてください。止水栓を閉めることで水漏れの被害拡大を防止できるため、落ち着いて原因特定や修理を進められます。

止水栓は箇所ごとに設置場所も異なりますが、浴室とキッチンの場合はそれぞれ以下の場所が多いです。

  • 浴室:蛇口の根元
  • キッチン:シンク下の収納部分

上記以外の場所に止水栓が取り付けられているケースもあるため、自宅蛇口の止水栓の位置を確認してみましょう。

止水栓は溝のあるタイプと、ハンドルを回すタイプの2種類に分けられます。ハンドルタイプはそのままで手で簡単に回せますが、溝のあるタイプはマイナスドライバーが必要です。

それぞれ時計回りに回すことで閉まりますが、どれだけ回したかを覚えておくことで、戻すときに水量を元の状態に調節しやすくなります。

水漏れ箇所を特定する

止水栓を閉めた後は、どこから水漏れしているのかを可能な限り特定しましょう。確認方法はいくつかありますが、まずは止水栓を閉めた直後にポタポタ水が垂れてくる箇所がないかをチェックしてください。

ポタポタと水が垂れていなくても、本来濡れるはずのない箇所が濡れている場合などは、目視で簡単に特定できます。

浴槽などは蛇口が全体的に濡れているケースも多く特定は難しいため、可能な限りで問題ありません。2ハンドル混合水栓の主な水漏れ発生箇所は、以下の通りです。

  • 吐水口
  • 水栓と壁の間
  • ハンドル下
  • 蛇口の根元

蛇口本体が何らかの原因で破損している場合はその他からの水漏れも考えられますが、見た目に変化がない場合は上記箇所の内部で異常が起きていると考えてください。

水漏れ箇所が特定できれば、修理に向けた次のステップに進みましょう。

2ハンドル混合水栓の水漏れ箇所別の原因と修理方法

2ハンドル混合水栓の水漏れ箇所別の原因と修理方法

2ハンドル混合水栓における、水漏れ箇所別の原因と修理方法を紹介します。水漏れ箇所別の原因は主に以下表の通りです。

水漏れ箇所 主な水漏れ原因
吐水口 ケレップまたはスピンドルの劣化
水栓と壁の間 シールテープの劣化
ハンドル下 三角パッキンの劣化
蛇口の根元 Uパッキンの劣化

水漏れ箇所に応じて使われている部品等も異なるため、原因はさまざまです。水漏れ箇所に取り付けられている部品の劣化がほとんどで、これらを交換することで問題が解消されるケースが多いです。

正しい修理方法を把握しておき、トラブル時は適切に対処できるように心がけましょう。それぞれの箇所で水漏れが起こる詳細の原因や解決法を紹介します。

吐水口

蛇口先端の水が流れる部分である吐水口は、ポタポタと水が滴るため目視で水漏れを発見しやすいのが特徴です。吐水口は、ケレップまたはスピンドルの劣化が原因で水漏れが起こりやすくなります。

給水管からの水をせき止める役割を担うパッキンの一種がケレップ、ケレップを内部で制御するために上下に動く部品がスピンドルです。この2つの部品が吐水口から出る水に大きく関わる部品のため、不備があると水漏れにつなるのです。

劣化したケレップ・スピンドルをそれぞれ交換することで、水漏れは解消されます。

ケレップの交換手順を見る

スピンドルの交換手順を見る

水栓と壁の間

壁付きタイプの2ハンドル混合水栓の場合、水栓と壁のわずかな隙間から水漏れするケースも多いです。本来この隙間には、凹凸の部分にしっかり密着するシールテープが巻かれていますが、シールテープが劣化しているとじわじわと水漏れが起こります。

隙間を埋める役割を担うテープのため、長期間使い続けていると水勢や汚れによって粘着力が落ちて、水漏れが起きる可能性が高いです。この場合、シールテープを新品に交換して巻き直すことで、水漏れは解消されます。

シールテープの交換手順を見る

ハンドル下

蛇口のハンドル下からの水漏れは、接合部のナットに付けられている三角パッキンの劣化により引き起こされやすいです。

三角パッキンはゴム製のため、劣化により亀裂が生じたり、何らかの理由でナットから浮いてしまうことでその隙間を水が通過して水漏れにつながります。

この場合、ハンドルを分解して新しい三角パッキンに交換することで水漏れは解消されます。

三角パッキンの交換手順を見る

蛇口の根元

蛇口のパイプの根元が水漏れしている場合は、パイプと蛇口本体の接合部に取り付けられているUパッキンの劣化が主な原因です。ここは蛇口を使う際の可動部分でもあるため、蛇口を長期間使い続けていると劣化がしやすい箇所でもあります。

