マンション・アパートの排水管つまりは下の階も危険!対処法を解説

2025/11/09

2025/11/09

この記事では、マンションやアパートなど集合住宅で排水管つまりが起きた際の、下の階の影響についてまとめています。

集合住宅における排水管トラブルは下の階に被害が広がるおそれもあるので要注意です。

記事を読むことで、下の階に及ぼす影響から対処法、懸念すべきトラブル例などが分かります。

自身が下の階にいた場合の対処法も紹介するため、マンション・アパートにおける排水管つまりの対策を知りたい方は必見です。

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マンション・アパートの排水管つまりが下の階に及ぼす影響

マンション・アパートの排水管つまりが下の階に及ぼす影響

マンション・アパートなどの集合住宅における排水管つまりは、トラブルが起きた部屋だけの影響に留まらず、周囲の部屋にも被害が拡大します。

とくに下の階については、以下のような影響が考えられます。

下の階の排水口から汚水が逆流する

集合住宅の各部屋で使われた水は、内部の共用配管を通って排水されます。

この時共用配管部分でつまりが起きていると、逃げ場を失った汚水がそのまま流れていかず、下の階の排水口から逆流するおそれがあります。

下の階の住民からすれば、水まわり設備を使っていないのに排水口からいきなり水が溢れ出す事態になるわけです。

この間は水まわり設備も利用できなくなるため、双方にとって大きな被害になります。

天井や壁に水が漏れ出す

上階の排水管つまりによって配管の破損・漏水などのトラブルが起こると、下の階の天井や壁に水が漏れ出してきます。

天井や壁への水漏れは建材を劣化させることはもちろん、汚水による悪臭・害虫発生など衛生面も悪化します。

ひどい場合はシミだけでなく、ポタポタと水滴が落ちてくるため、生活への支障も大きいです。

天井・壁への水漏れは住民の心身に大きな悪影響を与える問題です。

下の階の排水管もつまりやすくなる

上の階で排水管つまりが起こると、下の階でもトラブル発生のリスクが高まります。

共用配管の部分でつまりが起きていると、下の階の生活排水が通る部分も水の流れが阻害されて、つまりが発生しやすくなります

排水管つまりが起こると、さらに下の階に被害が連鎖するおそれがあるため、トラブルを早期に発見して対処することが重要です。

マンション・アパートの自室で排水管つまりが起きた時の対処法

マンション・アパートの自室で排水管つまりが起きた時の対処法

マンション・アパートの自室で排水管つまりが起きた時は以下の対処法をとってください。

  • 大家・管理会社に連絡する
  • 応急処置を試みる
  • 可能な場合は下の階の住人に状況を伝えておく

それぞれの詳細を、以下で紹介します。

大家・管理会社に連絡する

マンション・アパートの排水管つまりは、まず大家・管理会社へ連絡してください。

これは集合住宅において、排水管などの設備が共用部分としても多く設置されており、大家・管理会社側の責任範囲になるケースもあるからです。

住民が自己判断で業者を呼んで修理してしまうと、専有部分に原因がない場合であっても、依頼金額のすべてが自己負担になるおそれがあります。

大家・管理会社に連絡することで、提携する水道修理業者を手配のうえで、原因調査・修理を進めてもらえます。

他の階にまで被害が及んでいる場合、被害側の部屋への安全確認なども行なってもらえるため、余計なトラブルに発展するリスクも軽減可能です。

応急処置を試みる

大家・管理会社への連絡後は、現状の被害拡大を防止するために応急処置を試みましょう。

水まわり設備ごとの、排水管の主な応急処置方法を以下表にまとめました。

水まわり設備 つまり解消方法の例
キッチン クエン酸・重曹を使う
専用薬剤(パイプユニッシュ等)を使う
トイレ ラバーカップを使う
お湯を一気に流す
お風呂 ワイヤーブラシを使う
専用薬剤(パイプクリーナー等)を使う
洗濯機 クエン酸・重曹を使う
専用薬剤(パイプクリーナー等)を使う

