排水管つまりはトーラー利用で解決!配管清掃のコツや注意点を紹介

2025/11/09

2025/11/09

この記事では、排水管つまりの解消に役立つトーラーについてまとめています。

排水管つまりはあらゆる方法で応急処置できますが、そのうちの一つがトーラーの利用です。

記事を読むことで、トーラーの種類や使い方、除去しやすい汚れや依頼時の費用相場などを把握できます。

配管清掃のコツや作業時の注意点もまとめているため、自宅のつまりトラブルを解消したい方、トーラー利用を検討中の方は参考にしてください。

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トーラーとは排水管つまりを直す業務用ツール

トーラーとは排水管つまりを直す業務用ツール

トーラーとは、排水管つまりを直すために使われる業務用のツールです。

ワイヤー式パイプクリーナーとも呼ばれており、ワイヤーを使って排水管つまりを解消する仕組みです。

通常のワイヤーブラシとは異なり、先端に付いたヘッドにより効果的につまりを除去できるのが強みになります。

業務用ツールとして業者が広く用いますが、家庭用も販売されており、自宅の排水管つまりへの利用も可能です。

トーラーで除去できる主な汚れ

トーラーで除去できる主な汚れ

トーラーの利用で除去できる、排水管の主な汚れを箇所ごとに紹介します。

浴室・洗面所:髪の毛や石鹸カスのつまり

浴室・洗面所は、髪の毛や石鹸カスなどの細かな汚れが排水管に蓄積してつまりが起こりやすいです。

トーラーに取り付けられるヘッドには、髪の毛や石鹸カスなどの除去に適したブラシタイプがあります。

このヘッドを使うことで、排水管側面にくっつく汚れを絡め取れるでしょう。

キッチン:固着した油

キッチンの排水管つまりでとくに多いのが、固着した油で排水を阻害されるケースです。

油は冷えると固まる性質を持つため、側面に付いた成分が流れる水によって冷やされて、その場に蓄積することがあります。

トーラーを利用すれば、固まった油を削り取るように除去可能です。

トイレ:トイレットペーパーや尿石

トイレでは、流れ切らなかったトイレットペーパーや、蓄積した尿石によってつまりが発生します。

これらつまり原因は、トーラーを便器に入れて使うことで解消が可能です。

原因が判明している場合、トイレットペーパー・尿石などそれぞれに適したヘッドを使うことで効率よくつまりを解消できます。

トーラーと高圧洗浄機の違い

トーラーと高圧洗浄機の違い

排水管のつまり除去や清掃に使われる道具として、トーラーの他に高圧洗浄機も有名です。

この2つの道具には以下のような違いがあるため、状況に応じて適したものを用意してください。

仕組みの違い(ワイヤー式/水圧式)

大きく違うのが、それぞれの清掃の仕組みです。トーラーは取り付けられたワイヤーが排水管内で回転して、汚れやつまりを物理的に削り取ります。

一方の高圧洗浄機は、先端のホースから水を高圧で噴射して、その水流で汚れやつまりを洗い流します。

向いているつまりの種類

清掃の仕組みから、それぞれ以下のつまり除去に向いています。

  • トーラー:髪の毛や油分、異物
  • 高圧洗浄機:ヘドロ、全体的な油汚れ

このように、トーラーは排水管内の局所的なつまり、高圧洗浄機は排水管内の広範囲のつまりに対しての利用が最適です。

家庭用と業務用の使い分け

どちらの道具も家庭用と業務用に分かれており、業務用の方がパワーが強力で、つまり・汚れの除去を効果的に行えます。

それぞれ家庭用・業務用は以下のような使い分けが可能です。

道具 家庭用 業務用
トーラー 局所的な軽いつまりを除去する 長距離かつ頑固なつまりを除去する
高圧洗浄機 全体に広がる軽微な汚れを除去する 排水管全体を洗浄して、汚れ・つまりを一掃する

