トイレ水漏れで水道代はいくら上がる?チョロチョロ放置で最大+8万円・賃貸対応・減免まで解説

2023/12/04

2026/07/07

本記事では、トイレの水漏れによる水道代の増加額・原因・対処法を詳しく解説します。

トイレのチョロチョロ音や便器内の水の揺れを放置すると、水道代が月数千円〜最大8万円も増加することがあります。水道料金は2ヶ月に1度の請求のため、気づいた時には高額な請求になっているケースも少なくありません。

結論は以下の通りです。これさえ知っておけば、トイレ水漏れによる無駄な出費を防ぐことができます。

  • 【水道代の目安】チョロチョロで月1,000〜6,000円増。常時漏れは最大月8万円増
  • 【水漏れ確認】蛇口を閉めてもメーターのパイロットが回れば漏水のサイン
  • 【自力修理】タンク内の部品交換で直ることが多い
  • 【賃貸の場合】無断修理はNG。まず管理会社・大家に連絡
  • 【減免制度】見えるトイレ水漏れは申請不可の自治体が多い
  • 【火災保険】水道代は対象外。家財の水濡れは補償対象の場合あり
  • 【払えない時】水道局に相談すれば分割払いや猶予の可能性あり

本記事を読めば、トイレ水漏れの根本原因を特定し、自分でできる修理・業者への依頼・賃貸での対応まで、状況に合わせた最善策を取ることができます。

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この記事の目次

トイレの水漏れで水道代はいくら増える?

トイレの水漏れで水道代はいくら増える

トイレが水漏れすると漏れる水量に応じて水道代が増加します。チョロチョロ程度の小さな漏れでも放置すれば大きく影響し最大でひと月8万円近く増額するケースがあるため、早急な対応が必要です。

漏れ量ごとの水道代加算額の目安

漏れ出ている水量と、ひと月にどれだけ水道代が増加するかの目安は以下の通りです。

水漏れ量 ひと月当たりの水道代加算額
1秒あたり1滴程度 約200円〜300円
1時間あたり5L程度(直径1mm相当) 約1,000円
1時間あたり15L程度(直径2mm相当) 約4,700円
毎分あたり1L程度 約20,000円

水漏れ状態別の水道代目安(口径20mm・月使用量16㎥の場合)

たとえば水漏れ箇所の口径が20mm、1か月の使用水量を16立方メートルとした場合の加算額の目安は以下の通りです。

水漏れ箇所 水漏れの状態 漏水量 料金(月額加算)
じゃ口 太さ1mmくらいの水が流れている 3立方メートル 約1,000円
太さ2mmくらいの水が流れている 11立方メートル 約4,700円
トイレ 便器の水面がわずかに動いている 9〜138立方メートル 約3,800円〜約80,000円

出典:https://www.water.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/12/274.html

便器の構造次第で水量も変わりますが、8万円近く水道代が増額するケースがある点は覚えておきましょう。

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トイレ水漏れの状態ごとの水道代の目安

トイレ水漏れの状態ごとの水道代の目安

水漏れ状態によって水道代の増加額は大きく異なります。わずかな加算で済むケースもあれば、数万円もの高額な水道代を払わざるを得ないケースもあります。

手洗栓などからポタッ…ポタッと水がたれるケース

蛇口の先からポタッ…ポタッ…とにじんだ水がたれる場合は、1日で約10リットル(0.01㎥)程度の漏れとなり、ひと月で0.31㎥の水が漏れる計算です。水道代への加算は月約300円程度です。

ポタポタと間を開けずに水が落ち続ける場合は、1時間当たり5L程度の漏水となり、漏水分の水道代はおよそ月1,000円程度となるでしょう。

タンクから便器内にチョロチョロと漏れているケース

トイレタンクの不調などで漏れた水が直接便器内へ流れ込むケースです。便器の蓋を閉じた状態では気づきにくいことが多いです。

このようなケースの場合、1日の漏水量は約300〜500リットル程度、ひと月にすると900リットル(9㎥)〜15,000リットル(15㎥)の漏水量になります。ひと月の水道代に換算すると、6,000円近くの水道代分が水漏れした計算です。

