トイレの水漏れ・漏水5大原因と対処法!自分でできる修理方法は?

2023/12/03

2024/09/13

この記事では、トイレの水漏れ、漏水の5大原因と対処法について解説していきます。

自分でできる修理方法も解説していますが、自分では直せない漏水の場合は、水道修理業者に修理を依頼しましょう。

トイレ漏水修理の料金相場もわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。


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トイレ漏水と勘違いしやすい現象・原因

トイレ漏水と勘違いしやすい現象・原因

まずは、本当にトイレの漏水が起きているのか確認することが重要です。

ここではトイレ漏水と勘違いしやすい現象や原因を紹介します。

 

結露

結露とは、ものの表面に水滴がつく現象をいいます。

暖かい空気が冷やされ、飽和水蒸気量を超えると水に変わります。

トイレタンクや便器で結露が起きる原因は以下の通りです。

  • タンク・便器内の水と外気の温度差が大きい
  • 部屋の湿度が65%以上
  • 換気不足

タンク下、便器下が濡れているときは、結露が原因ではないか疑ってみましょう。

タンクや便器をチェックして一面に水滴がついているようなら結露だと判断できます。

結露が原因であれば、トイレの漏水ではありませんが、結露も放置するとさまざまなトラブルを引き起こします。

換気を頻繁にして、結露を防ぐようにしてください。

 

掃除不足

洋式トイレではあまり見られませんが、和式トイレの場合、掃除不足で漏水のような現象が起きることもあります。

尿石がたまり、トイレを流す際に尿石にあたって跳ね返ります。

跳ね返った水が多いと床や便器周辺が濡れるため、漏水のように見えてしまうのです。

当然ながら、汚れが蓄積させないのがもっとも有効な対策です。

 

トイレの水漏れ5大原因と対処法

トイレの水漏れ5大原因と対処法

本当にトイレ漏水が起きていることがわかったら、どこから漏水しているのか確認しましょう。

ここではトイレの漏水5大原因と対処法を紹介します。

確認方法と対処法もわかるように解説していますので、参考にしてください。

 

トイレタンク内の水漏れ

トイレ漏水の原因のなかでもっとも多いのが、トイレタンク内の部品の故障やタンクのひび割れによるものです。

トイレタンク内にはさまざまな部品が連動しています。

  • ボールタップ
  • チェーン
  • オーバーフロー菅
  • 浮き球
  • ゴムフロート
  • レバーハンドル

タンクに水をため、レバーを回して水を流すまでの過程で、部品が故障していると漏水がおきます。

「ポタポタ」「チョロチョロ」という漏水の音がする場合は、トイレタンクのフタを開け、部品に故障がないかチェックしてください。

また各部品のナットが緩んでいる、パッキンが劣化しているケースも考えられます。

 

〇対処法

部品のチェックをする際にナットが緩んでいるのであれば、ナットを締め直すことで解消します。

またパッキンが劣化しているようなら、パッキン交換も有効です。

トイレタンク内の部品故障が原因であれば、部品交換をすることで漏水を解消できます。

 

止水栓・給水管の水漏れ

トイレタンクに水を送る止水栓や給水管からの漏水は、ナットの緩みやパッキンの劣化が多くjの原因です。

まれなケースとしては、止水栓、給水管そのものが破損していることもあります。

 

〇対処法

ナットの緩みが見られるときは、締め直しで解消します。

パッキンが劣化しているときは、パッキン交換をしてください。

給水管の破損の場合は、応急処置として防水テープを使用して破損した箇所を塞げば、漏水が一時的に解消できます。

しかし、あくまでも応急処置ですので、漏水がとまっても放置するのは厳禁です。

止水栓や給水管からの漏水は、水道修理業者に修理を依頼してください。

 

トイレタンクと便器の接続部

トイレタンクの底と便器は「密着ボルト」という部品で接続されています。

トイレタンクの底、便器との接続部からの漏水が起きる原因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 密結パッキンの劣化
  • 密結ボルトのゆるみ・劣化
  • トイレタンクのひび割れ・破損