家庭用・業務用ともに、トーラーは管内で引っかかっている汚れを除去することに特化しています。

高圧洗浄機は水圧で管内を広く洗浄できるため、つまり除去も可能なメンテナンス道具といえるでしょう。

トーラー利用が難しいケース

トーラー利用が難しいケース

排水管清掃に役立つトーラーですが、以下のような排水管では利用が難しいケースもあります。

  • 直径が20mm未満の細い排水管
  • 直径が40mm以上の太い排水管
  • 12m以上の長い排水管

先端のヘッドを効率よく動かせない、奥深くのつまりまで届かないような場合は、トーラー以外の方法でつまり解消を試みてください。

排水管清掃に役立つトーラーの種類と使い方

排水管清掃に役立つトーラーの種類と使い方

排水管清掃に役立つトーラーの種類は、大きく分けて以下2つに分類されます。

  • 手動式
  • 電動式

それぞれの特徴と使い方について、以下で詳しく紹介します。

これからトーラーの入手を検討中の方は、使い方とあわせてどちらを購入すべきかの参考にしてください。

手動式

手動式のトーラーは、根元のハンドル・グリップを人力で回してワイヤーを操作するタイプです。

細長いワイヤーがドラム状の本体に巻き取られており、先端のヘッドにコイルやブラシが装着されているものが主流です。

軽量で持ち運びがしやすくバッテリーも不要のため、緊急時にも柔軟に利用できます。

家庭のあらゆる排水管メンテナンスに向いた製品として、トーラーを初めて買う場合にはおすすめのタイプです。

手動式トーラーは使う際の手順は、以下の通りです。

  1. ワイヤー先端を排水口に入れて、排水トラップへ通すようにゆっくりと差し込む
  2. ハンドルを時計回りに回して、ワイヤーを奥へと進めていく
  3. 汚れやつまり箇所に引っかかったと感じたら、ワイヤーを前後に動かしながら回転させる
  4. ハンドルを逆回転させてワイヤーを戻し、排水口から引き抜いたら先端の汚れを掃除する
  5. 水を流して、つまりや汚れが解消されスムーズに排水されるか確認する

力加減や差し込む角度を誤ると、ワイヤーが絡むおそれもあるので慎重に作業してください。

電動式

電動式のトーラーは、内蔵されたモーターによってワイヤーや先端のヘッドが回転するタイプです。

コンセントへの接続・またはバッテリー駆動で動くタイプに分かれますが、いずれも強い回転力を有しており、固着した油汚れや長年の蓄積で固まったつまりの原因を除去しやすくなっています。

その性能から、手動式に比べると作業時間をかなり短縮でき、手動式では除去できなかった汚れにも対応できる点がメリットです。

電動式トーラーは使う際の手順は、以下の通りです。

  1. コンセントタイプの場合、差し込んで電源が入る準備をする
  2. 先端のワイヤーを排水口に入れて、1m〜2m程度進める
  3. 電源を入れて、回転させながらワイヤーをさらに奥へと押し込む
  4. 汚れやつまり箇所に引っかかったと感じたら、その場でワイヤーを前後に動かしながら回転させる
  5. しばらくしたら電源を止めて、ハンドル等の操作でワイヤーを巻き取る
  6. 水を流して、つまりや汚れが解消されスムーズに排水されるか確認する

