トイレつまりは洗剤で解消できる？おすすめの洗剤や効果的なやり方
本記事では、洗剤を使用したトイレつまり解消法を紹介しています。
トイレつまり解消に有効な洗剤の種類や特徴、選び方や使用時の注意点もあわせて紹介しています。
洗剤を使用してもトイレつまりが解消されない場合の解決策もお伝えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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この記事の目次
洗剤を使ってトイレつまりが解消できるケース
トイレのつまりの程度やつまりを引き起こしている原因によっては、洗剤を使った方法で解消できることもあります。
ただしどんなつまりでもOK！というわけではないため、注意が必要です。
つまりの原因は「水に溶けるもの」が前提
トイレ用洗剤を使ってつまりが解消できるのは、「水または洗剤によって溶けるものがつまっている場合」というのが大前提です。
例えば以下のような原因物が、トイレつまりの原因となっているケースが該当します。
- トイレットペーパー
- 排泄物（排便など）
- カップラーメンの残りなど食品類
- 経年によって蓄積された汚れ
- 掃除で使って流した汚水（埃や髪の毛）
- 小便器の尿石汚れ
スマートフォンやおむつ、ティッシュペーパーなどをつまらせてしまっている場合には、効果を発揮できません。
比較的軽度なつまりに有効
またつまりの程度も、下記のように比較的軽度のつまりの場合に有効です。
- ゴボッゴボッと音を立てながら流れていく
- 一瞬水位が上がり時間をかけて水が引いていく
- 水位が下がった状態になることが頻繁にある
完全につまっていていつまで経っても水位に変化が見られないような場合には、十分な効果が得られないこともあります。
トイレつまり解消におすすめの中性洗剤・界面活性剤
〇効き目があるトイレつまりの原因：トイレットペーパー・排泄物
トイレットペーパーや排泄物を溶かし、つまり解消に効果的なトイレ用中性洗剤を紹介します。
食器用洗剤
ジョイやキュキュットのようなどこのご家庭にでもあるような食器用洗剤には、有毒ガスの発生や便器への影響などを気にせず使用できるメリットがあります。
こうした食器用洗剤や中性洗剤は、トイレ用洗剤がない場合の一次対応用洗剤として活用できます。
食器用洗剤に含まれる界面活性剤成分が、排泄物や食品由来の油脂を分解。つまりを緩め、ほぐしてくれる効果が期待できます。
フロッシュのような天然成分配合の食器用洗剤でもOKです。
エムアイオージャパン ロービックK-97JD
バイオ製剤のトップメーカーであるアメリカ・ロービック社の製品です。
バクテリアの有機分解作用により、トイレの排水管につまったトイレットペーパーや排泄物、汚れや油などを分解してくれます。
劇物などを一切使っていないため、配管や便器への負担もなく、人体への影響も一切ありません。
トイレに230ml～240mlほど注いで6～7時間ほど放置すればOK、ラバーカップと組み合わせて使うとより効果的です。
スリーケー 排水管洗浄液 1.8L
スリーケーの配管洗浄液は、バイオの力で汚れやつまりを分解する、配管洗浄剤です。
トイレ専用ではなく、さまざまな配管汚れなどに使えます。
貴重な有機土壌から抽出した微生物と酵素が、汚れをはがして抗菌性を保持。
便器奥に流しいれて4時間ほど放置して使用します。
使用時の刺激臭などもないので、効果的かつ安全に使える製品です。
トイレつまり解消におすすめの酸性洗剤
〇効き目があるトイレつまりの原因：尿石
男性の小便器などが、尿石汚れによりつまってしまった場合に有効な、おすすめの酸性トイレ用洗剤を紹介します。
和協産業 デオライトL
デオライトLは、尿石除去に特化した酸性液状の洗浄剤です。
小便器をつまらせている尿石を溶解して除去、悪臭の原因も合わせて取り除いてくれる優れものです。
「デオライトL」250mlを便器に投入し、15分ほど反応させてからバケツ1杯の水で流して使います。
大日本除虫菊 サンポール
