尿石のトイレつまりには酸性薬剤が効果的!使用法や注意点も解説
本記事では、尿石が原因のトイレつまりの解消法について紹介しています。
尿石とは、尿に含まれるカルシウムやタンパク質などの成分が、結晶化したものです。尿石は、トイレつまりの原因となることがあります。
アルカリ性の性質を持つ尿石には、酸性洗剤が有効です。今回は、尿石を落とす酸性洗剤や使用上の注意点、トイレつまりを防ぐコツについても紹介しています。
尿石のトイレつまりにお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
- の
No.1 おすすめ優良業者!! -
水廻り修理サポートセンター
【水道局指定工事店だから安心!】トイレの水漏れ・つまりなど水トラブルに最短30分で駆けつけます。もちろん〈出張費用・見積もり費用無料!〉大阪をはじめ関東/東海/近畿など幅広いエリアに対応。お困りの際はお気軽にご相談下さい!
この記事の目次
尿石除去には酸性の薬剤が有効
トイレの尿石を効果的に除去するには酸性の薬剤が有効です。尿石はアルカリ性の性質があるため、酸性の薬剤を使用することで中和し、溶かせます。ここでは、一般家庭でよく使用される「サンポール」と「デオライト」について、それぞれの使い方を紹介します。
なお、どちらも皮膚に触れると強い刺激がありますので、ゴム手袋やエプロンなどを着用して、肌を保護してから作業してください。
サンポール
サンポールは大日本除虫菊株式会社の商品です。強力な酸性洗剤で、トイレの黄ばみや頑固な尿石をすっきりと取り除きます。
尿石のトイレつまりに使う場合は、便器の水を事前に抜いておきましょう。水があると薬剤が薄まり、効果が弱まってしまうからです。
水抜きには未使用の灯油ポンプがあると便利です。なければ、不要になったコップなどで、できるだけ水を汲み出してください。
サンポールの使用方法は以下のとおりです。
- トイレの止水栓を閉める
- 便器内の水を汲み出しておく
- サンポールの原液を便器内に回し入れる
- 2〜3分置いたら、ブラシでこする
- 水で流す
サンポールの詳しい使い方についてはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
デオライト
デオライトは和協産業株式会社の商品で、以下の4種類があります。
- デオライトL
- デオライト
- デオライトSS
- デオライトSP
デオライトL以外は、医薬用外劇物に指定されています。一般家庭で使う場合は、デオライトLを使用しましょう。
使い方は以下のとおりです。
- トイレの止水栓を閉める
- 便器内の水を汲み出しておく
- (小便器の場合)目皿を取り外し、「デオライトL」に5分位浸し、その後ブラシでこする
- デオライトLを便器に入れて15分ほど放置する
- バケツ一杯の水を流す
尿石によるトイレつまりで酸性の薬剤を使う際の注意点
尿石が原因のトイレつまりにおいて、酸性の薬剤を使う際は、使用上の注意を守る必要があります。使用方法を間違えば、有毒なガスが発生する可能性もあるからです。
注意点を守ることで、トイレつまり除去作業を安全かつ効果的に行えます。以下で酸性薬剤を使う際の具体的な注意点を説明します。
換気の良い状態で行う
酸性薬剤を使用する際には、必ず換気を良くしましょう。
酸性薬剤は揮発性が高く、刺激臭を発することがあります。この臭いを吸い込むと、目や喉に刺激を感じ、体調を崩すことがあります。特に閉めきった空間で使用すると、非常に危険です。
窓付きのトイレなら、全開にしたり換気扇を回したりして、新鮮な空気を取り入れましょう。空気を循環させることで、薬剤の臭いや有害物質を外に逃がせます。
しっかりと換気することで、酸性薬剤を安全に使用しながら、トイレつまりを効果的に解消できます。なお、重篤な健康トラブルにつながる可能性があるため、心臓や呼吸器に持病がある方や、体調がすぐれない場合は使用を控えてください。
作業前に止水栓を閉める
酸性薬剤を使用する際は、作業前に止水栓を閉めておきましょう。薬剤の効果を発揮させやすく、かつ安全に作業を進められるからです。
酸性薬剤は水と混ざることで効果が薄れてしまいます。止水栓を閉めずに作業を始めると、トイレの水が流れ続け、薬剤が希釈されてしまいます。すると、尿石の除去が十分にできなくなることもあるのです。
まずトイレの近くにある止水栓を確認し、閉めてください。止水栓は、トイレの後ろや側面に設置されていることが一般的です。止水栓を時計回りに回して閉めた後、トイレの水が流れないことを確認してから、尿石除去の作業を開始してください。
作業終了後は、止水栓を開けることを忘れないようにしましょう。
汚れてもいい服装に着替える
酸性薬剤を使用してトイレの尿石を除去する際には、汚れてもいい服装に着替えましょう。体を保護し、作業を安全に進めるために必要です。
酸性薬剤の多くは液体タイプのため、作業中に飛び散る可能性が高いです。もしも衣類に付着すると、繊維を傷めたり、色落ちさせたりする恐れがあります。
作業用の古いTシャツやエプロン等を使用すれば、万が一、薬剤が付着しても心配ありません。また、長袖や長ズボンを着用することで、肌に直接かからず安全に作業できます。
さらに、ゴム手袋や保護メガネを着用して、手や目の保護も忘れないようにしましょう。安全対策をしっかりと行うことで、トラブルを未然に防げます。
他の薬品と混ぜない
酸性洗剤には「混ぜるな危険」と大きく書かれているはずです。絶対に他の薬品と、混ぜないでください。酸性薬剤と他の薬剤を混ぜると危険な化学反応が起こる可能性もあります。
