トイレつまりは一晩放置で自然に直る？おすすめの解消法も紹介！
この記事では、トイレつまりを一晩放置することで自然に直るのか、ケース別でまとめています。
トイレつまりが起きた場合、一晩放置すれば解決するのではと考える方も多いでしょう。
放置で解決するケースもありますが、原因によっては解決せずに悪化するケースもあるため注意が必要です。
放置する必要のないおすすめの解消法や、一晩放置時に気を付けるべき点をまとめているため、トイレがつまった時の参考にしてください。
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この記事の目次
一晩放置でトイレつまりが自然に直るケース
トイレつまりが発生した場合、一晩放置しておけば自然に直るのではないかと考える方もいるでしょう。
実際、一晩放置することでつまりが解消するケースはあります。
確実に解消する保証はありませんが、以下症状の場合は解消することもあるため覚えておいてください。
トイレットペーパーがつまった
トイレつまりの原因としても特に多いのが、トイレットペーパーによるつまりです。
トイレットペーパーは水溶性であるため、長時間便器内の水に触れている状態が続くと徐々に溶けていき、最終的に排水溝を流れていきます。
量が多ければ溶けるのにも時間がかかりますが、少量のトイレットペーパーがつまっているのであれば一晩放置で解消する可能性も高いです。
ただし、つまったトイレットペーパーの放置は封水を吸収して便器内の水位を下げる大きな要因にもなります。
封水切れは悪臭発生などのリスクもあるため、つまりで水位が下がっている場合は放置せずに対処するのが望ましいです。
排泄物や嘔吐物がつまった
排泄物や嘔吐物も、トイレつまりを引き起こすリスクが潜んでいます。
特に嘔吐物の場合は食べ物の油脂が流れているケースが多く、この油脂が便器に付着することでつまりやすくなるのです。
そこにトイレットペーパーが加わると、絡まってしまい余計につまりを悪化させます。
排泄物も水の勢いが弱い場合は一度に流れ切らず便器内に残るため、一時的なトイレつまりを引き起こします。
これらは基本的に水溶性であるため、ある程度放置すれば自然と解消されるケースも多いです。
トイレクリーナーがつまった
トイレ掃除で利用するトイレクリーナーがつまりを引き起こすケースもあります。
一度に流す量が多すぎた、すでにつまっていたトイレットペーパー等に引っかかって流れないなどが原因でつまります。
流せるタイプの水溶性トイレクリーナーも販売されていますが、トイレットペーパーに比べると水に溶けるスピードは遅いです。
一晩放置すればほぐれてつまりが解消されることもありますが、確実ではないため注意しておきましょう。
一晩放置でトイレつまりが直らないケース
原因によっては、一晩放置でつまりが直らないケースもあります。
放置していても一向に解決せず、その状態で無理にトイレを利用するとつまりの悪化や水の逆流による漏水のリスクもあるため要注意です。
以下のケースに該当するトイレつまりを確認した場合は、そのまま放置せず早急に対処しましょう。
不溶性の異物がつまった
スマートフォンや子どものおもちゃなど、異物を便器に落としてしまう事象は多発しています。
大きな物は当然流れ切らず、またこれらの異物は不溶性であるため放置してなくなることもありません。
そのまま利用するとトイレットペーパーや排泄物が絡まってつまりが悪化する一方のため、すぐに取り出すようにしてください。
尿石がつまった
尿に含まれるカルシウムが固まってできる尿石が排水管にこびりついて蓄積すると、水の流れを阻害してトイレつまりが発生します。
尿石は放置しても解消されることはなく大きくなる一方で、悪臭や雑菌繁殖といったデメリットにしかなりません。
尿石は放置せず、定期的にチェックして取り除くことをおすすめします。
吸水性の高いものが大量につまった
トイレットペーパーをはじめ、吸水性の高いものが大量につまると便器内に貯まる水を吸ってしまいます。
