トイレの床からじわじわと水漏れ!原因と対処法・修理依頼すべきケース

2024/01/28

2024/10/05

本記事では、トイレの床からじわじわと漏水が起きている場合の対処法について詳しく解説します。

トイレの床からの漏水は、放置すると深刻な問題に発展する可能性があるため、早急な対応が必要です。漏水の原因や応急処置の方法、そして専門家に修理を依頼すべきケースについて、わかりやすく説明していきます。

トイレの漏水に悩んでいる方はもちろん、予防策を知りたい方にも役立つ情報をお届けします。トイレのトラブルに備えて、ぜひ最後までお読みください。

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トイレの床にじわじわ漏水する原因の確認方法

トイレの床にじわじわ漏水する原因の確認方法

トイレの床からじわじわと水が漏れる原因はさまざまです。適切な対処のためには、まず原因を特定することが重要です。じわじわと弄するイする際の原因の確認方法をいくつか紹介します。

トイレタンクや便器にひび割れを目視で確認する

トイレタンクや便器のひび割れは、じわじわとした漏水の主な原因の一つです。まず、トイレタンクの外側をよく観察し、小さな亀裂や傷がないか確認しましょう。特に接合部分や角には注意が必要です。

続けて、便器本体を点検します。便器の表面全体を丁寧に見て、目に見えるひび割れがないか調べます。光を当てながら確認すると、微細なひび割れも見つけやすくなります。染料や食紅を水に溶かしてタンクや便器にに入れると、ひび割れからの漏水が色付きで確認しやすくなるでしょう。

>>>トイレタンクのひび割れの対処法を確認する
>>>便器のひび割れに対処する方法を確認する

床を白いタオルや雑巾で拭いて色や臭いを確認する

じわじわと漏れた水の色により、どのような水がどこから漏れているのか予想することもできます。それぞれ漏水箇所や原因について解説します。

無臭・無色だった場合の漏水箇所・原因

床を拭いたタオルや雑巾が無臭で無色だった場合、上水(水道管からの水)による漏水の可能性が高いです。上水が漏れる主な原因としては、給水管の接続部分の緩みやパッキンの劣化、タンクや便器のひび割れなどが考えられます。

また、ウォシュレットなどの温水洗浄便座の給水ホースからの漏れや、結露による水滴の落下も無臭・無色の水が床に溜まる原因となることがあります。これらの場合、漏水箇所は便器周辺や給水管付近に限定されることが多いため、それらの箇所を重点的に確認することで原因を特定しやすくなります。

>>>パッキンの劣化による漏水時の対処法を確認する
>>>ウォシュレット故障による漏水時の対処法を確認する

茶色・異臭がある場合の漏水箇所・原因

床を拭いたタオルや雑巾が茶色く変色し、異臭がある場合は、汚水(排水)による漏水の可能性が高いです。このケースでの主な原因としては、便器と床の接続部分であるフランジの劣化や破損、排水管の亀裂や接続不良などが考えられます。

特に、便器の下部や周辺から漏水している場合は、フランジのパッキンやシール材の劣化が原因であることが多いです。また、床下の排水管に問題がある可能性もあるため、早急に専門業者による点検と修理が必要です。放置すると床材の腐食やカビの発生、さらには階下への漏水など、深刻な被害につながる恐れがあります。

漏水原因がわかったら止水栓を止める

漏水原因がわかったら止水栓を止める

漏水原因が特定できたら、次は止水栓を閉めます。止水栓が開いている状態だとトイレに水が供給され続ける形となるため、水の漏水を止めることができません。

止水栓は蛇口のようなハンドルタイプと、給水管から突き出た形の溝が付いたタイプの2つが主流です。広く採用されているのが後者の溝が付いたタイプであるため、マイナスドライバーで溝を時計回りに回すことで止水栓を閉められます。

止水栓を閉める際回した回数を覚えておけば、漏水修理後に同じ回数反時計回りに回すことで元の状態まで戻せます。また、止水栓を閉めても漏水が止まらない場合は、元栓を閉めることで対処可能です。元栓を閉めてしまうと家全体の水の供給が一時的に止まるため、その後の応急処置は迅速に行いましょう。

