トイレ水漏れでの水道代が最大+8万円に!チョロチョロでも要注意

2023/12/04

2025/01/02

この記事では、トイレ漏水時の水道代について幅広くまとめています。トイレの漏水トラブルは原因特定から修理まで早急の対応が望まれますが、ここで気掛かりとなるのが水道代です。

漏水を発見したタイミングや故障箇所によっても費用は変わりますが、最大で8万円近く増額する恐れもあるため注意しなければなりません。ケースごとの費用目安や減免制度、修理費用相場を解説するため、水道代が気になる方は参考にしてください。

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トイレの漏水でかかる水道代は最大+8万円

トイレの漏水でかかる水道代は最大+8万円

トイレが漏水するとその分水道代もかかり、その額は最大で8万円程度にも上ります

漏水箇所や異常に気が付くタイミング、対応のスピードに応じてもこの金額は異なりますが、いずれの状況においても漏水を見つけたら早急に対応するのが望ましいです。

水道代にくわえて床や壁の修繕費の発生、またトイレの修理代もかなりの高額になる恐れもあるため、無駄な費用をかけないためにも漏水は適切かつ迅速に対処しましょう。

時間当たりの漏水量に対する水道代の加算額

以下は、時間あたりどれくらいの水量が漏れているかによって、どの程度の水道代が加算となるのかをまとめたものです。

当然ながら漏れ出ている水の量やお住まいの地域によって、かかってくる水道代金は変動します。

漏水量 ひと月当たりの水道代加算額
1秒あたり1適程度 約200円~300円程度の水道代加算/月
1時間あたり5L程度 約1,000円程度の水道代加算/月
毎分あたり1L程度 約20,000円程度の水道代金加算/月

漏水箇所による水道代の加算額

漏水箇所による、1ヶ月の水道代加算額を紹介します。トイレの漏水は、はじめは気づかないほど些細なものであっても、放置していると流れる水量は増えて水道代にも大きく影響します。

たとえば漏水箇所の口径が20mm1か月の使用水量を16立方メートルとした場合の加算額の目安は以下表の通りです。

漏水箇所 漏水の状態 漏水量 料金
じゃ口 太さ1mmくらいの水が流れている。 3立方メートル 約1,000円
太さ2mmくらいの水が流れている。 11立方メートル 約4,700円
トイレ 便器の水面がわずかに動いている。 9~138立方メートル 約3,800円~
約80,000円

出典:https://www.water.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/12/274.html

じゃ口や便器の構造次第で水量も変わりますが、8万円近く水道代が増額するケースがある点は覚えておきましょう。

トイレ漏水の状態ごとの水道代の目安

トイレ漏水の状態ごとの水道代の目安

トイレからどのように漏水が起きているのか、その状態に応じて発生する水道代も変動します。わずかな水道代がかかるだけで済むケースもあれば、数万円もの高額な水道代を払わざるを得ないケースもあります。

トイレの漏水状態ごとの費用感を把握しておき、トラブルを発見したら迅速に対応できるように心がけておきましょう。トイレ漏水の主なケースと、それぞれの水道代目安を以下に紹介します。

手洗栓などからポタッ…ポタッと水がたれるケース

蛇口の先からポタッ…ポタッ…とにじんだ水がたれるような場合は、1日でバケツ一杯程度の水が漏れていることになります。

リットル換算にすると約10リットル(0.01㎥)程度、ひと月で0.31㎥の水が漏れる計算となり、約300円程度の水道代分が加算となります。

ポタポタと間を開けずに水が落ち続けるような場合は、1時間当たり5L程度の水が漏水していることとなり、漏水分の水道代はおよそ1,000円程度となるでしょう。

トイレタンクから便器内にチョロチョロと漏れているケース

トイレタンクの不調などの場合には、漏れた水が直接便器内へと流れ込むケースも多いです。このような場合、便器の蓋を閉じた状態でいるとなかなか漏水していることに気が付けない場合もあります。

便器内にチョロチョロと水が流れ続けているような場合には、かなりの水量が漏れていると考えられます。

このようなケースの場合、1日の漏水量は約300~500リットル程度、ひと月にすると900リットル(9㎥)~15,000リットル(15㎥)の漏水量になります。

これをひと月の水道代に換算した場合、6,000円近くの水道代分が漏水した計算です。

シャワートイレ(ウォシュレット)から水漏れしているケース

ウォシュレットのようなシャワートイレに不具合があると、便器内や設置面、給水ホースなどから水が漏れることがあります。

ポタポタと漏れる程度の漏水量の場合は、ひと月100円~200円程度の水道代加算で済みます。しかし常に床が水浸しになるような場合には注意が必要です。

この場合、1分間に400ml程度の水が漏れている可能性があります。ひと月に換算すると1600リットル(16㎥)近い漏水量となり、水道代として計算すると6,400円~6,900円程度の金額となります。

便器の水面が常に動く程度の水が漏れだしているケース

常に便器内へ水が流れ込み、排水口の水面が動いているようなケースでは、ひと月に9㎥~138㎥もの水が流れ込んでいる可能性もあります。水道代に換算すると、なんとその額約3,800円~約80,000円にも及ぶのです。

実際上記のような例は、全国の水道局でも報告があります。金額に開きがありますが、場合によってはこのようにひと月に何万円もの水道代分の水が漏水してしまう可能性もあるのです。