つまりの原因をほぐす水がなくなると当然つまりも解消されないため、一晩放置しても解決には至りません。
さらに封水まで吸収されてなくなってしまうと、悪臭や害虫発生といった二次被害も発生します。
大量につまっていることが明らかに目視で確認できる場合は、放置せず対処にあたりましょう。
一晩放置の必要なし！おすすめの解消法
一晩放置で解消するつまりもありますが、その間トイレが利用しづらくなるデメリットもあります。
トイレつまりにおすすめの解消法はいくつかあり、この応急処置が上手くいけば一晩放置の必要もありません。
専門道具はもちろん、身近にある道具でも応急処置は可能です。
それぞれの方法と手順について説明するため、トラブル時の参考にしてください。
ラバーカップを使用する
排水口付近のつまりを取り除くのに有用な道具がラバーカップです。
ラバーカップと便器の間に真空状態を作り出すことで、効率的につまりを吸い出します。
ラバーカップの利用手順は以下の通りです。
- ラバーカップ先端のカップが浸かる程度に便器内の水量を調整する
- 便器の底に向かってラバーカップの先端をゆっくりと押し込む
- 力を入れてラバーカップを引き抜く
- つまりが解消されるまで2と3の手順を繰り返す
- 最後に水を流してつまり解消を確認する
利用時はラバーカップの効果を最大限引き出すために、便器内の水量を調整してください。
押し込んだ後に力強く引き抜くのが、つまりを吸い出すコツになります。
ラバーカップの押し引きは6回程度繰り返しましょう。
ラバーカップの利用は、トイレットペーパーなど柔らかい物がつまった場合に限ります。
スマートフォンなどの固い異物がつまっている場合に無理にラバーカップを使用すると、排水口を異物で傷つける恐れがあるので注意してください。
真空式パイプクリーナーを使用する
真空状態の吸引力でつまりを吸い出す道具が真空式パイプクリーナーです。
ラバーカップよりも吸引力が強く、かつ誰でも扱いやすいのが特徴の道具になります。
真空式パイプクリーナーの利用手順は以下の通りです。
- 本体先端のカップ全体が浸かるように便器内の水量を調整する
- ハンドルを落としたまま、便器の底にゆっくりと押し付ける
- ハンドルを強く引きあげてつまりの原因を吸い出す
- つまりが解消されるまで2と3の手順を繰り返す
-
最後に水を流してつまり解消を確認する
ラバーカップと同様、効率的に真空状態を作るために便器内の水量は調整しましょう。
お湯を流す
トイレットペーパーなど水溶性の物がつまった場合、お湯を流すことで素早く溶かしてつまりを解消できます。
お湯を流す手順は以下の通りです。
- お湯の温度が大きく下がらないよう、便器の封水をある程度汲み出しておく
- バケツに入れたお湯を、高い位置からゆっくりと便器に流し入れる
- 30分程度放置して、つまりの原因が溶けるのを待つ
- 水位が通常程度まで下がっているか確認する
- 最後に水を流してつまり解消を確認する
お湯といっても熱湯ではなく、40度〜60度に調節したものを使用しましょう。
熱湯をかけると便器の破損や排水口へのダメージにつながります。
流すお湯の量は、便器の半分程度まで浸かる量を目安にしてください。
食品用ラップを使用する
トイレつまり解消には、食品用ラップの使用も効果的です。
食品用ラップの利用手順は以下の通りです。
- トイレのフタと便座を上げて、ラップを便器に何重にも巻きつける
- 水洗レバーを引いて水を流して、巻きつけたラップの中央部分をゆっくりと押す・離すを繰り返す
- 水圧によってつまりが吸い出される
- 最後に水を流してつまり解消を確認する
つまりの原因が吸い出せるまで、ラップの中央を押す・離す手順は何度か繰り返してみてください。
手で直接取り除く
排水口部分につまりの原因が見えている、または他の方法を試しても上手く解消されない場合、手を使って直接つまり除去を試みるのもよいでしょう。
道具を使うのに比べて自由も効くため、ピンポイントでつまりを取り除きたい場合には手を使うのも有用です。