蛇口を分解の上で新しい三角パッキンに交換して、水漏れを解消しましょう。

Uパッキンの交換手順を見る

2ハンドル混合水栓のケレップ交換手順

2ハンドル混合水栓のケレップ交換手順

ケレップの交換は、以下の道具を用意して作業を進めてください。

  • 交換用のケレップ
  • ピンセット
  • モンキーレンチ
  • ウォーターポンプフライヤー

交換手順は以下の通りです。

  1. 蛇口のハンドルを固定するナットをモンキーレンチでゆるめる
  2. 水栓の上部またはスピンドルを反時計回りに回して取り外す
  3. ピンセットを使用して、水栓内部のケレップを取り外し、新しいものに交換する
  4. 取り外し時と逆の手順で元に戻して、最後に止水栓を開いて水漏れしないかを確認する

水栓のサイズを確認の上、適切なものを用意しましょう。

2ハンドル混合水栓のスピンドルの交換手順

2ハンドル混合水栓のスピンドルの交換手順

スピンドルの交換は、以下の道具を用意して作業を進めてください。

  • 交換用のスピンドル
  • モンキーレンチ
  • ウォーターポンプフライヤー

交換手順は以下の通りです。

  1. 蛇口のハンドルを固定するナットをモンキーレンチでゆるめる
  2. ナットとケレップを取り外した後、スピンドルを反時計回りに回して取り外す
  3. 新しいスピンドルに交換する
  4. 取り外し時と逆の手順で元に戻して、最後に止水栓を開いて水漏れしないかを確認する

交換手順は、ケレップ交換作業時と同じです。こちらもサイズや品番など、蛇口に合うものを用意してください。

2ハンドル混合水栓のシールテープの巻き直し手順

2ハンドル混合水栓のシールテープの巻き直し手順

シールテープの巻き直しは、以下の道具を用意して作業を進めてください。

  • 交換用のシールテープ
  • モンキーレンチ
  • ウォーターポンプフライヤー

巻き直し手順は以下の通りです。

  1. クランクナットをレンチでゆるめて、水栓本体を取り外す
  2. クランクを反時計回りに回して、壁から取り外す
  3. 配管内の汚れや残っているシールテープのゴミなどを取り除く
  4. クランクに巻かれた古いシールテープをはがして、新しいシールテープを巻く
  5. クランクと水栓本体を、取り付け時の逆に手順で取り付けて、止水栓を開いて水漏れしないかを確認する

シールテープは7周~8周程度、ひっぱりながらきつく巻きつけてください。クランクを戻す際は、シールテープがゆるまないよう注意です。

2ハンドル混合水栓のパッキン交換手順

2ハンドル混合水栓のパッキン交換手順

2ハンドル混合水栓で使われている三角パッキン・Uパッキンの交換手順をそれぞれ紹介します。パッキンは自身でも手軽に交換可能なため、必要な道具を揃えている場合や費用を抑えたい場合など、状況に応じて無理なく実践してみましょう。

三角パッキンの交換手順

三角パッキンの交換は、以下の道具を用意して作業を進めてください。

  • 交換用の三角パッキン
  • ドライバー
  • モンキーレンチ
  • ウォーターポンプフライヤー

交換手順は以下の通りです。

  1. 蛇口のハンドルを固定するビスをドライバー等でゆるめて取り外す
  2. カバーナットをレンチでゆるめて取り外す
  3. 取り付けられている三角パッキンを取り外して、新しいものに交換する
  4. 取り外し時と逆の手順で元に戻して、最後に止水栓を開いて水漏れしないかを確認する

カバーナットを取り外した際、カバーナット側に三角パッキンが入っている場合もあります。その場合は古い三角パッキンを必ず取り除いた上で、新しい三角パッキンを取り付けてください。

Uパッキンの交換手順

Uパッキンの交換手順

Uパッキンの交換は、以下の道具を用意して作業を進めてください。

  • 交換用のUパッキン
  • ピンセット
  • モンキーレンチ
  • ウォーターポンプフライヤー

交換手順は以下の通りです。

  1. パイプナットをレンチでゆるめる
  2. パイプと根元に付いているUパッキンを取り外す
  3. 新しいUパッキンの溝部分を水栓本体側に差し込む
  4. パイプを取り付けてナットを元に戻す
  5. 止水栓を開いて水漏れしないかを確認する

Uパッキンを取り外す際は水栓本体側にパッキンが残っているため、ピンセット等を使って取り外してください。水栓のサイズに合ったものでなければ正しく取り付けられないため、適切なパッキンを用意しましょう

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2ハンドル混合水栓の水漏れに関するよくある質問

混合水栓と単水栓で修理費用に差はありますか?
2ハンドル混合水栓の水漏れを修理せず使い続けるのは危険ですか?
2ハンドル混合水栓でとくに水漏れしやすい箇所はどこですか?