流れない便は放置すれば直る?トイレつまり発生の原因と解消法を紹介
この記事では、便によるトイレつまりをまとめています。
便が原因のトイレつまりは不意に発生しますが、急なトラブルでも慌てず落ち着いて対処できれば被害の拡大も抑えられるため、正しい対処法を身につけておきましょう。
夜間にトイレつまりが起きた場合などは、長時間放置しておいて問題がないかも解説しています。
自身でできるおすすめの応急処置方法もまとめているため、トラブル時の参考にしてください。
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この記事の目次
便によるトイレつまりは放置で直るケースもある
便が原因でトイレつまりが起きた場合は、しばらく放置することで解消されるケースもあります。
便は水溶性であるため、水に浸かったまま長時間放置しておけば徐々にほぐれていきます。
便秘時の固い便であっても最終的にはほぐれるため、しばらくトイレを使う予定がないのであれば放置による解消を試みてもよいでしょう。
ただし、便の長時間放置は悪臭発生のもとであり、トイレットペーパーも一緒につまっていると水を吸収して封水切れを起こすリスクもあります。
衛生的にもよくない環境となるため、放置で解消させるにしても適度な時間を考えて実施しましょう。
便によるトイレつまりの解消法
便でトイレがつまった場合、つまりの程度によっては自身でも解消が可能です。
自身でできる応急処置について、代表的なものをいくつか紹介します。
応急処置はつまり解消用の道具から身近な日用品を使ったものまで幅広く手段があるため、トラブル時の参考にしてください。
ラバーカップを使用する
便はほぐれやすい物質のため、圧力を加えてつまりを吸い出せるラバーカップは効果的です。
ラバーカップを所有している場合はつまり解消を試みてみましょう。
ラバーカップの利用方法は以下の通りです。
- 便器の底に向かって、ラバーカップをゆっくりと押し込む
- 先端のカップを便器に密着させたら、勢いよく引き出してつまりを吸い出す
- つまりをすべて解消するために、1と2の手順を数回繰り返す
- つまりが解消されたら、最後に水を流して問題ないことを確認する
ラバーカップを効率よく使うために、先端のカップが水に浸かるように便器の水量を調整してください。
便のつまりであれば、6回程度押し引きを繰り返すことで解消できます。
押し引きの際は便器の水が跳ねるため、床や壁、自身の肌を保護する飛び散り対策をしておきましょう。
真空式パイプクリーナーを使用する
ラバーカップよりもつまりを吸い出しやすい道具が、真空式パイプクリーナーです。
販売価格はラバーカップより高めですが、正しく使えばつまり解消効果も大きいため、より確実に応急処置をしたい場合には1本持っておくとよいでしょう。
真空式パイプクリーナーの利用方法は以下の通りです。
- 本体のハンドルを押し下げて、先端のカップを便器の底にゆっくりと押し込む
- カップを便器に密着させたらハンドルを強く引き上げて、つまりを吸い出す
- 1と2の手順を数回繰り返す
- つまりが解消されたら、最後に水を流して問題ないことを確認する
ラバーカップと同様、効率的につまりを吸い出すために便器内の水量をカップが浸かる程度に調整してください。
食品用ラップを使用する
トイレつまり専用の道具がなくても、食品用ラップを使うことでラバーカップのように圧力を加えてのつまり除去が可能です。
便によるつまりが軽度であれば、正しく使うことで解消が期待できます。
食品用ラップの利用方法は以下の通りです。
- トイレのフタと便座を上げてから、ラップを便器に10周程度隙間なく巻きつける
- レバーを引いて便器に水を流して、ピンと張ったラップの中央を膨らませる
- 膨らんだラップの中心をゆっくりと手で押し込む・離す動作を繰り返してつまりを解消する
- つまりが解消されたら、最後に水を流して問題ないことを確認する
ラップは隙間なく巻いてピンと張ることで、効率よく内部に圧力を加えられます。
膨らんだラップを押し込む際は、穴を開けてしまわないように注意してください。
10周程度巻いて、押し込んでも簡単に穴が開かないよう強度をつけておきましょう。
重曹とクエン酸を使用する
重曹とクエン酸があれば、これらを化学反応させて発生する炭酸ガスで便をほぐすことが可能です。
食用・清掃用どちらでも効果がありますが、なるべくは不純物が入っていない清掃用を用意してください。
重曹とクエン酸の利用方法は以下の通りです。
- 重曹を50ml便器に入れて、その後クエン酸を100ml便器に入れる
- 炭酸ガスの発生を確認したら、便器の半分程度が浸かる量のぬるま湯を流し入れる
- 1時間程度放置して、つまりの原因を溶かす
- つまりが解消されたら、最後に水を流して問題ないことを確認する
炭酸ガスによるつまり解消の効果を高めるためにも、便器内に入れるぬるま湯の量には注意してください。
また、熱湯ではトイレが破損する恐れもあるため、45℃程度に調節したぬるま湯を使うことが重要です。
作業時は換気扇や窓を開けるなどの換気対策を実施して、安全のもと行ってください。
お湯を流して溶かす
便のような水溶性のつまりは、お湯をかけるとほぐれるスピードが早まってつまり解消が期待できます。
お湯を用意できる環境であれば、一度試してみましょう。
お湯の利用方法は以下の通りです。
- 便器内の水位が高ければ、ある程度水を汲み出す
- お湯の温度を40℃〜60℃に調節して、高い位置からゆっくりと便器に注ぐ
- 30分程度放置してつまりの原因をほぐす
- つまりが解消されたら、最後に水を流して問題ないことを確認する
便器内の水量は、お湯を注ぐと便器の半分近い水位になる程度を目安に調整しておきましょう。
便器の破損を防ぐためにも、必ずお湯の温度を調節した上で作業してください。