サンポールは尿石汚れ除去に効果的な、酸性のトイレ用洗剤です。
主にお掃除の用途で販売されている商品でトイレつまりに特化しているわけではありませんが、酸の力で尿石や黄ばみ汚れを除去できるパワーのある洗剤です。
トイレつまり解消におすすめのアルカリ性洗剤
〇効き目があるトイレつまりの原因：トイレットペーパー・排泄物・嘔吐物・髪の毛
トイレットペーパーや排泄物、嘔吐物などが原因でつまってしまった場合に有効な、おすすめのアルカリ性トイレ用洗剤を紹介します。
ユニリーバ ドメスト 除菌クリーナー 次亜塩素酸配合
ドメスト除菌クリーナーは、トイレ用洗剤売り上げナンバーワンを誇る、人気のアルカリ性洗剤です。
トロっとした年度の高い液で、汚れやつまりの原因にもしっかりと届きます。
薄めずそのまま便器内へ投入し、時間を置くだけ。
お掃除用として販売されている製品のため、変色や変質を避けるために放置時間は5分を限度としています。
花王 徐菌・洗浄 トイレハイター
トイレハイターは、とろみのある次亜塩素酸塩配合の強アルカリの性質を持つ洗剤です。
こちらも原液のまま、便器奥の排水口に2押し（20ml）かけ入れ、2～3分ほど放置して使うよう、パッケージに記載されています。
掃除用に販売されている洗剤のため、長時間の放置は推奨されていませんが、アルカリ性の洗剤のためトイレットペーパーや排泄物を溶かす力は持っています。
トイレ洗剤を使ったトイレつまり解消方法
トイレ用洗剤を使った、トイレつまり解消方法を手順を追って解説します。
トイレ洗剤を使ったトイレつまり解消の手順
- トイレの便器内からできるだけ水を汲み出しておく
- 洗剤を便器奥に向かって流しいれる（使用料は製品パッケージにて確認）
- パッケージに記載されている時間放置しておく
- バケツに水かぬるま湯（40℃～50℃程度）を用意
- 排水口奥を狙い、高い位置からゆっくりと水を流しいれる
- 1～2時間ほど放置（つまりが強い場合は6時間ほどでも可）
- バケツの水またはぬるま湯を再度流しいれる
- 水位が上がらないことを確認し、「小」で流してみる
- トイレットペーパーを丸めたものを便器内へ入れ、「大」で流す
バケツや水栓で便器内に水を入れる際は、あふれてこないか観察しながら、水量を調節しつつ行ってください。
水位が上がるような場合は、無理に水栓レバーを回さずに、ほかの方法で対処するようにしましょう。
何となく手ごたえがみられる場合は、2～7の作業を何度か繰り返し行うと効果的です。
また日ごろ「何となく流れが悪いな」というときにも使える方法ですので、ぜひお試しください。
洗剤でトイレつまりを取り除く際の注意点
トイレのつまり解消時は、以下のような点に注意して作業をして下さい。
酸性とアルカリ性の洗剤は絶対に混ぜて使わない
洗剤を使用する際は、異なるタイプの物を混ぜて使うことがないよう注意を払います。
とくに酸性やアルカリ性の洗剤を使用する際は、絶対に異なる性質の洗剤を混ぜてはいけません。
洗剤のパッケージにも書かれているように、混ぜることで有毒な塩素ガスが発生する危険性があります。
発生したガスを吸い込んでしまうと、気分が悪くなってしまうだけでなく、肺水腫のような呼吸器障害を引き起こすこともあります。
最悪の場合、死につながる恐れもあるため、絶対に混ぜて使用しないようにしましょう。
洗剤を使う際には換気する
洗剤を使用する際は、十分に換気をして作業を行いましょう。
洗剤の中には強いにおいのするものなどもあります。
換気をせずに使用すると個室内にニオイが充満し、せき込んだり気分が悪くなったりすることもあります。
ひどい場合には頭痛やめまいを引き起こすことも。
できれば換気扇を回すだけでなく、窓や扉を開けて作業をすることをおすすめします。
洗剤投入後の放置時間はパッケージ記載の時間を守る
洗剤を便器に投入した後は、製品パッケージに記載されている放置時間を守るようにしましょう。
長時間放置してしまうことによって、便器や排水管などの変色や変質といった悪影響を与えてしまう可能性があるためです。
トイレのつまりを取り除く際は、ある程度の時間をおいた方が効果が得られる場合もあるでしょう。