たとえば酸性薬剤と塩素系の薬剤が混ざると、有毒なガスが発生します。このガスを吸い込むと、呼吸困難や意識障害を引き起こす恐れがあるのです。
酸性薬剤を使用する際は、便器内に他の薬剤が残っていないことを確認してから、作業を開始してください。また、薬剤の保管場所も別々にし、誤って混ざることがないように注意しましょう。
なお、使用後はトイレをしっかりと水で洗い流し、他の薬剤を使うまでに十分な時間をおくことも重要です。
何度も繰り返し使わない
酸性薬剤は、何度も繰り返し使わないようにしましょう。酸性薬剤は非常に強力で、繰り返し使用するとトイレや配管の素材が劣化する恐れもあります。
たとえば、一度で効果が見られなかった場合でも、すぐに再度薬剤を使用するのは避けましょう。酸性薬剤は尿石を溶かす力が強い洗剤です。その強力さゆえに、頻繁に使用することでトイレ全体の耐久性に悪影響を与える可能性があります。万が一配管を傷めてしまうと、交換するのに多大な手間や費用がかかってしまいます。
薬剤の効果が現れない場合は、しばらく時間を置いてから再度試みるか、別の方法で対処するようにしましょう。また、どうしても尿石除去できない場合は、専門業者に依頼するのも一つの方法です。
尿石でトイレがつまる原因
尿石によるトイレつまりの原因は、主に尿石の蓄積によるものです。
尿石は尿に含まれるカルシウムやリン酸、尿酸などが排水管内に蓄積し、細菌によって結晶化したものです。この尿石が排水管にこびりつき、内径を狭めるため、つまりの原因となります。
また、尿石が作られると、その表面にトイレットペーパーやその他の異物が引っかかりやすくなります。すると排水管をさらに狭くし、最終的には完全につまってしまうこともあるのです。
尿石によるトイレのつまりの原因は、尿石の蓄積と他の異物の付着によるものです。尿石の発生を防ぐためには、日常的なケアが欠かせません。
尿石の付着を防ぐためにできること
尿石でトイレをつまらせないためには、定期的な掃除と正しくトイレを使用することが大切です。以下に、具体的な対策をいくつか紹介します。
こまめにトイレを掃除する
尿石の蓄積を防ぐうえで、もっとも効果的な方法は、こまめにトイレを掃除することです。定期的に掃除することで、尿石の付着を防ぎます。
たとえば、週に一度はトイレ用の洗剤を使用して便器の内側をブラシでこすり、尿石の発生を予防しましょう。また、トイレのフチや隅など、見落としがちな場所も丁寧に掃除することが大切です。
定期的に掃除することで、トイレの衛生状態が保てるようになります。
トイレ使用後は必ず水を流す
トイレ使用後にしっかりと水を流すことも、尿石の蓄積を防ぐのに効果的です。尿が残ったままの状態が続くと、尿石がつきやすくなるため、用をたすたびに水を流しましょう。
特に小さなお子さんがいる家庭の場合、流し忘れることがあるかもしれません。その流し忘れた尿が、尿石を作る原因となるのです。
用を足した後は必ず水を流し、尿を便器内に残さないようにしてください。特に、フラッシュが不十分なトイレや、節水モードを使用している場合は、追加で水を流すとよいでしょう。そうすれば、尿石の原因となる成分が固まる前に、洗い流せます。
座って用をたす
尿石の発生を予防するためには、男性も座って用をたすことが効果的です。
男性が立って用をたす場合、どうしても尿が飛び散りやすくなり、これが尿石の原因となります。座って用をたすことで、尿の飛び散りを大幅に減らせるというわけです。
たとえば、家庭内で男性も座って用をたす習慣をつけることで、トイレの清掃が楽になり、尿石の蓄積を防ぎます。ただし、座って用をたすことに抵抗がある男性も多いかもしれません。
そのような場合には、座って用をたす「利点」を理解してもらうことが大切です。「尿の飛び散りが減ることで、掃除が楽になり、衛生的になる」「尿石の蓄積を防げれば、トイレのつまりや悪臭を防ぐ効果がある」などのメリットを伝えてみましょう。
尿石除去できる洗剤の購入場所
尿石除去できる洗剤は、以下のような場所で購入できます。
- ドラッグストア
- ホームセンター
- スーパーマーケット
- コンビニ
- オンラインショップ
ドラッグストアやホームセンターでは、尿石除去用の洗剤が手に入ります。種類が豊富で手軽に立ち寄れるため、急ぎの場合にも便利です。
スーパーやコンビニは、種類は多くないものの、尿石除去剤が置いてあることが多いです。買い物のついでに購入できます。
オンラインショップでは、さまざまな種類から選べます。いつも使っているショップならクーポンやポイント利用できるなど、お得に購入可能です。
尿石除去できない場合は水廻り修理サポートセンターへご相談ください
尿石除去には、酸性洗剤が効果的です。尿石を溶かし、つまりを解消できることがあります。
頑固な尿石のつまりの場合、一度のアプローチでは解消できないかもしれません。その場合は、水道修理業者へ依頼することをおすすめします。
プロに依頼すれば、素早くつまりが解消できます。水廻り修理サポートセンターは、24時間対応で、最短30分以内と迅速に現場へ駆けつけます。
自治体認定の水道局指定工事店なので、初めて利用する方も安心です。
尿石つまり以外でも、さまざまなトイレトラブルに対応していますので、お困りの際にはお気軽にご相談ください。
>>>トイレつまり・漏水など緊急対応が必要なときはお電話でご相談ください。
- クエン酸は尿石つまりに効果がありますか?
- 尿石がつきやすい場所はどこですか?
- 尿石落としにサンドペーパーは使えますか?