シャワートイレ(ウォシュレット)から水漏れしているケース

ウォシュレットに不具合があると、便器内や設置面、給水ホースなどから水が漏れることがあります。ポタポタと漏れる程度であれば月100〜200円程度の加算で済みます。

しかし常に床が水浸しになるような場合は、1分間に400ml程度の水が漏れている可能性があります。ひと月で1,600リットル(16㎥)近い漏水量となり、水道代として月6,400円〜6,900円程度となります。

便器の水面が常に動く程度のケース

常に便器内へ水が流れ込み、排水口の水面が動いているようなケースでは、ひと月に9㎥〜138㎥もの水が流れ込んでいる可能性もあります。水道代に換算すると、約3,800円〜約80,000円にも及ぶのです。

全国の水道局でもこのような事例が報告されており、場合によってはひと月に何万円もの水道代分の水が漏水してしまう可能性があります。

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トイレのチョロチョロ水漏れの主な原因

チョロチョロ水漏れや便器内に水が流れ続ける原因は主に4つです。放置すると水漏れ量が増加し、水道代と修理費の両方が膨らむリスクがあります

原因箇所 主な症状 対処法
フロートバルブの劣化 タンク内の水位が下がり続け、便器に水が流れる フロートバルブの交換
ゴムフラッパーの劣化 タンクと便器の接合部から水漏れ・チョロチョロ音 ゴムフラッパーの交換
止水栓・パッキンの劣化 止水栓まわりや接続部からポタポタ漏れ パッキンの交換
ウォシュレットの不具合 ノズルや給水部から水漏れが発生する メーカー修理または部品交換

タンク内の部品はゴム製のため、使用開始から7〜10年程度で劣化することが多いです。特にフロートバルブとゴムフラッパーの劣化がチョロチョロ水漏れの大半の原因を占めます。

水道メーターで水漏れを自分でチェックする方法

トイレの水漏れは周囲が水浸しになることが少ないため、水道メーターのチェックが最も確実な確認方法です。早期発見できれば、数万円の損失を防ぐことができます

水漏れ確認の手順

  1. 家中の蛇口をすべて閉める
  2. 水道メーターのパイロット(赤色または銀色の円盤)を確認する
  3. パイロットが回転していれば、どこかで漏水している可能性が高い
  4. 電子式メーターの場合は黒い四角マークや水滴マークが点滅していれば漏水のサイン

漏水量を推測する方法

水道メーターの「1L」「10L」と書かれた計量窓の針の動きを観察します。手元の時計で1分間計測し、針先がどこからどこまで進んだかを確認することで、1分間の漏水量がおおよそわかります。

前月の水道検針明細と照らし合わせると、どれだけの水道代分が漏れているかも推測できます。

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自分でできるトイレ水漏れの修理方法

チョロチョロ水漏れの多くはタンク内部品の劣化が原因のため、ホームセンターで購入できる部品と基本工具で自分で修理できる場合があります作業前には必ず止水栓を閉め、水の供給を止めてから行ってください

止水栓を閉める(最初に必ず行う)

トイレの止水栓はタンク横・背面または壁・床付近の給水管接続部分にあります。マイナスドライバーや専用ハンドルで時計回りに回すと閉まります。止水栓を閉めると、タンクへの給水が止まります。

フロートバルブ(浮き球)の確認・交換

タンクの蓋を外し、タンク内の水位を確認します。フロートバルブが正常に機能しない場合、水が供給され続けます。

  1. タンク内の水を排水する(レバーを引く)
  2. フロートバルブを手で持ち上げて水が止まるか確認
  3. 止まる場合はバルブのアーム調整か、浮き球に穴がないか確認
  4. 止まらない場合はボールタップごと交換(800〜2,000円程度)

ゴムフラッパー(フロートゴム)の確認・交換

ゴムフラッパーはタンクの底部にあり、タンクと便器の間の通路を塞ぐゴム製の部品です。劣化するとチョロチョロと便器内に水が流れ続けます。

  1. フラッパーを指で押さえて水が止まるか確認
  2. 止まる場合はゴムの劣化が原因なので交換する
  3. フラッパーのサイズ・品番を確認してホームセンターで購入(500〜1,500円)
  4. 古いフラッパーを外し、新しいものを取り付ける