いずれも100円ショップ・ホームセンター等で手軽に入手できる製品や、身近で用意できるもので応急処置は可能です。

つまりの程度や状況によっては、被害を悪化させるものもあるので気をつけましょう。

排水管つまりを自分で解消する方法は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

可能な場合は下の階の住人に状況を伝えておく

もし下の階の住人と交流がある場合は、自室の排水管つまりによって被害が及ぶ可能性がある点を伝えておくのがよいでしょう。

事前に伝えられれば、下の階の人も水まわりの使用を控えるなどトラブルに備えた行動ができます

とくに休日で大家・管理会社の対応が遅くなる場合などは、伝えておくことで大きな被害も回避しやすくなります。

上の階で漏水が起きた場合の対処法

上の階で漏水が起きた場合の対処法

自室ではなく、上の階の排水管つまりで漏水が発生したらどうすればよいのでしょうか。ここでは、上の階で漏水が起きた場合の対処法を紹介します。

大家・管理会社に状況を確認する

上の階の漏水で自室の天井・床が濡れたなど影響が起きた場合は、大家・管理会社へ速やかに状況を確認してください

上の階の住民がすでに連絡済みであれば解決に向けて動いてくれていますが、不在時や連絡していない状況だと、対応も間に合わず被害拡大のリスクが高まります。

上の階の被害状況が正しく伝わっており、解決に向けて動いているかどうか、状況を正確に把握しておきましょう。

水まわりの利用をなるべく控える

上の階で排水管つまり・漏水が起きていると、自身の部屋の水まわり設備もつまりリスクが高まっている状態です。

そのため、水まわりの利用をなるべく控えて、トラブルが解消されるのを待ちましょう。利用を控えることで、排水管つまりの被害悪化を多少食い止められます。

水漏れ被害を確認して家具・家電を退避させる

天井や床への漏水が確認された場合、被害箇所周辺の家具・家電を安全な場所に退避させてください。

とくに家電製品は、上階からの漏水によって故障するケースも少なくありません。

冷蔵庫などの運搬できない大きな製品であれば、コンセントを抜く・ビニールシートを被せるなどの応急処置をとりましょう。

対処しなければ漏電による火災リスクも高まるので要注意です。

排水管つまり放置で起こる下の階とのトラブル例

排水管つまり放置で起こる下の階とのトラブル例

排水管つまり放置で起こる、下の階とのトラブル例を紹介します。

以下のようなトラブルを避けるためにも、集合住宅の排水管つまりは早急に相談・対処しましょう。

家屋の損壊をめぐる賠償請求

下の階の天井や床への漏水は、落とせないシミを作ったり、汚水による建材の腐食を招きます。

また、家具・家電などが故障するリスクもあり、家屋の損壊をめぐる損害賠償を請求されるおそれがあります。

修繕費や家具・家電の弁償など、集合住宅の場合でも、過失次第では自費負担のリスクが高いため注意してください。

汚水の漏れ出しによる悪臭・害虫問題

排水管つまりで汚水が漏れ出すと、悪臭・害虫などの衛生問題にも発展します。

衛生環境が長期間悪化したままだと、体調不良やアレルギーを引き起こすおそれもあり、生活に多大な支障がでかねません。

自身だけでなく、周囲の部屋にも悪影響を及ぼすことを理解しておきましょう。

人間関係の悪化

排水管つまりを放置し続けると、被害拡大はもちろん人間関係の悪化にもつながります。

下の階の住民は迷惑を被り続けるので、ストレスもたまり快適な生活が送れません。

集合住宅は、住民同士の良好な人間関係が生活の快適さにも直結するため、住みづらい部屋にしないためにもトラブルは早急に解消してください。

修理費・原状回復費の負担は誰がする?

修理費・原状回復費の負担は誰がする?

排水管つまりで生じたマンション・アパートの被害について、修理費・原状回復費の負担を誰が行うのかは気になるポイントです。

ここでは状況別の負担対象や、保険について紹介します。

自室内の使用過失なら入居者(自費負担)