トイレの床からじわじわ漏水する原因と対処法

トイレの床からじわじわ水漏れする原因

トイレの床はさまざまな原因で漏水しますが、じわじわと漏水していたら気付くのにも遅れてしまい、少しトイレに入らないうちに被害が広がっているケースも少なくありません。じわじわと漏水する原因として代表的なものを紹介します。

トイレタンクの破損

トイレを流す水を貯める場所であるトイレタンクは、内部にある部品の破損や不具合によって漏水等のトラブルが起こりやすいですが、外部からの破損で水漏れするケースも実は多いです。トイレタンクの外側は一般的に陶器製のものが多いですが、この部分が破損していると内部の水が漏れ出して床への漏水につながります。

陶器は衝撃に弱いため、何か物をぶつけた拍子にトイレタンクに亀裂が入ったり、ひび割れを起こすのが破損の原因です。亀裂やひびが小さい場合は、漏れ出す水の量も少量であるためじわじわとした漏水になり、すぐに気付くことができません。

トイレタンクの破損が確認できたときの対処法

トイレタンクの破損が確認できた場合、まずは止水栓を閉めて給水を止めましょう。被害を抑えるため、レバーハンドルを回してタンク内の水を排出してから、床に広がった水を拭き取りましょう。

応急処置として、タンクの破損箇所に防水テープを貼ったり、パテをつめたりすることで一時的に水漏れを抑えられる場合があります。ただし、これらは一時的な対策にすぎません。タンクの破損は深刻な問題なので、専門業者に修理や交換を依頼することをおすすめします。破損の程度によっては、タンク単体の交換ではなく、便器ごと取り替える必要がある場合もあります。

便器の破損

トイレの便器が破損している場合も、床にじわじわ漏水する恐れがあります。便器もトイレタンクと同じく陶器製のものがほとんどのため、衝撃を加えると亀裂が入ってそこから漏水します。破損箇所が床との設置部分である下側でなくとも、トイレを流す時の水の勢いで上部の亀裂から漏水する可能性も十分にあるため要注意です。

便器の破損が確認できたときの対処法

便器の破損が確認された場合、迅速な対応が必要です。まず、水の供給を止めるため、止水栓を閉めます。次に、破損部分をテープや接着剤で一時的に塞ぎ、水漏れを最小限に抑えます。床に溜まった水は早めに拭き取り、カビや悪臭の発生を防ぎましょう。

専門業者への連絡は必須です。便器の修理や交換には専門的な知識と技術が必要なため、自己対応は避けましょう。業者が到着するまでの間、トイレの使用を控え、他の家族にも状況を説明し、注意を促すことが大切です。

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止水栓や給水管の劣化

止水栓や給水管といったトイレタンクにつながる配管類が劣化していると、そこから床へとじわじわ漏水します。配管は水が頻繁に通過する箇所のため、配管そのものが劣化していたり物理的な破損があるとすぐに漏水するのです。じわじわとした漏水の場合は大きく劣化や破損はしていないものの、配管を触ってみて表面が水に濡れていればそこが漏水原因と分かります。

止水栓や給水管の劣化が確認できたときの対処法

止水栓や給水管の劣化が確認された場合、水の供給を止めることが重要です。メインの止水栓を閉めて、トイレへの給水を遮断しましょう。劣化部分の応急処置として、パテや防水テープを使用して一時的に漏水を抑えることができますが、これは専門業者が到着するまでの一時的な対策です。給水管の交換や止水栓の修理は専門的な技術が必要なため、必ず専門業者に依頼しましょう。

パッキン劣化・ナットのゆるみ

配管の接続部やトイレタンク内の部品など、トイレのあらゆる箇所にパッキンやナットが取り付けられています。これら部品が劣化したりゆるんでいると、隙間から水が漏れ出してそれが床へと流れていきます。少しの隙間からわずかに漏れ出してくるため、すぐに漏水と気付けずにじわじわと床が濡れているケースが多いです。

パッキン劣化・ナットのゆるみが確認できたときの対処法

パッキンの劣化やナットのゆるみが確認された場合、以下の手順で対処しましょう。

  1. 止水栓を閉めて給水を止める
  2. 古いパッキンを取り外す
  3. 新しいパッキンを取り付ける
  4. ナットを適切な強さで締め直す(締めすぎないよう注意)
  5. 止水栓を開いて水漏れがないか確認する

パッキンの交換は比較的簡単な作業ですが、適切なサイズと種類のパッキンを選ぶことが重要です。ナットの締め直しは、強すぎると部品を破損する恐れがあるため、慎重に行いましょう。自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