修理後は止水栓を開けて動作確認

交換後に止水栓を開け、タンクに水が溜まったら数回レバーを操作して正常に動作するか確認してください。チョロチョロ音がなくなれば修理完了です。

自分での修理が難しいケース

以下の場合は無理に自力修理せず、専門業者に依頼することをおすすめします。

自力修理が難しいケース 推奨対応
タンクと便器の接続部からの水漏れ 業者に依頼
便器のひびわれからの水漏れ 業者に依頼
配管・給水管からの水漏れ 業者に依頼
ウォシュレットの内部水漏れ メーカーまたは業者
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賃貸でトイレが水漏れしたら?水道代の負担は誰?

賃貸物件でトイレの水漏れが発生した場合、まず管理会社または大家に連絡することが最優先です。無断で修理業者を手配すると修理費用が全額自己負担になる恐れがあります

水道代・修理費の負担は「過失の有無」で決まる

状況 負担者 備考
設備の経年劣化による水漏れ 大家・管理会社 入居者の過失なし
入居者の使用方法に問題がある場合 入居者 過度な負荷など
水漏れを知りながら放置した場合 入居者 早期報告義務あり
無断で修理を依頼した場合 入居者(全額) 要注意

賃貸での対処手順

手順 内容
1 止水栓を閉め、水漏れをひとまず止める(応急処置)
2 管理会社または大家に水漏れを報告する
3 管理会社の指示に従い、指定の業者に修理を依頼する
4 水道局への減免申請が必要な場合は管理会社と相談して進める

入居者に過失がない場合、増加した水道代の一部または全額が返金・減額される可能性があります。ただし水漏れを発見してから速やかに報告していることが条件となるため、異変を感じたら即座に連絡しましょう。

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トイレ水漏れは減量減額(減免制度)の対象外が多い

トイレ水漏れは減量減額(減免制度)の対象外が多い

各自治体の水道局では、水漏れに伴う水道量の増加に対して減量・減額措置を受けられる減免制度という仕組みがあります。しかしすべての水漏れで適用されるわけではありません

減免が認められるケースとされないケース

減免が認められる場合(例) 減免が認められない場合(例)
壁の中・床下などの給水管からの漏水 蛇口の閉め忘れ等の不注意によるもの
自力での発見が困難な箇所からの漏水 水洗トイレタンク内器具の故障・損傷
自然災害による給水管損傷 水漏れを知りながら放置した場合
水道局指定工事店による修理完了後に申請 水漏れの発見が容易と判断される場合

多くの自治体では、「目で見て確認できるような設備(トイレタンクなど)からの水漏れ」は対象外となっています。

たとえば豊中市の場合、以下のような条件に当てはまる場合は減免の対象になりません。

  • 蛇口の閉め忘れ等のお客さまの不注意によるもの
  • 蛇口、水洗トイレタンク内器具、給湯器等の給水器具の故障や損傷が原因によるもの
  • 水漏れを発見することが容易であると上下水道局が判断した場合

出典:豊中市上下水道局https://www.city.toyonaka.osaka.jp/jogesuido/okyakusama_joho/moshikomi/ryokinkanren/genmen.html

減免申請の手順

  1. 水道メーターで漏水を確認する
  2. 市区町村で認可を受けた「水道局指定工事店」に修理を依頼する
  3. 修理後、修理箇所・内容を証明する書類(写真含む)を準備する
  4. お住まいの地域の水道局窓口で減免申請書を入手・記入する
  5. 申請書と修理証明書類を水道局に提出する
  6. 水道局の審査後、減免の可否が通知される

減免を受けるには水道局指定工事店による修理完了が必要な自治体がほとんどです。トイレの水漏れによる減免制度を利用したい場合は、お住まいの地域の水道局に一度問い合わせてみてください。

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水漏れで増えた水道代は火災保険で補償される?