便器の排水口に手を入れるのは当然不衛生のため、必ずゴム手袋をはめて対策した上で実施してください。
ゴム手袋の上からビニール袋を被せて二重にする、手首付近も水が触れないようにガードするなど対策できればより効果的です。
水道修理業者に依頼する
上記の応急処置方法を試してもトイレつまりが解消されない場合は、水道修理業者を呼んで修理してもらいましょう。
トイレつまりは水まわりでもよく起こるトラブルのため、修理経験が豊富な業者も多いです。
依頼する場合は費用が相場に見合っており、サービス内容もよい優良業者を選ぶことが重要になります。
中にはサービスの質が悪く法外な料金を請求してくる悪徳業者もいるため、業者選びには注意が必要です。
優良業者の指標にもなる水道局指定工事店の有無など、ポイントを押さえて判断しましょう。
水道局指定工事店のおすすめ業者については、こちらの記事を参考にしてください。
トイレつまりを一晩放置するリスク
トイレつまりが自然に直ることを期待して一晩放置する場合は、いくつかリスクもあります。
一晩放置する際は、リスクを承知で実行してください。
問題が起きた場合は、早急に対処できる準備も必要です。
悪臭・害虫が発生する可能性がある
トイレつまりを一晩放置すると、つまりの原因によっては悪臭発生の恐れがあります。
たとえばトイレットペーパーが大量につまっている場合、便器内の水を吸収して封水切れが起こるリスクも高いです。
封水切れによって排水口からの悪臭がトイレ空間に広がり、極めて不衛生な環境になってしまいます。
悪臭の広がる環境は害虫も発生しやすくなる点にも注意が必要です。
通常の水位よりも極端に低くなっている、またはほとんど水が見られない場合はそのまま放置を続けず対処にあたりましょう。
便器からの逆流が起きる可能性もある
トイレつまりを放置した状態で引き続きトイレを利用してしまうと、放置してる間に排水口が完全につまってしまい、流れる水が排水管を通らず逆流して溢れ出す恐れもあります。
便器からの漏水によって床が水浸しになり、場合によっては床下まで浸透して腐食にもつながります。
便器から漏水した水は不衛生で、しっかりと掃除しなければ雑菌も繁殖するため大変面倒です。
少しつまっているだけならトイレを使っても構わないだろうと油断する方も多いですが、何がきっかけで完全につまってしまうか分かりません。
一晩放置する場合は、極力そのトイレは使用しないつもりでいましょう。
階下への二次被害があることも
便器からの漏水に関係のある部分ですが、集合住宅の場合は床が水浸しになると階下への二次被害も懸念されます。
階下の住民に迷惑をかけてしまうだけでなく、自身に過失があるとみなされたトイレつまりの場合は修繕費も自腹になる可能性が高いです。
このようなもしものリスクに備えるために、トイレつまりは一晩放置せず早急に対応するのが望ましいです。
一晩放置するのが不安なら水道修理業者に相談
一晩放置して大丈夫なのか、つまりが直るのかと不安に感じる場合は、すぐに水道修理業者に連絡しましょう。
早朝深夜のトラブルに対応できるよう24時間稼働の水道修理業者も多く、トイレつまりで困った場合は相談に乗ってもらえます。
早急な対応が必要な場合は迅速に駆けつけて対応してくれるため、取り返しのつかない事態になる前にまずは連絡してみましょう。
24時間対応の水道修理業者を探す際は、以下の記事を参考にしてください。
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水道局指定工事店としてさまざまな水廻りトラブルを解決してきた実績があり、経験豊富なスタッフがどんな難しい工事も適切に実施します。
一晩放置しても直らないトイレつまりは、何かしらの処置を施さなければ解決できないケースが多いです。
24時間365日対応、エリアによっては最短30分で駆けつけるため、急なトイレつまりが起きてもご安心ください。
トイレつまりを自分で修理できない、原因が分からずに困っているといった場合はお気軽にご連絡をお待ちしています。