手動式よりも排水管にあたえる衝撃は大きくなるため、樹脂製の細い管、古びた排水管では慎重に使用してください。

トーラーヘッドの種類と特徴

トーラーヘッドの種類と特徴

トーラー先端に装着するヘッドには、いくつか使い分けられる種類があります。

主な種類と特徴を紹介するため、トーラー利用時の参考にしてください。

コイルタイプ

コイルタイプは、金属製のコイルがらせん状に巻かれているヘッドです。

コイルが回転しながら進んでいき、排水管につまった油汚れなど、固まったものを効果的に除去できます。

ブラシタイプ

ブラシタイプは、文字通りブラシの形状になっているヘッドです。

このブラシは金属製のものが多く、排水管にこびりついた汚れを削ぎ落とせるのはもちろん、髪の毛などの細かなつまり原因も除去できます。

板バネタイプ

板バネタイプは、先端部分が少し欠けた輪の形状のヘッドです。

コイルタイプで除去ができない、かなりしつこく固まった油汚れなどを除去するのに向いています。

カッタータイプ

カッタータイプは、先端に刃や硬い羽根のようなものが取り付けられたヘッドです。

コイルタイプの形状に硬い羽根が付いたタイプなどが多く見られます。こちらも固まってこびりついた油の塊を除去するのに効果的です。

トーラーによる配管清掃のコツ

トーラーによる配管清掃のコツ

トーラーによる配管清掃には、いくつかコツがあります。

ただ配管に入れて回すだけではつまりの原因や汚れをしっかり落とせないため、以下のコツを意識しながら作業を進めてください。

高圧洗浄機と併用する

高圧洗浄機を所持している場合、トーラー利用時に併用することで、効率よくつまりや汚れを除去できます。

トーラーで排水管にこびりついた汚れをあらかた取り除いた後、残った分を高圧洗浄機で削ぎ落としましょう。

高圧洗浄機もトーラーと同様に家庭用・業務用があり、家庭用の場合は水圧が多少弱いため、自力では落としきれない汚れがある点には注意が必要です。

周囲に水が飛び散るリスクも高いので、水まわり周辺を養生するなどの対策も重要になります。

トーラー・高圧洗浄機ともに、正しい使い方のもとで慎重に作業しましょう。

無理な力を加えずにゆっくりと回す

トーラー先端のブラシは、無理な力を加えずにゆっくりと回すことを心がけましょう。

無理な力を加えようとしても、その力は十分にブラシへと伝わらず、的確につまりを落とせないケースがほとんどです。

適切に利用できれば、ゆっくりと回すだけでも効果はあります。配管や便器を傷つけないよう、落ち着いて使用してください。

排水管やつまり原因に適したヘッドを装着する

トーラーヘッドは、排水管やつまり原因に適したものを装着してください。

たとえばブラシタイプのヘッドは、排水管にこびりついた髪の毛など繊維質のものを絡めとるのには効果的ですが、固まった油やヘドロ状の汚れなど頑固なつまりの除去には適していません。

頑固なつまりにはコイルタイプのヘッドを使うなど、臨機応変な使い分けが大切です。

トーラー利用時の注意点

トーラー利用時の注意点

トーラー利用時には、いくつかの注意点があります。

使うことで逆に排水管のつまり・故障リスクを高めてしまわないよう、以下の点を考慮のうえ慎重に作業してください。

誤った使い方は配管を傷つける

トーラー先端に取り付けられているワイヤーは金属製のものが多いため、誤った使い方では配管を傷つけるリスクが高いです。

また、トイレの排水管つまりを除去する際にもトーラーは使われますが、陶器製の便器もワイヤーによって傷つきやすいです。

正しい使い方を調べずに実践すると排水管や便器が傷ついて、つまりやその他トラブルが悪化するおそれもあるので注意してください。

配管に適した製品を選択する

トーラーは、利用する配管に適した製品を選ぶことが重要です。

箇所ごとに適切なものを選択できなければ、長い・太いものや湾曲する配管に対応できず、正しくつまり除去作業ができません。

参考までに、主な配管に対するワイヤーの直径・長さの目安を表にまとめました。

配管の性質 ワイヤー径の目安 長さの目安
洗面台・キッチンなどの細い配管 約6mm~8mm 3~7m
トイレ・排水マスなど太めの配管 約10mm~12mm 7~10m以上
床下・屋外の排水管など 約12mm~15mm 10~20m以上

