トイレつまりを解消するホームセンターの道具7選!使い方を図解で解説
本記事ではホームセンターで購入できるトイレつまり解消道具について紹介しています。
トイレつまりの原因が水に溶けるものの場合、自力で直せることがあります。トイレつまりが起きたら、まずは原因を探ることが大切です。
この記事では、道具の使い方や自力で直せるケースについて、わかりやすく解説しています。
ホームセンターに売られている道具で、トイレつまりを解消したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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この記事の目次
ホームセンターで買えるトイレつまり解消道具と使い方
ホームセンターでは、さまざまなトイレつまり解消道具が販売されています。よく知られているラバーカップ(すっぽん)以外にも、つまりを取り除く道具が複数あります。
ここでは道具の使い方ついて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ラバーカップ(すっぽん)
ラバーカップ(すっぽん)は、柄の先にゴム製のお椀型カップがついた、掃除道具のことです。ラバーカップはトイレの排水管内に真空状態を作り、押したり引いたりして周囲の水を動かすことで、つまりを解消します。
ラバーカップは、排水口の形に合わせた商品を購入する必要があります。タイプは以下の3種類があるので、ご自宅のトイレに合わせて選びましょう。
- 洋式トイレ用
- 和式トイレ用
- 節水トイレ用
違いは、ゴム部分の形です。トイレのタイプに合わないラバーカップを使うと、真空状態が作れません。そうすると、つまりは解消されないので、注意しましょう。
ラバーカップの使い方は以下のとおりです。
- 排水口の水量を調節する(便器から5〜10cm程度)
- 排水口にゴムカップを密着させて、ゆっくりと押し込む
- 柄を持って、勢いよく引き上げる
- つまりが解消されない場合は2と3を繰り返す
ラバーカップを引き上げる際に水ハネする可能性があるため、汚れてもいい服装でゴム手袋や保護メガネを装着してから行いましょう。
ラバーカップはホームセンターだけでなく、100均でも購入できます。100均のすっぽんについて詳細を確認したい方はこちら!
真空式パイプクリーナー
真空式パイプクリーナーとは、空気圧を利用して排水管内に真空状態を作り、つまりを解消する掃除道具のことです。ラバーカップのしくみとほぼ同じですが、より強力な圧力でつまりを取り除きます。そのため、がんこなトイレつまりには真空式パイプクリーナーの方がおすすめです。
トイレ以外にもシンクやバスタブ、洗面台など、さまざまな排水管のつまりに対応可能です。ハンドルの先にあるゴムを変えれば、用途に合わせて使い回しできるメリットがあります。
真空式パイプクリーナーの使い方は、以下のとおりです。
- 排水口の水量を調節する(便器から5〜10cm程度)
- 排水口に密着させる
- レバーを引き上げる
- レバーを下げる
- 3と4を繰り返し行う
過度に圧力をかけすぎると、排水管を傷つける恐れがあるため、適度な力で操作しましょう。
ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシとは、排水管のつまりや汚れを取り除く、掃除ブラシのことです。ワイヤーの周りにブラシがついた形状で、かたまりをほぐしたり、ひっかけたりして、つまりを解消させます。
細く長いため、排水管の奥にあるつまりでもアプローチできます。一般的な家庭のトイレで使うなら、5m程度の長さがあれば十分でしょう。
ワイヤーブラシの使い方は以下のとおりです。
- 排水口の水をくみ出しておく
- ワイヤーブラシの先端を、排水口からゆっくり挿入する
- つまりにあたったら柄を回して、ほぐしていく
ワイヤーブラシは力任せに動かすと、便器や排水管を傷つける恐れがあります。優しくつまりをほぐすように、様子を見ながら少しずつ動かしましょう。
針金ハンガー
針金ハンガーを使って、トイレつまりを解消できる場合があります。「9」の字に加工した針金の先端を使って、つまりの原因となっているかたまりをほぐしていきます。
加工方法は以下のとおりです。
- 針金ハンガーの肩の部分をピンチなどでカットする
- 針金の先端を丸める
カットした針金は、ケガの原因となることもありますので、小さなお子さんがいる場合は取り扱いに注意しましょう。
針金ハンガーを使ったトイレつまり解消方法は以下の通りです。
- 排水溝の水をくみ出しておく
- 針金ハンガーの輪っか部分を便器へゆっくりと挿入する
- つまりに当たったら上下左右に小刻みに動かす
使い方のポイントは、ゆっくりと小刻みに動かすことです。針金はビニールコーティングされてるとはいえ、激しく動かすと排水管に傷がつく恐れもあります。かたまりが解れない場合は、1時間ほど置いて、水にふやかすのも効果的です。
針金ハンガーを使ったトイレつまり解消方法を詳しく確認したい方はこちら!