自室内にある排水管で、かつ入居者の使用過失で起きたつまりにおいては、基本的に被害の修理費は入居者の自費負担になります。

使用過失が認められるケースは、たとえば以下のようなものがあります。

  • トイレで大量のトイレットペーパーを流した
  • 洗面所の排水口にヘアピン・カミソリの刃など、不溶性の固形物を落とした
  • キッチンに食べ残しを流した

このように、入居者の不注意・意図的な行動が原因で起きたつまりは、その多くが使用過失と認められます。

水まわりを適切に利用できていたかどうかが判断基準になる事例がほとんどなので、日頃から注意して利用することが重要です。

また、経年劣化が原因と認められた場合は、自室の排水管でも入居者が修理費を負担する必要はありません。

共用部分の故障・経年劣化なら管理組合や大家の負担

共用部分にある排水管の故障・経年劣化などが原因の場合は、管理組合や大家が修理費用を負担します。

共用部分は入居者が関与できない部分のため、管理組合・大家が提携する業者を手配して対処にあたります。

ただし、自室の排水管つまりに度合いが大きく、共用部分の排水管にまで影響を及ぼしていた場合は一部自費負担のケースもあるので要注意です。

火災保険・個人賠償責任保険を適用できることも

排水管つまりによる被害は、場合によっては火災保険・個人賠償責任保険を適用できることがあります。

たとえば火災保険の場合、排水管つまりが原因の漏水で家具が損壊した際、「水濡れ補償」などの特約で家具の修繕費・新品相当の金額などを補償してもらえます。

また、他の部屋に被害を与えてしまった場合は、個人賠償責任保険によって賠償金を補償可能です。

補償を受けられる条件・金額などは保険会社やサービスによっても異なるため、トラブル時の補償があるのかどうかは確認しましょう。

分譲マンションの場合、管理組合が加入するマンション総合保険で、個人賠償責任保険が各世帯ごとに特約で付加されるパターンが多いです。

ただし保険料増額などの関係で、管理組合が個人賠償責任保険の特約を外しているケースもあるため、その場合は個人で加入すべきかも要検討です。

下の階への被害を防ぐための排水管つまり予防法

下の階に被害を与えないための排水管つまり予防法

下の階への深刻な被害を防ぐためにも、排水管つまりは未然に防ぐことが肝心です。

集合住宅の場合、自身の対策だけでどうにもならない部分もありますが、日々の使い方を意識することでつまりの発生率は下げられます。

以下の予防法を意識して、排水管つまりのリスクを軽減させましょう。

  • 排水口を定期的に掃除する
  • 排水口に異物を流さない
  • 異常を感じたら早めに相談する

各予防法の詳細を紹介します。

排水口を定期的に掃除する

排水管つまりの多くは、蓄積した汚れによって排水が阻害されるのが原因です。

たとえばキッチンの場合、排水口にたまった食べ残しのカスや油などが徐々に排水管に流れていき、こびりつくことでつまりに発展します。

そのため、排水口を定期的に掃除して、固着しやすい汚れが排水管に流れないように防ぐことが大切です。

排水口の掃除方法は水まわり設備によってもさまざまですが、専用の薬剤やブラシ・スポンジを使って磨くだけでも十分に効果はあります。

キッチンや浴槽・洗面所など、頻繁に使用する場所であれば1〜2日に1回、洗濯機の排水口なども月に1〜2回を目安に掃除することをおすすめします。

排水口に異物を流さない

排水口に異物が流れると、流れ切らずに排水管の途中で止まり、つまりを発生させるリスクが高いです。

キッチンの場合は油や食べ残し、トイレの場合はティッシュペーパーやカップ麺の残り汁など、これらはすべて排水口にとって異物です。

その他、明らかに流すものではない不溶性の異物も、処分するために排水口へ流す行為はやめておきましょう。

異常を感じたら早めに相談する

排水口つまりが起きている、または起こりかけている場合、以下のような異常が見られます。

  • 普段は聞こえない「ゴボゴボ」のような異音が排水口付近から聞こえる
  • 普段よりも排水スピードが遅く感じる
  • 排水口から悪臭が広がる

これらはつまりサインのため、異常を感じたら早めに大家・管理会社に相談してください。

つまりの放置は状況悪化につながるだけでなく、その間は水まわりを利用できないデメリットもあります。

集合住宅では住民が業者を呼ぶことが推奨されていないため、早めに相談して大家・管理会社に動いてもらうことが何よりも肝心です。

排水管つまりは事前予防・早期発見が大切

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マンションやアパートの排水管つまりは、日々の生活における事前予防、そしてトラブル時の早期発見が被害の防止に欠かせません。

しかし、いくら住民が注意していても、集合住宅だからこその理由で急なつまりが発生する可能性も十分にあります。

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マンションの排水管つまりで下の階に影響が出たときのよくある質問

上の階の排水管がつまった場合、下の階にどんな被害が出ることがありますか?
自分の部屋の排水管つまりで下の階に被害が出たら、どうすればいいですか?
排水管つまりを放置すると、下の階とのトラブルに発展しますか?
下の階に漏水してしまった場合、修理費や補償は誰が負担しますか?
下の階への被害を防ぐために、日常的にできる予防策はありますか?