便でトイレつまりが発生する理由
本来トイレは排泄物を流せる構造となっているはずですが、なぜ便が流れ切らずにトイレつまりが発生することがあるのでしょうか。
考えられる主な理由は以下のため、便でトイレつまりが起きた場合はまずこれらの現象を疑いましょう。
トイレットペーパーが絡まった
便と同時に大量のトイレットペーパーを流してしまうと、一度で流れ切らずに絡まってトイレつまりが起こります。
トイレットペーパーは水に溶けるとはいえ、排水口の大きさにも限りがあるため大量には流せません。
排水口を一度で流れ切る適量を考えた上で使用しましょう。
蓄積した汚れに引っかかった
排水口や排水管に汚れが蓄積していると、便が流れ切らずに引っかかる可能性も考えられます。
長期間メンテナンスしていないことで発生したサビや、尿に含まれる成分が蓄積して大きくなった尿石などが汚れの原因です。
こうした汚れには便はもちろん、トイレットペーパーが引っかかりトイレつまりを起こす恐れもあるため要注意です。
固い便が排水管を流れ切らない
便秘時の便は水分不足が原因で固くなりますが、この固い便が排水管を流れ切らずにつまってしまう恐れもあります。
トイレの排水管は、排水口部分に封水を溜めるためS字型にカーブする構造となっています。
水溶性の便は水でほぐれて排水管をスムーズに流れていくのが通常ですが、固い便はすぐにほぐれずカーブ部分でつまってしまう場合があるのです。
これに加えてトイレットペーパーが大量に流されると、引っかかってしまいつまる可能性もより高まります。
便が原因のトイレつまり放置時のリスク
便によるトイレつまりを放置で解決しようと考える場合には、放置によるリスクも把握しておかなければなりません。
中には放置せず早急に対処するべきケースもあるため、以下のリスクがある点は把握しておきましょう。
封水切れによる悪臭の発生
便とともにトイレットペーパーもつまっている場合、吸水性の高いものが長時間残り続けることで封水切れを起こす恐れがあります。
封水は下水から上がってくる悪臭がトイレに拡散されるのを防ぐ役割を持つため、封水がなくなればトイレには悪臭が広がります。
悪臭拡散はトイレ利用者の体調を損ねるだけでなく、衛生環境の悪化によって害虫も発生しかねません。
封水が切れている場合は水を追加するか、早急につまりを解消しましょう。
使用を続けることによる漏水
つまりを放置している間、まだ水は流せるからとトイレを使い続けていると、いつしか完全につまってしまい漏水を起こす恐れもあります。
便やトイレットペーパーが残ったままの汚水が便器から溢れ出すため当然衛生的にも悪く、すぐに対処できなければ床や壁の腐食にもつながります。
放置する場合はつまりが完全に解消されてから、トイレの利用を再開してください。
自身や家族が頻繁にトイレを利用する日中などにつまりが起きた場合は、放置せず他の手段でつまり解消を試みるのがおすすめです。
漏水による階下への被害
つまりが原因で漏水が発生すると、集合住宅の場合は階下にまで被害が及ぶ点に注意が必要です。
漏水に気づかず長時間床が水浸しになる、床材の腐食が進んでおり水が吸収されないといった状況では、その水が階下にも漏れ出して迷惑をかけてしまいます。
トイレつまりの放置で発生した漏水は自身の過失と判断されるケースも多く、自宅の床や階下の屋根部分、その他被害箇所の修繕費を自腹で払わなければならない恐れもあります。
漏水を引き起こさないよう、可能であれば早急につまりを対処してください。
便によるトイレつまりを起こさないためには?
便によるトイレつまりは、いつ発生するか分かりません。
必ずトイレつまりが起こらないという保証はありませんが、発生率を下げる使い方は心がけるだけで簡単に実践できます。
以下のポイントを意識した上でトイレを使用して、不意なトイレつまりが起こりづらい状況にしておきましょう。
トイレットペーパーを一度にたくさん流さない
トイレットペーパーは柔らかく水に溶けやすいですが、一度にたくさん流してしまうと流れ切らずにつまってしまいます。
トイレットペーパーのつまりは、封水をすべて吸収してしまい悪臭拡散などの被害もあるため注意が必要です。
たくさん流す必要がある場合には、面倒と感じても小分けにして流すなど工夫してトイレつまりを予防してください。
ペットのフンは流さない
ペットのフンをトイレに流して処分することもおすすめしません。
ペットのフンは人間の便より固く水にも溶けにくい性質を持ち、特に毛繕いをする猫などの便には多量の毛が混じっており排水管がつまりやすくなります
猫の場合は、トイレ用の猫砂を流す際も十分注意が必要です。
流せるタイプの猫砂であっても、方法を誤ればつまり発生の大きな原因になるため必ず製品記載の正しい手順で処分しましょう。
猫砂によるトイレつまりは、こちらの記事も参考にしてください。
トイレタンクが故障していないか確認する
トイレタンクが故障していると、タンクに溜まった水が十分便器に流れず、勢いが不足してトイレつまりが起こるケースもあります。
ボールタップや浮き球といった内部の部品に異常を確認できたら、優先的にトイレタンクの修理を進めましょう。
排水管を定期的にメンテナンスする
排水管に汚れが蓄積することで、流した便やトイレットペーパーが引っかかってつまりを引き起こします。
排水管の汚れ落としに効果的な市販の薬剤を使用する、水道修理業者に清掃を依頼するなど定期的なメンテナンスを実施しましょう。
水道修理業者に依頼する場合はサービス料金もそれぞれで異なるため、料金設定が明確か、優良業者かどうかなどを見極めて慎重に業者選びを行ってください。
料金設定の安いおすすめの水道修理業者については、こちらの記事で紹介しています。
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