 

〇対処法

密接パッキンや密接ボルトの劣化が見られるときは、密接パッキン、密接ボルトの交換が必要です。

また、密接ボルトがゆるんでいるなら、締め直しで解消します。

トイレタンクのひび割れが起きて漏水しているのであれば、トイレタンクそのものの交換となるため、水道修理業者に依頼しましょう。

 

便器本体からの水漏れ

白いタオルで便器を拭き、濡れているようなら、便器本体からの漏水と判断できます。

便器そのものから漏水が起きているなら、便器本体にひび割れや破損が起きている可能性が高いです。

便器は陶器でできているため、強い衝撃をあたえたり、熱湯をかけたりすると割れることがあります。

 

〇対処法

便器本体がひび割れ、破損しているときは、自分で修理することは困難です。

ひび割れならパテで埋めて応急処置も可能です。

しかし、応急処置に過ぎないため、根本的に解消するには、水道修理業者に依頼して便器交換をしてもらう必要があります。

 

床と便器の接続部

床と便器の接続部で漏水が起きているときは、「フランジ」のパテの劣化や破損が原因の可能性が高いです。

「フランジ」とは、便器と床下を接続する部品のことです。

まれに、トイレを新設した際に、設置不良が原因で床と便器の接続部から漏水することもあります。

 

〇対処法

フランジのパテの劣化や破損の場合は、フランジの交換で解消します。

ただし、自分で交換修理するのは現実的ではありません

便器を取り出し、フランジ交換をして、取り付ける作業が必要ですので、難易度が高い修理となり、素人では対応が困難だからです。

設置不良も同様なので水道修理業者に修理を依頼するのが無難でしょう。

 

自分でできるトイレの漏水修理

自分でできるトイレの漏水修理

ここからはトイレ漏水時に、自分でできる修理方法をご紹介します。

漏水箇所の確認、原因の確認後、できる範囲で修理を試してみましょう。

ただし、無理は禁物です。

自分での漏水修理や不安なときや応急処置後は水道修理業者にお任せするのがおすすめです。

 

ナットの締め直し

トイレは、給水管を通して水を供給し、タンクに水をためます。

タンク内に溜まった水をレバーハンドルを回すことにより、便器内に水を流す仕組みです。

各部品のナットが緩んでいるために漏水が起きている場合は、ナットを締め直すことで解消できます。

ナットの緩みが起こりやすい箇所は以下の通りです。

  • 給水管
  • 止水栓
  • タンクのレバーハンドル
  • トイレタンクと便器の接続部(密結ボルト)

 

ほとんどのナットは、モンキーレンチで締めることができますが、プラスドライバーをセットで使うこともあります。

ただし、トイレタンクと便器の接続部のナット(密接ボルト)は、トイレタンクを取り外して行う修理であるため、慎重に作業してください。

また、ナットをきつく締めすぎると、対象の部品が割れることがあるので、力加減に注意しましょう。

 

パッキン交換

ナットと同様、パッキンの劣化や破損が見られる場合は、パッキン交換で修理できます。

パッキンは、漏水箇所ごとにサイズが異なるため、購入するパッキンの種類に注意が必要です。

パッキン交換をすることが多い箇所は以下の通りです。

  • 給水管とタンク接続部
  • 止水栓
  • 分岐金具(ウォシュレットトイレ)
  • タンクのレバー
  • トイレタンクと便器の接続部

詳しいパッキン交換方法を確認したい方はこちら!

 

配管用補修テープを使う

給水管の破損での漏水は、配管用補修テープで修理することで応急処置が可能です。

ただしあくまでも応急処置なので、一時的な修理に過ぎません。

また、補修できる箇所は、給水管などの「配管」です。

根本的な解消をするなら水道修理業者に依頼してください。

配管用補修テープでの応急処置の選び方や使い方はこちら!