食品用ラップ
食品用のラップを使って、トイレつまりを解消できる場合があります。ラップで便器内を密閉状態にして、空気を動かすことで、つまりにアプローチする方法です。
食品用ラップを使ったトイレつまり解消法は、比較的軽度の場合に有効です。重度のつまりや異物が原因の場合には効果がない場合もあるため、ご注意ください。
使い方は以下のとおりです。
- トイレのフタや便座を上にあげておく
- 便器を覆うように、ラップを巻き付ける
- 水を流す
- 膨らんだラップの中央部分をゆっくりと押す
- ラップから手を離す
- 4と5を繰り返す
ラップは商品によって薄いものもありますが、押した際に破れないよう、丈夫なタイプを使用するとよいでしょう。完全な密閉状態を作るため、何枚も重ねて隙間なく巻き付けるようにしてください。
ビニール袋
ビニール袋を使ってトイレのつまりを解消する方法も、比較的簡単で効果的です。空気圧でつまりを押し流すことで、水が流れるようにするしくみです。
ビニール袋を使ったトイレつまり解消法は、以下のとおりです。
- 排水溝の水をくみ出しておく
- ゴム手袋を装着し「グー」の形に握り、ビニール袋の中に入れる
- ビニール袋を便器の中に入れて、押したり引いたりを繰り返す
使用するビニール袋は、厚手タイプをおすすめします。薄手のビニール袋では、すぐに破れてしまうからです。破れたビニール袋が排水管の奥へ流れていくと、新たなつまりの原因となることもあります。
なお、手袋の上にビニール袋を装着したらゴムで止めておくと、汚水で手が汚れにくくなるのでおすすめです。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
ペットボトル
空いたペットボトルを使って、トイレつまりを解消できる場合があります。排水管内の水を動かすことで、つまりを解消するしくみです。
1リットル以上の、大きめのペットボトルを使いましょう。炭酸飲料に使われるような、柔らかい円筒タイプがおすすめです。
使う前に準備をします。ペットボトルの底から5cm程度のところをカットしたものの、上部を使います。切り口で手をケガしないよう、注意しましょう。
ペットボトルを使ってトイレつまりを解消する方法は、以下のとおりです。
- ペットボトルのキャップをしっかり閉める
- ペットボトルの底が切り取られた部分を下にして、トイレの排水口に差し込む
- ボトルの口をしっかりと持ち、排水口にフィットさせる
- ペットボトルを上下に動かす
水が飛び散りやすいので、汚れてもいい服に着替えてから作業するようにしましょう。
ホームセンターで買えるトイレつまり解消アイテム
トイレつまりは、重曹やクエン酸、薬剤などを使って解消できることがあります。ここでは具体的な使用方法について紹介します。
重曹・クエン酸
重曹やクエン酸を使って、トイレつまりを解消できることがあります。重曹とクエン酸が合わさると、二酸化炭素が発生して発泡します。その発泡作用により、つまりがほぐれ、水が流れやすくなるのです。
重曹とクエン酸を使ったトイレつまり解消方法は以下のとおりです。
- 便器に重曹を50ml入れ、その後クエン酸を100ml入れる
- 45度程度のぬるま湯を便器に入れる
- 1時間ほど放置する
- バケツに入れた水を少しずつ注ぎ入れる
重曹とクエン酸を使う場合は、窓や扉を開けたり、換気扇をまわしたりするなど、換気をよくしてから使うようにしてください。清掃中に気分が悪くなった場合は、作業をストップして、トイレから出るようにしましょう。
なお、こちらの記事も合わせてご覧ください。
薬剤
トイレつまりの原因が「尿石」の場合、酸性洗剤で解消できることがあります。尿石とは、細菌によって尿の成分が結晶化したものです。長年トイレを使用していると、便器に尿石がこびりついて、つまりとなることがあります。このこびりついた尿石は、中性洗剤では除去しきれません。
尿石はアルカリ性の性質を持つため、除去には酸性洗剤が効果的です。市販品では「サンポール」「デオライト」などの商品名で売られています。
酸性洗剤は、尿石が固まっているところにかけて数分放置(汚れがひどいときは30分〜1時間程度)します。汚れがひどい部分はブラシでこすってから、水を流してください。このように、尿石の性質に合わせた洗剤を使用することで、汚れを溶け出させ、つまりを解消します。
なお、酸素系洗剤に塩素系洗剤が混ざると、有毒なガスが発生するため、必ず換気をしながら作業するようにしてください。
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ホームセンターにある道具で直せるトイレつまりとは
ホームセンターで売られている道具で直せるトイレつまりは、以下のようなケースです。
- 水に溶けるものがつまっている場合
- 水に溶けないものが便器の手前に引っかかっている場合
- 薬剤でつまりの原因を溶かせる場合
水に溶けるものとは、トイレットペーパーや水に流せる掃除シートなどです。適量で使う分には問題ありませんが、大量に流すとトイレつまりの原因となります。このようなケースでは、上記で紹介した道具や重曹・クエン酸が効果的です。
水に溶けないものとは、生理用品や紙おむつなどの異物です。このようなケースの場合、ワイヤーブラシを使って引っ張り出すことができます。ただし目視できないほど排水管の奥まで流れている場合、取り出すのは困難でしょう。
薬剤で溶かせるつまりの原因とは、尿石が挙げられます。この場合は、酸性洗剤が効果的です。
頑固なトイレつまりは水廻り修理サポートセンターにおまかせください
トイレつまりは、ホームセンターに売られている道具で解消できることがあります。まずはトイレつまりの原因を明確にし、適切な道具を選んでみてください。
頑固なつまりや、水に溶けないものがつまって取り出せない場合は、水道修理業者に依頼しましょう。「水廻り修理サポートセンター」では、24時間365日修理を受け付けています。
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