キッチン排水口のつまりを溶かす方法!NG行動と予防習慣も解説
本記事では、キッチン排水口のつまりに効果的な「溶かして解消する掃除方法」をわかりやすく解説します。
油汚れや食べかす、洗剤カスが混ざってできる“ヘドロ”は、放置すると悪臭や逆流、害虫の原因になることもあります。
最後まで読むことで、自分でできる効果的な対処法がわかり、日常的な予防習慣も身につきます。
キッチンの排水口がつまる原因についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
キッチン排水口のつまりを自分で溶かす方法5選
キッチンの排水口のつまりは、軽度なものであれば自分で対処できます。ここでは家庭でできる「つまりを溶かす」代表的な方法を5つ紹介します。どの方法も手軽で、道具や材料も比較的そろえやすいものばかりです。
重曹とクエン酸で油の塊を溶かす
重曹とクエン酸を組み合わせると泡が発生し、排水口にこびりついた汚れを浮かせて落としやすくなります。軽度の油汚れやぬめり、においの軽減に効果的です。
- 排水口のゴミ受け(カバー)を外す
- 重曹(1/2カップ)を排水口にふりかける
- クエン酸またはお酢(1/2カップ)をゆっくり注ぐ
- 泡が出てきたら10分ほど放置する
- 50〜60℃のお湯をゆっくり注ぎ、洗い流す
この方法は環境にもやさしく、安全性が高いのがメリットです。泡が発生することで物理的に汚れを押し流し、配管の中に付着した油やぬめりを浮かせて除去できます。
また、クエン酸がない場合は、食酢で代用することも可能です。塩素系洗剤のような刺激臭や腐食性がないため、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使えるのもポイントです。
ただし、つまりが進行している場合は、数回繰り返す必要があるかもしれません。
パイプユニッシュなど市販の強力洗剤で溶かす
市販のパイプクリーナーは、固まった油やヘドロを化学的に分解する力があります。中でもジェルタイプは粘度が高く、パイプの内側にしっかり密着するため、重度のつまりにも効果的です。液体タイプは手軽に使えますが、洗浄力を重視するなら、パイプ内にとどまりやすいジェルタイプがおすすめです。
- 排水口の水を可能な限り取り除く(薬剤の効果を高めるため)
- 製品の使用量に従って洗剤を注ぐ
- 指定された放置時間(多くは15〜30分)を守る
- 時間が経ったら水でしっかり洗い流す
洗剤が排水管の奥まで届くようにするためには、事前に排水口の水をしっかり取り除いておくことがポイントです。ただし、すでに水が全く流れない状態までつまっている場合は注意が必要です。
無理に洗剤を流し込むと、逆流してシンクに戻ってきたり成分が飛び散ったりする可能性があるため、使用は控えましょう。
製品選びのポイントは、台所専用と明記されているもの、成分に「水酸化ナトリウム」などが含まれているものです。
また、「混ぜるな危険」と書かれている洗剤を他の薬剤と併用するのは非常に危険ですので、必ず単独で使用しましょう。
その際は、必ず換気をしながら使用してください。作業後は手をよく洗い、子どもやペットの手の届かない場所に保管することも大切です。
60℃のお湯と洗剤でつまりをゆるめる
温度の高いお湯は、固まった油分を柔らかくし、流れやすい状態に戻す効果があります。そこに食器用洗剤を加えることで、乳化作用により、さらに油を浮かせやすくなります。
- 排水口に食器用洗剤を3〜5滴垂らす
- 約60℃のお湯を1〜2リットル程度用意
- ゆっくりと注ぎ入れ、5〜10分ほど放置
この方法は軽度な油汚れによるつまりに効果的ですが、ヘドロや固形物が原因の場合は効果が限定的です。
排水管の材質によっては高温に弱い場合があるため、沸騰したお湯は絶対に使わないようにしましょう。
お湯を注ぐ際は、急に流し込まず、少しずつ注ぐことで排水管の奥まで熱が伝わりやすくなります。効果が感じられない場合は、他の方法と併用するか、時間をおいて再度試してみてください。
ラバーカップで固形物を取り除く
ラバーカップは、空気圧を利用して排水口のつまりを物理的に押し流す道具です。固形物や食材カスがつまっている場合に非常に有効です。
- 排水口に水が半分以上たまった状態にする
- カップ部分を排水口にしっかり密着させる
- ゆっくり押し込み、勢いよく引き上げる
- この動作を数回繰り返す
排水トラップの構造上、水位がない場合は効果が出にくいため、あらかじめ水を張っておくとよいでしょう。押し込みすぎず、引き上げに勢いをつけるのがコツです。
つまりが解消されれば、水が一気に引いていきます。作業中は水がはねることがあるため、周囲を新聞紙やビニールで養生しておくと安心です。
また、キッチン用の小ぶりなラバーカップを使用すると、シンク内での操作がしやすくなります。軽度のつまりであれば、この方法だけでスッキリ改善できるケースも多いため、ご家庭に1つ常備しておくと安心です。
ワイヤーブラシで奥の汚れをかき出す
排水管の奥にこびりついた汚れや長年のぬめりは、洗剤だけでは取りきれない場合があります。そんなときは、ワイヤーブラシを使った物理的な掃除が効果を発揮します。
- 水トラップを取り外せる場合は外す
- ワイヤーブラシを奥に差し込み、回転させながら前後に動かす
