トイレつまりの前兆はコポコポ音と水位!原因と対策・予防法も解説

2023/05/23

2024/09/13

トイレつまりの前兆となる異音や異臭、水位の変化の原因について紹介します。

トイレつまりの前兆が起きたときは、できるだけ早く対策しましょう。トイレつまりは放置しても自然に直ることはあるものの、逆に悪化しておおがかりな修理が必要になることも。前兆の段階で対策すれば、完全につまってしまう前に解消できるはずです。

トイレつまりを起こさないための予防法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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トイレつまりの前兆と原因

トイレつまりの前兆と原因

まずは、トイレつまりの前兆と原因を紹介します。

前兆の原因がわかったとしても、すぐに対策するのは危険。何がつまっているのかで対策も変わるため、まずはつまっているものが何なのか確認してください。

流すときにコポコポ・ゴポゴポという音がする

トイレを流したときに「コポコポ」「ゴポゴポ」という音が聞こえるようなら、トイレつまりの前兆の可能性があります。

コポコポ・ゴポゴポという音がしたときは、流した先で排泄物などで排水管内がつまりかけて、汚水がたまっている状態です。圧力の変化などで、ふたになっていた排泄物などが押し上げられ空気が抜けます。

空気が抜けるときに出る音が「コポコポ」「ゴポゴポ」なのです。

また、トイレつまりの前兆として「コポコポ」「ゴポゴポ」と音がするのは、トイレだけに限りません。キッチンや洗面所、お風呂でも「コポコポ」「ゴポゴポ」と聞こえることがあります。宅内の排水管はつながっているため、トイレ以外での水道菅でも音が鳴るケースがあることに注意しましょう。

ただし、大雨が降っているときにも汚水管に水が流れ込むことで「コポコポ」「ゴポゴポ」という音が聞こえることも。トイレつまりの前兆なのか、別の原因なのかの見極めが大切です。

封水の水位が高くなって低くなる

「封水」とは便器の中にたまっている水のことです。トイレを流した後、封水の水位が一度上がり、その後徐々に低くなるパターンは、トイレつまりの前兆です。トイレつまりの原因として考えられるのは2つ。

  • 水に流せるものを大量に流した
  • 固形物を流した

〇水に流せるものを大量に流した

水に溶けるものが原因であれば、完全につまってしまっているわけではないので、時間の経過とともに少しずつ水に溶け、解消することもあります。トイレットペーパーの流しすぎなど原因が明らかな場合は、トイレつまり解消法を試すなどして、完全につまる前に対策しましょう。

ただし、水位が高くなって低くなる状態が解消しないときは水道修理業者に修理を依頼するのが得策です。

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〇水に溶けない固形物を流した

水に溶けない固形物を誤って流してしまいトイレの排水管の奥でつまると、水位が上がって下がる現象が起きます。特にいったん水位が上がった後、スーッと引くように水位が下がるときは要注意。

完全にトイレがつまる前兆の状態です。いったん水位が上がって下がるのは、固形物の隙間から少しずつ流れるものの、流れる水が少なくなることが原因です。

水に溶けない固形物が原因だとわかる場合は、少しずつ流れるからとそのままトイレを使い続けるのは厳禁です。

隙間があるうちはいったん水位が上がり、隙間から徐々に水が流れて行きます。しかし、固形物にトイレットペーパーや排泄物が引っかかりトイレつまりに発展してしまいます。

固形物が目視で確認できる範囲にあるなら、ゴム手袋をはめた状態で手で取り出してください。目に見える範囲に固形物がないなら無理に対策するのは避けましょう。

固形物を流した場合は、すっぽんなどで対策しないようにしてください。より奥につまりの原因を押し流してしまい、完全につまってしまいます。

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下水のにおいがのぼってくる

封水の水位が低くなることにくわえ、下水のにおいがのぼってくることもトイレつまりの前兆です。

封水が常に便器内にたまっているのは、下水のにおいがのぼってくるのを防ぐ役割があるからです。封水の水位が低くなる、またはなくなると「フタ」がなくなり、悪臭がトイレにのぼってきます

トイレつまりの前兆が起きていると思われるときは、封水の水位のチェック以外に「におい」も確認することが大切です。

トイレットペーパーを流しきれないことがある

トイレはタンクにたまった水を勢いよく流すことで、トイレットペーパーや排泄物を押し流す仕組みです。しかしトイレットペーパーや排泄物が流しきれず、便器内に残ってしまうときはトイレつまりの前兆の可能性があります。

タンク内の部品の劣化や破損が起きると、タンクにたまる水が少なくなり、流せる水量も減ります。また節水のつもりで、レバーを「小」で流すと、流れる水の量が少ない状態に。

本来とどまるはずのないトイレットペーパーや排泄物が、そのまま排水管内にとどまってしまい、たまってしまうとトイレつまりを起こします。

トイレつまりの前兆があるときにするべき対策

ここからは、トイレつまりの前兆があるときにするべき対策を紹介します。

ただし、自分で対策することで、前兆から完全にトイレつまりに移行することもありえます。不安なときは、水道修理業者に連絡してください。

お湯を流して様子をみる

お湯を流して様子をみる

トイレットペーパーや排泄物など、水に溶けるものを大量に流したことがトイレつまりの前兆につながっているときは、お湯を流して様子をみるのもおすすめです。

  1. 灯油ポンプやおたまなどで汲み出す
  2. お湯を高い位置からゆっくり流す
  3. 1時間程度空ける

封水の水位が正常な位置に戻っていたら、つまりがとれたか水を流して確認してください。スムーズに流れるようならOKです。

流しいれるお湯は40℃~60℃のお湯を使うようにしてください。熱湯を使うと便器が割れる恐れがあります。

ラバーカップ(すっぽん)を使う

ラバーカップ(すっぽん)を使う

ラバーカップ(すっぽん)は、家庭内ではもっともメジャーなトイレつまり対策です。ただし、ラバーカップ(すっぽん)は、固形物でのトイレつまりの前兆の場合は使ってはいけません。固形物が引っかかっている場所から、さらに奥に押し込むことになり、修理する費用も高額になるからです。

