自分でも調べ方がわかる漏水調査について解説 | お役立ち機器も掲載
こちらの記事では、自分でも対応できる漏水調査の方法を解説しています。
水漏れが発生する可能性の高い箇所ごとに、水漏れ有無の確認方法や発見時の対処の仕方を掲載しています。
水位や水道料金に不自然な点があった場合には、まず自分で確認を行ってみてください。
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この記事の目次
水漏れに気付くためのチェックポイント
自分自身で水漏れに気付くポイントを、以下に記載しました。
- 水道料金の高騰:平均的な金額より不自然にあがっていないか
- 水道メーターの確認:使用していないのにメーターが動いていないか
- 異常な水圧:蛇口から水が強く噴き出る、または弱いなどの不自然な点はないか
- 壁や天井のシミ:シミや変色はないか
- トイレのタンク:タンク内で水が漏れていないか
- 水道管の点検:管から水が滴ったり、まわりが湿っていたりしないか
- 蛇口やシャワーヘッドの点検:しっかり閉まっているのに水が滴っていないか
急な水漏れは分かりやすいですが、ひそかに進行している水漏れも少なくありません。
これらのポイントを定期的にチェックして、早期に水漏れを発見しましょう。
自分でできる水廻りの漏水調査
トイレの漏水調査
トイレの漏水調査は、以下の3箇所をチェックするようにしましょう。
- 給水管
- 便器
- 便器と床の間
①給水管からの水漏れはパッキンの劣化
給水管の接続部分を中心にさわってみて、水漏れしていないかを確認します。
交換する機会が少ないパッキンは、経年劣化しやすい箇所です。そこから水漏れが発生する可能性が大きいです。
②便器内で水が流れ続ける時はトイレタンクを確認
水を流し終えたあと、一定時間が経っても水が流れて続けているようであれば、トイレタンクからの水漏れを疑ってください。
トイレタンク内部のパーツが破損している場合は、パーツ交換によって修理できます。
③便器と床の間からの水漏れも確認
便器と床の間から水が染み出てくることで気づく水漏れもあります。
これは、実際に便器と床のすき間から水漏れが起こっているわけではなく、給水管やタンクの水漏れが便器をつたって、床との間に現れるためです。
早急に、上記2ヵ所の漏水を確認しましょう。
キッチン&洗面所の漏水調査
キッチンや洗面所も、使用頻度に比例してこまめな漏水調査が必要です。
どちらの場所も、以下の箇所に焦点をあてて、確認してください。
- 蛇口
- シャワーホース
- 給水管
①蛇口の吐水口とハンドルの接続部分からの水漏れが多い
漏水で最も多いのが、蛇口の吐水口、もしくはハンドル部分からの水漏れです。
他の場所と比べて、使う頻度が高いため、内部のパッキンの消耗が早いことが原因のひとつです。
②シャワーホースの漏水調査も怠らない
キッチンや洗面所の蛇口がシャワーホース型の場合は、シャワーホース部分も確認が必要です。
普段は収納されているがために、水漏れに気付きにくいだけでなく、給水管からの水漏れと勘違いするケースも少なくありません。
③給水管から水漏れが発生していないかを確認
給水管の漏水調査は、シンク下の収納扉を開けて確認します。
普段目には留まりづらいところですが、パッキンの経年劣化による漏水のケースが多い箇所です。
気付くタイミングが遅くなると、床板の腐食を進行させてしまうため、月に1度程度のこまめな確認が必須です。
お風呂の漏水調査
お風呂の漏水調査は、以下の3箇所をチェックするようにしましょう。
お風呂掃除をする前の乾いた状態であれば、比較的簡単にチェックできます。
- 蛇口まわり
- シャワーヘッド
- シャワーホース
①蛇口と壁の接続部分、蛇口(吐水口)から水が漏れていないか確認する
使用頻度の高い蛇口まわりは、水漏れが起こりやすい箇所です。
きちんと蛇口が閉まっているにも関わらず、壁が湿っていたり、吐水口から水が濡れていないかを確認することで、水漏れの有無がわかります。
②気付きにくいシャワーヘッドの水漏れもチェック
お風呂場の水漏れで最も多く、そして気付きにくいのがシャワーヘッドからの水漏れです。
蛇口からの給水を止めてしまえば、シャワーヘッドからは水が流れてこないため、意図的に確認してあげないと気づけない漏水ポイントです。
シャワーヘッド、シャワーホースの高さを蛇口より下げた状態で、ポタポタと水漏れし続けるかどうかで判別を行います。
洗濯機の漏水調査
洗濯機まわりの漏水の見つけ方は、給水ホースとその接続部分の確認です。
洗濯機が揺れ動くことによって、給水ホースや接続箇所に負荷がかかり、水漏れにつながります。
パッキンの劣化も同時進行しているので、給水時の漏水チェックは怠らないことが大切です。
野外の漏水調査
屋内で発生するイメージのある漏水ですが、屋外でも充分起こり得ます。
雪、台風などの気候変動があったときには、野外の蛇口や水道管を確認してください。
水道管から水漏れが起きている場合、家の壁から水がシミのように漏れ出すことがあります。この場合は、住宅の構造部分に影響している可能性があるため、早急にプロの漏水調査を依頼したほうが得策です。
