テープで漏水を止める手順を紹介!自分でできる応急処置方法

2023/10/15

2024/09/13

こちらの記事では、急に漏水が起こってしまった時に、テープを駆使して応急処置を行う方法を解説します。
自宅で漏水が起きた時、応急処置として使用できる水漏れ補修テープの存在を、ご存じない方も多いのではないでしょうか。
取り急ぎ止めたい漏水時に、自分で簡単に行える補修方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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漏水の症状別に使えるテープ3種類と特徴

漏水用補修テープの特徴

水漏れに気付いた時点で素早く対処するために使える、補修テープの種類と特徴をご紹介します。

 

すきま等に効果的な防水補修テープ

防水補修テープは、ポリエチレン製などの防水素材でできている補修テープです。

トイレや洗面台などのすき間から垂れてくるような漏水を防ぐのに適しています。シンクの形状に合わせたり、接地面のカーブに沿わせたりして貼れるため、水垂れによるカビの発生や汚れを一時的に防ぎます。

 

ひび割れに対応できる仮補修テープ

仮補修テープは、設備のひび割れに合わせて目立たないように対応できる補修テープです。

トイレの便器やバスタブ、タイルなどにひびが入ってしまっている場合に活用できます。室内用の仮テープはアクリル製の物が多く、透明なので貼った場所が目立ちません。

凹凸にもなじむのでとても便利ですが、あくまでも一時的な応急処置として、設備の交換や修理を依頼してください。

 

パイプなどの設備に使える自己融着テープ

自己融着テープは、接着剤や粘着剤を使用しておらず、引っ張って巻きつけることでテープ同士が融着する仕様になっています。

シリコンでできたテープ同士が融着することで、防水性や気密性、耐久性などがUPします。ただし「巻きつけて融着させる」ことで漏水を止めるので、使用できるのはパイプやホースのような「巻ける場所」が適しています。

 

テープで漏水の応急処置をする手順

テープで漏水の応急処置をする手順

補修テープの種類による、一般的な応急処置の手順をご紹介します。

テープによって補修方法が若干異なるため、実際に使用するテープの取扱説明書もしっかり確認するようにしてください。

 

「防水補修テープ」ですき間からの漏水を防ぐ

  1. 漏水が起きているすき間の周囲を掃除して汚れを落とし、乾燥させる
  2. 必要な長さに切り、段差・角度に合わせてあらかじめテープを折っておく
  3. 漏水箇所の端から、すき間を密閉するように貼っていく
  4. テープ全体を押さえ、しっかりと密着させる

 

「仮補修テープ」でひび割れからの漏水を防ぐ

  1. ひび割れ箇所の周囲を掃除して汚れを落とし、乾燥させる
  2. ひび割れ自体の長さより多めに切り、ひび割れ箇所の上から押さえつけながら貼る
  3. 剥がれないように、ぴったりと密着させる

 

「自己融着テープ」でパイプからの漏水を防ぐ

自己融着テープを使用する際には、直管部分からか継ぎ手部分からかの漏水状況で、巻く箇所が変わってきます。

 

直管部分からの漏水

  1. 漏水が発生している箇所から巻きはじめる
  2. テープ同士を融着させながら、漏水箇所を集中的に巻く
  3. 巻き終わり部分が、すべてテープ同士が触れるようにして圧着させる

 

継ぎ手部分からの漏水

  1. 太さの違うパイプが繋いである場合は、細い方のパイプから巻きはじめる
  2. 数周巻いたら、太い継ぎ手の方へと巻いていく
  3. 巻き終わり部分がすべてテープ同士が触れるようにして圧着させる

 

テープで漏水の応急処置をする際の注意点

テープで漏水の応急処置をする際の注意点

手軽ですぐに処置ができる補修テープですが、使用する際の注意点も、合わせて確認してください。

 

勢いよく噴出する水漏れには対応できない

いくら防水効果があるとはいえ、水が大量に噴き出していたり、時間が経つにつれてどんどんと勢いが増していたりする場合には、補修テープの使用はおすすめできません

せき止められる勢いのある水の噴出をせき止められる強力な商品も存在しますが、あくまでもテープは応急処置用です。

配管の接続部分などからじわじわとしみ出している、時々ぽたりと垂れる、という程度を参考に判断をしてください。

 

漏水の箇所や症状に応じたテープを選ぶ

先述の通り、補修テープにはそれぞれの特徴があります。

漏水場所の接地面と相性の良い素材のテープを選ぶと、より効果的に漏水対策ができます。

 