 

業者にトイレ漏水修理を依頼すべきシーン

業者にトイレ漏水修理を依頼すべきシーン

トイレは水道設備の中でも、ライフラインとも呼べる重要な箇所です。

自分で修理することにこだわらず、速やかに水道修理業者に依頼したほうが結果的に早く直せるケースも多いです。

ここでは水道修理業者に修理を依頼すべきシーンを解説します。

 

自分で修理しても直らない・原因不明のとき

ナットの締め直しやパッキン交換をしても直らないトイレ漏水なら、水道修理業者に修理を依頼しましょう。

水道修理業者は、トイレ漏水修理にかんする豊富な知識と経験をもっています

自分ではわからない原因で漏水が起きているときでも、水道修理業者ならすぐに原因を突き止めてくれます。

 

便器・タンクを取り外して修理が必要なとき

便器やトイレタンクにひび割れや破損があることで漏水しているなら、迷わず水道修理業者に依頼してください。

またトイレタンクや便器を新設、交換した直後でも同様です。

自分で便器やタンクを取り外す修理作業は、難易度が高いからです。

便器やタンクの取り外し時に、落として割れてしまうと交換することになります。

便器、タンクの交換は高額ですし、破片でケガをするリスクもあります。

水道修理業者にお任せした方が安全に修理できます。

 

給水管からの水漏れ応急処置後

トイレの給水管からの漏水が起きているなら、配管用補修テープで一時的に修理することは可能です。

しかし、あくまでも応急処置で根本的な修理ではありません。

給水管の交換が必要な修理となるため水道修理業者に依頼しましょう。

 

トイレ漏水修理の料金相場

トイレ漏水修理の料金相場

最後に、トイレ漏水修理を水道修理業者に依頼する際の料金相場を紹介します。

水道修理業者の料金は、諸経費+作業料金で計算されます。

部品交換が必要な際は、部品代も必要です。

 

水道修理業者の諸経費

水道修理業者に修理を依頼する際にかかるのが「諸経費」です。

諸経費の設定は水道修理業者によって違います。

どの業者に依頼するか相見積もりをとるなら出張費や見積もり費用が無料の水道修理業者を選びましょう

諸経費 料金相場
基本料金 2,000円~4,000円
出張費 無料~4,000円
見積もり費用 無料~3,000円
時間外料金 3,000円~10,000円
作業料金 2,000円〜5,000円
処分費
※部品交換の場合
3,000円〜10,000円

 

トイレ漏水修理の作業料金

トイレ漏水修理を実際に行うのに発生するのが「作業料金」です。

作業料金は作業内容で異なります。

見積もりの際に、どの作業が必要でどの作業が必要なのか説明をしてもらいましょう

漏水修理内容 修理費用相場
パッキン交換・調整作業 5,000円~15,000円
止水栓交換 10,000円~25,000円
トイレタンク内部品交換 8,000円〜15,000円
トイレタンクの脱着・部品交換 15,000円〜30,000円
ウォシュレット修理・部品交換 15,000円〜25,000円
洋式便器交換 25,000円~50,000円

 

漏水調査の料金

トイレ、またはトイレ以外の水道設備で漏水が起きているときに、どこで漏水しているのか、原因が何なのか調査できるのが「漏水調査」です。

漏水調査の方法もさまざまで、方法ごとに料金が異なります。

漏水調査方法 費用の相場
音聴法 8,000円~16,000円
漏水事実確認 12,000円~20,000円
漏水探知法 12,000円~18,000円
ガス探知法 20,000円~30,000円

 

漏水修理や調査は「水廻り修理サポートセンター」へ

漏水修理や調査は「水廻り修理サポートセンター」へ

トイレの漏水修理やトイレ以外でも漏水が起きているときは、「水廻り修理サポートセンター」に依頼するのがおすすめです。

水廻り修理サポートセンターは、トイレ、キッチン、お風呂、洗面所などの水道設備の漏水修理に対応しています。

水道局指定工事店なので、トイレ漏水の原因がわからないときでも迅速に原因を突き止めます

また、パッキン交換などの簡単な漏水修理なら低価格で修理可能です。

年中無休で24時間対応なので、いつ漏水が発生しても安心です。

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