自分で行う水漏れの調べ方と漏水調査に適した機材3種
目視や聴覚で漏水調査を行う以外に、専門的な機材を使用した調べ方があります。
素人には扱いの難しいものもありますが、業者に依頼する場合の比較にもなりますので、ご参照ください。
一番手軽な「音聴棒」を使った調べ方
一番手軽に入手できる専門機材は、「音聴棒」です。
樹脂管の音もしっかり捉える幅ひろい音域特性が謳われているものを選ぶと良いでしょう。
費用相場は、15,000円~30,000円と、常備しておくには手の届きやすい価格帯のため、音聴棒を使った漏水調査は、漏れを早期に発見し、修理コストを抑えるために役立ちます。
調べ方の手順は以下のとおりです。
- 音聴棒を用意する
- 水漏れの可能性のある箇所を特定する
- 音聴棒を水道管や蛇口に近づける
- 聴診器の音量を調整し、漏れる音を注意深く聴く
- 漏水箇所を特定し、マーキングする
音と数値が測れる「電子音聴器」を使った調べ方
「電子音聴器」は、微小な漏水からもたらされる微弱な漏洩音をとらえることが可能です。
より迅速な対応が可能となり、水漏れの被害を最小限に抑えられます。
費用相場は、80,000円~100,000円と安くはありませんが、自力でのパッキン交換修理などができる方は、長い目で考えて自宅に用意されていると安心かもしれません。
調べ方の手順は以下のとおりです。
- 電子音聴器のバッテリーを充電し、イヤフォンを接続
- 開始前に水道栓を閉じ、システムの静止状態を確保
- 電子音聴器の感度を調整し、イヤフォンを装着
- 水道管、蛇口、トイレなどのポイントで異常な音を探す
- 異常音や異常な振動が感知されたら、その箇所をマークする
継ぎ目や接続部、水圧の変化に注意を払いながら、漏水箇所を探すと効率的です。
特に高音や「シューシュー」という音に注意しながら確認してみてください。
本格的な「漏水探知器」を使った調べ方
より本格的に、自力で漏水調査を行いたい方には、「漏水探知器」という選択肢もあります。
しかし、漏水探知機の費用相場は、200,000円~1,000,000円以上など価格帯が幅広いため、しっかり内容を見極めて購入を検討しましょう。
調べ方の手順は、以下の通りです。
- 漏水探知器の取扱説明書を読み、バッテリーを確認する
- 探知器本体を点検エリアに近づけ、音量を調整する
- 機器の先端を床や壁に沿わせ、注意深く聞き取る
- 音が最も強い場所を特定
- 漏水の兆候を目視で探し、マークする
専門知識が必要な場合もあるため、緊急時や複雑な漏水は専門家に依頼することも大切です。
漏水調査を業者に依頼すべきかの否かの判断ポイント
自分でもある程度の漏水調査を行うことが出来ます。
しかし、専門知識のある業者への依頼の判断を間違えると、被害や修理費用の拡大につながってしまいます。
適切な判断を行えるように、以下の点を考慮してください。
水漏れの発生元が特定できない
目や耳、音信棒などで確認できる箇所は判断しやすいですが、目には見えない箇所での漏水も意外と多いものです。
水道メーターが動いていたり、水道代が高騰しているにも関わらず、漏水箇所が把握できない場合は、早めに業者に依頼をしてください。
水漏れの量が多く元栓を閉めなくては止まらない
そもそも水漏れの量が多いようであれば、漏水調査と同時に水漏れ修理の手配も行う必要があります。
応急処置として元栓を閉めても、その間水が使えず生活が難しくなりますので、この場合も早急に業者に相談しましょう。
漏水調査を業者に依頼した場合の費用相場
漏水調査を業者に依頼する時の相場は、以下の通りです。
漏水の原因がわからなかった場合は無料になるケースもありますので、事前に詳細を確認してください。
漏水調査方法 | 費用の相場 |
---|---|
音聴法 | 8,000円~16,000円 |
漏水探知法 | 12,000円~18,000円 |
ガス探知法 | 20,000円~30,000円 |
水漏れ修理の費用相場も合わせて確認
漏水調査後に水漏れが見つかった時に備えて、水漏れ修理の相場も確認しておきましょう。
漏水調査の流れで見積もりをもらえる業者をあらかじめ選ぶと、スムーズです。
水漏れ箇所 | 修理費用相場 |
---|---|
蛇口まわり | 10,000円~30,000円 |
キッチンシンク下 | 10,000円~30,000円 |
洗面台下 | 10,000円~30,000円 |
トイレ | 5,000円~50,000円 |
浴室 | 10,000円~60,000円 |
給湯器 | 5,000円~18,000円 |
自分では難しい漏水調査は「水廻り修理サポートセンター」へ相談!
漏水の見つけ方には、ご紹介した通り目や耳を駆使した自分でもできる調査方法があります。
しかし、住居の構造部分などに関係してくる箇所の水漏れや、漏水箇所がわからない場合などは、漏水調査ができる水道修理業者に依頼することがおすすめです。
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年中無休・24時間で対応していますので、漏水調査、水漏れ修理のことならぜひ「水廻り修理サポートセンター」にご相談ください。