トイレ水漏れは減量減額(減免制度)の対象外が多い

トイレ水漏れは減量減額(減免制度)の対象外が多い

各自治体の水道局では、漏水に伴う水道量の増加に対して、減量・減額措置を受けられる減免制度という仕組みがあります。しかしこの減免制度、すべての漏水で適用となるわけではありません。

自治体によってルールや条件が多少異なりますが、多くの場合「トイレなど目で見て確認できるような設備からの水漏れ」は対象外となっているのです。

たとえば豊中市の場合、以下のような条件に当てはまる場合、減免の対象にならないと明記しています。

  • 蛇口の閉め忘れ等のお客さまの不注意によるもの
  • 蛇口、水洗トイレタンク内器具、給湯器等の給水器具の故障や損傷が原因によるもの
  • 漏水を発見することが容易であると上下水道局が判断した場合

出典:豊中市上下水道局https://www.city.toyonaka.osaka.jp/jogesuido/okyakusama_joho/moshikomi/ryokinkanren/genmen.html

とはいえ漏水箇所が壁の中や床下など、配管部分の場合には、減免が受けられる場合もあります。

減免を受けるには、市区町村で認可を受けた「水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)」による漏水修理が完了していることなども条件です。

トイレの水漏れによる水道代の減免制度を利用したい場合は、お住まいの地域の水道局などに一度問い合わせてみてください。

トイレ漏水は早期発見すれば水道代の心配なし

トイレ漏水は早期発見すれば水道代の心配なし

トイレの水漏れは、周囲が水浸しになることなどがあまりないため、意外にも気が付きにくい場合があります。また結露なども発生しやすい箇所のため、漏水なのか結露による水滴なのかも判断がむずかしい場合もあるでしょう。

トイレの水漏れの有無を判断し、漏水を早期発見するためにおすすめなのが、水道メーターのチェックです。すべての水道を使わずにいる状態で水道メーターを確認し、銀色の円盤状の部品が回転していないか観察してみましょう。

くるくると回転しているようであれば、ご自宅内のどこかで水が漏れている可能性が高いです。電子式水道メーターの場合、黒い四角のマークや水滴マークが点滅していれば、漏水のサインとなります。いずれも動きがない場合は、漏水の可能性はありません。

水道修理業者に相談する前に、本当に漏水しているかチェックしたいという場合は、このように水道メーターのサインで漏水の有無を確認しておくと安心です。

なお、水道メーターをみると、一定時間当たりどれくらいの量の水が漏れているかおおよそ知ることが可能です。「1L」「10L」と書かれている軽量窓の針の動きによって、1分間にどれだけの水量が漏れているかわかるにようになっています。

手元の時計で1分間計測し、針先がどこからどこまで進んだかを確認しましょう。

トイレの水漏れは漏水量が目視で判断しにくい場合もあり、なかなかどの程度の漏水か推測するのがむずかしい面もあります。前月の水道検針明細などと照らし合わせれば、どれくらいの水道代分の水が漏れているかも、おおよそ図ることもできるでしょう。

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トイレの漏水修理の費用相場

トイレの漏水修理の費用相場

以下は、水道修理業者にトイレの漏水調査や水漏れ修理を依頼する場合の費用や、諸経費などについてまとめました。

水道修理業者を選ぶ際は、適切な修理作業が行えるかどうかや適正料金で対応してくれるかなど、さまざまな検討基準があります。

修理料金の相場や料金の仕組みを理解しておけば、料金に関するトラブルなども防げるため安心度がグッと高まります。

トイレの漏水修理

こちらはトイレの漏水修理にかかる費用相場です。依頼時に漏水箇所がある程度絞り込めている場合や、明らかな場合には、漏水調査費用などが掛からないことも多いです。

チョロチョロと水漏れが起こるケースで最も多いのは、トイレタンク内の部品の劣化や故障などです。

部品の交換などが必要となる場合は、以下の修理費用に加え、部品代などが別途かかるため注意が必要です。

漏水修理内容 修理費用相場
簡易漏水調査 8,000円~
パッキン交換・調整作業 5,000円~15,000円
止水栓交換 10,000円~25,000円
トイレタンク内部品交換 8,000円〜15,000円
トイレタンクの脱着・部品交換 15,000円〜30,000円
ウォシュレット修理・部品交換 15,000円〜25,000円
洋式便器交換 25,000円~50,000円

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水道修理業者の諸経費相場

水道修理業者に依頼した場合には、修理費用だけでなく各種諸経費がかかるケースも多いです。出張費や基本料金などは、修理費用とは別で計算されることも多いため、見積もり依頼時には確認が必要。

また夜間や早朝などの時間帯に緊急出動してもらった場合には、時間外料金がかかる場合もあります。

いずれも見積もり時に料金の内訳などを明記してもらい、何にいくらの費用がかかるのか確認したうえで、複数の修理業者を比較検討することをおすすめします。

諸経費 料金相場
基本料金 2,000円~4,000円
出張費 無料~4,000円
見積もり費用 無料~3,000円
時間外料金 3,000円~10,000円
作業料金 2,000円〜5,000円
処分費
※部品交換の場合
3,000円〜10,000円

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トイレの漏水修理は「水廻り修理サポートセンター」へ相談

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トイレ漏水の水道代に関するよくある質問

トイレが漏水した時の水道代を安く抑えるためにはどうすべきですか?
トイレの漏水原因次第では、水道代を自身が負担しなくてもよいですか?
トイレの漏水をすぐ対処できれば、水道代は増加しませんか?