針金ハンガーでトイレつまりを直す方法!加工方法から使い方まで伝授

2023/08/20

2024/02/22

もし、トイレつまりの原因が「水に溶けるもの」の場合は、針金ハンガーを使って解消できることがあります。

本記事では、針金ハンガーでトイレつまりを解消する方法について紹介します。

適切な手順や注意点、トイレつまりに使える他の道具やつまりを予防する方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

今週の
No.1 おすすめ優良業者!!

水廻り修理サポートセンター

【水道局指定工事店だから安心!】トイレの水漏れ・つまりなど水トラブルに最短30分で駆けつけます。もちろん〈出張費用・見積もり費用無料!〉大阪をはじめ関東/東海/近畿など幅広いエリアに対応。お困りの際はお気軽にご相談下さい!

詳細を見る

トイレつまりに針金ハンガーが使えるケース

トイレつまりに針金ハンガーが使えるケース

トイレつまりで針金ハンガーが使えるのは、基本的に水に溶けるものがつまっていたり、症状が軽度だったりする場合です。

ここで言う水に溶けるものとは、以下のようなものを指します。

  • トイレットペーパー
  • 水に溶けるティッシュペーパー
  • 食べ物
  • 水に溶けるシート
  • 排泄物

ただし、排水口の奥まで入り込んでいる場合は、つまりが解消できないケースもあります。

そのような場合は、トイレ修理の専門業者に依頼しましょう。

なお、トイレつまりを業者に依頼した際の費用目安はこちらの記事で紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

