酸素系漂白剤のオキシクリーンはトイレつまりに効果ある？使い方を解説
本記事では、オキシクリーンを使った、トイレつまり解消法について紹介します。
オキシクリーンは、衣類の漂白剤や掃除の消臭・除菌剤として使う人が多いかもしれませんが、トイレつまりを解消する効果も期待できます。
今回は、トイレつまりにおけるオキシクリーンの使い方や注意点などについて詳しく解説します。
トイレつまりでお困りの方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
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この記事の目次
オキシクリーンとは酸素系漂白剤のこと
オキシクリーン（OXI CLEAN）とは、過炭酸ナトリウムを主成分とした、酸素系漂白剤のことです。
衣服のしみ抜きや、水廻りの除菌・消臭など、さまざまなシーンで使われることが多い洗剤の一つです。
油分やタンパク質を分解する作用が強く、トイレつまりにおいても効果を発揮します。
ちなみに、オキシクリーンは、日本版とアメリカ版の2種類があります。
頑固な汚れを落としたいなら、界面活性剤を含むアメリカ版がおすすめです。
肌に優しく香料が入っていないものを使いたい場合は、日本版を選ぶとよいでしょう。
オキシクリーンでトイレつまりを解消する際に用意するもの
トイレつまりをオキシクリーンで解消するには、以下の道具を使います。
- オキシクリーン
- 40〜50℃程度のお湯
- ゴム手袋
- （あれば）未使用の灯油ポンプ
灯油ポンプは、便器内の水をくみ取るために使います。
水が汲み出せれば、灯油ポンプでなくても構いません。
使い古したコップなどでも大丈夫です。
また万が一水が飛び散った場合を考えて、汚れてもいい服装で臨みましょう。
防水エプロンをつけるのもおすすめです。
トイレつまりを解消するオキシクリーンの使い方・手順
トイレつまりを、オキシクリーンで解消する手順について紹介します。
1. トイレの水をくみ出しておく
まずは便器内の水を汲み出し、水量を調節しましょう。つまりが起きているということは、通常よりも多く水が溜まっているはずです。
水が多すぎると、オキシクリーンの効果が弱まるため、最初に水量を調節しておきます。
通常よりも、少し高めの水位になる程度に、水を汲み出してください。
つまりが解消した際に、減った水の量がわかるくらいが目安です。
2.オキシクリーンを便器へ入れる
水量を調節したら、オキシクリーンを直接便器へ投入します。
入れる量は、オキシクリーンに付属しているスプーンの半分ほどです。
1杯入れると多すぎるので、注意しましょう。
3.お湯をゆっくりと注ぎ入れて30分〜1時間程度待つ
オキシクリーンの効果を高めるために、便器へお湯を注ぎ入れます。
勢いよく入れると、水が跳ねやすくなるため、ゆっくりと入れましょう。
お湯を注いだら、30分〜1時間程待ちます。
4.つまりが解消されたか確認する
しばらく放置したら、水位が下がっているか確認しましょう。
オキシクリーンを入れる前と比べて水位が下がっていれば、つまりが分解されて、解消されているはずです。
水位に変化がなければ、トイレのレバーを流してみましょう。この場合、つまりはほぐれているものの、排水管内で止まっている可能性があります。
レバーを流して水が通常通り流れれば、つまりは解消されています。
オキシクリーン使用の注意点
オキシクリーンは塩素系漂白剤と違い、有毒なガスは発生しません。
安心して使える漂白剤ですが、使用上の注意点があります。
素手で触らない
素手で触ると、皮膚や爪に刺激を与える可能性があるので、必ずゴム手袋やビニール手袋などを装着してから使いましょう。
オキシクリーンは、弱アルカリ性で、タンパク質を分解する作用があります。
血液のやタンパク質汚れを落とす効果があるのは、そのためです。
また、油分を分解する働きもあるため、皮膚の脂を奪い取ってしまいます。
万が一素手で触ってしまった場合は、すぐに水で洗い流しましょう。
自然派の洗剤として知られているオキシクリーンですが、直接触れると人体に影響があるので、注意してください。
