自治体での漏水調査の内容とは?衛星を使った新しい調査方法も紹介
自治体の漏水調査に内容についてご紹介します。
自治体は、どんな目的や方法で漏水調査をするのでしょうか?また、自治体の漏水調査に費用はかかるのでしょうか?
自治体の漏水調査の結果、漏水がわかった後の対処方法や水道修理業者に依頼する場合の費用もご説明します。
さらに、自治体の人工衛星を使った漏水調査の概要もわかりやすく解説します。
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この記事の目次
自治体が行う漏水調査とは
自治体は、水資源の有効利用や漏水による道路陥没などの二次災害を未然に防止するため、積極的に漏水調査、漏水防止に取り組んでいます。
自治体の漏水調査では、上下水道局職員と上下水道局が委託した漏水調査専門業者の調査員が実施しています。(自治体によって異なる場合もあります。)
上下水道局では、毎日の流量や音圧値を監視システムによって監視し、また、現地漏水調査によって漏水の有無や漏水位置の特定を行っています。
自治体の漏水への取り組み
配水管などからの漏水は、水の浪費になるばかりか、浸水や道路陥没などを引き起こしかねません。
漏水防止に取り組むことにより、無駄のない水の供給を促進し、水資源の保全と浄水に要するエネルギーの節減が図られています。
漏水の主な原因は水道管の老朽化で、水道管(上水道)の水が外部へ漏れることです。
日本の上水道漏水率の全国平均は約5.0%と海外の都市と比較して低い漏水率を実現しています。
自治体の漏水調査方法
自治体の漏水調査は、「戸別音聴調査」と「路面音聴調査」に大別されます。
音聴調査とは、文字通り、音を聴いて漏水をチェックする方法です。
音聴棒または漏水探知器を使用し、漏水音をとらえる調査です。
音聴棒は、水道管、弁栓類、消火栓、止水栓、水道メーター等に音聴棒の先端を接触させ、聴診器のように人間の耳で管体を伝わってくる漏水音を聴き取ります。
戸別音聴調査
音聴棒を用いて、お客様の宅地内にある水道メーターや止水栓にて、漏水音が発生しているか確認する調査を戸別音聴調査と言います。
この調査は、無償です。
漏水の可能性がある場合、お客様に漏水の可能性を知らされ、修理を進められます。
路面音聴調査
道路下に埋設されている水道管の漏水(地下漏水)を漏水探知器を使って0.5~1.0m間隔で音聴し、地上から水道管の漏水の有無を確認します。
漏水音がしたと思われる箇所にマーキングをし、後日、確認調査を行います。
この調査は、自治体内に張り巡らされている自治体の水道管の漏水をチェックするのが目的です。
最近では、最終章でご紹介する人工衛星を使った漏水調査を取り入れる自治体も増えています。
自治体の漏水調査・漏水修理費用
自治体が実施する漏水調査では費用は一切かかりません。
多くの自治体では、水道局が管轄しているのは水道メーターより公道側になります。
戸別の漏水調査で漏水が発見された場合、水道メーターより建物側は、民間の修理業者に依頼して修理が必要で、その修理費用は、お客様の負担になります。
漏水調査後の修理を業者に依頼する費用
自治体の漏水調査で漏水していることがわかったら、漏水を放置せず、ただちに修理業者に修理を依頼しましょう。
自治体による漏水調査の費用は無料ですが、戸別の修理に関しては、お客様負担になります。
とはいえ、漏水の放置は厳禁です。
漏水を放置すると、以下のようなことが起こる可能性があります。
- 建物の損傷・劣化
- 健康被害
- 地盤沈下
漏水箇所や修理内容別の費用相場を表にまとめました。修理を依頼する際の参考になさってください。
箇所別の水漏れ修理の費用相場
漏水場所によって、修理費用相場が異なります。
下の表は、修理費用相場です。ただ、現場の状況などによって費用は変動します。
水漏れ箇所 | 修理費用相場 |
---|---|
蛇口まわり | 10,000円~30,000円 |
キッチンシンク下 | 10,000円~30,000円 |
洗面台下 | 10,000円~30,000円 |
トイレ | 5,000円~50,000円 |
浴室 | 10,000円~60,000円 |
給湯器 | 5,000円~18,000円 |
水漏れ修理内容ごとの費用相場
前項の修理場所による修理費用と、それぞれの場所でどのような修理をするのかという修理内容によっても、修理費用は変わります。
水漏れ修理内容 | 修理費用相場 |
---|---|
パッキン交換・調整作業 | 5,000円~15,000円 |
蛇口交換 | 20,000円~40,000円 |
トイレタンク内部品交換 | 8,000円〜15,000円 |
トイレタンクの脱着・部品交換 | 15,000円〜30,000円 |
ウォシュレット修理・部品交換 | 15,000円〜25,000円 |
洋式便器交換 | 25,000円~50,000円 |
給湯器交換 | 100,000円~250,000円 |
修理を依頼する前には、漏水がどの場所で起こり、どのような修理が必要なのかをきちんと説明してもらい、必ず見積書をもらいましょう。
金額に納得したうえで、修理を正式に依頼することが大切です。
多くの業者が、見積り無料をうたっていますから、もし、高いと感じたら、相見積もりをとるのも一つの選択肢です。
人工衛星を使う自治体の漏水調査
最近、各地の自治体が漏水調査に人工衛星を活用する方法を採用するというニュースが流れました。
「宇宙から水の無駄遣いを突き止める」というこの画期的な方法は、メディアに大々的に取り上げられましたので、ニュースを聞かれた方がおられるかもしれません。
その画期的な漏水調査について、まとめました。
驚くばかりの技術の進歩に拍手です。
漏水をめぐる現状と課題
水道管の老朽化は、全国の自治体が抱える問題となっています。
厚生労働省によりますと、全国の水道の総延長約72万キロ(2018年度)のうち、法定耐用年数を超えているのは、17.6%になり、2019年度に起きた漏水・破損事故は約2万件に及ぶそうです。
つくった水道水がどの程度無駄なく届いているかを示す有収率の全国平均は89.3%で、老朽化による漏水で約1割が無駄になっていることになります。
水道管の漏水を止めるには素早い修理が必要ですが、水道管は地中にあるため、漏水箇所の特定には、音聴調査など、人手も時間も費用もかかります。
人口減少などによって水道料金収入が減る中、漏水調査の合理化が求められていました。
人工衛星を使う漏水調査のメリット
そのような状況の中、イスラエルのベンチャー企業が開発したシステムでは、人工衛星の画像データを使って地中の水道管の漏水を検出します。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の人工衛星「だいち2号」から地中にまで浸透するレーダーを照射し、画像データを取得し、AI(人工知能)が水道水の土壌への広がりを解析し、半径100mの範囲で漏水の可能性があるエリアを特定します。
従来なら、音聴棒を用いて、ローラー作戦で全域を歩いて漏水調査をしてきました。
しかし、人工衛星を使うことで、衛星画像とAIによる漏水の可能性があるとされるエリアのみを調査すればよいことになり、調査にかかる時間と費用を大幅に削減することができます。
導入する自治体が続々!
2020年8月に愛知県豊田市が全国で初めて、この方式で漏水調査を行いました。
その後、砺波市、伊賀市、盛岡市などがそのシステムを導入しています。
さらに、大分県が都道府県単位としては初めて採用しました。
導入した自治体には、全国の自治体などから問い合わせや視察が相次いでいるそうです。
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漏水の疑いがあれば、放置せず、直ちに修理を依頼しなければなりません。
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