トイレつまりを直す針金ハンガーの加工方法

トイレつまりを直す針金ハンガーの加工方法

トイレつまりを直すための、針金ハンガーの作り方について紹介します。

針金で手を切らないよう、十分注意してください。

必要な道具をそろえる

まずは、以下の道具をそろえましょう。

  • 金属製の針金ハンガー1本
  • ペンチ
  • ゴム手袋または軍手

プラスチック製だと形を曲げられないため、必ず針金ハンガーを使用してください。

ペンチを使って針金をカットするので、手を怪我しないよう、保護するゴム手袋や軍手も必要です。

針金ハンガーをカットして「9」の形を作る

針金ハンガーの加工方法は以下のとおりです。

  1. 針金ハンガーのフック両脇部分をペンチで2箇所カットする(上図)
  2. 針金をまっすぐにのばす
  3. 針金の先端を「9」の形に整え、輪っかを作る

排水口よりも少し小さめに整形するのがポイントです。

もし強度が弱い場合は、別の針金ハンガーをカットして、輪っかとなる部分に巻きつけると良いでしょう。

針金ハンガーのフック(吊るす際に引っ掛ける部分)は使用しないので、処分してください。

針金ハンガーでトイレつまりを直す方法

針金ハンガーでトイレつまりを直す方法

針金ハンガーを使って、トイレつまりを直す方法を解説します。

事前準備をする

まずは事前準備をします。

水やつまっているものが飛び散る可能性もあるため、汚れてもいい服装に着替えておきましょう

また、床が汚れた場合に備えて、雑巾やビニールシートを用意しておくことも重要です。

なお、便器内の水はペットボトルや小さなカップなどを使って、くみ出しておいてください

そうしておけば、汚れをかき出した際に、水の飛び散りを最小限に防げます。

針金ハンガーの丸めた部分を排水口の奥まで差し込む

準備を整えたら、丸めた針金ハンガーを、ゆっくりと差し込みましょう。輪っかの部分を奥に挿入します。

このとき、勢いよく入れると便器を傷つけてしまう恐れがあるので注意してください。

奥まで入れると、つまっている部分にあたります。

ゆっくりと針金ハンガーを動かす

つまりの部分に針金ハンガーが当たったら、左右にゆっくりと動かしてください。

つまりが固い場合は、すぐにほぐれないかもしれません。

しかし何度か動かしているうちに、少しずつつまりがほぐれていきます

ほぐしながら、奥の方へと針金ハンガーを押し込んでいきましょう。

ほぐし続けているうちに、針金ハンガーの動きが軽くなったら、つまりが解消された合図です。

さらにハンガーを動かして、つまりをしっかりと取り除きます。

排水口の奥は目で確認できないため、感触でほぐれたかどうかを見極める必要があります。

バケツで水を少しずつ流す

つまりがほぐれたら、水を少しずつ流していきます。

最初はバケツなどに水を入れて、少しずつ流しましょう。

勢いよく入れると、汚れが周りに飛び散る可能性があります。

バケツの水で排水管内を洗い流し、残っている細かいつまりも取り除きましょう。

トイレつまりで針金ハンガーを使う際の注意点

トイレつまりで針金ハンガーを使う際の注意点

トイレつまりにおいて、針金ハンガーを使って直す際の注意点を紹介します。

針金ハンガーを無理に押し込まない

針金ハンガーを排水口に差し込む際は、無理に押し込まず、ゆっくりとおこないましょう

ペンチでカットした部分は針金がむき出しになっていることもあり、勢いよく押し込むと排水管や便器を傷つける恐れがあります。

便器や排水管の傷や破損が心配な場合は、針金が出ている部分をテープなどで保護しましょう。

また、つまりをほぐすときは、少しずつ優しくかき混ぜてください。力まかせにハンガーを押し込むのではなく、根気よく行うことが大切です。

つまりの原因が水に溶けない異物の場合は使わない

トイレつまりの原因が、水に溶けないものの場合、針金ハンガーは使わないようにしましょう。

水に溶けない異物とは、以下のようなものです。

  • ティッシュペーパー
  • ビニール袋
  • 生理用品
  • トイレットペーパーの芯
  • 子供のおもちゃ
  • 歯ブラシ

これらの異物を針金ハンガーで押し込んでしまうと、排水口の奥でつまってしまう可能性があります。

その結果、状況が悪化することになりますので、水に溶けない異物がつまっている場合は、針金ハンガーの使用は避けましょう。

困った場合は専門業者に依頼する

対処が難しい場合は作業の手を止めて、専門の修理業者に依頼しましょう。

力任せに押し込むと、つまりが解消できないだけでなく、便器を傷つけてしまうことがあります。

専門業者は豊富な知識と経験があり、迅速につまりを解消してくれます。

費用はかかりますが、確実につまりを解消できるので、困った場合は専門業者に修理を依頼するのがおすすめです。

針金ハンガー以外でトイレつまりが修理できる道具

針金ハンガー以外でトイレつまりが修理できる道具

針金ハンガーが家にない場合は、次のようなアイテムでトイレつまりが解消できます。

ただし、つまりの原因が「水に溶けるもの」の場合にのみ使えます。

その他の原因によるつまりには、以下の方法が使えませんのでご注意ください。

ラバーカップ(スッポン)

ラバーカップとは、トイレの排水管のつまりを取り除く道具の一つです。

一般的には、円筒形のゴムカップと木の棒でできています。

ラバーカップには主に次の3種類に分かれています。

  • 和式トイレ用(昔ながらのお椀型)
  • 洋式トイレ用(先端に突起がついている)
  • 節水トイレ用(キャップのようなつばがついている)

なお節水トイレ用は、和式と洋式のどちらにも使用できます。

ラバーカップの使い方は以下のとおりです。

  1. 止水栓を閉める
  2. 排水口にラバーカップを押し当てる
  3. カップの部分を押し込み、排水口とラバーカップを密着させる
  4. 力を入れて勢いよく引き抜く
  5. つまりが取れるまで、2と3の動作を繰り返す

一度だけでなく、何度も繰り返すことが重要です。

すると徐々につまりがほぐれ、水が流れはじめます。

なお、ラバーカップは水がある状態で使うと、より効果的です。

排水口に水がない場合は、ラバーカップの高さぐらいの水を貯めてから使いましょう。

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシとは、その名のとおり、ワイヤーで作られた細長いブラシのことです。

キッチンやトイレのつまりを解消するためのアイテムです。

ブラシの部分は金属製とプラスチック製があります。

長すぎると使いにくいので、トイレつまりで使う場合は5m以内のものがおすすめです。

使い方は以下のとおりです。

  1. 排水口にワイヤーブラシを入れる
  2. ワイヤーブラシの持ち手を回して、つまりをほぐす

つまりが固い場合は、何度もブラシを動かしてほぐしましょう。

無理に奥へ突っ込むと、便器が傷つくため、少しずつほぐしていくのがポイントです。

真空式パイプクリーナー

真空式パイプクリーナーとは、排水口内を真空にして、汚れやつまりを引き上げるために使う道具のことです。

トイレつまりを解消する仕組みはラバーカップと同じ原理ですが、真空パイプ式クリーナーの方が吸引力は高めです。

真空式パイプクリーナーの使い方は以下のとおりです。

  1. 止水栓を閉める
  2. 便器内の水位を調整する(通常の量ならOK)
  3. ラバー部分を排水口に密着させる
  4. ハンドルを引き上げる
  5. 1と2を繰り返し行う