熱湯を使わない
トイレつまりを解消するために、熱湯は使わないようにしましょう。
理由は2つあります。
1つ目は、オキシクリーンを効果的に発泡させる最適な温度は、40〜60℃だからです。
これは公式ホームページにも記載されています。
熱湯でオキシクリーンを溶かすと、作用の持続時間が短くなってしまい、つまり解消効果が薄れてしまいます。
2つ目は、熱湯を使うと便器のひび割れや、破損につながる可能性があるからです。
便器の多くは陶器で作られており、熱湯がかかると、その部分が膨張してひび割れが発生することもあります。
最悪の場合、便器が破損して、丸ごと取り替えなければならないケースに発展することもあるのです。
以上の理由から、オキシクリーンを使う際は熱湯を使用せず、少し熱いと感じる程度のお湯（40〜50℃）を使うようにしましょう。
トイレつまりをオキシクリーンで解消できるケース
トイレつまりをオキシクリーンで解消できるのは、水に溶けるものが原因になっている場合です。
具体的には、以下のようなつまりの原因が挙げられます。
- トイレットペーパー
- 排泄物
- 水に溶ける掃除シート
- 吐瀉物
ただし、上記のすべてのケースが解消できるわけではありません。
つまりの程度が重度だったり、他の理由がある場合は、解消できないこともあります。
トイレつまりをオキシクリーンで解消できないケース
オキシクリーンで解決できるトイレつまりの原因は、水に流せるもののみです。
水に流せないものを落としてしまった場合、オキシクリーンを使ってもつまりは解消できません。
たとえば、以下のようなケースには効果がありません。
- スマホを落とした
- 子どものおもちゃを落とした
- 生理用ナプキンを流してしまった
- 尿石が固まってしまった
以上のものが、排水管の奥などの手が届かないところでつまっている場合は、水道修理業者へ依頼する必要があります。
なお、オキシクリーンは尿石によるつまり解消に効果がありません。
なぜなら、どちらも同じアルカリ性の性質を持っているからです。
尿石を除去するためには、酸性洗剤を使用しましょう。
具体的な商品名としては、サンポールやハイターなどがあります。
酸性洗剤を使う際は、塩素系洗剤やオキシクリーンなどのアルカリ性洗剤と混ぜないようにしましょう。
有毒なガスが発生するため、人体に悪影響を与えます。
トイレ掃除にも使えるオキシクリーン
オキシクリーンはトイレつまりだけでなく、掃除にも使えます。トイレのどのような場所に使えるかを紹介します。
さぼったリングやにおい対策に効果的
オキシクリーンは、トイレ掃除をサボると排水口周りにできる「さぼったリング」にも効果があります。
さぼったリングとは、主に雑菌や尿石、水垢などが原因でできた汚れのことです。
黒ずみとして現れるので、白い便器では目立ちます。
そのサボったリングをオキシクリーンで解消する方法は、以下のとおりです。
- オキシクリーンを40〜50℃程度のお湯によく溶かす
- 便器の排水口に注ぎ込む
- 30分以上放置する
- トイレブラシで軽くこすって、レバーを流す
便器をキレイにすることは、トイレつまり予防の第一歩です。
日頃から清潔な状態を保つとよいでしょう。
トイレの拭き掃除に使える
ぬるま湯にオキシクリーン少々を加えて溶液を作れば、拭き掃除にも使えます。
オキシクリーンを使ったトイレ掃除の手順は、以下のとおりです。
- ぬるま湯300mlに対し、オキシクリーン2g程度を溶かした液を作る
- 1にウエス（汚れを拭き取るボロ布のこと）を浸してしっかりと絞る
- 汚れが気になるところを拭いていく
- 水拭きして、よく乾かす
汚れが取れるだけでなく、オキシクリーンは除菌や消臭にも効果があります。
拭く順番は、壁→タンク→トイレ床→便器と、キレイなところから徐々に汚れた箇所へ移動させると効率よく掃除できます。
掃除の際には、ゴム手袋など、必ず手を保護するものを装着してください。
トイレつまりなら水道修理業者に依頼しよう
トイレつまりが発生して、手がつけられないと思ったら、水道修理業者に依頼しましょう。