ラバーカップ(すっぽん)の使い方は以下の通りです。

  • 灯油ポンプやおたまなどで汲み出す
  • 封水を覆うようにラバーカップ(すっぽん)をあてる
  • ゆっくり押し込む
  • 勢いよく引く
  • 解消するまで繰り返す

ラバーカップ(すっぽん)を使う際は「引く」ときに勢いよくするのがコツです。「押す」ときに勢いよくすると、つまりの原因を押し流してしまいさらに奥でつまる可能性があります。

トイレタンク内の部品をチェック

トイレタンク内の部品をチェック

トイレタンクの中の部品が劣化、破損していると、タンクにたまる水の量が少なくなり、流す際の水量も減ります。押し流す水が少なければ、トイレットペーパーや排泄物が排水管内にとどまってしまい、トイレつまりにつながります。

トイレつまりの前兆があったときは、トイレタンクの部品に劣化、破損がないかチェックしてみてください。

ほとんどの部品はホームセンターなどで購入でき、交換すれば問題ありません。

ただし、交換するパーツを間違えると、トイレつまりの解消はできないため、不安な場合は水道修理業者に依頼するのがおすすめです。

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トイレつまりを起こさないための予防法

トイレつまりを起こさないための予防法

つぎに、トイレつまりを起こさないための予防法を紹介します。

トイレは、正しく使っていれば、通常つまることはありません。トイレつまりが起きてしまうのは、誤った使い方をしていることが原因であることがほとんどです。

大量にトイレットペーパーを流さない

トイレタンクの水は、ある程度のトイレットペーパーや排泄物が流せるように設計されています。ただ、大量にトイレットペーパーを流すと、タンクの流れ出す水の量、勢いの許容量を超え、つまりが起きてしまいます。

トイレメーカーのリクシルのサイトでは、1度に流せるトイレットペーパーの量を以下のように掲載しています。

大量のトイレットペーパーを一度に流さないでください。便器や排水管内でトイレットペーパーや汚物が詰まる恐れがあります。1度に流すトイレットペーパーの量は、大洗浄で約5m、小洗浄で約2mを目安にしてください。また、トイレットペーパーの紙質によっては水にほぐれづらく、便器が詰まることがあります。

引用元:リクシル公式サイト Q&A(よくあるお問い合わせ)(https://bit.ly/3XgBBcl)

トイレメーカーごとで流せるトイレットペーパーの量は変わりますが、目安として5mを超えて大レバーで流すのは避けるようにしてくdさい。

正しくレバーを使う

水道代を節約するため、節水になるからと本来大レバーで流すべきものを小レバーで流すのもトイレつまりを起こす原因です。トイレつまりで、水道修理業者に修理を依頼する場合、5,000円以上は費用がかかるので、節約にならなくなってしまいます。

リクシル公式サイトでは、以下のように大レバーと小レバーの使い方を説明しています。

大便時に小洗浄をしないでください。水量が少ないため便器が詰まり、汚水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。
小用時では、トイレットペーパーの使用量が約2m以下の場合は「小洗浄」、約2mを超える場合は「大洗浄」を目安に流してください。

引用元:リクシル公式サイト Q&A(よくあるお問い合わせ)(https://bit.ly/3XgBBcl)

トイレメーカーごとに違いはありますが、トイレットペーパーを使うときは「大レバー」、男性でトイレットペーパーを使わないときは「小レバー」で流すのがトイレつまりの予防法といえます。

ペットボトルなどで節水はしない

誤ったトイレの使い方としてよく言われるようになったのが「ペットボトルを使った節水方法」です。一昔前に流行った節水方法ですが、現在のトイレは節水できるような構造で作られており、タンク内の水量を減らすことで、トイレットペーパーや排泄物が流しきれなくなります。

流れるべきトイレットペーパーや排泄物が、排水管内にとどまり、そのまま使い続けるとトイレつまりに発展します。タンク内の部品の破損にもつながりますので、ペットボトルでの節水はしないようにしてください。

定期的にトイレ掃除をする

トイレつまりの原因の1つとして、排水管内の汚れの蓄積があります。長期間トイレを掃除せずに使い続けていると、尿石が排水管内にこびりつきます。そこにトイレットペーパーや排泄物が引っかかってトイレつまりを起こすのです。

定期的なトイレ掃除によって、尿石によるトイレつまりは防ぐことができます。推奨するトイレ掃除の頻度は、家族の人数でも違いますが、週に1度15分くらいの時間が良いとされています。最低でも月に1度は掃除するようにしてください。

トイレつまりの前兆があったら「水廻り修理サポートセンター」に相談

トイレつまりの前兆があったら「水廻り修理サポートセンター」に相談

トイレを流す際にコポコポという異音がしたときや封水の水位が下がっているときは、トイレつまりの前兆です。高額な修理費用を支払うことがないよう、トイレつまりの前兆があらわれた時点で、完全につまることのないようすぐに対策しましょう。

お湯やラバーカップ(すっぽん)で対策してみて、解消しないなら水道修理業者に修理を依頼するのがおすすめ。

水廻り修理サポートセンターなら、水道局指定工事店に認定されており、むずかしいトイレつまりの修理にも対応可能です。

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