上記長さはあくまで目安ですが、実際に使用する場合は最低限この条件を満たすトーラーを用意して、作業に臨んでください。

難しい作業は業者に依頼する

トーラーや、それに準ずる形のワイヤーブラシは家庭用としても販売されていますが、使い方に慣れなければ効率的につまりは落とせないです。

つまり解消作業が難しいと感じたら、無理に自分で進めず水道修理業者に依頼しましょう。

闇雲な作業は配管を傷つけるもとになり、つまり解消までの時間が長引くほど漏水などの二次被害も起こりやすいです。

また、トーラーを使った作業はあくまでつまりの原因を除去するもので、排水管をきれいにするなど根本的な解決にはつながりません。

劣化した排水管はつまりの再発リスクも高いので、業者にメンテナンスを依頼することをおすすめします。

つまり解消のおすすめ業者は、こちらの記事も参考にしてください。

水道修理業者に依頼する際の費用相場

水道修理業者に依頼する際の費用相場

トーラーやその他道具を使ってもつまりを直せない場合は、水道修理業者への依頼してください。

無理に作業を続けたりつまりを放置すると被害が拡大して、かえって高額な修理が必要になるおそれがあります。

依頼する際にかかる費用の相場について紹介します。

つまり解消にかかる費用の相場

つまり解消にかかる費用の相場を、作業内容や使用機材、状況ごとに以下表にまとめました。

作業内容・使用機材 費用相場(税込) 状況・つまりの原因
手動トーラー
or 真空ポンプ
10,000~20,000円 軽度のつまり(初期段階)
手動ローポンプ
or 吸引具+薬剤
15,000~30,000円 トーラーが使えない細い/古い配管
電動トーラー
+高圧洗浄機併用
30,000~50,000円 トーラーで届かない奥のつまり(配管深部・曲がり部分)
便器脱着+トーラー
or 高圧洗浄
30,000~60,000円 トイレの便器奥につまり(脱着が必要)
高圧洗浄機+桝内清掃 25,000~45,000円 屋外排水桝・長距離配管のつまり
カメラ調査+配管交換 50,000~100,000円以上 配管内部が破損・変形している

このように、状況・つまりの原因に応じて使用する機材や作業内容は変わり、複雑ものになるほど費用も高くなります。

とくにトイレでのつまりでは、便器脱着が必要なものは作業の手間もかかるため、費用は割高になりやすいです。

軽度なつまりほど費用を安く抑えられるので、つまりが起きたら早めに業者依頼することが重要です。

排水管破損時の修理・交換にかかる費用相場

排水管破損時の修理・交換にかかる費用相場は、以下表の通りです。

作業内容・使用機材 費用相場(税込) 状況・原因
部分的な補修
(小規模破損・継手交換)
20,000~40,000円 ひび割れや一部破損の補修、短い区間の交換
屋内排水管の交換
(1~5m程度)
50,000~100,000円 経年劣化・腐食による破損、配管内部の損傷
屋外排水管の交換
(5~10m程度)
80,000~150,000円 地中配管や排水桝周辺の破損・陥没
配管全体の交換
(10m以上)
150,000~300,000円以上 老朽化・施工不良などで広範囲に損傷
カメラ調査+部分修理セット 30,000~60,000円 破損箇所を特定して部分補修を行うケース

つまりのケースと同様、状況・原因に応じた作業内容次第で費用は変動します。

排水管の交換は場所もそうですが、長さがあるほど費用は割高になる点は押さえておきましょう。

トーラーを使った排水管のつまり解消は水道修理業者におまかせ

トーラーを使った排水管のつまり解消は水道修理業者におまかせ

トーラーを使った排水管のつまり解消は、実績のある水道修理業者に依頼することで、確実に対処してもらえます。

初めての業者依頼で誰に頼めばいいのか分からない、そんな不安がある方は「水廻り修理サポートセンター」までご連絡ください。

家屋のあらゆる排水管つまりに対応、トーラー・高圧洗浄機などの道具を状況に応じて使い分け、的確かつ迅速にトラブル解決にあたります。

修理サービスは24時間365日受付中のため、早朝・深夜の急なトラブルにも対処可能です。つまりによって水まわりが利用できない不便な状況も、すぐに解消します。

排水管つまり、その他水まわりトラブルに関するお悩みは、お気軽にご連絡ください。

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排水管にトーラーを使用するときのよくある質問

トーラーと高圧洗浄機のどちらを使えばよいですか?
手動式と電動式トーラーはどう使い分ければよいですか?
トーラーのヘッドはどのように選べばいいですか?
トーラーを使うときに気をつけることはありますか?
トーラーを使ってもつまりが直らないときはどうすればよいですか?