火災保険で水道代そのものが補償されることはありません。ただし、水漏れによって家財・床・壁に損害が生じた場合は「水濡れ補償」が適用される場合があります

補償の種類 対象 適用条件
増加した水道代そのもの 対象外 火災保険では補償されない
給排水設備自体の修理費 対象外 火災保険では補償されない
水濡れによる家財・床の損害 補償される場合あり 「水濡れ補償」付帯の火災保険(持ち家)
自室の水漏れで隣室に損害を与えた場合 補償される場合あり 借家人賠償責任保険・個人賠償責任保険(賃貸)

火災保険を利用したい場合は、契約している保険会社に「水濡れ補償(水漏れ特約)」が付帯しているか確認してから相談してください。

水漏れで水道代が払えない場合の対処法

予期せぬ水漏れで高額な水道代の請求が来た場合でも、いくつかの対処法があります支払いが困難な場合は、まず水道局に相談することが最優先です

対処法 内容
水道局への相談 分割払いや支払い猶予が認められることがある。水漏れが原因と説明し申し出る
減免申請 条件を満たす場合(床下・壁内配管の漏水等)は水道料金の減額申請が可能
管理会社への相談(賃貸) 入居者に過失がない場合は管理会社・大家に負担を求められる場合がある
火災保険の確認 水濡れ補償が付帯していれば、二次損害の補填が受けられる場合がある

水道代を滞納すると最終的に水道の供給を止められることがあります。支払いが難しい状況でも放置せず、早めに水道局窓口に連絡することが大切です。

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トイレの水漏れ修理の費用相場

トイレの水漏れ修理の費用相場

業者にトイレの水漏れ修理を依頼する場合の費用と諸経費についてまとめました。修理料金の相場と仕組みを事前に把握しておけば、料金トラブルを防げます

トイレの水漏れ修理費用

チョロチョロ水漏れで最も多い原因はトイレタンク内の部品劣化・故障です。部品の交換が必要な場合は、以下の修理費用に加え部品代が別途かかります

水漏れ修理内容 修理費用相場
簡易水漏れ調査 8,000円〜
パッキン交換・調整作業 5,000円〜15,000円
止水栓交換 10,000円〜25,000円
トイレタンク内部品交換 8,000円〜15,000円
トイレタンクの脱着・部品交換 15,000円〜30,000円
ウォシュレット修理・部品交換 15,000円〜25,000円
洋式便器交換 25,000円〜50,000円

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水道修理業者の諸経費相場

水道修理業者に依頼した場合には、修理費用だけでなく各種諸経費がかかるケースも多いです。出張費や基本料金などは修理費用とは別で計算されることが多いため、見積もり依頼時には確認が必要です。

諸経費 料金相場
基本料金 2,000円〜4,000円
出張費 無料〜4,000円
見積もり費用 無料〜3,000円
時間外料金 3,000円〜10,000円
作業料金 2,000円〜5,000円
処分費(部品交換の場合) 3,000円〜10,000円

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トイレの水漏れは早めの確認と対処が重要

トイレの水漏れは、少量でも放置すると水道代が大きく増える原因になります。チョロチョロ音や便器内の水の動きに気づいたら、まず水道メーターを確認し、漏水の有無を早めに判断しましょう。

  • 少量の漏れでも水道代が増える
  • 常時漏れは高額請求につながる
  • パイロットの回転は漏水のサイン
  • 部品交換で直る場合もある
  • 賃貸は先に管理会社へ連絡
  • 目に見える漏れは減免対象外が多い
  • 火災保険は水濡れ被害が対象
  • 支払いが難しい場合は水道局へ相談

水漏れの原因が分からない場合や、自分で修理するのが不安な場合は、無理に作業せず専門業者へ相談しましょう。早めに対応することで、水道代の増加や床・家財への被害を防ぎやすくなります。

トイレ水漏れの水道代に関するよくある質問

水漏れを放置するとトイレ設備以外にどんな影響がありますか?
ウォシュレットの水漏れはメーカー保証で対応できますか?
水漏れ修理後、水道代はいつから正常に戻りますか?
止水栓の場所がわからない場合はどうすれば良いですか?
深夜にトイレの水漏れを発見した場合の応急処置は?