- 汚れを絡め取って引き抜く
ワイヤーブラシは、キッチン用として販売されている長さ1〜2m程度のものがおすすめです。無理に押し込むと配管を傷つける恐れがあるので、やさしく操作しましょう。
また、作業前に新聞紙やビニールで周囲を保護しておくと、汚れの飛び散りを防げます。
使用後のブラシにはかなりの汚れが付着していることもあるため、新聞紙やビニール袋の上でブラシを処理し、使い終わったらしっかり洗浄または処分しましょう。
金属製ブラシは強い洗浄力がありますが、プラスチック製排水管では柔らかめのタイプを選ぶと安心です。
これらの方法を状況に応じて使い分ければ、多くの排水口のつまりは自分で解消できます。ただし、症状が重い場合や水漏れを伴う場合は、無理をせず専門業者に相談しましょう。
キッチンの排水口がつまったときのNG行動
排水口のつまりは、誤った対処をするとかえって悪化する可能性があります。ここからは、やってはいけない3つのNG行動を紹介します。正しい知識を持つことが、トラブルの拡大を防ぐ第一歩です。
つまりを放置する
少し水の流れが悪い程度だと「そのうち流れるだろう」と放置してしまいがちです。しかし、つまりは自然に改善することはほとんどありません。むしろ時間が経つほど汚れが固まり、悪臭や逆流の原因になってしまいます。
初期のうちに対処すれば簡単に改善できる場合もありますが、放置してしまうとプロでなければ対応できないケースに発展する可能性が高まります。
強アルカリと酸性の洗剤を混ぜる
市販のパイプクリーナーの中には「強アルカリ性」や「酸性」のものがありますが、これらを同時に使うのは非常に危険です。
化学反応によって有毒なガスが発生したり、高温の反応熱が生じて火傷のリスクが伴ったりすることもあります。
特に「混ぜるな危険」と記載されている洗剤は、絶対に単独で使うようにしましょう。使用の際は、必ず換気を行い、ゴム手袋やマスクを装着するのが安心です。
洗剤を長時間放置する
「効果を高めるために、洗剤を一晩放置した方がよい」と誤解している方もいますが、これは逆効果です。多くの製品は15〜30分の放置を推奨しており、それ以上放置するとパイプの内部を傷める恐れがあります。
プラスチック製の排水管は、強アルカリや塩素系洗剤に長時間さらされることで劣化することがあるため、特に注意が必要です。説明書に記載された使用時間を必ず守りましょう。
キッチンの排水口がつまりやすい理由
キッチンの排水口は、家庭内でも特につまりやすい場所です。その背景には、調理や洗い物の際に発生するさまざまな汚れが複雑に絡み合っていることがあります。
以下の要因が組み合わさって「ヘドロ化」することで、排水の通りが悪くなってしまいます。
- 調理で使用した油が冷えて固まり、排水管内に付着する
- 食べかすや洗剤カスが混ざり合い、粘着性のあるヘドロに変化する
- ヘドロが排水管の内壁にこびりつき、水の通り道を塞いでしまう
こうした状態を放置すると、キッチンの排水口から嫌な臭いが漂うようになり、さらに水の流れが悪化してシンクや床に逆流するケースも出てきます。
衛生状態も悪くなり、汚れや臭いに引き寄せられたコバエやゴキブリなどの害虫が発生する恐れもあるため、注意が必要です。
このようなトラブルを未然に防ぐには、日ごろからこまめに「汚れを溶かす掃除」を行い、排水管内にたまった汚れを定期的にリセットしておきましょう。
排水口のつまりを防ぐキッチンでの予防習慣
トラブルが起きてから対処するよりも、日ごろからの予防が何よりも効果的です。ここからは、キッチンで手軽にできる3つの予防習慣をご紹介します。少しの工夫で、大きなつまりを未然に防ぐことができます。
【毎日】ネットをつける、油・固形物を流さない
毎日の習慣としてできる対策は、排水口にネットを設置して、固形物をキャッチすることです。
また、食器やフライパンを洗う前にペーパーで油を拭き取るだけでも、排水管に流れる油の量を大幅にカットできます。このひと手間を習慣にすることで、つまりの発生頻度はぐっと減らせるでしょう。
【週1回】重曹とお湯でリセット
週に1回の簡単なメンテナンスでも、排水管の清潔さを保つことができます。やり方は簡単で、重曹を排水口にふりかけてから50〜60℃のお湯をゆっくり注ぐだけです。
重曹には脱臭・分解の効果があるため、油分や軽い汚れを除去し、臭いの原因となる成分も軽減できます。放置していた汚れが固まる前に落とすことができるため、定期的なケアとして非常に効果的です。
【月1回】パイプクリーナーで定期メンテナンス
月に1度程度、市販のパイプクリーナーを使用することで、排水管の奥に潜む油やヘドロを溶かし、排水の流れをスムーズに保つことができます。重曹とお湯だけでは届かない深部の汚れにアプローチできるのが利点です。
ただし、使用後は必ず水でよく流し、過剰な使用は避けましょう。説明書に従い、適切な量と頻度での使用を心がけてください。
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キッチン排水口のつまり解消に関するよくある質問
- 排水口のつまりを溶かす強力洗剤は?
- パイプユニッシュが効かない排水口のつまりはどうしたらいいですか?
- パイプユニッシュを一晩放置したらどうなりますか?