業者へ依頼すべき具体的な状況を、以下で紹介します。
- 水に溶けないものがつまりの原因となっている
- オキシクリーンを使ってみたけれど、効果がない
- つまりの原因がわからない
- 修理に自信がない
- そもそも便器に触りたくない
無理に自力で直そうとすると、かえってつまりの症状を悪化させる可能性があります。
対処が難しいと感じたら、水道修理業者に依頼しましょう。
プロに頼めば、迅速かつ確実に修理してもらえます。また、一時的な対処だけでなく根本的な解決が可能となります。
またつまるかも……という不安も解消されるので、安心感を求める人にもおすすめです。
トイレつまり修理で優良な水道修理業者の選び方
いざ水道修理業者に依頼するとなった場合、難しいのが選び方ではないでしょうか。
水道修理業界では悪徳業者も横行しているため、優良業者を見極める目が必要です。
ここでは業者選びにおいて、チェックしたいポイントについて詳しく紹介します。
水道局指定工事店かどうか
まずは水道局指定工事店かどうかを確認しましょう。
水道局指定工事店とは、自治体が「給水・排水装置工事を適切に行える」と認定した業者のことです。
認定されるには、一定以上の要件を満たさなければなりません。
ちなみに認定業者と非認定業者では、作業できる工事内容が異なります。
非認定業者でも軽度なトイレつまり作業なら対応できますが、やはり水道局指定工事店に依頼したほうが安心です。
たとえば排泄物がつまりの原因だと自己判断しても、実は別の箇所で破損が起きているケースもあります。
そうなると、非認定業者に依頼していた場合は対応できないので、再度水道局指定工事店の業者へ依頼しなければなりません。
二度手間となり、費用も余計にかかってしまいます。そのため、最初から水道局指定工事店に依頼するほうが安心なのです。
費用は明確か
費用を明確に提示する水道修理業者を選ぶことも重要です。
優良な業者は、見積もり以外の費用を請求することはありませんし、事前に追加料金が発生しない旨を伝えるはずです。
反対に悪徳な業者だと「追加費用」と称して、見積もり金額に上乗せすることもあります。
また、出張費や休日・深夜加算料金などがかかる場合もあるので、何にいくらかかるのかを明確に提示する業者を選ぶことが重要です。
水道修理業者を選ぶ際には、必ず見積もりで価格を確認しておきましょう。
また、時間に余裕があれば、相見積もりを取るのもおすすめです。複数の業者から見積もりを出してもらうことで、適正金額がわかるようになります。
なお、費用目安は以下の記事でも紹介しているので、合わせてご覧ください。
口コミや評判は著しく悪くないか
口コミの評価やお客様からの評判が、著しく低い水道修理業者は避けたほうがよいでしょう。
口コミを自社ホームページで紹介している業者もありますし、Googleマップや一括見積もりサイトなどからもチェックできます。
数年前の口コミは情報が古い場合もあるので、1年以内のものを参考にしましょう。
あまりにも評価が悪い業者には、依頼しないほうが無難です。
また、実際に利用した人の声を聞くのがもっとも信頼できます。知り合いや身内で水道修理を依頼した人がいれば、評判を聞いてみるのもおすすめです。
オキシクリーンでつまりが解消できなければ水廻り修理サポートセンターへ！
水に溶けるものが原因でトイレつまりが起きている場合は、オキシクリーンで解消できることがあります。
トイレつまりでお困りの方は、今回紹介した手順や方法を、注意点をふまえながら試してみてください。
なお、オキシクリーンを使ってもトイレつまりが解消されなかったり、自力で直すことに不安がある方は、「水廻り修理サポートセンター」へご相談ください。
「水廻り修理サポートセンター」は自治体認定の「水道局指定工事店」のため、安心してご利用いただけます。
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料金にご納得いただいてから作業を始めるので、見積書の金額以上の費用をいただくことはありません。
お急ぎの場合は、下記のお問い合わせフォームかお電話からご連絡ください。