応急処置をしたまま放置しない

トイレタンクや便器、バスタブのひび割れ、パイプからの漏水は、テープによる応急処置で放置せず、必ず修理か交換の対応を行ってください。

特にひび割れは、パッキンなどの交換対応だけでは漏水を止められない大きなトラブルです。床下部分での腐食やカビの大量発生、下の階へのさらなる漏水被害など、大事に至る可能性が高いです。

パイプからの漏水に関しても、目に見えない箇所での重大な問題や再発が考えられますので、補修テープによる水漏れの応急処置を行った後は、早急に水道修理業者に連絡をするようにしてください。

 

漏水が起きやすい場所とは

漏水が起きやすい場所

宅内で漏水が起こりやすい箇所は、配管が通っている水まわり箇所がほとんどです。

天井や壁から漏水の疑いがある場合も、上の階や隣の部屋の配管が原因と考えられます。

各種水まわり周辺で漏水が発生しやすい場所は、以下の通りです。

漏水を発見した際には、他箇所も合わせて確認すると良いでしょう。

  • キッチン⇒蛇口・シャワーホース・シンク下の配管など
  • トイレ⇒トイレタンク・便器・床下の配管など
  • 洗面所⇒蛇口・シャワーホースなど
  • お風呂⇒蛇口・シャワーヘッド・シャワーホースなど
  • 洗濯機⇒給水ホースの接続部分など
  • 野外⇒野外に設置の蛇口・水道管など

 

漏水修理を業者に依頼する時のポイント

漏水修理を業者に依頼する時のポイント

テープでの補修対応は、あくまでも応急処置です。テープを使用しているということは、既に漏水が起きている状態のため、早急に業者に依頼をしましょう。

水道修理業者を選ぶ際のポイントを、以下に掲載します。

 

水道局指定業者であるか否か

都道府県や各市区町村の水道局より認定を受けた工事店「水道局指定業者」です。

国が定めた基準に従って正しく施工できることを認められて、非認定業者にはできない工事も任せられている工事店です。

国家資格保持者による管理・監督がされており、一定の技術レベルが保証されているので安心です。

 

事前見積もりやアフターサービスの有無を確認

作業説明や請求額に不明点がないか、事前に必ず確認してください。優良業者は、かならず丁寧に教えてくれるはずです。

作業後に追加料金が発生しないかどうかも、見積もり時点で明確にしておくべきです。

無料で見積もり対応をしてくれる業者も多いので、探す時の基準にしてください。

 

漏水修理の費用相場

漏水修理の費用相場

漏水修理の費用相場を、以下に掲載します。

 

水漏れ箇所ごとの修理費用相場

水まわり箇所は多岐に渡ります。

問い合わせの際にどの場所でどのような漏水が起きているかを伝えると、より明確な見積もりがもらえます。

漏水箇所 修理費用相場
蛇口まわり 10,000円~30,000円
キッチンシンク下 10,000円~30,000円
洗面台下 10,000円~30,000円
トイレ 5,000円~50,000円
浴室 10,000円~60,000円
給湯器 5,000円~18,000円

 

水漏れ修理内容ごとの費用相場

水漏れの、修理内容ごとに費用相場を記載します。

修理工程の多さに比例して料金もアップする傾向にありますので、重大なトラブルになるまで放置せず、早めに対応するほうが得策です。

水漏れ修理内容 修理費用相場
パッキン交換・調整作業 5,000円~15,000円
蛇口交換 20,000円~40,000円
トイレタンク内部品交換 8,000円〜15,000円
トイレタンクの脱着・部品交換 15,000円〜30,000円
ウォシュレット修理・部品交換 15,000円〜25,000円
洋式便器交換 25,000円~50,000円
給湯器交換 100,000円~250,000円

 

水道修理業者の諸経費相場

修理代金に加えて、各種経費がかかる場合があります。

出張費や見積もり費用は、修理代金に含んだ価格を提示している業者もあるので、業者選びの参考にしてください。

諸経費 料金相場
基本料金 2,000円~4,000円
出張費 無料~4,000円
見積もり費用 無料~3,000円
時間外料金 3,000円~10,000円
作業料金 2,000円〜5,000円
処分費
※部品交換の場合
3,000円〜10,000円

 

テープで漏水防止の対策をしたあとは「水廻り修理サポートセンター」へ!

テープで漏水防止の対策をしたあとは「水廻り修理サポートセンター」へ!

小規模な漏水に応急処置ができる補修テープは、とても便利なので、ご自宅に常備しておくと安心です。

しかし、テープで補修しただけでそのまま放置してしまうと、大きなトラブルにつながりかねませんので、早めに水道修理業者に漏水修理を依頼してください。

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