ウォシュレットの故障

ウォシュレットは設置して数年が経過していると、部品の劣化や故障によって水漏れを起こすケースも少なくありません。

ウォシュレットと給水管の接続部分にある給水フィルターや水抜き栓といった部品は劣化しやすく、ここが原因でじわじわと床まで水が漏れ出すことがあります。特に給水フィルターはウォシュレットを使い続けると水垢やゴミが溜まってきて、これを放置していると目詰まりを起こして漏水につながります。

このようにウォシュレットを構成する数々の部品に漏水のリスクがあるため、便座付近からの漏水を確認した場合はまずウォシュレット部分を確認してみましょう。

ウォシュレットの故障が確認できたときの対処法

ウォシュレットの故障が原因で水漏れが発生している場合、以下の手順で対処します。

  1. 止水栓を閉める
  2. 電源プラグを抜く
  3. ウォシュレット本体を取り外す
  4. 故障箇所を特定する
  5. 部品交換または修理を行う
  6. ウォシュレットを再設置する
  7. 水漏れがないか確認する

ウォシュレットの故障時は、漏電などに注意が必要です。専門的な知識や工具が必要な場合も多いため、自信がない場合は専門業者に依頼することをおすすめします。ウォシュレットの保証期間内であれば、メーカーに修理を依頼することで費用を抑えられる可能性があります。

ウォシュレットでの漏水の原因や対処法についてより詳しく確認したい方はこちら!

トイレ床からじわじわ漏水していると勘違いする事象

トイレ床からじわじわ漏水していると勘違いする事象

トイレの便器やタンクからの水漏れと勘違いしがちなケースもあります。このような場合、修理などは不要ですので冷静に対処すればOKです。どのようなケースがあるのか解説します。

寒暖差による結露

トイレ部品の直接的な故障や劣化ではないですが、寒暖差による結露で床がじわじわ漏水する可能性もあります。

結露は湿度がそのままで温度のみが下がった空間にて、空気中の湿気が凝縮して水蒸気として現れる現象です。トイレでの結露は、トイレタンクや便器内の水と外気の温度差が開いていることが原因で発生します。トイレタンクや便器内の水は冷たく、夏場はトイレの外気温が高いため、一般的な部屋の結露とは異なり夏に起きやすいです。

トイレタンクの場合は防露材が入っているのが通常ですが、経年劣化によってタンクと防露材の間に隙間ができると、そこから水が入り込みトイレタンク冷やしてしまうことも結露を起こす原因になります。

結露が原因だと確認できたときの対処法

水がある限り、部屋の温度や湿度次第でどうしても結露は発生してしまうため、以下のような対策を徹底しなければなりません。

  • 便座やトイレタンクに結露防止カバーを取り付ける
  • 部屋を定期的に換気する
  • 除湿剤を設置する

尿が漏れ出している

床の漏水を拭き取ってみると、茶色や黄色で臭いがする場合があります。その場合は汚水、特に尿が漏れ出している可能性が高いです。ひび割れた便器から尿が漏れ出したり、はねた尿が便器の外側を伝って垂れてくることで床がじわじわと漏水します。

尿の漏れ出しが原因だと確認できたときの対処法

便座下の隙間から尿が漏れ出している場合、最も手軽なのが、便器と床の隙間保護テープを使った対処法です。便座下の隙間に貼ることで、垂れてきた尿を吸収し、床への漏れを防ぎます。

尿はねシートや尿吸い取りパッドを便器と便座の隙間に挟むことでも、尿の飛び散りを防止できます。吸収マットを便器周りに敷けば、漏れ出た尿を吸収できて万全です。これらの対策を組み合わせることで、便座下からの尿漏れを効果的に防ぐことができます。

トイレの床の掃除方法を詳しく確認したい方はこちら!