しかし各メーカーではその洗剤のパフォーマンスが最大になる時間や、周囲へ影響を与えることがない時間などをテスト・検証したうえで時間を設定しています。
安全かつ正しく使用するためにも、放置時間はパッケージに記載されている時間以内でおさめるようにしましょう。
60℃以上の熱湯は絶対に使わない
トイレつまり解消のために洗剤を使用する際、あわせてお湯を使うケースも多いです。
この場合、使用するお湯の温度は45℃～60℃以下のものを使用するようにしましょう。
60℃を超える熱湯を便器にそそぐと、便器の割れや変形、排水管の歪みなどを招く場合があります。
45℃から50度程度のぬるま湯でも必要十分な効果が得られますので、トイレの故障を防ぐためにもお湯の温度には注意して使用しましょう。
洗剤でトイレつまりが解消する仕組み
ここでは、洗剤を使うとなぜトイレのつまりが解消されるのか、簡単にその仕組みについて解説します。
洗剤（界面活性剤）による潤滑効果
洗剤にには潤滑剤が含まれており、配管内での摩擦を減らす役割をしてくれます。
使用すると潤滑効果によって対処が緩和され、物質がよりスムーズにパイプを通りやすくなるのです。
潤滑効果を高めるには、ジェル状の洗剤など滑りがよくなるような商品を選ぶのがおすすめです。
アルカリ・酸性洗剤による分解・溶解効果
もうひとつは洗剤自体が持つ、汚れの分解や溶解効果によるものです。
トイレをつまらせている原因物を溶かすことで、つまりを緩めて問題を解消させることができます。
たとえば酸性度の高い洗剤は、尿石汚れなどを分解して落とすのが得意です。
またアルカリ性洗剤には排泄物やトイレットペーパーなどを溶かす効果があります。
ぬるま湯などと組み合わせて使うと、より効果的です。
トイレつまりが洗剤で直らないときは水道修理業者へ
洗剤を使ったトイレつまり解消法は、誰でも手軽に試せる方法です。
排泄物やトイレットペーパーが原因で起こる、軽度のトイレつまりでは、一定の効果は期待できるでしょう。
しかし完全につまっている場合や、異物がつまっている場合、つまりの程度が強い場合には、洗剤では思うように問題を解決できない場合もあります。
洗剤を試してみてもトイレつまりが解消できない場合は、水道修理業者に相談するのがおすすめです。
短時間でトイレつまりが解消できる
自力で取れつまりを解消しようとすると、問題解決まで時間がかかってしまうことが多いです。
これはつまりの原因がわからず、そのつまりに対して適切な対処法が取れていないのが理由です。
その点、トイレつまり解消のプロである水道修理業者であれば、短時間でトイレつまりの問題を解決できます。
積み重ねた経験と熟練の技術により、つまりの原因を的確に把握し、原因に応じて適切な方法で対処できるからです。
何時間粘っても解決できなかったトイレつまりが、ものの30分足らずで解消してしまうことも珍しくはありません。
強力な洗剤・薬剤で的確に対処できる
水道修理業者ではさまざまな洗剤や薬剤を使用して、多くのトイレつまりを解決しています。
プロが使用する洗剤や薬剤の中には市販品よりも強力な洗剤や、素人では入手するのがむずかしい薬剤などもあります。
市販品と比べてより高い効果が期待できるため、頑固な汚れなどが原因のトイレつまりも一撃で解決が可能。
それぞれどのようなつまりにどんな薬剤が有効なのかも把握しているため、的確に対処できるのです。
洗剤で対処できないトイレつまりにも対応できる
トイレつまりの原因の中には、固形物によるつまりや配管奥のつまりなど、洗剤では解決できないようなものもあります。
水道修理業者では、このような洗剤では解決が難しいトイレつまりも的確に直してくれます。
トイレつまりの原因やつまりの程度にあわせて、必要な器具などを使い手早く問題を解決してくれるのです。
自力ではできないレベルのトイレつまりも、しっかりと対応してくれるので安心して任せられるのです。
トイレつまり修理の料金相場
水道修理業者にトイレつまり解消作業を依頼した場合の、料金相場を紹介します。
少しわかりにくい、水道修理業者の料金の仕組みについても解説しますので参考にしてください。