手動式と電動式のものがあり、家庭用から業務用までさまざまなタイプが市販されています。

キッチン用や風呂場用など、さまざまな種類がありますので、トイレつまりを解消する場合は「トイレ用」を購入してください。

ペットボトル

炭酸やジュースなど、円筒形の500mlのペットボトルは、ラバーカップ代わりに使えることがあります

ペットボトルを使ったトイレつまり方法は以下のとおりです。

ペットボトルの底から5cmくらいのところをカットし、上の部分を使います。

なお、キャップはつけたままにしておいてください。

  1. 止水栓を閉める
  2. 便器内の水位を調整する(通常の量ならOK)
  3. ペットボトルのカットした部分を排水口に押し当てる
  4. ラバーカップのように、上下に動かす

つまりがとれると、ゴボゴボと水の流れる音がします。

水が通り始めたら、バケツにくんだ水を少しずつ流してください。

なお、お茶などによく使われる四角いタイプのペットボトルでは、便器に合わない場合があるので注意してください。

トイレつまりを予防する方法

トイレつまりを予防する方法

トイレの排水口は狭いため、つまりが起きやすくなります。

日頃から気をつけておきたいことを紹介します。

一度に大量のトイレットペーパーを流さない

トイレットペーパーは水で溶けるように作られていますが、大量に流すことはやめましょう。

一度にたくさん流すと、溶けきる前に排水管をふさいでしまい、つまりの原因となってしまうからです。

また、幾重にも折りたたんだトイレットペーパーは水に溶けるまでに時間がかかり、つまりの原因となることもあります。

トイレットペーパーの使用量は適量を守って、流すようにしましょう。

過度な節水対策はしない

誤った過度な節水対策は、トイレつまりを引き起こす可能性があります。

たとえば「水の入ったペットボトルをタンクの底に沈める」という節水テクニックを、聞いたことがある人もいるかもしれません。

しかし、このペットボトルを使った節水対策は、トイレをつまらせる原因となることも。

トイレタンクにペットボトルを入れてしまうと、タンクに貯められる水が少なくなります。

するとトイレを流した際に水流が弱くなり、結果としてトイレがつまりやすくなってしまうというわけです。

節約のために行った対策が、トイレのトラブルを引き起こしてしまっては意味がありません。

トイレは適切に使用し、誤った節水対策はしないようにしましょう。

水栓レバーの強弱を使い分ける

水栓レバーは前後で強弱に分かれています。

「大」は大便用、「小」は小便用となっており、「大」にレバーを回したほうが、水量は多くなります。

一般的なトイレでは「大」で8リットル、「小」で6リットルの水が流れます。

もしも大便を流す際に「小」で流してしまうと水流が弱すぎて、トイレつまりの原因となることも

状況に応じて、レバーを使い分けることが重要です。

水に溶けないティッシュは流さない

箱ティッシュやポケットティッシュなど、溶けないタイプのティッシュをトイレに流すと、つまりの原因となります。

ティッシュは水を吸収すると柔らかくなるものの、トイレットペーパーと違って、水に溶けません。

繊維を結合させるために「湿潤紙力増強剤」が使われており、いくら水につけてもバラバラにならないようにできています

そのため、大量の水を流しても溶けることはないのです。

トイレットペーパーとは性質が異なるため、水に溶けないティッシュはトイレへ流さないようにしましょう。

なくしたら困るものをトイレに持ち込まない

落としたら困るものは、できるだけトイレへ持ち込まないようにしましょう。

例えば、ズボンを下ろした瞬間にスマホが滑り落ちてしまった、という場合もあります。

便器に落ちたスマホは取り出すのも大変ですし、本体が壊れてしまう可能性も。

また、子どもが保護者の目を盗んで、おもちゃをトイレにつまらせるケースもあります。

手で取り出せる場合は自分で対応できますが、難しいときは水道修理業者に依頼して取ってもらいましょう。

トイレつまりにお困りの際は水廻り修理サポートセンターへ!

トイレつまりにお困りの際は水廻り修理サポートセンターへ!

トイレつまりの原因が水に溶けるものの場合、針金ハンガーを使って解消できることがあります。

ポイントは、便器や排水管を傷つけないよう、つまりを優しくほぐしていくことです。

水に溶けないものがつまりの原因の場合には、針金ハンガーは使えないので注意してください。

また、トイレつまりの原因がわからなかったり、自分で対処できなかったりする場合は、専門の修理業者に依頼しましょう

水廻り修理サポートセンターでは、トイレつまり修理に対応できる水道修理業者です。

自治体から認定されている「水道局指定工事店」なので、安心して依頼できます。

また24時間365日対応していますので、トイレのつまりはもちろん、水回りのトラブルが起きたさいはお気軽にご連絡ください。

>>>水廻り修理サポートセンターへの無料お見積もりはこちら!

>>>トイレつまり・漏水など緊急対応が必要なときはお電話でご相談ください。