トイレの床にじわじわ漏水するときに修理を依頼するべきケース

トイレの床にじわじわ漏水するときに修理を依頼するべきケース

トイレの床からの漏水は、原因によっては業者に依頼しなければ解決が難しいケースが多いです。以下のケースに該当する場合は、迅速に修理業者への依頼を検討しましょう。

トイレタンクや便器の破損・劣化が原因の場合

トイレタンクや便器の破損・劣化は、深刻な漏水問題を引き起こす可能性があります。亀裂や摩耗が進行すると、水漏れが悪化し、床や壁に重大な損傷を与える恐れがあります。また、古い部品の交換や便器の再設置など、専門的な知識と工具を要する作業が必要となることが多いため、素人の対応では十分な修理ができません。このような状況では、早急に水道修理業者に依頼し、適切な修理を行うことが重要です。放置すれば、より大規模な修繕が必要になる可能性があります。

自分で対処しても改善しない場合

トイレの床からの漏水に対し、ボルトの増し締めやパッキン交換など自分で応急処置を試みても、漏水が止まらない場合は専門家に修理を依頼しましょう。漏水の原因が配管の破損や劣化、あるいは床下からの水漏れである可能性があります。放置すると床材の劣化や下階への漏水など、さらに深刻な問題につながるおそれがあるため、早めに修理依頼をおすすめします。

漏水の原因がわからない場合

トイレの床からじわじわと漏水している根本原因が特定できない場合は、専門家に調査や修理を依頼する必要があります。漏水の原因は、便器本体の損傷、給水管や排水管の破損、床下の配管の劣化など、さまざまな可能性が考えられます。最悪の場合、大きな被害をもたらす水トラブルへと発展しかねません。安易に素人判断で対処するのは危険を伴うため、早急に修理業者に依頼しましょう。

マンション・アパートで漏水が起きている場合

マンションやアパートでトイレの床からじわじわと漏水が発生している場合、早急に管理会社や大家さんに連絡を取ることが重要です。共同住宅では、漏水が他の部屋にも影響を及ぼす可能性があるため、迅速な対応が求められます。また、配管が共用部分に属している場合もあり、個人での判断や修理は適切でないことがあります。

管理会社や大家さんを通じて専門業者に依頼することで、建物全体の構造を考慮した適切な修理が可能となり、二次被害を防ぐことができます。責任の所在や費用負担の問題も明確になるため、安心して修理を進められるでしょう。

マンションやアパートなどの集合住宅での漏水修理の費用負担や連絡先を詳しく確認したい方はこちら!

トイレの床からじわじわと漏水するのを放置するリスク

トイレの床からじわじわと漏水するのを放置するリスク

トイレの床からじわじわとしみだしてくるような漏水は、見過ごしがちな問題です。しかし放置すると深刻な被害につながる可能性があるため、決して放置すべきではありません。放置することで生じるリスクについて詳しくみていきましょう。

カビが生える・床が腐る

トイレの床からの漏水を放置すると、湿気が常に存在する環境が作られ、カビの繁殖を促進します。カビは健康被害をもたらすだけでなく、不快な臭いの原因にもなります。さらに、継続的な水分の浸透により、床材が腐食し始めます。特に木製の床材は水分に弱く、腐朽が進むと床の強度が低下し、最悪の場合は床が抜ける危険性もあります。放置すればいずれ、交換しなければならないほど床は傷んでしまうのです。

修理費用がより高額になる

トイレの床からの漏水を放置すると、修理費用が大幅に増加する可能性があります。初期段階では比較的簡単な修理で済むケースでも、時間の経過とともに被害が拡大し、より複雑で高額な修理が必要になります。水漏れが床下や壁に浸透すると、構造材の腐食や電気系統への影響も懸念され、建物全体の改修工事が必要になることも。さらに、長期間の放置により二次被害が発生すると、保険や自治体の助成の適用外となる可能性も高くなります。早期発見・早期対応が、修理費用を最小限に抑える鍵となります。

階下への影響が出る

マンションやアパートなどの場合、トイレの床からの漏水を放置すると、階下の部屋に深刻な影響を及ぼす可能性があります。水は重力に従って下に浸透するため、時間とともに階下の天井や壁に水染みやシミが現れ始めます。これは美観を損なうだけでなく、構造的な問題にも発展する恐れがあります。天井材が水を吸収して重くなり、最悪の場合は崩落する危険性もあります。また、電気配線に水が侵入すると、ショートや火災のリスクも高まります。結果、賠償問題に発展する可能性もあるため、早急な対応が必要です。

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トイレの床からじわじわと漏水する際によるある質問

トイレの床からじわじわ水漏れする主な原因は何ですか?
トイレの床から水漏れを発見したら、まず何をすべきですか?
トイレの床の水漏れを放置するとどうなりますか?