水道修理業者の諸経費相場
水道修理業者の多くでは、以下のような料金体系や仕組みをとっていることが多いです。
基本料金や出張費などをベースとし、つまりの程度や修理内容に応じた修理費用が発生するのが一般的。
またこれらの費用に加えて、時間外料金や材料費、部品の交換があった場合には処分費（廃棄費）などが別途加算となることもあります。
それぞれの諸経費の料金相場は、おおよそ以下のとおりです。
| 諸経費 | 料金相場 |
|---|---|
| 基本料金 | 2,000円～4,000円 |
| 出張費 | 無料～4,000円 |
| 見積もり費用 | 無料～3,000円 |
| 時間外料金 | 3,000円～10,000円 |
| 作業料金 | 2,000円〜5,000円 |
| 処分費 ※部品交換の場合 |
3,000円〜10,000円 |
トイレつまり修理の作業料金相場
以下は、トイレつまり修理を依頼した場合の「作業料金（修理内容にかかる費用）」です。
水道修理業者では、トイレつまり作業に使用する器具や作業にかかる時間などに応じて、大まかに料金設定を行っているケースが多いです。
水道修理業者では、一次対応としてローポンプなど専用器具を使ったトイレつまり解消作業を行うことが多いです。
トイレつまりの原因や対処法によってかかる費用は異なりますので、複数の業者に見積もり依頼をして比較検討することをおすすめします。
| 修理内容 | 料金相場 |
|---|---|
| 簡易作業 | 6,000円 |
| 専用器具を使ったつまり取り作業 | 10,000円 |
| つまり修理に伴う便器の取り外し作業 | 30,000円 |
| 汚水桝（排水桝）や排水管の清掃 | 20,000円～40,000円 |
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トイレつまり修理を依頼する際の業者選びのポイント
水道修理業者にトイレつまり修理を依頼する際は、慎重に業者選びをすることが大切です。
水道修理業者選びで失敗しないための、業者選びのポイントについて解説します。
水道局指定工事店であること
トイレつまりをはじめ、水回りの修理を依頼する際は、その業者が「水道局指定工事店」の認可を受けているか確認することが大切です。
水道局指定工事店とは、各地方自治体の水道局（水道事業者）によって「給水・排水装置工事を適切が行える事業者」として認めた水道修理業者や施工業者のことです。
認可を受けるためには有資格者の在籍や技術力の保持、必要な機材がそろっているかなどさまざまな条件が伴います。
一定水準以上の技術力が保証されるため、非指定工事店に依頼するよりも安全かつ安心して任せられるのです。
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口コミでの評判が良いこと
検討中の水道修理業者がある場合は、必ず第三者による口コミをチェックすることをおすすめします。
星の数が多いか少ないかだけで判断せず、実際にどのような点がよかったのか、または悪かったのかなど詳細に確認することが大切です。
選ぶ際は口コミでの評判が良く、信頼できると感じられた業者を選ぶようにしましょう。
相見積もりでサービスを比較するのがおすすめ
水道修理業者を選ぶ際は、複数の業者に対して見積もり依頼を立てることが大切です。
各社相見積もりを行い、提供されるサービス内容や作業内容、それぞれの費用内訳などを比較することをおすすめします。
修理費用が安く見えても、基本料金と合わせるとそれなりの金額となることも珍しくありません。
相見積もりを活用することで、料金の不透明さをなくし、適切に比較検討できます。
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洗剤を使用したトイレつまり解消法に関するよくある質問
- 食器用洗剤を使ってつまりを溶かすことはできますか？
- 「塩素系」のトイレ用洗剤は、何性ですか？
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